千葉聡のレビュー一覧

  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語

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    平易な表現、学術的な細部を専門用語で語るだけではなく、わかりやすく有難い。試料の採集における裏話や余談が楽しい。試料はカタマイマイやホソウミニナ、カワニナだったりと、所謂、カタツムリや貝類。グッピーの恋愛やダーウィンフィンチのくちばしに比べると、地味にも感じるが、ハードボイルドな採集ドラマを含めて、目が離せない。あれ、カタツムリの殻、右巻きか左巻き??という話でも面白い。

    で、成果が実り小笠原村は世界遺産へ。生態系、生物進化の過程を示す顕著な見本として認められた。そのロゴマークには、堂々、カタマイマイ。これがまた、かわいい。

    著者は恐らくアニメ好き。本著には、ピッコロ大魔王の例え話と共に北

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    2022年03月27日
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100

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    初めて出会う短歌に相応しい有名な歌ばっかり。テーマに分けてあるのもいいし、どの時代の歌かすぐわかるのもいい。

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    2021年08月12日
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100

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    奈良時代から現代の歌人までの歌がズラリ。
    それぞれのページの見出し部分に、時代のタグがあり分かりやすい。

    昔も今も同じような恋の悩みがあったのだなあと思ったり。

    以下、好きな歌のメモ。

    『観覧車回れよ回れ想い出は 君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)』栗木京子「水惑星」昭和

    ・君は 私をただの友達と思っている。 観覧車に乗った思い出も 君にはただの一日 私には一生の思い出

    『 たとへば君 ガサッと落ち葉すくふやうに 私をさらって行ってはくれぬか』 河野裕子「 森のように獣のように」 昭和

    『 声持たぬ 樹ならばもっと君のこと 想うだろうか 葉を繁らせて』小島なお「 サリンジャー

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    2021年03月04日
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語

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    カタツムリを題材とした進化生物論という、凡人にはほとんど縁も馴染みもない話を、ここまで読ませる内容に仕上げた著者のサイエンスライターとしての力量に脱帽。
    一読するとその意味が味わえる「進化とらせんの物語」という副題も秀逸だし、ものの見方が凝り固まってしまうことを「3.14とはなんですか、と聞かれて『円周率!』とマッハのスピードで答えるも、ホワイトデーに思いが及ばない勉強熱心な甲斐性なしがその例である」と書いたり、とにかくライターとしてのセンスが秀逸。
    本題であるダーウィン以降の生物進化に関する学説の激突も、いい意味でプロレス的で、とっつきにくい内容であるはずなのに、読む手が止まらない。しかも、

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    2020年09月26日
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語

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    カタツムリの研究史を時系列に、世代ごとの人物に焦点を当てながら紹介。登場人物はグールドしか存じ上げなかった。時代によって浸透していた考え方に違いがあるのは印象的。 個人的には海棲の貝類がどのようにして上陸を果たし、ナメクジやカタツムリに進化していったのか、の方が気になった。 環境、同種や捕食者による圧、遺伝のランダム性など、影響要素が多すぎるため、生態系への理解を深めることへの難しさがよく分かる

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    2020年08月12日
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語

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    理系の本てたまに読むと、とても面白い。今回も当たりだった。
    陸貝について地味な(失礼)話だけど、イギリスのレフティの話とか知らない事ばかりで新鮮。時々クスッとさせられて、研究の楽しさも感じられた。

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    2020年08月03日
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語

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    書名と内容にギャップを感じた。しかし、研究者の日常を描きながら、進化に関わる知識(適応放散・種の分離等)を分かりやすく解説してあり、文系人間であっても楽しめる一冊。小笠原諸島でのフィールドワークの章では手に汗握る展開が、そして、ホソウミニナ研究の章では知的興奮が存分に味わえる。必読!

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    2020年03月18日
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語

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    前半はダーウィン以来の進化論史概説。
    後半は著書の携わった研究や知り合った研究者の具体的なエピソードがどんどん出てくる。文系にも読ませたいのか物語的に書いているのも好感。
    カタツムリがどうやって交尾するのかを初めて知った。

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    2020年02月25日
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語

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    ネタバレ

    進化を決定づけるのは環境への適応なのか、運や偶然に類するものなのか。新たな発見があるたびに揺れ動いてきた、その研究史はカタツムリのような螺旋を描く。
    カタツムリ(マイマイ)の研究がその焦点になってきたという、その歴史を概観する一冊。
    「歌うカタツムリ」はかつてハワイにいたと伝えられる。そのハワイのカタツムリ研究が歴史の始まりだった。しかし、ハワイでも、ミクロネシアでも、小笠原でも、研究の対象になったカタツムリは外来種によって絶滅状態に追いやられたという話がエンディングに控えている。

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    2018年12月30日
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語

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    題名に惹かれて読み始めたが,副題にあるように進化と歴史の物語そのもの.カタツムリ研究に絞られてはいるが,全ての生き物に当てはまる命題.ダーウィンに始まり,宣教師ギュリックの気の遠くなるようなカタツムリ研究から綿々と続く進化の謎に迫る攻防.いろいろな学説,繰り返される理論,難しくはあるが,興味深いものだった.
    出来れば,系統樹やマイマイの写真も添付して欲しかった.

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    2017年10月02日
  • 今日の放課後、短歌部へ!

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    高校生の優しさや思いやりがスゴイ。高校生をスゴイと思える先生がスゴイ。
    ちばさとが、自分に青春のかけらがなければ、写しえないものを写しだして見せてくれます。ああまぶしい。

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    2015年02月01日
  • 今日の放課後、短歌部へ!

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    神奈川の公立中・高で国語課の先生をしながら、短歌を詠むチバサト先生の、短歌&エッセイ。
    先生、いいね。若いなあ。生徒たちも、いい子だねえ。
    読んでて、楽しくなった!

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    2014年09月07日
  • ダーウィンの呪い

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    進化っていいことでは?と思っていた。
    けれど、1つの価値観にとらわれすぎる怖さを感じた一冊だった。

    ありきたりな感想だけど、歴史を知っておくことは大切。

    印象的な一文
    ・優生学運動に従事した人々の大半がそれがナチスの罪過につながる坂道とは知らずに、その時代、その社会、その階級の価値観に従い、正義と善意に導かれて行動しただけであろう。そもそも私やあなたが、今まさに新しい悪魔をそれと気づかず育てているだけかもしれないのだ。


    以下メモ
    ・進化
    遺伝する性質の世代を超えた変化。発展や発達、進歩の意味ではない。
    一定後方への変化を意味しない。目的も目標も一切ない。
    進化は条件次第でどのような方向

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    2025年12月07日
  • 「科学的に正しい」の罠

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    自分の価値観を認識して、科学の持つ価値と向き合うことが大事。
    価値観と科学はつながっていることを忘れてはいけない。

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    2025年11月01日
  • 進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え

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    進化とは探っても探ってもその本質に辿り着けないいわば迷宮。的を射たタイトルだ。
    本書では進化をコントロールしているものを「調律者」と呼んでいるが、その「調律者」を追う生物学者の軌跡。
    進化という真に不思議な世界を体感することがてきた。どうして生物は進化するのか?何の変哲もない身の回りの片隅にも、気が付かないほどゆっくりとした進化が進んでいるのだろうか?

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    2025年09月27日
  • 進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え

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    ネタバレ

    普通の進化ものと思いきや、概ねマイマイ、つまりカタツムリの話。全ての進化をカタツムリに託して話を進める、カタツムリ愛に満ちた読み物。
    カタツムリに全く興味はないが、それなりに面白く読ませる。

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    2025年09月10日
  • 進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え

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    途中でグッと難しい話になる。
    自分の理解が足りていないと思うので、正面から向き合いながら2周目を読みたい。
    スリリングな冒険のパートは読んでいてワクワクした。

    追記
    噛めば噛むほど面白くなってきた。

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    2025年08月07日
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100

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    奈良時代の万葉集~令和の現代短歌まで幅広く紹介されていて有難い。絵本コーナーの近くにあり手に取ってみたという出会いだったが、解説と作者の特徴が分かりやすく記載されているので読みやすく、好みの歌を詠む歌人に出会うことができたのが嬉しい。

    小式部内侍の大江山〜は小学生の時に何度も読み上げていた歌なのに、この味わい深さを今まで知らなかったことが悔やまれる。

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    2025年08月02日
  • ダーウィンの呪い

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    6章まで辛抱して読んだ。
    7章以降は文系でも興味深く入り込んで読めた。
    前半シンドイな、って人は7章から読んでもいいと思う。

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    2025年03月09日
  • ダーウィンの呪い

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    「進歩せよ」を意味する「進化せよ」。
    「生き残りたければ、努力して闘いに勝て」を意味する「生存競争と適者生存」。
    んで、「これは自然の事実から導かれた人間社会をも支配する規範だから文句言うても無駄」を意味する「ダーウィンが言うとるさかい」。
    この三つの呪い。

    ダーウィン、言うてへんねんけどと。

    そもそも、ダーウィンが言うてても、それが真実かどうかは別の話やし、実際、ダーウィン自体もちょっぴし揺らいでるところもあったみたいやのに、「優生学」的なものを取り巻く社会の要請に、「科学」からお墨付きを与えると言う、正直トンデモ科学的なお札にされたみたい。
    当時は、DNAも発見されてなかったし、獲得形

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    2024年03月04日