北川悦吏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビ放送の最中に小説だけ先に最後まで読んでしまった。仙吉さんが亡くなったところからは小説だけで映像がないわけだが。
全てのシーンが映像化されて頭に浮かんでくる。どのシーンも。
ユーコもボクテも秋風も。
りょーちゃんさんもかんちゃんも。
3オバも。
新たに出てくる人も。
そして物語は佳境に入り、岐阜と東京を往復しながら進んで行く。
ヤイチおじさんもええわぁ〜。
ウーちゃんは相変わらずだ。
こんなに一気に読ませる小説は久々。
ヤフコメでは悪評ばっかりだが、そんなことはない。視聴率に現れているよ、次が見たくなるドラマだよ。
複雑なストーリーではなく、単純でそれでもゆっくりと流れる二人のドラマ。 -
映像が目に浮かぶ
朝ドラを観たことをきっかけにお試し版を読んでみました!主人公の男女つばめと律の物語はこうして始まるのか〜と出産シーンから立ち会うことができて、ますます作品に愛着が湧きます。
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Posted by ブクログ
余命宣告を受けた作家と主治医が人生最後の旅をする話
200頁弱の本で読みやすく、読後感も清々しい
ドラマ化しているようでそちらは観ず、といっても主演が妻夫木聡と渡辺謙ということは知っていたので、二人に当てはめながら読んだ
けっこう良かった
先が読める展開ではありつつも、胸アツになったとこもあった
読んでると、一緒に生きている、という感覚になった
「この世は美しいな」
向き合ったときにそう感じる
死に向かってたのに、
生きること、再生に向かってく
「幸せになれないかもしれないけど、幸せな瞬間はあるんじゃないですか?」
「誰かの冗談に、笑うことないですか?今日は気持ちいい天気だなっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上の半分くらいから面白くなり、下巻は一気読みしました。
朝ドラはほとんど見たことがないけれど、こんな恋愛がテーマの話もあるとは知りませんでした。
同じ日に生まれた幼なじみの美男美女なんて設定どこにでもありそうだし、ご都合主義的な偶然も多かったけれど、それでも途中何度か泣けたし、少女漫画のようなきゅんとなるシーンもあり、面白かった。
母親目線と娘目線で感情移入し、自分の母親のこと、娘のことも考えながら読みました。
長期に渡る幼なじみの男女の話という点で「手のひら音符」にちょっと似てるけど、「半分、青い」のほうが少女漫画っぽくて好みでした。