高濱正伸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
塾講師の経験をもとに書かれた言葉は、具体的でわかりやすいものだった。きっと意識されて書かれたのだと思うけど、「どうすればいい子に育つか」と、筆者が常に考えていたからこそ、具体的な言葉で表現できたと思う。しかも「筆者だけができる内容か」というと、そうでなく誰でもどの家庭でもできる実践なのが非常によかった。
その例を少し書く。
「小さい頃に自然に触れた経験が豊富な人の方が、意志力や意欲力が高い」
「このあいだ、いったでしょう?」「何度いったらわかるの?」「なんで、こんな簡単なことがわからないの?」このことばが、子どものやる気をくじく。
「他者を思いやる経験は、お手伝いでできる。お手伝いが終わったら目いっぱい誉めてあげる。子どもはお母さんが喜んでくれることが、何よりもうれしい」
「他者性を意識しながら、空間認識力を高める親子遊び。「道順遊び」」
「結果よりも、プロセス。プロセスを楽しむことが何より大切」
「やり抜く力は、体験の量によって強化される後天的な力」
「親自身が何かに熱中している姿を子どもに見せる。お父さんは、遊びを通して、身体を張って子どもに見せてほしい。」
「一つひとつの誇れる体験が学力向上や人間の成長には、大きなバネになる。」
「日記を書くこと」
「10歳くらいまでなら、音読することに抵抗がない。3ページ半をつかえないように読み合いする親子ゲームもできる」
「やり抜く力は、そうした”小さな達成感”を日常生活のなかで積み上げていくことによって、どんどん力強さを増していく」 -
Posted by ブクログ
息子は自分とは全く異なる考え方、感じ方の持ち主だ、ということをまずは受け止めないとなー。
実践したいなと思ったことは、
アニメを見たあとや本を読んだあとに「どんなお話だった?」を「〇〇が〇〇で〇〇したお話」という一文で答えられるようにすることで、要約力を鍛えること。
もうひとつは、親自身が多彩な表現を使うこと。空を見て「雲が浮かんでるね。一人ぼっちで寂しくないのかな?」という感性を全く持っていない私…自分もトレーニングしよう。
そして、もう少し字になれたら、一行日記もやってみたい。
作文のときは、五感を呼び起こす問いかけなどもよい。(そのとき何が聞こえた?何が見えてた?どんな匂いがした?など)
国語力はドリルで鍛えるものではないんだろうな、きっと。
-
Posted by ブクログ
昨今話題の体験が〇〇に繋がる、みたいな話はすんなり首肯とはいかないのですが、、、
納得できることがたくさん書かれてました。
あいまいな表現を使っていると思考が緩む、子供の頃の原体験には、イメージのみが残るものがあるが、後々言葉や抽象的概念を知ることで、原体験と繋がり、成長して行く、など、すごく納得できました。
自分を振り返ると原体験ってすごく些細なことが多くて、学校帰りに見た風景とか、感じたことなど、いわゆる「体験」をさせると肩肘張らなくても誰でも経験するようなことが多かったと思います。子供は勝手にいろんなことから吸収して行くのではないでしょうか。
子供の頃の自然体験とか、そういう原体験をさせることを頑張るより、大人になってから、言葉を知る、抽象的概念を知ることができないと、自分の原体験の持つイメージと繋がらないので、大きくなってからが大切なのではないかなと思いました。
複数の子を育てた経験からすると、体験からどのくらいのことを体得するかは本当に人それぞれで、親が何とかできることなんてほとんどないのではないかなと思っています。珍しいところに旅行に連れて行ってあげても、さほど何とも思わない子もいれば、すごく衝撃を受ける子もいる。
親が手伝えるのは、継続する力、やり抜く力をつけることくらいかな。それが本当に大変です。 -
Posted by ブクログ
【感想】
本のタイトルは「伸び続ける子が育つ~」だが、始まりの文章で作者が「メシが食える大人に育てる」が作者が運営している学習塾の方針というのが書いており、読み始めて興味がわいた。
勉強できて、良い大学、優良企業に入ることがゴールではなく、入ってから活躍出来る存在に育てる、というのは時代関係なく必要なことだと思っている。
本の流れが見開きごとにテーマが変わるのでとても読みやすい。目次を見て、自分が興味あるページや、読み直したい時も、さかのぼりやすいと思った。
オタマジャクシ時代→幼少期~小3くらいまで
カエル時代→思春期
で、子育てへの方針が変わるタイミングである、という事も書いてあり、タメになった。
出版された時期が2012年のため、少し時代的に古い項目や文言は少し散見される印象だった(外遊びが何よりも大事、ゲームなんて無駄、というようなニュアンスが書かれていたりする)
AIも身近に導入されている今の時代に外遊びや人との関わり合いで精神的に成長を促す、という言葉は少し違和感があった。ゲームだからと拒絶するのではなく、色んな事に興味を持ち、実際に触れてみてやってみることがより重要な時代になると思っている。
しかし、冒頭にも書いてある通り、「メシが食える大人に育てる」というポイントにおいて、共感できることも多く書いてあった。
【共感ポイント】
・「わかった!」という経験をたくさんさせてあげる
自分の力で解いて、解答に導くという経験はとても重要だと改めて思った。しっかりと考え抜く力を幼少期に身につけさせたいと思う。
・得意なもの・ことを褒める
電車が好きで鉄道に詳しい、天体に詳しいなど、人それぞれに興味があり、そこから知識が広がっていく。
幼少期に自分が好きなものが自慢できるレベルになると。自信につながる。
【学んだポイント】
・「見える力を身につける」
空間把握能力や図形問題への解く力などはこの見える力に精通するという部分。自分自身のこの能力が欠けているので、作者の書くオタマジャクシ時代重要性を改めて認識した。
・子どものやる気スイッチの入れ方
親の悩みとして勉強をしない我が子、というのは多いと思う。
では、どうやってやる気を出させるのか、それが母親の存在が大きいということ。我が子を受け止めて、褒めてあげる。子どもは母親に褒められることが何よりの喜びとモチベーションにつながる。
他にも多くの学べること、共感できることが多く書いている。
時代的に合わない部分もある、ということで星4にしたが、子育てという点で学べることは多いので繰り返し読むようにしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおそらく息子が10歳を過ぎてから購入したような気がするが・・・
本屋で見て面白そうだったので購入。
1000語も慣用句や言い回しが載っているのでボキャブラリーが増える。
そしてマンガがわかりやすい。
マンガといってもほとんどが一コマなんだけど、それでもビジュアルに訴える実例が載っているのは大きい。絵のタッチがバラバラではあるけれど、愛嬌のあるキャラクター中心なので親子で楽しみながら読めると思う。
こういう言い回しは家族の会話の中で培っていくのが一番だとは思うけれど・・・それができない家庭の強い味方だなと思った。
外出するときなどにこの本を1冊持っていくと、移動時間やごはんを食べるときの待ち時間などに暇つぶしになりつつ勉強もできるのでかなり助かった。(1000語もあるので1冊で十分だった。)