高濱正伸のレビュー一覧
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「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にした学習塾「花まる学習会」を主宰する著者の父親に向けた子育て論。
父親が子育てをするうえで、まず取り組むべきことであり、たったひとつのすべきことは、母親(妻)との関係を良くすること。
子どもは、いつでも家庭の中の両親の関係を見ているもの。妻のご機嫌をとるということではなく、子どもの幸せのために、妻の笑顔を引き出すために妻を中心に支えて、父親としてよきサポーターになることが大切。
つまり、世に言う「イクメン」のように、子育てに全面協力というのは、できる人、やりたい人がやればいいことで、家庭での父親の第一義的な仕事はあくまで「妻を笑顔にすること」。母親が安心して育児に取り組めるように支えてあげるということ。
また、母親は子どもを守りたい一心から「除菌主義」になってしまう。危ないから、そんなことをしてはいけない、お母さんが先生に言ってあげる等、「毒」や「害」から過剰に守ろうと必死になったなしまう。特に男の子にとって、少しくらい危険な目にあっても自分でなんとかすることで、男として成長する過程をつくってあげられるのは父親の役目で、「お父さんは心配じゃないの?」と言われても、「それは違うよ、男ってそんなものだから。」と母親がいないと何もできない、自立できない子どもから、引きずり出してあげないといけない。
勉強を教えるうえでも父親のほうが向いていることが多い。それは、間違いを発見して、なぜ間違えたのか論理的思考で解決策を見つけることが、社会でやってきた仕事と似ているから。将棋や囲碁等のボードゲームやトランプで、子どもの論理的思考や戦略を練る思考を育てることも父親のほうが向いている。
読んでいるうちに、子どものころの自分や、父親となった今の自分と重ね合わせていた。子どものころは、父親が家にいる時間はほとんどなかったように思うけど、夫婦喧嘩は見たことないし、母親が父親の悪口や愚痴を言っているのも聞いたことがない。子どもの自分から見えるのは、笑顔の母親とそれをサポートして任せる父親の姿だったことを思い出した。今はと言えば、サポートとは縁遠いほど、主軸としてかなり子育てに絡みまくっている。もっと子育てをお母さん主体にして、妻の笑顔を増やすということを一番の目的として、子育てをサポートできれば、これまでよりさらに良い夫婦関係、効果的な子育てができるのかもしれないと思えた。「子育て」に正解はないし、家庭によって様々な関係もあるだろうけど、お母さんの笑顔が子どもにとって安心につながるという点は、揺るがない事実だろう。 -
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<目次>
第1章 学校と先生が危機に瀕している
第2章 親を味方にする
第3章 哲学することの大切さ
第4章 メシが食える大人とは
第5章 学校と塾の未来像
第6章 三人の出会いの物語
<内容>
小学校を中心に、「作文」「読書」「野外活動」を主眼に置いた「花まる学習会」を主宰。佐賀県の武雄市で官民一体校(小学校)を始める(2015年4月)著者の考えと官民一体校の狙い、などを書いた本。塾の指導法を公立学校に導入するという、センセーショナルな活動をしている。政府が言うところの「コミュニティ・スクール」の先駆けだ。学校をよりよくするために塾のノウハウを入れたっていいじゃないかという、著者の言いたいことはよくわかるし、現在の学校の閉塞状況を考えると、これくらいセンセーショナルでもいいのではないかと思えてくる(ぐらい、現場はヤバい)。ただ、政府の片棒を担いでしまうと、やつらの考えている、「政治で教育をコントロールする」ことになってしまうので、諸手を挙げて賛成はできない。また、タイトルはちょっと違うかな。と思う。確かに本の中には、「メシが食える」教育実践の一端は載っているが…。 -
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大人になった時にメシが食えるように育てる。って考え方に非常に共感。そのためには、幼少期に5つの力を身に付けさせることが必用と説く。自分の子供を育てるって観点だけでなく、大人になった自分自身がこの5つの力があるだろうか?と自己点検するのにもいいかな。
以下、参考になった点、引用、自己解釈含む。
・幼少期は大人に守られており、子供は自然と万能感≒王様感を感じる。が、年を取るにつれ、自分に都合の良いことだけでは済まなくなる。自分は王様だと勘違いさせ過ぎてしまうのは危険。世の中には理不尽なことも多いということを、小さいころから教える視点も持ち合わせるべき。ニートが増えている根柢には、過保護に甘やかされて育てられたことが大きい。
・冷めた子が増えているのは、親が冷めているからではないか。親が何でも良いので、一生懸命にやる姿を見せていれば、子供は自然と熱中する姿勢を持つ。子どもに「一生懸命にやれ!」という前に、自分自身が一生懸命に生きているのか、自問自答する必要がある。
・飯が食える大人になるための5つの力
①言葉の力。人が言っている言葉のポイントをしっかりと把握でき、また自分が伝えたいことをしっかりと伝わるように伝えられる力。
②自分で考える力。勉強でも日常生活でも他に答えを求めるのではなく、自分で考える力。
③思い浮かべる力。具体的な物事や事象だけでなく、相手の心など目に見ないものもイメージできる力。
④試そうとする力。興味関心のあることにチャレンジしたり、与えられた課題に色々な方法を試そうとする意欲。
⑤やり抜く力。一度始めたことを多少の困難があっても最後までやり通す力。
・逆インタビュートレーニング。親が子どもに、今日は学校でどんなことがあった?と聞くことはよくあるが、この逆を子どもにやってもらう。今日お母さんはどんなことがあった?どんなことを感じた?と聞いてもらう。楽しんでやるのがコツ。インタビューを通して、人の行動や感情に意識が自然と向くトレーニングとなる。
・目的地までの道順を説明するゲーム。
・いつもふざけて笑いを取ろうとする子は、人を笑わせるための様々なチャレンジ=試す力をいかんなく発揮している状態。人を中傷するような内容で無ければ、叱らずに、受け止めてやるのが良い。 -
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ネタバレ子供が勉強を好きなまま育ち、あと伸びするにはどうする?という本。「勉強を好きなまま」というのが大事。
まず、親の意識を変えること。
子供にはオタマジャクシの幼児期、カエルへ変化する思春期が存在する。
生き物として変化するので、体はもちろん笑のツボまで変化する。ということを頭に置いて子供の相手をするとちょっと気が楽になる?
子育ての目標は「能力」「意欲」「感性」。
*能力「聴く力」「特技」「知力」「体力」
*意欲向上には「成功体験」を積み重ねる
*人を思いやる感性、危険を察知する感性。ユーモアのセンスも磨く。
「アナ雪」を観て、両親が育て方を間違えちゃったんだよな、とぼんやり思っていたので、特技を伸ばすことは本当に大切。ダメ出しばかりしないようにしなくちゃ。
・やりつくす体験をさせる
・数字、図形は遊びながら、日常で身につける
・聞く力と読む力は直結/話す力と書く力は直結
(うちのチビは説明は上手いけど書かないぞー)
全体的にどこかで聞いたなということが多いのと、内容がバラバラしていて、自分の中で咀嚼するのに時間がかかった。
読み終わって印象に残っているのは「夫を犬だと思えばいい」だけという不思議。
読むことで考える機会ができたからいいかな。 -
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★★★☆☆
ハッピーでいることが大切
【内容】
伸びる子と伸び悩む子の「母親」はどこが違うのか。学ぶ土台づくりからしつけ、聞き方・話し方、母親の幸せな環境づくりまで、80の習慣を教える。
【感想】
子供は親を見て育つんだと感じる。
似たような本を読んだ記憶があるので同じ人だったかも。既読感がすごかった。けっこう古風な感じです。
【引用】
・叱られた人間の脳はやる気をなくしてしまう。
・感情的になっちゃったら、頭の上で、自分をモニターしている自分を作ってしまう。
・親がハッピーな気持ちでいることがが大切
・宿題ができたら褒める、出来なかったら何も言わない。
・子供は自分が出来ないことを人と比較されると、やる気を無くしてしまう。
・親子の会話は単語ではなく、文章で。
・定義と事例を入れて話そう。(○○は××です。例えば~) -
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★★★☆☆
小学生低学年のお子様がいる親向け
【内容】
10歳までに育むべき5つの力が、社会人としてメシが食える力にどう結びついているのか、どう育めばいいのかを丁寧に解説。
【感想】
小学生低学年のお子様がいる親向けです。
僕にはちょっと早すぎました。
大切なのは、「体験」ってことです。何事も体験させるとこが大切で、それを楽しむ!
【引用】
・大人の頭には「一度行ったことは理解できる」「簡単なことは理解できる」といった"大人の方程式"があって、それを子供に当てはめようとしているのです。しかし、子供にはそんな方程式はありません。
・5つの基礎力→10歳までが勝負
1.言葉の力
2.自分で考える力
3.想い浮かべる力
4.試そうとする力
5.やりぬく力
・人はイメージで考える動物
・やる気になってやったことは必ず伸びる
・楽しいからやってみる価値がある。結果よりプロセス。プロセスを楽しむことが何より大切。
・本当に納得するまで食い下がり、自分で解くことにこだわるしつこさは、多少の頭の良さなどははるかに凌駕する。
・お手伝いでも生活習慣でも「できたこと」はどんどん褒めて、言葉を投げかけてあげてください。やりぬく力はそうした"小さな達成感"を積み上げることで強くなります。