千葉聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ面白い!
「進化」を「進歩」と捉えたり,「最も強い者が生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは進化できる者である」という現代人が陥りやすい罠についての解説から始まる。
多くのページを割いているのは,ダーウィニズムから優生思想へとつながる過程と,その時代に生きる科学者の主張,また社会に漂う価値観。このあたりがとてもよく分かる。
特に,ヒトラーによる独裁政権下での暴虐が批判されることは,誰が見ても明らかであるが,「暴虐へと至る過程も分析しなければならないだろう」という姿勢はとても大切だなと思った。
「理由は何であれ、これだけははっきりしている。自由と正義に反する非人道的かつ差別的、強権的な制度は、強権国家でなくても、自由と平等を重んじる人々の手で、正義の名のもとに、民主的に実現しうるのである。」という筆者の警告は,胸に刻まなければならない。
そして,本書の結びにあるように,
「しかし同時に,善悪,正邪,矛盾入り乱れ,人それぞれに異なる心の混沌も,私には魅力的に映る。世界から悪が消えたら胸のすくようなヒーローの物語は二度と楽しめなくなるだろう。大切なのはむしろ,人それぞれに夢を持てること。それからもし置いたレンガの場所が誤りだったなら,その失敗を修正できることではないか。」という筆者の生命観、倫理観にとても好感がもてた。
一方で,遺伝的浮動,遺伝子プールなどの用語に対して注釈がないため,高校で生物を学んでいない方や,ベースとなる知識に不安がある人からすると,特に前半の内容は読みづらいかもしれない。
個人的には理系の高校生や大学生に強く薦めたい書籍であると感じた。 -
Posted by ブクログ
様々な理由で「人間の手によって」世界中を行き来させられてきた生物たち。主に農作物を害虫から守る「生物的防除」をテーマに、移入種たちがどのように広がり、成功を納め、あるいは失敗し、現代に至ったのかをたどる。
生物たちは自己の遺伝子を地理的に拡散する宿命を帯びています。ですから広がっていくわけですが、そこに人為的な要素があると移入種と定義されます。本書はこの移入種が発生する経緯と経過と結果についてまとめたもので、大変に興味深い内容でした。
まず生物的防除が19世紀には始まっていたことはけっこう驚きでしたし、そこに至る思想的な変遷も(宗教が絡んでいたりして)驚くべきものでした。移入に失敗したケースの多くは科学者が「慎重にすべき」とした移入を有無を言わさずやってしまう政治的な圧力だったりするのもとてもやな感じで、進歩しないヒトの社会を痛感したりしました。また、例えばアメリカで大被害をもたらした日本のマメコガネ(Japanese Beatle)が第二次大戦の際に日本憎悪のためのシンボルとしても用いられるなど、移入種による災厄が差別やイデオロギーに利用されていたというのも注目したいところです。
最後に著者本人が関わった小笠原の生態系保全のための移入種対策については迫真のドキュメントで、人間の罪深さを噛み締めるエピソードになっていました。
要所要所では非常に重要な指摘や提言があるのですが、何しろ語られるジャンルが広範なのでどれもこれも興味があり、ノートとか取りながら読まないと何が書いてあったか忘れがちになってしまうところは注意が必要です。
日本を含めて世界中の多くの地域で地域の生態系に影響を与える移入種問題は頭の痛い課題となっていますが、多くの場合は解決に至る道筋すらつけられないのが現状です。こうした現状の何が問題なのかについて、非常に中立的に論じているのも印象的で、例えば化学農薬(化学的防除)を否定せずに総合的な観点から対策を提言するあたりなどは大変に同意できました。
もうひとつ、こうした提言も含む科学的な問題というのは専門書に近く、読みづらいのが定番ですが、この本については、たとえばある科学者が世界中を新婚旅行ついでに調査してまわったリア充エピソードが長々と語られてなんじゃこりゃ、と思っていたところ、その後の展開で見事に回収されたりとか、たくさんの登場人物が出てくるけどキーマンを絞っていて科学者の系譜がわかりやすかったりとか、人柄まで感じられる人物描写だったりストーリーテーリングが上手だったりして読みやすい本になっているのが素晴らしいところだと思いました。(とはいえ、生態学が好きじゃないと読みこなすのは大変かも)。
移入種や生態学に興味のある方はぜひご一読ください。レイチェルカーソンの名著、「沈黙の春」と一緒にどうぞ。 -
Posted by ブクログ
1100
千葉聡
東北大学東北アジア研究センター教授、東北大学大学院生命科学研究科教授(兼任)。1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。静岡大学助手、東北大学准教授などを経て現職。専門は進化生物学と生態学。著書『歌うカタツムリ』(岩波科学ライブラリー、2017年)で第71回毎日出版文化賞・自然科学部門を受賞。ほかに『生物多様性と生態学ー遺伝子・種・生態系』 (朝倉書店、2012年、共著)などの著作がある。
当時、小笠原諸島で化石を材料に進化の研究を進めていた私は、彼らの論文によって、新しい世界に誘い出されたように思われます。
もっとも、カート・ボネガットに言わせれば、ガラパゴスの生物は〝あまりぱっとしない顔ぶれ〟で、もしチャールズ・ダーウィンがいなければ、エクアドルにとってそこは、〝スタッフォードシャーのボタ山ほどの価値しかなかった〟だろう。 ダーウィンを乗せた英軍艦ビーグル号が、ガラパゴス諸島を訪れたのは、一八三五年九月のことであった。彼がそこで最初に目にした景色も、やはり荒涼とした不毛な世界だった。『ビーグル号航海記』には、「島の低地は著しく不毛」で、最初の上陸地サンクリストバル島のことを、「初めて見た景色に、惹きつけられるものは何もなかった」と記している。 ダーウィンはガラパゴス諸島に約一ヵ月滞在した。当時二十六歳、血気盛んで命の危険も顧みず、南米で調査という名の冒険を続けてきたダーウィンは、ガラパゴスでも精力的に動植物と地質の調査を行った。まだ生物の種は神が創造した「不変の存在」だ、と信じられていた時期である。 だがここでダーウィンは、進化というアイデアを導く上での、重要な 閃きを得る。それを与えたのは、ガラパゴスマネシツグミだった(図1‐2)。彼らは楽しそうに歌う──ダーウィンがそう著書に記した鳥だ。ガラパゴス滞在中、ダーウィンは、人懐こい独特なマネシツグミ=モッキンバードがいること、それは南米大陸の鳥の仲間であることを、ノートに書き留めた。さらにダーウィンは、別の島のマネシツグミとは、特徴が少し違うことに気づく。特に注意してこの鳥を採集したのは、それが理由だと書き残している。その後彼は島民から、ゾウガメの特徴にも、島によって違いがあることを聞かされる。
「左巻きのカタツムリは、右巻きのカタツムリと体の作りが全て左右逆転しています。ガーデン・スネイルの場合、体の左右が逆の相手とは、交尾ができないのです。だからここに一匹しかいない左巻きのジェレミーは、誰とも交尾ができず、子供ができません。しかし、もし他に左巻きのガーデン・スネイルが見つかれば、それと交尾ができて子供が生まれるでしょう。左巻きの子孫ができて、左巻きの系統が確立できれば、それを使って殻の巻き方が決まる遺伝的な仕組みを解明できるのです。これは巻貝だけでなく、人間の体の左右を決める仕組みとその進化を知ることにもつながります。
そんな矢先、デビソン博士の知人が、ロンドン南西部にある畑の堆肥の山の中から、偶然にも一匹の左巻きのヒメリンゴマイマイを見つけ出したのである(図3‐1)。だが彼を交配させて子供を作り、遺伝子を調べるためには、もう一匹他に左巻きの個体が必要だ。どうやってもう一匹を手に入れよう。百万匹に一匹の確率です。
