千葉聡のレビュー一覧
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ネタバレめちゃくちゃ面白い!
「進化」を「進歩」と捉えたり,「最も強い者が生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは進化できる者である」という現代人が陥りやすい罠についての解説から始まる。
多くのページを割いているのは,ダーウィニズムから優生思想へとつながる過程と,その時代に生きる科学者の主張,また社会に漂う価値観。このあたりがとてもよく分かる。
特に,ヒトラーによる独裁政権下での暴虐が批判されることは,誰が見ても明らかであるが,「暴虐へと至る過程も分析しなければならないだろう」という姿勢はとても大切だなと思った。
「理由は何であれ、これだけははっきりしている。自由と正義に -
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様々な理由で「人間の手によって」世界中を行き来させられてきた生物たち。主に農作物を害虫から守る「生物的防除」をテーマに、移入種たちがどのように広がり、成功を納め、あるいは失敗し、現代に至ったのかをたどる。
生物たちは自己の遺伝子を地理的に拡散する宿命を帯びています。ですから広がっていくわけですが、そこに人為的な要素があると移入種と定義されます。本書はこの移入種が発生する経緯と経過と結果についてまとめたもので、大変に興味深い内容でした。
まず生物的防除が19世紀には始まっていたことはけっこう驚きでしたし、そこに至る思想的な変遷も(宗教が絡んでいたりして)驚くべきものでした。移入に失敗したケース -
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千葉聡
東北大学東北アジア研究センター教授、東北大学大学院生命科学研究科教授(兼任)。1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。静岡大学助手、東北大学准教授などを経て現職。専門は進化生物学と生態学。著書『歌うカタツムリ』(岩波科学ライブラリー、2017年)で第71回毎日出版文化賞・自然科学部門を受賞。ほかに『生物多様性と生態学ー遺伝子・種・生態系』 (朝倉書店、2012年、共著)などの著作がある。
当時、小笠原諸島で化石を材料に進化の研究を進めていた私は、彼らの論文によって、新しい世界に誘い出されたように思われます。
もっとも、カート・ボネガットに言わせれば、ガ -
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ネタバレ中学生が自分の可能性を広げていくためのジュニアスタシリーズの一つ
小島なおさんと千葉聡さんが部活の顧問に扮して、短歌の紹介と人生を語るリレーエッセイのような構成。
途中、短歌クイズや基本ルール、歌会の話などあり、入門者でも楽しめる工夫がされている。
小島さんもおじいちゃん猫を飼っているそうです。
イラストで登場しますよ。
『短歌はメッセージ』
『奈良時代の万葉集のころから、平安時代はラブレターとして流行』
『人の想いがギュッとつまった短歌』
『歌壇欄に載ることは、私のひみつが私を知らないたくさんの人のひみつになるような感覚』
『たった三十一文字しかないのに、短歌は多くのことを残しておける詩』 -
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千葉聡さんと小島なおさんがタッグを組んだ、若い人に向けて短歌のメッセージ。単なる短歌の入門書ではなく、むしろ生き抜くことへの励ましをつづる。特に小島さんが短歌との出会いを書いた第一章が印象的だ。短歌を通して、暗くてもいいんだ、ありのままでいいんだ、と感じたという。やがて「はるかなる遊牧民のはるかなる歴史を思う人は孤独なり」「講堂で賛美歌うたう友達のピアスの穴を後ろから見る」「こころとは脳の内部にあるという倫理の先生の目の奥の空」などの歌が生まれた。そして千葉さんもエールを送る、「フォルテとは遠く離れてゆく友に「またね」と叫ぶくらいの強さ」。
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昔からブルーバックスのシリーズは大変面白くて読んでいた。
今回、本書を読んで初めてブルーバックスの中で読み終わるのが惜しい本に出会った。
じっくり時間をかけて、充実した通勤読書になった。
書名にも出てくるダーウィンの事は名前と進化論のことを知っている位で実際にどんな研究を行っていたのかを本書で知った。
1835年9月、ダーウィンは英国軍艦ビークル号で
初めてガラパゴス諸島に訪れた。
1か月間滞在して、たくさんの生き物に出会い、そこで進化のアイデアがひらめいた。
特に、鳥類(マネシツグミ、フィンチ類)に出会い、
あの進化論で有名な『種の起源』が生まれる。
本書の面白い所は、著者の自然科学 -
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某野球解説者の言葉を引用するならば、本書を読んで自信が確信に変わった。「科学的に正しいの罠」がなぜ誘発されるのかは、3つの要因で説明できる。
一つ目。存在しないはずの「アインシュタインの◯◯論」とか、権威者や有名人の名前を冠した用語は信用されがち。
二つ目。証拠や証明方法も本来検証が必要なはずなのに、示されただけで客観的事実ととらえてしまいがち。
三つ目。インフルエンサーがSNSで発信し、大量の「いいね」が付くと無条件で受け入れてしまいがち。
著者が言う「まず疑ってみる」も大事だが、さらに自分なりの検証の軸も持っておくべきと考える。たとえばこれだけネットやAIが発達しているわけだから、それを活 -
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小中学生向けに書かれた短歌の入門書。
1頁に短歌が大きな字で一首。
それにイラストと解説が添えられて、作者はどんな人?という短い説明もある。大人にもとても読みやすくておすすめ。
全ページの端に(奈良・平安・鎌倉・室町・江戸・明治大正・昭和・平成・令和)と細い見出しが印刷されていて、その短歌の詠まれた時代がわかるように濃くしてある。
この工夫が親切でした。
奈良時代は気に入ったからと1晩草原で寝ているな〜と大らかさを感じたり。
昭和の人だと思っていたら明治大正だったと発見することも出来ました。
100首の中で特に気に入った歌は
「修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだ