島村浩子のレビュー一覧

  • はじまりの24時間書店

    Posted by ブクログ

    少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。
    登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。

    0
    2022年08月25日
  • ハートに火をつけないで

    Posted by ブクログ

    今作は冒頭、事件に巻き込まれていくテンポがよくて、引きこまれるのが早かった。前作よりも好きかも。
    毎回、殺される人間や、犯罪をおかすキャラクターの描かれ方や扱いにモヤっとする部分もあるが(とことんダメなやつとか嫌なやつとか、わかりやすく描かれる)、こんな奴なら殺されても仕方ないなと思わせ、コメディとして楽しむためには必要なことなのかも。

    0
    2022年05月23日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    なぜ本を読むのか、と問う人がいる。言われてみれば、なぜ私はこんなにも本を読むことをやめられないのだろう。しかし、考えがまとまらないうちに、またページをめくりはじめる。なぜ本を読むのか、その答えはすべての本の中にある。

    0
    2022年03月26日
  • ハートに火をつけないで

    Posted by ブクログ

    「ワニ町」シリーズ既刊を一気読み。第二作三作あたりでは、いくらなんでも事件が起こりすぎ慌ただしすぎと思わないでもなかったけど、この第四作は文句なく面白かった。非情な工作員(要するに殺し屋)だったフォーチュンが、南部の田舎町シンフルで、それまでの彼女の人生にはなかったものに出会い、とまどいながら変わっていく様子がすごくキュート。

    まあとにかく「お約束」のてんこ盛りで、呆れながらもやっぱり笑える。フォーチュンとお祖母さん二人は必ず不法住居侵入し、必ず失敗して危機一髪で逃げ出し、保安官補カーターに怒られ、突飛な言い訳をする。フォーチュンはしばしば裸に近い格好になってしまい、それをカーターに見られる

    0
    2022年02月01日
  • ハートに火をつけないで

    Posted by ブクログ

    「ワニの町…」第4弾。読む前からわくわく。
    フォーチュンの活躍もさることながら、アイダ・ベルとガーディの活躍(?)が毎回毎回面白い。事件も興味深いけどカーターにときめくフォーチュンの葛藤がまたいい。それにしてもみんなササッと美味しそうなもの作るなあ…。焼きたてのマフィンのところなんて垂涎ものです。早く続きが出て欲しいです。

    0
    2022年01月29日
  • ハートに火をつけないで

    Posted by ブクログ

     二年近くご無沙汰していたワニ町シリーズ。それにしても無事続編が翻訳されて嬉しいのなんのって。何しろ、シリーズものの版権は、出版社が版元と三作ずつ契約し、売れ行きを窺って、次の三作の契約判断をするらしい。その判断は、もちろん作品の売れ行きにかかっているらしいのだ。時には、他の出版社が続編からの版権を獲得したりする。四作目から版元が変わるシリーズが見受けられるのはそういう裏事情があるからなのだ。

     マイケル・コナリーのハリー・ボッシュも、ラーシュ・ケプレルのヨーナ・リンナも、アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリのピート・ホフマンも途中で版元が変わったよね。そのように出版社は賭けを打

    0
    2022年01月05日
  • ハートに火をつけないで

    Posted by ブクログ

    四作目で、まだ町に来て一ヶ月くらいしか経って無いのに…毎週事件が起きてるようなもの…戦場より危険な町なのでは…

    何者かによって情報をリークされて武器商人から命を狙われ、田舎町に身を隠すことになったスパイのレディング(フォーチュン)
    ただものではない地元のご婦人二名と町で起こる事件に巻き込まれていきます。

    保安官助手カーターとのデート途中(始まってすらいない)町で火災の通報がありデートは中止に、火災はフォーチュンの唯一同年代の友人であるアリーの家、しかも放火によるものだった。
    善良な人の家になぜ火がつけられたのか?という事件を追うことになる。

    だんだん任務として町に隠れていながらも&quo

    0
    2021年10月11日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    24時間、いつ訪れても確実に開いている書店。なんて羨ましいと思いつつ読み始めたら驚きの展開だった。
    ライトで魔術的なファンタジー。

    0
    2021年06月30日
  • ロイスと歌うパン種

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古来から伝わるものと最先端のテクノロジーを発酵させるとこんなに面白いものができるのかと、同じ著者の作品を続けて読んで感動した。ロビン・スローンは職人だ。旧作にあたる「ペナンブラ氏の〜」を読んでいるとニヤッとできるファンサービスあり。
    ベオのメールがだんだん長文になっていき(おそらくロイスのメールもそうなのだろう)、全てを受け入れてほしいという気持ちからか先祖の黒歴史っぽいことまで話しておきながら一応創作の可能性を匂わせておくのが微笑ましい。

    0
    2021年05月11日
  • はじまりの24時間書店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚で、若きペナンブラが書店員になるまでの物語。
    130Pほどしかなく、1Pの文字数も少ないけれど、この短い中でペナンブラがモー(組織)の“書店”に惹かれていく様が心理的な面も含めて描かれ、「ペナンブラ氏の24時間書店」で語られていなかった部分(ペナンブラはなぜ古いコンピューターマニアだったのか)について「なるほどそれで」と推察できる描写まである。
    いずれも後付け感がなく、著者はかつて予言めいた映像作品を作ったことでも知られるけどめちゃくちゃ頭がいいのではないかと思う。

