abecのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ9作目。
今回から第四部に突入。非常にチャレンジングな内容になっている。
このシリーズは共通して、「あまりにもリアルなゲームは、現実と何が違うのか」という問いを投げかけてくる。その問いは、そのまま「私たちが「リアル」と認識するものは何か」とうい問にも繋がっていく。
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その基本的な部分は第四部でも共通だ。しかし、提示のされ方が微妙に異なっている。それは舞台装置としてのゲーム機(ナーヴギア)の変化という形で提示されており、それが同じ作者の「アクセルワールド」シリーズとの微妙な関係性も暗示している。
ゲームを新しく設定し、主人公のパラメータをリセットし、ゲームシステムについて一切情報を与えないまま、ゲームの中に放り込む。これまでの強キャラキリトくんとは違った展開だ。
さらに、これまでのシリーズでは、ゲーム内のプレイヤーは現実の自分の身体がどうなっているかを直接知覚できない設定になっていた。が、読者は彼らがどのような状態になっているかを知らされていた。今作では、それが途中から明示されていない。もちろん、そういう書き方なのだろう。ここら辺が非常にうまい。
あと、本の半分ぐらいに「オープニング」があるのが印象的である。FFの橋を渡ったところで感動的に導入されるオープニングを彷彿とした。
これまでも面白い作品だと思っていたが、ここにきて表現や構成の土俵が一段広がったような印象を受ける。自作が楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
アンダーワールド後日談の第2巻。
ロニエとティーゼの想いが切ない。
途中、物語的にこれはこの巻でも終わらないよなあ、と思ったんだけど、とりあえず、これで一区切りなのか。
でも、いろいろと途中だし、この後のお話が書かれるのかどうかはっきりしないのは、ちょっと残念。
まあ、川原さんが忙しすぎるんだよなあ。
プログレッシブも遅れまくってるしね。
どっちかって言うことなら、個人的にはやっぱりプログレッシブの方を書いて欲しい。
なぜなら、キリトとアスナが真に主人公なのは、SAOを舞台にした物語だけだと思うのだ。
それは、この巻でもそうだけど、もうキリトもアスナもチート過ぎて対抗できる相手がいなくて主人公には成りづらいんだよね。
だから、この巻でもロニエが主人公になっているわけで。
個人的にはやっぱりキリトとアスナが主人公のお話を読みたい。
なので、新章の高校編とプログレッシブを待っている。 -
Posted by ブクログ
今回もゲームならではの設定とそれを利用した戦いぶりがとても面白いです。
銃やバトルゲームの知識がある程度あればかなり楽しめるのでは。
オンラインバトルゲームにはまっていた時、
リスポーンの場所の選択を誤って生き返ってすぐ殺されたり
リスポーンの位置が一箇所しか選べなくてもう前線に復帰できない!ってなったりしたことを
懐かしく思い出しました。
ややネタバレになりますが
読んでいる最中、NPCが実はNPCではないのではと思い始め
キノの旅にたまに出てくるような切ないものとか後味の悪いものとか
そんなストーリー展開になったらどうしようと
そわそわしてしまいました。
ハッピー・エンドでほっとしました。
GGOが外国のゲームで、口形のCGモーションは英語で動くが
瞬時に日本語に訳されて聞こえるという設定も
ストーリー上そこまで重要で無さそうなのに細かく説明が為され
リアルさも増しますし、それだけでなくちょっとしたトリックにもなっていて面白かったです。 -
Posted by ブクログ
アリシゼーション編の後日談。
……と言うか、アンダーワールドに取り残されたキリトとアスナはどんなふうにしていて、どんなことがあったのかというエピソード。
今回はキリトの傍付き練士だったロニエの視点から描かれている。
いや、いつも通り、キリト以外の視点から描かれるキリトのなんとかっこいいこと!
うん、いつものキリトさんだわ(笑)
整合騎士たちや暗黒界のあの人とかのその後の様子が分かってなんとも嬉しくなる。
特にイスカーンとシェータはやっぱりね!という感じ。
良い良い。
そして、ロニエは切ないなあ。
自分の気持ちを隠して、一生キリトの側にいる覚悟を決めているなんて。
これはぜひ川原さんには彼女の恋の顛末を最後まで書いて欲しいね。
それにしてもアスナはやっぱり大人だなあ。
映画でもそう思ったけど(笑)
さて、この一冊で終わりだと思っていたら、しっかり下巻まであるようなので、期待して待ちたい。