島村浩子のレビュー一覧

  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ネタバレ

    青春ビブリオ小説のような感じかなとイメージしていたけど、意外にも登場人物はちょっとオトナ。
    デザインやITに素養のある主人公クレイ。
    サンフランシスコ発〈ニューベーグル〉のマーケティング担当のような仕事をしていたが、
    勤続1年足らずにして再就職先を探す羽目になる。
    そこで出会ったペナンブラ氏の24時間書店。
    店の前方区画では品揃えまちまちの通常書籍の販売をするも、その奥地には暗号で書かれたような書物が立ち並ぶ会員制の貸し本棚ゾーンが。。。

    思いもよらず、Rubyだとか、HadoopだとかAjaxだとか自分の馴染みあるワードが飛び交い、そこに引き込まれた。
    ただそのうちに、若干旬を過ぎた青年達

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    2024年06月22日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    タイトルが面白いと思い、読んでみました。
    読み始めるとタイトルどおりで笑えた。

    訳があって身を隠す事になったスパイの主人公
    レディング(フォーチュン)が、潜伏する事になった町シンフルで、来てそうそうワニに遭遇。
    もちろん話はそれだけではなく、本当はレディングは大人しくしてないといけないのに、事件に巻き込まれ、派手に調べていく。一緒に事件を調べていくのが、おばあちゃん二人。アイダ・ベルと
    ガーティ。この二人にいいように使われのだけど、最終的には友情が芽生える。田舎に来て、そこの住人や町の重鎮(アイダ・ベルたち)と初めから仲良くなれないと思うのだけど、気に入られレディングは馴染んでる。で、この三

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    2024年06月06日
  • 嵐にも負けず

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    シンフルにハリケーン襲来。
    同時期に失踪していたシーリアの旦那が現れたり、偽札騒動があったり、アーマドの手下がシンフルに来たり?!
    相変わらずの大騒動。

    ・感想
    シリーズ7作目。
    安定した面白さはあるけどマンネリ感は拭えないかも。
    カーターとの関係もここで一歩前進(絶対くっつくって分かってるから)。
    ていうかフォーチュンがシンフルにきてからまだ1か月くらい??シンフルやばすぎるw

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    2024年06月02日
  • 嵐にも負けず

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    最新刊。新刊を楽しみにしているシリーズの一つ。今回も笑わせて頂きました。特に最後の監視を二人が抜け出したところとか。

    それにしても色々事件が起きるなぁというシンフルですが、ようやく直属のボスとフォーチュンの仲間(笑)が顔合わせしたという記念すべき事件かも。彼女の恋の行方はあまり心配してないんですが、市長選の方がどうなるのかそちらが気になります。次巻も楽しみ。

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    2024年05月26日
  • どこまでも食いついて

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    ネタバレ

    ・感想
    相変わらずの安定三人組で今回も面白かった。
    勧善懲悪だしお約束も多いから海外版水戸黄門読んでる気分。

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    2024年03月06日
  • 幸運には逆らうな

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    ワニ町シリーズ6作目
    今回はシンフルでまさかの違法薬物製造問題?!事件の解決に奮闘するお約束スワンプスリーの話

    ・感想
    展開とかはお約束だけど相変わらずの3人が楽しい!
    ガーティがトラブルメイカー過ぎて扱いに困りそうな時は気絶させられてるの笑えるw

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    2024年02月25日
  • 幸運には逆らうな

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    新町長シーリアの町政開始と共に始まった覚醒剤密造疑惑。後からあとから悪人が湧き出すシンフルシティで、脚やら指やら飛び交い、いつもの3人組がまた暴れ回ります。
    今回はカーターが地味で、フォーチュンとマフィアのコラボで真相に迫る。

    ワニボートでゴキゲンなガーティが最高です。

    ところで、後書によれば原作は既に25冊を数えるとか。フォーチュンは夏の間だけこの街に潜む予定だったはずですが、一体この先どうなっちゃうのでしょうか?