そこでデビソン博士は一計を案じた。市民の協力を仰ぐのである。大学の広報室に話をもちかけ、より多くの関心を集めてより多くの協力者を得るために利用したのが、〝左巻きゆえに恋人ができない、ひとりぼっちのガーデン・スネイル〟というストーリーだ。名前はジェレミー。左派の中心的な政治家で英国労働党党首の、ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn) から採った名である。これにはコービンの趣味がガーデニングであることも掛けています。
だがジェレミーとレフティの恋愛は、〝いい感じ〟にはなるものの、なかなか交尾までは至らない。そんな折り、スペインのマヨルカ島で新たにもう一匹、左巻きのヒメリンゴマイマイが見つかり、ノッティンガム大学に送られてきた。トメウ(Tomeu) と名付けられたその左巻きは、スペイン料理店の鍋の中から、調理される寸前に救出されたものであった。さっそくトメウもジェレミーたちに引き合わされた。さてジェレミーの恋の行方はどうなるのだろうか。
「トメウは二度卵を産み、レフティは一度卵を産みました。カタツムリは同一個体が雄の器官と雌の器官をともに持つ雌雄同体なので、一匹が同時に父親にも母親にもなるのです。
ところでヒメリンゴマイマイの場合、なぜ巻き方向が逆、すなわち体の左右が逆の相手とは、交尾ができないのだろうか。 彼らの交尾は出会ってまず、互いの触覚を触れ合わせたり、体を 齧り合ったり、円を描きつつ互いの周りを這ってみたりと、複雑な求愛のディスプレイから始まる。次に互いに向かい合い、互いの生殖口を近づける。生殖口は、右巻きなら首の右側、左巻きなら首の左側にあるので、向かい合って少し頭を交差すると、互いの生殖口を接することができる。このとき、細長くて先端が尖った石灰質の硬い器官──恋矢を、互いの体に打ち込む。そして互いの交尾器を生殖口に挿入、精子の入った精包を交換する(図3‐2)。このとき恋矢は、相手に渡した精子の受精率を高める役目をします。
結局、小笠原や本土の陸貝を対象に、求愛や交尾など繁殖行動の研究を始めてしまった。また将来、生態学は分子遺伝学と融合するだろうというので、英国に留学して分子遺伝学を学ぶことにしました。
話題は舞台となるハワイの地質に移る。ハワイ諸島は東西に八つの島々が直線的に並び、西の島ほど島の形成年代が古い。これはハワイの島々が乗っている海洋プレートが、年七センチほどのスピードで西に移動しているためだ。火山を作るマグマの吹き出し口の位置は変わらないので、新しい島は常に東端で形成される。できた島が、ベルトコンベアーで運ばれるように、次々と西に移動していくわけます。
「島で起きるこうした繰り返す適応放散の例は、世界で三つしか知られていません。ハワイのクモ類と、西インド諸島のアノールトカゲ。そしてもう一つ。小笠原諸島のカタマイマイ類です。これらの例は、私たちが進化のことを知るために特に重要で、世界的に高い価値のあるものです。
東京から父島まで船で一日、そこからさらに船で二時間以上。母島の総人口は四百五十人程。三十年前からあまり変わらない。小笠原村は、一般的な 僻地、離島のイメージと違って、住民の平均年齢が低く、出生率も高い。今も昔も住民が若いのである。だがこれは生活の厳しさの裏返し。医療や介護の困難さゆえ、高齢者には厳しい島なのだ。 学生時代、私は生活費と旅費を得るため、母島の民宿で働いていた。春夏の繁忙期の一、二ヵ月、朝夕に接客、配膳、食器洗浄や掃除の業務をする。接客が必要な船の入出港時を除き、昼間は山に登って調査です。
少年は本土の小学生に比べ、自分たちは学業その他でいろいろ不利だと言い、悔しがった。本土の学校では、高度な理科の実験、観察をしたり、本格的な科学の情報に触れたりできる、それに引き替えこの島では……というのが彼の言い分だった。私は、君が今見ている小笠原の生き物こそ科学の源だ、新しい知識そのものなんだ、と説き、ハンデのおかげで得することもある、と話してみたが、たぶん私の意図は伝わらなかっただろう。少年は中学を卒業する前に、両親とともに本土に転居してしまいました。
結局、役立つ研究とは無縁な私にできたことは、自分が小笠原の研究で得た発見や知識を、少しでも多く小笠原の人々と共有し、彼らの知識として還元することだけだった。
カタマイマイ属は二、三センチほどの、その名の通り硬い殻を持つ、小笠原固有のカタツムリである。小笠原全域を調査した結果、現在の小笠原には、カタマイマイ属が二十種以上生息していることがわかった。
小笠原を世界遺産に、という機運が訪れたのは二〇〇三年以降である。この年、知床、琉球諸島とともに、小笠原が新たな世界自然遺産の候補地に選定された。その四年後、小笠原はユネスコに提出する暫定リストに記載された。その後三年間の準備を経た二〇一〇年、環境省などを中心に政府は、世界遺産登録のための推薦書を世界遺産委員会に提出した。 世界遺産に登録されるためには、小笠原の自然が、「顕著な普遍的価値」を持つことを証明しなければならない。そのためには、十項目ある登録基準のいずれか一つ以上を満たしたうえで、完全性や真実性──登録範囲と保存管理が適切であることを示さなければならない。小笠原がエントリーした登録基準は、「地形地質(歴史の証拠となる重要な地形、地質等)」、「生態系(生物進化の過程を示す顕著な見本)」、「生物多様性(生物多様性の保全上重要な地域)」の三項目だった。
島影が海の彼方に見えなくなった頃、そのスコットランド出身の博士はこう言った。 「私がもっと若かったら、日本に住んで小笠原の生物を研究したと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中学生が自分の可能性を広げていくためのジュニアスタシリーズの一つ
小島なおさんと千葉聡さんが部活の顧問に扮して、短歌の紹介と人生を語るリレーエッセイのような構成。
途中、短歌クイズや基本ルール、歌会の話などあり、入門者でも楽しめる工夫がされている。
小島さんもおじいちゃん猫を飼っているそうです。
イラストで登場しますよ。
『短歌はメッセージ』
『奈良時代の万葉集のころから、平安時代はラブレターとして流行』
『人の想いがギュッとつまった短歌』
『歌壇欄に載ることは、私のひみつが私を知らないたくさんの人のひみつになるような感覚』
『たった三十一文字しかないのに、短歌は多くのことを残しておける詩』
『短歌は、落ち込んでいるときの自分の心を容れるのにちょうどいい器』
好きな歌
わが庭を通りて深い闇にゆく猫の道あり昼はなき道(馬場あき子)
きみはきみの領域を持ち日曜の草に座れば背に差すひかり(小島なお)
こころとは脳の内部にあるという倫理の先生の目の奥の空(小島なお)
僕達を傷つけてまたひきよせる鏡がネットで売られていたよ(野口あや子)
昼休み友だちがくれたポッキーを嚙み砕いてはのみこんでいく(加藤千恵)
こころではなくて言葉で写しとる世界に燃えたがる向日葵を(笹川諒)
海の歌は特に好き
海に向く背中ばかりの海にきて海もまた後ろ姿と思う(小島なお)
まだあるか信じたいもの欲しいもの砂地に並んで寝そべっている(俵万智)
砂の城なみうちぎわにたてられてさらわれてゆく門番ふたり(穂村弘)
大好きな人と一緒に見にいけば海はいつでもなつかしい匂い(タマスケ)
刺激されて作った歌
数式が解けずトイレで泣いていた休み時間はあっという間に(ベルガモット) -
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Posted by ブクログ
