千葉聡のレビュー一覧

  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    生物進化に興味のある人
    研究職に興味のある人
    におすすめ。

    面白かった。

    払ってもいい金額:800円
    貼った付箋の数:5
  • 招かれた天敵――生物多様性が生んだ夢と罠
    重厚な内容だった。
    応用昆虫学の系譜を辿る
    進化論の系譜とはまた違う、政治色もある人間と生きものの歴史
    きっかけとして知るカーソンの主張には偏りはなかった
    追求する科学者たち。時々現れる類稀な彼らは自然の記録者であり、かき回された世界の調整者を目指した
    その探究劇にはロマンを感じる

    科学を明らかに...続きを読む
  • ダーウィンの呪い
    なかなか歯ごたえある本でした。
    千葉聡氏の本にしては、読みづらくもありました。
    予想と異なりダーウィンの呪い→優生学でしたね。
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    進化学はダーウィンが提唱して終わりなのではなく現代でも多くの学者たちが日夜研究を進め、その成果を積み上げてきています。本書はそんな現代の進化生物学者たちがどのように研究生活を送り、どのようなことを考えているのか、著者の巧みな語りで楽しく知ることができます。進化学だけでなく、自然科学研究というものがど...続きを読む
  • 短歌部,ただいま部員募集中!
    短歌とは何か、どうやって楽しむのか、作るのか。それだけでなく、今を生きるためのツールとしての短歌、という面も見せる。
    自分でも理解できない自分の気持ちを整理する方法。そこから短歌へと繋がるのは素敵なことかもしれない。
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    現代のダーウィンである進化生物学者たちの最新研究成果と人間ドラマをユニークに紹介したエッセイ。

    自分自身は実験室内で行う研究だったので、本書で紹介されているようなフィールドワーク主体の研究に憧れを感じながら読みました。

    著者の専門である巻貝研究の紹介が中心で、特にカワニナの仲間は染色体数が種...続きを読む
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100
    良書でした!
    時代ごとでなく、テーマ別になっているのが良くて、1000年以上の時間を隔てた作品が隣り合って紹介されることがとても素敵。
    かつ、どの時代に詠まれたものなのかもすぐわかるようになっている。
    そして、特に平成以降の歌の解説が素敵。現代の短歌は言葉としては私たちは理解しやすいはずだけど、その...続きを読む
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100
    いろんな時代・テーマ・作者の短歌が紹介されてます。短歌の歴史とか、短歌をつくってみるコツとかもコラム的に書かれてて、面白かったです。
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    生物の進化やマイマイにちょっと詳しくなれる。フィールドワーク楽しそう。マイマイ。
    研究と同じように、自分の仕事について「この仕事が何の役に立っているのか」を自覚しながら仕事がしたい。
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    進化のからくりという題名なので、勝手に進化について体系的にまとめられている内容かと思っていたが、研究者である著者の陸貝やカタツムリを研究していた時の発見や人間ドラマをまとめたエッセイだった。
    「日本の科学が自由で、豊かで〜〜世界に対して存在感を発揮していた最後の時代のことである。」という文が今はそう...続きを読む
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    平易な表現、学術的な細部を専門用語で語るだけではなく、わかりやすく有難い。試料の採集における裏話や余談が楽しい。試料はカタマイマイやホソウミニナ、カワニナだったりと、所謂、カタツムリや貝類。グッピーの恋愛やダーウィンフィンチのくちばしに比べると、地味にも感じるが、ハードボイルドな採集ドラマを含めて、...続きを読む
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100
    初めて出会う短歌に相応しい有名な歌ばっかり。テーマに分けてあるのもいいし、どの時代の歌かすぐわかるのもいい。
  • 短歌研究ジュニア 初めて出会う短歌100
    奈良時代から現代の歌人までの歌がズラリ。
    それぞれのページの見出し部分に、時代のタグがあり分かりやすい。

    昔も今も同じような恋の悩みがあったのだなあと思ったり。

    以下、好きな歌のメモ。

    『観覧車回れよ回れ想い出は 君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)』栗木京子「水惑星」昭和

    ・君は 私を...続きを読む
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
    カタツムリを題材とした進化生物論という、凡人にはほとんど縁も馴染みもない話を、ここまで読ませる内容に仕上げた著者のサイエンスライターとしての力量に脱帽。
    一読するとその意味が味わえる「進化とらせんの物語」という副題も秀逸だし、ものの見方が凝り固まってしまうことを「3.14とはなんですか、と聞かれて『...続きを読む
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
    カタツムリの研究史を時系列に、世代ごとの人物に焦点を当てながら紹介。登場人物はグールドしか存じ上げなかった。時代によって浸透していた考え方に違いがあるのは印象的。 個人的には海棲の貝類がどのようにして上陸を果たし、ナメクジやカタツムリに進化していったのか、の方が気になった。 環境、同種や捕食者による...続きを読む
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    理系の本てたまに読むと、とても面白い。今回も当たりだった。
    陸貝について地味な(失礼)話だけど、イギリスのレフティの話とか知らない事ばかりで新鮮。時々クスッとさせられて、研究の楽しさも感じられた。
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    書名と内容にギャップを感じた。しかし、研究者の日常を描きながら、進化に関わる知識(適応放散・種の分離等)を分かりやすく解説してあり、文系人間であっても楽しめる一冊。小笠原諸島でのフィールドワークの章では手に汗握る展開が、そして、ホソウミニナ研究の章では知的興奮が存分に味わえる。必読!
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
    前半はダーウィン以来の進化論史概説。
    後半は著書の携わった研究や知り合った研究者の具体的なエピソードがどんどん出てくる。文系にも読ませたいのか物語的に書いているのも好感。
    カタツムリがどうやって交尾するのかを初めて知った。
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
    進化を決定づけるのは環境への適応なのか、運や偶然に類するものなのか。新たな発見があるたびに揺れ動いてきた、その研究史はカタツムリのような螺旋を描く。
    カタツムリ(マイマイ)の研究がその焦点になってきたという、その歴史を概観する一冊。
    「歌うカタツムリ」はかつてハワイにいたと伝えられる。そのハワイのカ...続きを読む
  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
    題名に惹かれて読み始めたが,副題にあるように進化と歴史の物語そのもの.カタツムリ研究に絞られてはいるが,全ての生き物に当てはまる命題.ダーウィンに始まり,宣教師ギュリックの気の遠くなるようなカタツムリ研究から綿々と続く進化の謎に迫る攻防.いろいろな学説,繰り返される理論,難しくはあるが,興味深いもの...続きを読む