2021年6月刊。アインクラッド第7層にて、カジノを運営する二つの家の争いに巻き込まれたキリトたちは……。のっけから、アスナさん(とキズメル)のサービスシーンですよ! 一層ごとに、アスナさんのお風呂シーンがあるのは、もはやお約束(苦笑)! 上層へ行っても、このお約束だけは堅守して頂きたい。
さてモンスター闘技場の不正を暴くクエストを受けたキリト一行。だが、キリトさんは独断専行した挙げ句、対立勢力側に虐待されている闘技場のモンスターを見かね、助けてしまう。そのせいで、当初の計画は全てご破算のピンチに……。モンスターとはいえ、虐げられし存在を見過ごすのはキリトさんらしくないし、まぁ妥当な展開か。
この後も「瀕死の重傷を負うニルーニル様」「モンスター闘技場のイカサマ(よくもまぁ、筆者はこんなイカサマの方法を考えるものだと感心)を見破るキリトさん」「デレる(?)武装メイド・キオ」と盛りだくさんの内容にお腹いっぱい。
本巻の残りページ数を見て、「これじゃあ、フロアボスのドラゴンとのバトルを描く紙数がないんじゃ……」と不安に思ったが、キリトさんが機転をきかせ、(使用条件が厳しい)伝説の剣でドラゴンにとどめを刺す怒濤の展開に驚く! ただし、その代償で吸血鬼になってしまうキリトさん……に、これまた驚かされる。
人間に戻るまでは夜しか活動できないし、アスナとのコンビ解消の危機か?(「自分も吸血鬼になりたい」とニル様に願うアスナがいじらしい)。まぁダンジョンにでも潜れば、昼夜は関係ないだろうが、吸血鬼化により、キリトさんの行動にかなり制限がかかるのは事実。人間に戻る方法も現時点では不明だし……。正編との整合性から、キリトさんが人間に戻れるのは確実だが、問題はそれがいつになるか? 次の第8層で戻れれば良し、もし今後、数層を踏破する間、吸血鬼のままとなると、かなり筆者の力量が問われることになるのではないか?
ただでさえ本シリーズの刊行はスローペースなのに、更に遅くなりはしないか? 「ホントに次巻以降、どうするんだ、これ?」という不安と期待に打ち震えつつ、今の刊行ペースだと、おそらく数年後に出るであろう(苦笑)次巻に期待