太田モアレのレビュー一覧
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購入済み
寄生獣ファン
寄生獣のファンなら楽しめると思います。
原作の裏話風なストーリーです。
原作を読んでる人なら「おおっ!」と思うシーンもチラホラあります。
絵柄を本家にかなり寄せているのも好印象ですね。
原作のキャラも出てきますがかなり似てます。 -
Posted by ブクログ
主人公のタツキは『寄生獣』で出てきたパラサイトを見分けることができる連続殺人犯のように、パラサイトが勘でわかるのだ。『寄生獣』の連続殺人犯は人の命を奪い続けてきたがために、人とそうでないものの見分けがつくようになったといった説明がなされていたと思うが、タツキについては能力の由来は語られない。
彼の「敵」はコウヘイという名で、左手に規制したパラサイトはヒダリーではなく、「スレドニ・ヴァシュタール様」と呼ばれている。これはサキの短編が出典のようだ。「ヴァシュタール様」は覚醒剤付けになったパラサイトだが、覚醒剤がパラサイトにどのような作用をもたらすのかは不明。
タツキの敵はコウヘイだから、パラ -
Posted by ブクログ
マンガというのは絵と文字で物語を語る媒体である。文字で語れるのになぜ絵を入れるのかということになれば、圧倒的な絵の力を示さねばなるまい。
『寄生獣』のパラサイトは絵で見せることに圧倒的な利点がある。それはそれとして、『リバーシ』では語りを入れず、表情や動作で感情を語ろうとしているようだ。
主人公タツキのいう「おぞましい悪」はタツキの同級生を手にかける。彼はタツキを煽っているのだろうか。タツキはパラサイトの存在を知りつつも、人間には天敵がいてもいいだろうという立場を取る。だが、彼の友人を殺した「あいつ」は許せないという。
『寄生獣』で描かれた広川や田宮によるパラサイト共同体の形成、田宮に -
Posted by ブクログ
ネタバレ稀代の傑作『寄生獣』の連載終了からおよそ四半世紀、映画化もされ、プロによる二次制作の長編が登場してもおかしくない。この作品は『寄生獣』を前提にしているので、まあ読んでないとわけがわからない。ここでは『寄生獣』のネタバレは避けない。
リバーシというのは、おそらくオセロ・ゲームと同様のヨーロッパ起源のボードゲームのことであろう。白黒の駒を裏返す。これは『寄生獣』のスピンオフとはいえないか、サイドストリーといういい方はできるかも知れない。新一とミギーの物語の裏側で、『寄生獣』には登場しなかった人物を主人公として語られる物語。つまり、広川市長をリーダーとして、パラサイトたちが支配しようとする町(こ -
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Posted by ブクログ
ネタバレホントぞくぞくする
そうか夏央が才能だけで、ゆずこは純粋に好きなだけなのか
ここ数巻はゆずこの本性が少しずつ語られて、ワクワクしてたんやけど、今巻で改めて夏央と比較することで、それが一層際立って、読んでる方の心を抉るパワーが半端ない
ちらっとしか出てこないのに強烈なインパクトを残す夏央の歪みっぷりがやっぱりいいね
でもって本当に天晴なのはそれを「女の子だもんね」の一言で片付けてしまった所
ヤラレタわ、KOやわ
次巻でラストとのことやけど、純粋にいい盛り上がりやと思う
終わることの残念さよりも楽しみが上回ってるというのが正直な所だ -
Posted by ブクログ
いや~、待ったなぁ、新刊が出るのを
どれくらい待ち望んでいたかって、『BLACK LAGOON』くらいに待っていた(笑)
相変わらず、レギュラーの女子らは、性格が歪んでいる
ホント、女子格闘系漫画のトップだろ、この『鉄風』
戦わなくても美しさが内面から滲み出ている少女が、月並みな「勝ちたい」、「勝たなきゃならない」理由を削ぎ落として、狂気混じりの意地、ただただ、「負けたくない」、それだけを剥き出しにして拳を相手に叩き込む事で、より美しく見える
強くなればなるほど、勝ちを得れば得るほど、心は渇き、夏央を苦しめる
しかし、彼女は弱いがゆえに、その苦しみと真っ向から向き合わず、責を他人に押し付ける