千葉聡さんと小島なおさんがタッグを組んだ、若い人に向けて短歌のメッセージ。単なる短歌の入門書ではなく、むしろ生き抜くことへの励ましをつづる。特に小島さんが短歌との出会いを書いた第一章が印象的だ。短歌を通して、暗くてもいいんだ、ありのままでいいんだ、と感じたという。やがて「はるかなる遊牧民のはるかなる歴史を思う人は孤独なり」「講堂で賛美歌うたう友達のピアスの穴を後ろから見る」「こころとは脳の内部にあるという倫理の先生の目の奥の空」などの歌が生まれた。そして千葉さんもエールを送る、「フォルテとは遠く離れてゆく友に「またね」と叫ぶくらいの強さ」。
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Posted by ブクログ
昔からブルーバックスのシリーズは大変面白くて読んでいた。
今回、本書を読んで初めてブルーバックスの中で読み終わるのが惜しい本に出会った。
じっくり時間をかけて、充実した通勤読書になった。
書名にも出てくるダーウィンの事は名前と進化論のことを知っている位で実際にどんな研究を行っていたのかを本書で知った。
1835年9月、ダーウィンは英国軍艦ビークル号で
初めてガラパゴス諸島に訪れた。
1か月間滞在して、たくさんの生き物に出会い、そこで進化のアイデアがひらめいた。
特に、鳥類(マネシツグミ、フィンチ類)に出会い、
あの進化論で有名な『種の起源』が生まれる。
本書の面白い所は、著者の自然科学部門で主に研究している、『カタツムリ』ネタが面白い。
一つだけ、紹介。
「ひとりぼっちのジェレミー」が哀愁を感じる。
通常カタツムリは右巻きが多いらしい。
100万匹に1匹、左巻きのカタツムリがいる。
それが、ジェレミーだ。英国のある大学広報で
同じ左巻きの恋人を募集した。
カタツムリは同じ巻方向でないと交尾できないからだ。
せっかく見つかった候補の恋人からはフラれて、別の左巻きのライバルに恋人を取られてしまった。
左巻ジェレミーの悲しい恋の語り。
本書には他にも、ユニークな若い研究者が登場する。
それは、本書を読んでのお楽しみにしたい。
著者のフィールドクークに対する姿勢が表れているのは、若い研究者との交流により、『昔のように、自分も作業ではなく、バケーションとして楽しもう』という研究姿勢が良い。 -
短歌部,ただいま部員募集中!
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Posted by ブクログ
某野球解説者の言葉を引用するならば、本書を読んで自信が確信に変わった。「科学的に正しいの罠」がなぜ誘発されるのかは、3つの要因で説明できる。
一つ目。存在しないはずの「アインシュタインの◯◯論」とか、権威者や有名人の名前を冠した用語は信用されがち。
二つ目。証拠や証明方法も本来検証が必要なはずなのに、示されただけで客観的事実ととらえてしまいがち。
三つ目。インフルエンサーがSNSで発信し、大量の「いいね」が付くと無条件で受け入れてしまいがち。
著者が言う「まず疑ってみる」も大事だが、さらに自分なりの検証の軸も持っておくべきと考える。たとえばこれだけネットやAIが発達しているわけだから、それを活用しない手はない。怪しい用語は検索してみる。反証、反論している科学者がいないか探してみる。SNSで発信されたものが論文として存在するかAIに調べてもらう。早速実践してみよう。 -
Posted by ブクログ
小中学生向けに書かれた短歌の入門書。
1頁に短歌が大きな字で一首。
それにイラストと解説が添えられて、作者はどんな人?という短い説明もある。大人にもとても読みやすくておすすめ。
全ページの端に(奈良・平安・鎌倉・室町・江戸・明治大正・昭和・平成・令和)と細い見出しが印刷されていて、その短歌の詠まれた時代がわかるように濃くしてある。
この工夫が親切でした。
奈良時代は気に入ったからと1晩草原で寝ているな〜と大らかさを感じたり。
昭和の人だと思っていたら明治大正だったと発見することも出来ました。
100首の中で特に気に入った歌は
「修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ」
笹公人『念力図鑑』
平成の歌だそうです。