高濱正伸のレビュー一覧
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タイトルはやや刺激的ですが、内容としては父と子の良好な関係の構築と自発的な子どもの育成には一緒に遊ぶことであること、及びその遊び方や事例紹介が中心となっています。
考え方自体は私自身も感じていたことが多いので新しい知見が得られたというわけではないですが、自分と同じような考え方で実際に教育をしている人がいるというのは少し安心しましたし、事例は具体的でイメージがつきやすかったです。
しいていえば、対男の子との付き合い方の印象が強く(女の子との付き合い方も別途ページを割いてはいますが)、娘を持つ身としてはやや物足りなかった気がします。(対男の子に比べて、父親の影響力は小さいもいうことなのかもしれませ -
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子育て本でありながら読んでいる自分自身の身につまされることの多い本でした。
わが子を「メシが食える大人」に育てる前にむしろ自分が「メシが食える大人」に
なれているのか問いかけながら読んでいました。
私も子育てをしている者としては子どもを「学校の成績が良い人」
になるように育てるより「世の中の役に立つ人」になるように育てようという
方針で子育てをしているので色々と参考になることがありました。
自分の中で考えていたことを体系立てて解説してくれたような
そんな感じを受ける本でした。
それにしても途中に付いている問題が解き応え満点でした。
特に算数オリンピックに出題された問題などは1時間近く悩んで -
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ネタバレこの本で受け取った、重要なメッセージは、「男の子は、母親にとって、全く別の生き物である」という理解と「長期的な視点で、育てていく」ということの、2点です。
全体的には、わかりやすく平易な文章で、さらさら読めるのですが、その内容は子供の側に立った解説書...とでもいった感じで、とても良い内容です。
男の子の母親が疑問に感じている、子供の視点や考え方、育っていく過程、具体的な対応策など、たくさんの情報がちりばめられていて、気づきが促されました。
わが家の息子だけが特別なんじゃない、という安心感と、「男の子は母親が大好き」という言葉に、親としてしっかり応えて、丁寧に向き合い受け止め、育んでいこ -
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・私は子供と遊んでいない。お出掛けは好きで、よく弁当を持って公園に行くが、その公園に連れていくだけで一緒には遊んでいないことに気付く。
・お母ちゃんの笑顔が第一、そのために父も努力すること。
・絵本の空想読み聞かせ。父は母と同じ様にただ絵本を読むのではなく、創作話をしてあげると良い。
等、多くのことに気付かされた。また定期的に読みできているか確認したい。
花マル学習会の会長である著者の育児応援本。分かりやすい。
・「母親像がいい人が、勉強でもスポーツでも頑張れている」お母さんが精神的に安定することが重要
・女性の話を聞くときは、繰り返す・言い替える
・共感する
・キャンプなどに行く場合は -
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ネタバレメシを食っていける大人の5つの基礎力まとめ
1)ことばの力・・・人が言っていることのポイントをつかむ力、自分の言いたいことを表現する力
2)自分で考える力・・・判断力。自分の知識や技能を活用する力。筋道立てて考える力
3)想いうかべる力・・・想像力と感性。
4)試そうとする力・・・試行錯誤しながら考える姿勢
5)やり抜く力・・・やり始めたことに集中して取り組む力。コツコツ続ける力。
基本、上記の5つの力に関して詳しく解説してくれていますが、むしろ序章に当たる部分のほうが重要なことが書かれているような気がします。
身につけるべき3つの自立の話や人間力を鍛える必要性について書かれています。
う -
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ネタバレ『わが子を「メシが食える大人」に育てる』著者が大人たちに贈る、先の読めない時代を生き抜く方法論。
自分の居場所を作る力、哲学する力、笑顔の力、新人に戻る力⋯
先の見えない時代を生き抜くために、身につけるべき10個の力を紹介!時代の混沌を生き抜く3ステップ、10の力が身につきます!
Step1 「仕事をして納税する」ための三つの力
①イヤなことに向き合う力
②自分の居場所を作る力
③臆病である力
Step2 「やりたい仕事・好きな仕事をする」ための三つの力
④工夫して楽しむ力
⑤哲学する力
⑥考える力
Step3「人に求められる」ための四つの力
⑦笑顔の力
⑧新人に戻る力
⑨実践する力
⑩関わる -
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塾講師の経験をもとに書かれた言葉は、具体的でわかりやすいものだった。きっと意識されて書かれたのだと思うけど、「どうすればいい子に育つか」と、筆者が常に考えていたからこそ、具体的な言葉で表現できたと思う。しかも「筆者だけができる内容か」というと、そうでなく誰でもどの家庭でもできる実践なのが非常によかった。
その例を少し書く。
「小さい頃に自然に触れた経験が豊富な人の方が、意志力や意欲力が高い」
「このあいだ、いったでしょう?」「何度いったらわかるの?」「なんで、こんな簡単なことがわからないの?」このことばが、子どものやる気をくじく。
「他者を思いやる経験は、お手伝いでできる。お手伝いが終わったら