竹内弘高のレビュー一覧

  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    「知識創造企業」の25年ぶりの続編という位置付けで、おそらくは野中さんの最後(?)の主著、集大成という感じかな?

    「知識創造企業」(1996年)以降の研究をまとめたということだけど、もともと英語ででたものを日本語に翻訳したというものなので、この25年の間の野中さんの本をある程度読んできた日本人にはデジャブ感のある話が多いかな?

    集大成的な本としては、「知識創造企業」(1996年)とこの「ワイズカンパニー」(2020年)のあいだには、「流れを経営する」(2010年)という本がある。この「流れを経営する」からの理論的な進化という意味ではそこまで明確ではないかな?

    また、「流れを経営する」で、

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    2020年10月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    偉大な本。帯には「経営学の世界的名著『知識創造企業』著者両氏による四半世紀ぶりの【続編】」と書かれている。これは必ず読まねばならない本だと購入。

    『知識創造企業』は20年前にビジネスマン人生がはじまるにあたって会社から入社前研修キットの中に入っていた本で、読んだ当時もそうだが昨今のVUCAの時代で昨年読みなおして(時代が変化しても読み継がれるべき本だと)物凄く感銘を受けた本。

    失敗の本質、戦略の本質もそうだが野中先生の本はその時の出会いから直観の経営とか含めていくつか読ませていただいている。自分の社会人人生で最も影響を受けた先生と思っている。

    さて、本書の内容としては、『知識創造企業』2

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    2020年09月24日
  • [新版]競争戦略論I

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    適当なビジネス書を多読するよりも、古典論文を一冊しっかりと理解する方が良いとこの本で悟った・・・。

    学んだ要素ピックアップ。
    競合優位、5F、VC、フィランソロピー、CSR

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    2020年08月26日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    HBSはリーマンショックを受けて、教育の自省。
    その結果、Konwing, Doing, Being という新しいフレームが開発された。
    Konwing:理論や知識
    Doing:スキル、能力開発
    Being:価値観、態度、信念

    Immersion Experience Program:どっぷり浸かって経験して学ぶプログラム
    Japan IXPは"Doing"と"Being"の実践の場

    これからのリーダー像
    ・相手を問わずにとにかく真剣に聴く
    ・貢献するために来たという目的意識が高い
    ・信頼と尊敬の上に成り立つ卓越したチームワーク
    ・見事なオンオフの切

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    2020年05月09日
  • 知識創造企業

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    ネタバレ

    野中郁次郎氏の名著
    初めて読んだが、2章は特に腑に落ちた
    日本人、東洋人の経営への考え方を知るには、儒教の流れを見るべきかもしれない
    西洋の仮説思考が日本に合っているのかどうか
    暗黙知や集合知を重んじる日本企業の戦略とはどうすべきか
    考えるきっかけになる一冊
    名著なので、その時々で気づきが違いそうな気がするので、再読予定

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    2019年05月05日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    ネタバレ

    ハーバードのフィールドメソッド。ケースメソッドで世界一となったハーバードの進化はこのケースからフィールドに出たことにあると言われる。確かに、現実の世界で通用するのはケースで過去の出来事を今ならどうやるかという観点で見ることではなく、現場で起きるさまざまなことを、ある一定の「何か」=これが大事だと思うけど、を持って「決める」ということだと思う。

    knowing フレームワークや理論を教えて、知識をつけることに重きを置きすぎてきたことから、doing つまり実践の場を持つ方向性になったということでもある。その際に、自分がどうあるべきか、会社は何のためにあるのかといったbeingがその根底になけれ

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    2019年04月28日
  • 知識創造企業

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    Morning Bee題材。mtv氏にすすめられて。

    大学人ならではのアカデミックさがあるんだけど、そこはかとないアツさもあると感じた。

    第二章は正直どうしようかと思ったけど、というかくじけそうになったんだけど、そのまま読み進めて良かった。

    今の自分の課題に対してのヒントがいろいろあったように思う。特に、キャリアパスに関して。

    Morning Beeの題材としてもいい選択。

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    2019年01月20日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    HBS×東北という企画は面白い。でも、色物感もある。このメンバーでシリアやイラクを訪れたら、どのようなバリューを立てられるか、見てみたい。

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    2018年02月23日
  • 知識創造企業

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    密接なつながりを持って暗黙知を共有しよう。
    つながりがなくなっていっている今の暗黙知はどうしましょう。

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    2017年07月03日
  • ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか

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    東北で学生を連れたサマーキャンプがあったので、東北でどんなことを学ぶと良いか考えるために読みました。

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    2016年10月15日
  • 知識創造企業

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    ●知識創造の3つの特徴
    1)表現しがたいものを表現するために比喩や象徴が多様される。
    2)知識を広めるためには、個人の知が他人にも共有されなければならない。
    3)新しい知識は曖昧さと冗長性のただなかで生まれる。

    ●個人知から組織知へ
    我々は組織的知識創造という言葉を使うが、個人の自発的行動とグループ・レベルでの相互作用がない限り、組織それ自体では知識を創ることはできない。