    「ペナンブラ氏の24時間書店」は、TRPGのパーティーさながら、主人公が様々な業界に属す

    0
    2021年04月17日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゲームで使っていた中2的な名前をバラされたくないというのは万国共通のネタなんだなと妙な感動があった。
    作中の人物や物や場所など、実在するものとしないものがあり、嘘の紛れ込ませ方が秀逸といえる。いつの日か、創英角ポップ体に隠された暗号も解かれる日が来るのかもしれない。解きたくはない。

    0
    2021年04月14日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    おもしろかった〜。
    ファンタジーなんだけど現実に即していて地に足ついた推理小説……って感じ……? パソコンが大好きでファンタジーとか推理小説が大好きな人はゼッタイ楽しい。

    0
    2021年01月15日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

    凄腕のヒロインとタフなお婆ちゃんズのアクションコメディが、さらにパワーアップ。
    ヒロインが引っ越してきてから2週間で穏やかな田舎町が殺人者だらけになってることはほんとに驚き。
    ヒロインのかっこよさと憎めない弱さが、なぜか笑いに繋がる。
    このメンバーで一番不安なのは、ガーティの高齢者特有の体力不足を認めない精神構造かも。
    巻を重ねるごとに面白さやキャラクターの魅力が増していくので、続刊の翻訳が待ち遠しい。

    0
    2020年10月12日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

    婆ちゃんが何回も転ぶ話
    「ワニの町へ来たスパイ」
    シリーズ三作目

    CIAの秘密工作員フォーチュンは、ある事件をきっかけに命を狙われることになり、ルイジアナ州の地味な湿地帯の町シンフルに潜伏することになった。
    だが、シンフルには様々な危険が…

    まず、三作目にして二週間しか経っていないのだが…三作品とも人が死んでいる…トラブルが起こり過ぎている。

    今回は友人のアイダ・ベル婆ちゃんに
    殺人容疑がかかり、疑いをはらすため
    主人公が奔走する。

    いつも読みはじめは「あぁ、この感じね」と、ひたすら悪い方向に展開していくことにやや冷めた目で見つつ
    たまにニヤニヤする感じでスタートする。

    だんだん「な

    0
    2020年10月01日
  • ミスコン女王が殺された

    Posted by ブクログ

    色々ぶっ飛んでる小説だけど、一番ぶっ飛んでるのは犯人特定の手段だな。
    どうしてそこから犯人候補に浮上したん!

    0
    2020年07月08日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

     ワニの町に来たスパイ・シリーズ第三弾。国際武器商人の暗殺リストに載ってしまった女スパイ・フォーチュンが、罪深き町シンフルに身を潜めるようになってから二週間しか経過していないが、早くも三つ目の事件。第一作の事件は、潜入先の飼い犬が白骨死体を掘り起こしてしまったことに勃発したものの、その後の二つの事件はフォーチュン潜伏開始以来、まるでフォーチュンを目立たせようとでもいうかのような運命の悪戯により、彼女が来る前何十年も平和であった田舎町が、火薬庫をひっくり返したかのような大騒ぎに見舞われる。

     一作一作がしっかり接続しているためにすべてが大きな長編小説のようにも思えるようなこのシリーズ、巻を追う

    0
    2020年06月25日
  • ミスコン女王が殺された

    Posted by ブクログ

    「ワニ町」シリーズ2作目。
    女スパイが田舎町に潜伏しての、痛快ユーモア・ミステリ。

    CIAの工作員フォーチュンは、命を狙われて、南部の小さな町シンフルに隠れ住むことに。
    1作目が解決した翌朝から始まるという、人を食った展開!
    コージー・ミステリでは、普通の町に住む普通の人のはずが身近でやたら殺人事件多いというのはよくあるんだけど、ふつう3か月ぐらいは間を開けます(笑)

    ミスコン女王を総なめにしていた若い女性パンジーが帰郷。
    フォーチュンはたまたま、ミスコンテストで優勝経験ありという経歴にしていたため、ライバル視されてしまう。本当は柄じゃないのにね~。
    大げんかになった後、事件が起こり?!

    0
    2020年04月03日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も大いに楽しませてもらいました。いつも思うけどこういう本を読みながらだんだん残り少なくなっていく時の寂しさは例えようもない。でも面白いからどんどん読まずにはいられないし。
    それにしてもフォーチュンがシンフルに来てからまだ2週間とは思えない親密さですよね。人との距離感は時間とは関係ないのですね。相変わらずパワフルなアイダ・べルとガーディは最高です。こう歳を取れたらって思うけど素地が違いすぎて…。気持ちだけでもめざしますか。

    0
    2020年03月06日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズはほんと大好き。今回も腹筋が崩壊する場面が…。どんどん読めるし、場面がリアルに目に浮かぶ。幅広くいろんな人にオススメできます。

    2作目を読んで、アイダ・ベルとガーティのフィットネスの差がわたしにジムに通うことを決断させた訳ですが(ほんとです)あれから1年、3作目のこの作品でさらに2人の状態の差が明らかになってきています。老化に個人的な差はあるのでしょうが定期的なフィットネスは大事です。

    今年の一冊目が面白くて良かったー。

    0
    2020年01月02日
  • 生きるか死ぬかの町長選挙

    Posted by ブクログ

    面白かった!ドタバタがサイコー‼︎
    ユーモアとコージーとロマンスとアクション、そして友情。あー続きが続きが読みたい‼︎カーターとフォーチュンはどうなるの?気になるわぁ。

    0
    2019年12月27日