abecのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今ものすごい勢いで売れている元オンライン小説、ソードアートオンライン。
その担当となった角川メディアワークの編集者のビジネス書。
電撃文庫のコンセプトがそのまま本のタイトルになっている。
そのコンセプトが著者の「面白いもの、楽しいもの(作品)を知ってもらいたい!読んでもらいたい!」という情熱と愛にマッチして、非常にアツい作品作りの土台になっている。
編集者の仕事の一つ、作家とのやり取りがそのまま記載されている。
小説創作に大事なポイント以外にも、タイトルの決め方、作家の人となりや話題の作品の裏話が沢山読めるので、「とある魔術の禁書目録」「ソードアートオンライン」「灼眼のシャナ」「魔法科高校の劣等生」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」など、電撃文庫の有名な作品が好きなら読みごたえがある。
著者はとにかく明るく楽しい雰囲気を大事にしていて、とても参考になる。(昔いじめの経験があると暴露しているが、陰鬱な感じが全然しない)
特に作家毎の打ち合わせ内容がそれぞれ個性的で面白かった(思春期男子みたいな会話も含めてw)のと、イラストレーターの選び方は凄く興味深かった。拘ってる…!
●面白かったポイント
・本人のこだわり
→作品作りのポイントはあくまで「加点方式」
「自分の趣味で、独善的に面白いと思った作品は売れない」
「苦労と成果は比例しない。結果がでなくても、この作品の面白さを理解してくれないなどという言い訳を自分の安心の為に使わない(生産性ゼロだから)」
・小説を作るために必要なこと
→目的意識を持つこと
小説を書くという行為は「自分の本能に従った「性癖や志向」を暴露してでも伝えたい何か」を文字で具現化するということ。本当は自分はこういうものが好きだけど、世間的にNGだから、もう少しそれっぽいものにしようだとか、今これが流行ってるから、売れそうだからという思考で作った作品は途中で迷走したり、中途半端な、ものになる傾向がある。
→誰に読んでもらいたいかターゲットを明確にする。
全方向にウケる話はない。具体的に特定の誰か(過去の自分でもOK)を満足させる作品にするという想定読者を意識するとブレない。
・読者の求めているポイントを押さえる
(安全地帯から冒険を楽しむ疑似体験ができるストーリーや事件がある)
・魅力的なキャラがいて、かつ親しみやすい
→主人公はカッコ良く、かつカッコよすぎないのが大事。ずーっとスーパーヒーローのままだと、どんどん読者の共感が減っていく(こんな人間いないよね思考になりやすい)
・演出の重要性
→売れる作品は店頭に並ぶ前からほぼ決まっている
→小説とアニメの補完性、相性のよさが発行部数を4倍に
スマホゲームをするようになってから本を読む機会が確かに減った。でもやっぱり(面白い作品)を読むと、充足感が凄くある。
最近は、無料で気軽に読めるネット小説やマンガもあり、趣味の時間の奪い合いとなっているメディアワークコンテンツであるライトノベル小説。
でも小説の作品作りの舞台裏を読んだらもう、ライトノベルだから…という偏見はもう口にできないわ。 -
Posted by ブクログ
やっぱり新しい冒険が始まるっていうのは、わくわくするなあ。
かつてwebに掲載されていた物語は前巻までで終わって、文字通りの新作新展開となった今巻は、一からゲームを攻略するというある意味初心に帰った物語。
でもSAOの時は初期の攻略はちゃんと描かれなかった(まあ、今プログレッシブで描いてるわけだけど)ので、ちょっと新鮮。
まだほんの序盤でほとんどゲームシステムの説明と謎の提示だけなので、これはまた長いお話になりそうだよ。
それにしてもアスナとアリスの関係が気になる。
アリス編の時は本妻と現地妻だったからなあ(笑)
現実世界ではその辺どうなっていくんだろうなあ。
まあ自分としてはアスナとキリトが仲良くやってればそれだけでOKなわけだけど。
新たな世界と人物の登場で今後の展開に期待したい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【ネタバレあり】アリシゼーション編完結
挿絵にあるクライン氏の台詞「いっつもいつもオイシイとこ持っていきすぎなんだよ、オメエはよう……」が本巻を表わしています。心意を駆使してのサトライザーとのラストバトル。
現実のラースでも侵入者達との最後の戦い。窮地を救ったのは意外な人物。
大団円とは言えない小団円で一旦事件は終わりますが、その余韻が次第に大きな音に変わるように物語はラストを迎えます。
やっぱり全ては彼の仕業? もう一人の敵は何処に行った?(そもそも和人を襲った奴はどうなった?)、とまだまだ気になることがいっぱい。
何よりこの物語の先にあるアクセル・ワールドの世界にどうつながっていくのか、とっても気になる終わり方でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【ネタバレあり】
本巻は「一筋の希望、そして絶望」です。
新たな救援を受けた人界軍ですが、敵はさらなる戦力を投入。
人を操ることに長けている悪に恐怖を感じます。自分では深く考えず、言葉巧みな悪に踊らされる人間のなんと多いことか。現実にもこんなことは起こっているだけにリアルです。
一握りの義勇軍では徴兵された一般兵の数の前に屈してしまうのか。戦争とはそんなものなのかもしれません。
現実世界ラースでもキリトを救うための戦いが進行しますが、アンダーワールドに悪意をもたらした人間が姿を表わし妨害を開始。
心意の力に目覚めた、圧倒的な悪が迫るクライマックスです -
Posted by ブクログ
ネタバレ【ネタバレあり】
現実世界でもラースに何か起こっているみたいなので、そちらも気になりますが、アンダーワールドの物語は続きます。
前巻の衝撃的な展開からの意外なキリトとアリスの協力関係。
自分を縛る制約に抗うアリスにも真の正義を感じます。このアリスは本来の記憶が戻ったら消えてしまうのでしょうか?
