シェリル・サンドバーグのレビュー一覧
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ギブ&テイクのようなキャッチーな内容ではなかったけれど、一つ一つの章をじっくり読んで、自分のものにすると人生を変えることができる本かもしれない。
この本を、自己啓発書として扱って、毛嫌いするのはもったいない。心理学書です。
アダムグラントさんについて調べてみたら、年下なのが衝撃(貴様いつまで女子でいるつもりだ...)。アダムグラントさんこそ、オリジナルな人だね。
昔、めざましテレビで「セグウェイ」を華々しく紹介していたことを思い出した。これから、これが流行りますよ〜って。(私の記憶が間違ってる可能性はあり。とくダネやったかなー。)あれは、何年前の話だっただろう。
私は未だに「セグ -
購入済み
オリジナリティは選択である。
オリジナリティは選択である。という主張がとても響いた。オリジナリティは何か持って生まれたものではなく,それを成長させることができるというものである。また,多くのことは自分で制限をもうけてしまっていることも思いあたることがあった。
また,同じ街や時代など同じ環境でも異なる行動をする人の違いに,親が子に説明をしたかどうかがかかわているという部分はとても興味深かった。親が子に対し,「説明を理解できると信じること」という態度をとることがオリジナリティを生み出す人たちの共通点というのを調べていく著者の研究心がすごいと思った。
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2013年出版と古い本ではありますが、今でも瑞々しい知恵を授けてくれる名著です。女性だけでなく男性も読むべきと思います(私も男性ですが非常に勉強になりました)。
確かなデータや研究に基づいていて、それぞれの立場を慮りながら、現実的な意見をバランス良くまとめあげていると思いました。こういったジャンルの本にありがちな、愚痴っぽいエッセイ本とはクオリティの面で一線を画しています。
唯一、8章の男性育休の話は古い印象を得ましたが、これに関しては世界が良くなっていると言えるのだと思います。逆に言うと、他は2013年からさほど好転していないということも言えるかもしれません。改めて、問題の根深さを感じま -
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キラキラのエリート女性のキャリア本と思いきや(私って本当にひねくれている)、キャリア女性は確かなのだが、これだけ恵まれた女性も、男性の中で怖気づき、遠慮し、それを後悔し、の連続だったことに、身近に感じた。フェミニストに対する偏見は、ものすごく納得。私もフェミニストと言うのははばかられる。
給与交渉での言い方を含め、「自分のためというより後に続く女性のため」という言い方が、敵も作らないしうまくいく、というのは、彼女が生きてきて、体得してきたことで、すごく説得力がある。
そして、「女性のため」という背景を語っている間は道半ばで、究極は女を理由にして選択肢を勝ち取るということがなくなることだろう。
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良書。今年1でした。
オリジナルとは単にアイデアを思いつく人ではなく、自ら率先して実現までする人との定義のもと、オリジナルになるための要素が溢れていた。何度も読み返すだろう。
◉成功者は平凡なものを含む多くのアイデアを生み出す
それ以外の人は、質の高く無いアイデアを磨くことに一生懸命…固執は考えの幅を狭めるので、時にはゆっくり立ち止まろう
◉信頼を得ていれば、少し声高になっても許容される
∴まずはしっかり実績を積むことから→主張へ
◉プレゼンで長所の強調は抵抗感に繋がる
逆に悲観的なことを言うと、見識があるように見られやすい
◉オリジナル≠先発者
┗他とは異なる、優れいているの意 -
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おもしろかった
オリジナルな人とは、「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」
納得感があった言葉
・「いうことを聞かせる子育て」ではなく、「思考の多様性を図る子育て」をする
・偉大なクリエータを育てるためには、幅広い視野が必要である
・起業家が一般の人たちよりもリスクを好んでいるわけではない
・「失敗することより、やってみないことのほうが、後悔する」
・斬新なアイデアのなかから、適切なものをうまく選びだせる人がいないことが問題
・王子様を探し当てるまでには、たくさんのカエルにキスをしなくちゃいけない
・幅広い経験と、深い経験が独特に組み合わさることで、創造性は発揮される
・異なる -
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夫を亡くして、あまりにも辛くて、なにかないかと思って検索したらこの本があったので読んだ。
書いてある通りの心境で、「こうするといい」とかの方法論の前に、「同じ心境の人がいる」ことに安心感を覚えて心が癒された。
まだ亡くして1ヶ月なのでまだまだ次のステップとはいきそうにないけど、何かを楽しむことへの罪悪感は少なくなったと思う。
先日夫が生前お世話になった方々へ挨拶周りをしたのだけど、「彼は内緒で○○してたっていつも言ってた」「お小遣いが少ないって愚痴をこぼしてた」「最近ダイエットしてたの、あれが悪かったんじゃない?」と言われ、最悪だった。恐らく彼との思い出として言ってるんだろうけど、私への悪意 -
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家庭と仕事の両立について、日々考えている私にとって、特に心に残ったことが2つある。
1つ目は、「自分にとって家では何が大切か、仕事ではなにが最優先かを見きわめれば、いくらか心はおだやかになる」ということ。ワーキングマザーとして全部完璧を目指すのは無理だし苦しい。毎日続くことだから、持続可能で、達成可能な目標をたて、それを日々実現するようにしたい。家庭では夫や子どもと笑顔で過ごす時間を持ち、成長を喜び合うこと、仕事では周りの人や会社の役に立ち、社会がより良い方向に向けて進むよう自分にできることに取り組むこと。それができている日は自分に花丸をあげて幸せを感じたい。
2つ目は、「辞めなければいけ