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    2023年12月01日
  • 幸運には逆らうな

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    楽しく読んでいるシリーズ。
    まだフォーチュンがシンフルに来て半年経って無い事実に驚愕(笑)
    ガーティがどんどんアバンギャルドになっていて愉快。今回はワニフロートに笑わせて頂きました。
    シーリアの独裁がどんどんひどくなるのも、ネタとしか思えない。次ははたして何をやらかしてくれるのか、楽しみです。

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    2023年10月03日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    田舎すぎて時代背景がよく分からないけど、主人公も街の人もぶっ飛び気味でミステリのようなアクションのような。

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    2023年09月01日
  • ワニの町へ来たスパイ

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    ずっと気になっていたワニ町シリーズ第1弾。
    面白かった…!

    ピンヒールを武器だと認識してしまってるちょっと、いやだいぶアレな(!)凄腕CIA工作員と、パワフルなおばあちゃん達のドタバタが楽しくて楽しくて。

    シンフルの町の住人たちも個性派ぞろいで、やり取りをずっとみていたい。(バナナプディング戦争て!)

    久しぶりの海外小説で、「名前が覚えられないあるある」にかなり苦戦したけど、表紙を描かれてるイラストレーターさんの人物相関図を見てから一気に物語に入り込めた。気分はもうシンフルの住人。
    後半はぐぐっと惹き込まれて楽しく読めた。
    マージとマリーの秘密はまさかまさかだったなぁ。


    松島由林さん

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    2023年01月19日
  • どこまでも食いついて

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    おお、新刊出てる!と購入。このシリーズすごく好き。今回も、バナナプディング争いの犬の辺りから吹き出しました。まぁ今回のハイライトは迷彩柄の下着ですかねぇ(笑)

    こんだけ色々問題起こしていて、まだ一月か!まだ!
    確かに彼女が永住したらシンフルはどうなっちゃうんだろう…(笑)と言う訳で暗雲立ち込める中新町長も決定し、次巻はさらに大変なことになりそうなのでとても楽しみ。

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    2022年11月01日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    失業青年がアルバイト就職した秘密めいた書店。マイナーな書籍と謎めいた客たち。好奇心から関係性を調べ始めたその先に…。殺人するほどではないけど人生をかけて調べる人たちがいる謎を解くために本好きなパソコンマニアが団結して取り組む。静かな冒険活劇。パソコン知識が少ないと理解しにくい点もあるけどダビンチコードみたいで面白く読めた。
    あと書きから作者が関係する映画があることも知った。ぜひ見てみたい。

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    2022年04月12日
  • ハートに火をつけないで

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    シリーズ4作目。フォーチュンがシンフルに来て何週目?まぁ夏の間しかいない設定だから仕方ないか。
    今回はおばちゃんシティにおける数少ないフォーチュンと同年代のキャラ、アリーに忍び寄る魔の影を払う、の巻ですが、終わってみればアリーは何も関係なく、シンフルの町からまた一人好ましからざる人物が永遠に退場して行きました。

    解説読んで知ったけど、シンフルシティのウェブサイトがありました。これからアップデートされるのだろうか?カーターとフォーチュンの動向もニュースに載ったりして。

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    2022年03月22日
  • ミスコン女王が殺された

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    <ワニ町>シリーズ第二作目。SLSの面々が大立ち回りを繰り広げた前作のラストシーンの翌日早々に新たなトラブルが勃発するという展開がまず驚き。フォーチュンのシンフルでの滞在期間を踏まえると、短いスパンで事件を発生させる必要があるとて、これは何とも忙しない。個々のキャラクターだったり、物語の進行パターンは確立しているものの、前作に引き続き表立って活動出来ないという制約もあってか、奥行きのなさが目についてしまう部分も。カーターとのロマンスも今後の見所なのだろうが、次作以降ワンパターンに陥らないことを祈るばかり。

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    2021年12月05日
  • ハートに火をつけないで