記憶を失い、洗脳されて、公理教会に従っている整合騎士ですが、実際には疑問を抱いている者もいるのが現実社会と似ています。本来の性格は消しきれないのが最高司祭アドミニストレータの限界かもしれません。
しかしながら、心の闇を刺激することに長けているアドミニストレータには脱帽です。小父様には無理でも若者はイチコロです。
セントラル・カセドラルを攻略した後の戦略を考えているキリトの前に立ちはだかる、意外な強敵が登場したところで次巻へ。
さらに本巻でも新たな謎が提起されています。
・セントラル・カセドラルを守るように存在するガーゴイルの存在。ダークテリトリーのモンスターが何故こんな場所にいるのか?
・右目に浮かぶ「SYSTEM ALERT」を仕掛けたのは誰なのか? その目的は? 再生された右目には存在しない機能のようなので、本来の仕様ではないらしい。
早く次巻が読みたくなる展開です。 -
Posted by ブクログ
前最高司祭カーディナルによって語られる「アンダーワールド」で起こっていることの全貌。そしてダークテリトリーが存在する意味。
新たなミッションを与えられたキリトとユージオのセントラル・カセドラル攻略は後半戦へ突入。
武器と共に新たな力を得ても、強敵に変わりの無い整合騎士との激闘が続きます。
特に純粋なる「邪」とでも呼ぶべき整合騎士トゥエニエイト、トゥエニナインがめっちゃ怖い。
人を機械のように扱う最高司祭アドミニストレータと立ちはだかる強敵であっても整合騎士は人であることを貫くキリトの対比がさらに明確になっていきます。
急転直下の展開のまま、物語は次巻へ。早く先を読みたくなります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【ネタバレあり】
タイトル「ターニング」の通り、一気に物語は転換期を迎えます。
ある事件がきっかけで意外にも早く「セントラル・カセドラル」に辿りついてしまうキリトとユージオ。二人を阻む整合騎士の真実。そして窮地から救ってくれる謎の少女の登場。
なぜアンダーワールドに貴族制度が存在するのか。なぜ貴族の子息達に下衆で傲慢なものが生まれてくるのか。
謎が解かれるたびに新たな謎が生まれます
ユージオの右目に現われる「SYSTEM ALERT」となる行動は何なのか?(どうやら禁忌目録ではない可能性あり。一旦破ってしまうと制限を解除できているように見える)
ラースではどこまでアンダーワールドの状況を掴めているのか? アスナが感じた何かが黒幕なのか? 黒幕の狙いは何なのか?
まだまだ物語は続きますが、先が読みたくてたまりません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に語られる「プロジェクト・アリシゼーション」。フラクトライトは無理だろうが、現実にも各国で取り組まれているようなAIの軍事利用。そこまでやるなら戦争もVR空間でやって欲しいと思ってしまう。
なぜ無垢なフラクトライトが必要なのかは納得できる理由。もしかすると人間も前世とかの記憶を持たずに生まれるのは同じような理由なのかもしれないなぁと思ってしまいました。
さて本巻、謎が散りばめられています。
・アンダーワールドは≪ザ・シード≫から作られているはずなのに、ソードスキルが使えるのはオリジナルのカーディナル・システムが使われているのか?(どこから入手?)
・「ダークテリトリー」とモンスター達を作ったのは誰で、何故?(禁忌目録があるので、実際に存在しなくても問題ないはず)
・「マスター」「かの者」とは誰? 「マスター」は明らかにシステム管理者権限を持っていそう。
・下位規則に縛られない「貴族」の存在、設定したのはプロジェクトの一環?
・戦闘も戦争もないのに、剣技がこんな発展しているのはどうしてなのか?
・イメージすることが力になるのは、当初からののシステム機能、それとも別の誰かの介入?(「シンイ」はやはり「心意」なのか?)
「アクセル・ワールド」のシステムは確実にアリシゼーションの先にあると確信させてくれます。茅場晶彦氏がまだ何かしていそうな感じもするし、続きを早く読みたくなります。