竹内弘高のレビュー一覧

  • 知識創造企業

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    野中先生のSECIモデルを学びたく手に取ったが、日本語版へのあとがきの中の以下の一文がもっとも印象的であった。
    『たとえどんなにその情報処理能力が優れていても、人間不在の情報システムが吐き出すものは、データや情報とは呼べても知識とは言えない。なぜなら、知識の背後には常に人間の「思い」がなければならないからである。あくまで人間を中心に、情報技術を知識創造の道具として使いこなさなければならない。』

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    2021年10月20日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    最新の事例を用いながら、SECIモデルをスパイラルさせて知識実践していくには?を論じた本。
    JAL、シマノ、エーザイ、ファーストリテイリング、ホンダ、トヨタなど、ドキドキする話が多くて惹き込まれた。

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    2021年05月15日
  • 知識創造企業(新装版)

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    組織と学習の関係について、新しい福音書とも言えるか。
    ただ、プラクティスを説く本ではないし学術的な考察を述べるものなので、どう活かすかは課題として残るし、ハッとする気づきを得るとかいったのは難しい

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    2021年03月18日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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     SECIモデルの復習。

    第1章 知識から知恵へ
     藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。


    第2章 知識実践の土台
     知識実践の起源は、アリストテレスによる知識の三分類の一つであるフロネシスにあると、われわれは考えている。『二コマコス倫理学』第六巻第五章の定義によれば、フロネシス(実践知、賢慮)とは「人間にとってよいことか、悪いことかに基づいて行動できる、真に分別の備わった状態」とされる。

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    2020年11月21日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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     SECIモデルの復習。

    第1章 知識から知恵へ
     藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。


    第2章 知識実践の土台
     知識実践の起源は、アリストテレスによる知識の三分類の一つであるフロネシスにあると、われわれは考えている。『二コマコス倫理学』第六巻第五章の定義によれば、フロネシス(実践知、賢慮)とは「人間にとってよいことか、悪いことかに基づいて行動できる、真に分別の備わった状態」とされる。

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    2021年08月08日
  • [新版]競争戦略論II

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    現代においても、地理的要因は企業にとって極めて重要である。かつては安い人件費やインフラの整備状況といった比較優位をもたらす要素が重要だったが、現代は、イノベーションを促す良好な競争環境が重要であり、競合の存在、先進的なニーズを持った市場の存在、関連産業と支援産業の充実が揃った地域において事業活動のコアな部分を展開することが、競争優位の確立に不可欠になってきている。
    産業ごとに、適した地域が存在し、産業クラスターが形成され、地域の経済発展の原動力にもなる。
    企業は、競争を忌避して規制強化を求めるロビー活動を行うよりも適切な競争の中に身を置くことで競争優位の獲得につながり、地方政府も、主力企業を保

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    2020年11月10日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    ネタバレ

    東北でできることを引き続き考える上で、参考になる一冊。これから東北にくる人、転勤や配属になった人に読んで欲しい。

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    2020年05月04日
  • [新版]競争戦略論I

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    大学のゼミで輪読した。しかし、内容はほとんど覚えていない。ただ、何度か読み返す価値のある本だと思う。

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    2020年03月22日
  • [新版]競争戦略論I

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    企業が潰れる時っていうのは、競争相手にヤラレタというよりは自らの生産力や活力の減退に起因することの方が多い・・・的な話をどこかで聞いたことがあるが、この本もそれに近い指摘をする。

    要するに企業間の競争は、いかに相手を出し抜くかということもあるだろうけれども、コアコンピタンス、すなわち自身の強みを認識し、磨くことによって自ずから競争優位の境地を作り出すことにある。

    その意味では、競争の敵は、外側よりむしろ(コンセンサスの齟齬だとか、足の引っ張り合いだとか、あれもこれもやりたがるとか、といった)内側にあるらしい、ということに思い至る。

    なにかというと相手に「合わせる」ことしか言い出さない某ク

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    2019年06月18日
  • [新版]競争戦略論II

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    ネタバレ

    ポーターの競争戦略後半部分。特に国レベルのマクロ視点で見た場合の戦略や競争優位について書かれてある。
    国レベルで見た場合、クラスターという概念が重要で
    グローバルレベルで見た立地の影響力や企業が産業がなぜその地で反映してるか
    新たな協業を生み出す意味でも国の政策視点、マクロ経済視点が必要だとの事。
    ハードウェアやモノを生産する意味ではこの理論がベースになるだろうと理解した

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    2019年05月05日
  • [新版]競争戦略論I

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    ネタバレ

    ポーター氏の競争戦略論に関する論文をまとめたもよ。
    競争要因の深堀りから始まり、戦略、特にポジショニングの確立について、衰退産業、企業戦略と幅広く書かれている。
    企業が経営する中で、他社と競合関係にある場合、ポーター氏の競争戦略的な視点は有効だと思う。
    ただ変化の早いIT産業では向いていない部分もあるが、ポジショニングに関しては他社動向を踏まえ刷新していく必要があるかもしれない。
    参考になる部分は多い。
    自社のビジネスを構成する要素をマッピングにより明確化し、各要素のフィットをクリアにすると、強みおよび取りうる戦略が明らかになると感じている。

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    2019年05月05日
  • 知識創造企業

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    知識ではなく、知識創造が利益を生み出す。従って、効率よく知識創造できる組織構造が企業の競争力となる。この本は、この前提により、「効率よく知識創造できる組織構造」とはどのようなものかを考察する。主張は理解できるが、ケーススタディに登場する企業がその後、未曾有の危機に立たされた例が多く、理論と現実の世界に乖離があるようだ。

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    2018年10月23日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    驚いたことは2つ。
    東北の方々の情熱とHBSの教育への投資意欲の高さ。

    HLABの取り組みは非常に気になる。

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    2016年10月21日
  • 知識創造企業

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    ハイパーテキスト型組織、つまり、プロジェクト・チーム、ビジネス・システム、組織ベースというレイヤーに要員を分けて配置する考え方が面白い。

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    2015年05月24日
  • 知識創造企業

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    企業における知識そのものではなく、「知識の創造」プロセスに着目した研究が画期的、とのこと。



    <目次>
    第一章 組織における知識 ――序論
     1 競争力の源泉としての知識に関する最近の議論
     2 日本的知識創造の特徴
     3 暗黙知を形式知に変える
     4 知識創造の三つの特徴
     5 知識創造の主役
     6 ここからの旅路
    第二章 知識と経営
     1 知識とは何か
     2 プラトン vs. アリストテレス ――西洋認識論の基礎
     3 デカルト vs. ロック ――大陸合理論 vs. 英国経験論
     4 カント、ヘーゲル、マルクス ――統合の試み
     5 二〇世紀における「デカルトの分割」への挑戦
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    2015年04月26日
  • 知識創造企業

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    知識は、暗黙知と形式知に分かれる。知識の蓄積、創造は、個人の役割。それを促進するのが、組織の役割。暗黙知と形式知は、共同、表出、内面、連結と四つの知識変換を行う。

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    2012年01月16日