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    おぉ、新刊だ!と新刊案内にあったので買いに行ったらまだ売ってなかった。そうか、当月発売予定の本も案内に入っているのか…知らなかった。

    という訳で第4弾かな。フォーチュンがシンフルに来てまだ一月経ってないというのが信じられない(笑)すっかり溶け込んでらっしゃって(笑)初っ端のデートのための装いのための準備に大笑いさせられました。ムダ毛数本のためになんてことに(笑)

    とりあえず事件は解決したんだけど、何故彼女のピンヒールを凶器として使ったのか、その辺りはあまりスッキリ解決って感じじゃなかったような。もしかしてそのうち彼女を狙ってる末端もやってくるのかなぁ。そして原作は20作以上出ているのか。ま

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    2021年10月05日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    本屋に行くと下痢にならない?

    魔法をかけられたようにワクワクし、棚を巡り何時間でも迷って、ふむふむと先へ読み進めようとすると、途端におなかがグルル〜。

    彷徨える本の精霊が「買え!」って怒っているかのよう……。

    この物語は、仕事をクビになった主人公が勤めた怪しげな24時間書店で、奇妙な本と客たちの謎を解こうと、周りの人達を巻き込んでいく様子が描かれている。
    「古い時代の知恵」と「新しい知恵」の競演を、某巨大企業までも巻き込んでしまうスケールの大きな展開で、中盤はおおいに盛り上がる。

    じゃあなぜ星三つかって?
    うーん…オチが常識的って思ってしまった。
    ……多分最近過激なSFの読みすぎかな〜

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    2021年08月30日
  • はじまりの24時間書店

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    幻の書籍を探す青年の物語。その本を探し求め、行き詰まりながらも諦めず探し出す。それまでのわくわく感と、物語の中に出てくる書店に魅力を感じました。「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚のようで、知らずに読んだのですが、短編という事もあり、難なく読めました。「ペナンブラ氏の24時間書店」も読んでみたい。

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    2021年08月18日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    アメリカの中2病、という感じか。
    古書店が舞台と聞くと、どうしても“紙とインクの匂いがする薄暗く埃っぽい空間”を感じられ、ハイテク機器などお呼びでない展開を期待してしまいがちなので、書名からの予想に反してハイテク寄りの展開に少しがっかりした。

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    2021年11月01日
  • ミスコン女王が殺された

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    ”ワニの町へ来たスパイ”シリーズ第2弾。
    なんと前作の翌日から話が始まる。どれだけ事件が多い町なのか‥
    元ミスコン女王という経歴を偽装しているフォーチュンは夏祭りのイベントに関わることになり、もう一人の元ミスコンと大衝突。その翌日に彼女が殺され、町の人々から疑われたフォーチュンは仲間とともに真犯人をさがすことに‥
    相変わらずおばあちゃんコンビが冴えわたる。彼女たちの正体を知らない保安官助手の目を盗んでの捜査は毎回大騒動になり、ちょっとドタバタしすぎの気はするが痛快である。
    仕事一筋だったフォーチュンに友達ができ、これからどう変わっていくのか楽しみ。

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    2020年04月02日
  • ロイスと歌うパン種

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    ネタバレ

    翻訳の独特の言い回しやテンポに苦戦した。あとロイスたちが途中で誰が誰だかよくわからなく…。

    主人公の心情に深く入り込んで、それをぐちゃぐちゃかき混ぜるみたいな小説じゃなくて、そういうところはさらりと描写して進んでいくところが、なんと言うか、新鮮だった。
    登場人物たちの繋がりや関係がドライというか、ベタベタしてなくて誰にも肩入れしてないところも。

    心身ともに疲れた主人公がおいしい食事と提供者に癒されて、自分も食事を作って人生が変わっていくっていうストーリーは日本でもよく見かけるけど、謎のサワードウ・ロボットアーム・未来食的アプローチなどの要素が散りばめられてて癒し小説に収まらないエネルギィッ

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    2020年02月05日