島村浩子のレビュー一覧
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ネタバレ青春ビブリオ小説のような感じかなとイメージしていたけど、意外にも登場人物はちょっとオトナ。
デザインやITに素養のある主人公クレイ。
サンフランシスコ発〈ニューベーグル〉のマーケティング担当のような仕事をしていたが、
勤続1年足らずにして再就職先を探す羽目になる。
そこで出会ったペナンブラ氏の24時間書店。
店の前方区画では品揃えまちまちの通常書籍の販売をするも、その奥地には暗号で書かれたような書物が立ち並ぶ会員制の貸し本棚ゾーンが。。。
思いもよらず、Rubyだとか、HadoopだとかAjaxだとか自分の馴染みあるワードが飛び交い、そこに引き込まれた。
ただそのうちに、若干旬を過ぎた青年達 -
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タイトルが面白いと思い、読んでみました。
読み始めるとタイトルどおりで笑えた。
訳があって身を隠す事になったスパイの主人公
レディング(フォーチュン)が、潜伏する事になった町シンフルで、来てそうそうワニに遭遇。
もちろん話はそれだけではなく、本当はレディングは大人しくしてないといけないのに、事件に巻き込まれ、派手に調べていく。一緒に事件を調べていくのが、おばあちゃん二人。アイダ・ベルと
ガーティ。この二人にいいように使われのだけど、最終的には友情が芽生える。田舎に来て、そこの住人や町の重鎮(アイダ・ベルたち)と初めから仲良くなれないと思うのだけど、気に入られレディングは馴染んでる。で、この三 -
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ずっと気になっていたワニ町シリーズ第1弾。
面白かった…!
ピンヒールを武器だと認識してしまってるちょっと、いやだいぶアレな(!)凄腕CIA工作員と、パワフルなおばあちゃん達のドタバタが楽しくて楽しくて。
シンフルの町の住人たちも個性派ぞろいで、やり取りをずっとみていたい。(バナナプディング戦争て!)
久しぶりの海外小説で、「名前が覚えられないあるある」にかなり苦戦したけど、表紙を描かれてるイラストレーターさんの人物相関図を見てから一気に物語に入り込めた。気分はもうシンフルの住人。
後半はぐぐっと惹き込まれて楽しく読めた。
マージとマリーの秘密はまさかまさかだったなぁ。
松島由林さん -
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おぉ、新刊だ!と新刊案内にあったので買いに行ったらまだ売ってなかった。そうか、当月発売予定の本も案内に入っているのか…知らなかった。
という訳で第4弾かな。フォーチュンがシンフルに来てまだ一月経ってないというのが信じられない(笑)すっかり溶け込んでらっしゃって(笑)初っ端のデートのための装いのための準備に大笑いさせられました。ムダ毛数本のためになんてことに(笑)
とりあえず事件は解決したんだけど、何故彼女のピンヒールを凶器として使ったのか、その辺りはあまりスッキリ解決って感じじゃなかったような。もしかしてそのうち彼女を狙ってる末端もやってくるのかなぁ。そして原作は20作以上出ているのか。ま -
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本屋に行くと下痢にならない?
魔法をかけられたようにワクワクし、棚を巡り何時間でも迷って、ふむふむと先へ読み進めようとすると、途端におなかがグルル〜。
彷徨える本の精霊が「買え!」って怒っているかのよう……。
この物語は、仕事をクビになった主人公が勤めた怪しげな24時間書店で、奇妙な本と客たちの謎を解こうと、周りの人達を巻き込んでいく様子が描かれている。
「古い時代の知恵」と「新しい知恵」の競演を、某巨大企業までも巻き込んでしまうスケールの大きな展開で、中盤はおおいに盛り上がる。
じゃあなぜ星三つかって?
うーん…オチが常識的って思ってしまった。
……多分最近過激なSFの読みすぎかな〜 -
Posted by ブクログ
”ワニの町へ来たスパイ”シリーズ第2弾。
なんと前作の翌日から話が始まる。どれだけ事件が多い町なのか‥
元ミスコン女王という経歴を偽装しているフォーチュンは夏祭りのイベントに関わることになり、もう一人の元ミスコンと大衝突。その翌日に彼女が殺され、町の人々から疑われたフォーチュンは仲間とともに真犯人をさがすことに‥
相変わらずおばあちゃんコンビが冴えわたる。彼女たちの正体を知らない保安官助手の目を盗んでの捜査は毎回大騒動になり、ちょっとドタバタしすぎの気はするが痛快である。
仕事一筋だったフォーチュンに友達ができ、これからどう変わっていくのか楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳の独特の言い回しやテンポに苦戦した。あとロイスたちが途中で誰が誰だかよくわからなく…。
主人公の心情に深く入り込んで、それをぐちゃぐちゃかき混ぜるみたいな小説じゃなくて、そういうところはさらりと描写して進んでいくところが、なんと言うか、新鮮だった。
登場人物たちの繋がりや関係がドライというか、ベタベタしてなくて誰にも肩入れしてないところも。
心身ともに疲れた主人公がおいしい食事と提供者に癒されて、自分も食事を作って人生が変わっていくっていうストーリーは日本でもよく見かけるけど、謎のサワードウ・ロボットアーム・未来食的アプローチなどの要素が散りばめられてて癒し小説に収まらないエネルギィッ