    ●知識創造の主役
    知識創造はだれが責任をもって行なうのだろうか?日本企業の特徴は、知識創造の任務を独占する部署や専門家グループがいない、ということである。第一線社員、ミドル、役員の全員がそれぞれの役割を果たすのである。し

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    2015年09月06日
  • 知識創造企業

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    日本における…というか、世界的なナレッジマネジメントの巨匠・野中郁次郎氏。
    本書はその古典であり教科書的位置付けのもので、読んでおくべき一冊だと思います。

    …とはいえ、自分は本書の核となる内容がまとめられた「ナレッジ・クリエイティング・カンパニー」という論文(ハーバード・ビジネス・レビュー掲載)は熟読したものの、本書は拾い読み程度ですが。

    知識創造理論は、1990年代に野中氏らによって提唱されたもので、日本企業のイノベーション事例の成り立ちを分析したことから始まりました。
    調査の結果、欧米的な考え方では日本のイノベーションの説明が十分にできないという疑問が生じ、欧米的組織は形式知を用いる情

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    2014年10月16日
  • 知識創造企業

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    知識の創造に焦点をあてた企業経営の本。約20年前の出版なので内容は少し古いが、考え方は今も押さえておくべき基本的な教科書。

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    2014年10月02日
  • 知識創造企業

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    積み上げ式に議論が展開され、例も豊富のため理解はし易い。
    SECIモデルのキレは言うまでもない。ミドル・アップダウン・マネジメントという誰かが先に思い付いていそうな概念も、知識創造という文脈で用いることで、より説得力のある議論になっている。
    ただ、ハイパーテキスト型組織は疑問・・・。
    本書の価値は従来より意思決定や実行面ばかりにフォーカスがされていた組織論において知識創造のモデル化を行い、知識創造こそ競争優位の源泉であると認識させたことにある。

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    2013年12月16日
  • 知識創造企業

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    形式知・暗黙知を定義。
    知識創造企業では、形式知・暗黙知を繰り返し業績が向上していく様を学問的に指摘している。
    暗黙知は、日本の師弟関係に見られる、見て盗む知識形態である。
    形式知は、知識・ルールを明文化し全員共通化し定着する形態と定義した。
    知識創造がうまく回っている企業は、この理論通り形式知・暗黙知の循環によりさらに上のレベルに向かっていくことができるであろう。

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    2013年05月18日
  • 知識創造企業

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    分かりやすく先行研究を説明しながら鋭い批判、そして豊富な事例と丁寧な検証など、学術書としては非常に読みやすく(読みやすいがビジネス書ではない)、楽しめた。

    内容としては非常に学際的で、経営学はもちろん、哲学から認知科学、教育学、組織論まで幅広く取扱いながら、企業(特に日本)における知識創造のプロセスを説明する。

    丁寧に読めば様々な示唆に富む一冊である。私見だが、興味深くてそして新しいコンセプトを次々と展開しわくわくさせられた。これが第一版から15年以上経っているとは思えない。

    色々なジャンルの新書を読む方、学際的な考え方に興味を持つ人にはお勧めの本である。

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    2012年02月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    SECIモデルで知られる名著『知識創造企業』の続編として、SECIスパイラルを提示している。SECUモデルは納得なのだが、スパイラルとして上に上がっていくためには社会善が必要というのが、もちろんそうあっては欲しいものの、論拠に納得いくものを感じられていない。一旦、途中でストップ。

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    2025年06月07日
  • 知識創造企業(新装版)

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    かなり学術的な表現になっていて、長い時間をかけて読み込んで腹落ちさせないと、オーディブルレベルで流し聞きする程度では意味は薄い本だと思った。トップダウンでもボトムアップでもなくミドルアップダウンマネジメントアプローチとか面白いけど大変だなと思った。国際的な大企業のヒット商品誕生の事例分析は分かりやすかったが、では自社でどう取り込んで実践できるかと考えると、うーんと思ってしまった。初版は四半世紀以上前に出たこともあって、事例も古く、現在の(自分がいるような)IT企業としては国際間の協調とか参考にすべきところもありそうだけど、だいぶ事情も変わっているのでは...と思った。

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    2023年02月04日
  • 知識創造企業(新装版)

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    日本と欧米との違い、それぞれの強み、を少し古めのケースを元に立証している論文形式の本。
    参考になる部分もあるが、僕が読んだタイミングの問題なのか、本の分量の割に発見は少ない

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    2022年12月21日
  • 知識創造企業(新装版)

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    「ワイズ・カンパニー」がでたのにあわせて、新装版がでたので、久しぶりに「知識創造企業」を読みました。20年ぶりくらいかもしれない。。。

    最初に読んだときは、前半の理論的部分は難しいし、後半の事例とか、企業へのインプリケーションの部分は、少数の事例しかでてこなくて過度に一般化されている感じがして、今ひとつ、ピンときませんでした。

    今回、あらためて読んで、後半部分の事例は、実証的なものではなくて、未来にむかって役に立つかもしれないヒントみたいなものなのだと思い、ちょっとなるほどと思いました。

    一方、前半の理論部分は、ちょっと大雑把すぎるというか、この研究の世界的な独自性を強調したいがために、

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    2021年10月25日