北川悦吏子のレビュー一覧
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余命宣告を受けた作家と主治医が人生最後の旅をする話
200頁弱の本で読みやすく、読後感も清々しい
ドラマ化しているようでそちらは観ず、といっても主演が妻夫木聡と渡辺謙ということは知っていたので、二人に当てはめながら読んだ
けっこう良かった
先が読める展開ではありつつも、胸アツになったとこもあった
読んでると、一緒に生きている、という感覚になった
「この世は美しいな」
向き合ったときにそう感じる
死に向かってたのに、
生きること、再生に向かってく
「幸せになれないかもしれないけど、幸せな瞬間はあるんじゃないですか?」
「誰かの冗談に、笑うことないですか?今日は気持ちいい天気だなって心が晴れることないですか?淹れたてのほうじ茶、うまいなって思うことないですか?」
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Posted by ブクログ
ネタバレ上の半分くらいから面白くなり、下巻は一気読みしました。
朝ドラはほとんど見たことがないけれど、こんな恋愛がテーマの話もあるとは知りませんでした。
同じ日に生まれた幼なじみの美男美女なんて設定どこにでもありそうだし、ご都合主義的な偶然も多かったけれど、それでも途中何度か泣けたし、少女漫画のようなきゅんとなるシーンもあり、面白かった。
母親目線と娘目線で感情移入し、自分の母親のこと、娘のことも考えながら読みました。
長期に渡る幼なじみの男女の話という点で「手のひら音符」にちょっと似てるけど、「半分、青い」のほうが少女漫画っぽくて好みでした。 -
Posted by ブクログ
妻夫木聡さんと渡辺謙さんのドラマを観てよかったので読んでみた。
表紙の絵やフォントの感じより遥かにとてもいい本だと思う。表紙で損している気がする。
なんで痛み止めをがんがん使えないのか。
がん末期ただ痛いだけで耐え続けることに何の意味があるのか。いろいろ直球。
7年に渡る闘病生活に疲れ、「もう殺してくれ」という成瀬と、「いいですよ」というボーヤ先生。
病院に退職届を出して、カリウムをこっそり持ち出して死ぬ選択肢もあるよとしてあげながら一緒に最後の時間を旅して回る。
ボーヤ先生と成瀬が旅をしながら二人はどういう結末を迎えるのか………。
「助けたいけど、助けられないから、人はただそばにいて、おしゃべりする」
これは小説だしこんなことはなかなか現実にはないと思うけれど、医者側の葛藤をも読むことで、頑張るしかないんだなと今は思えた。
おしゃべりする相手がいるのはなんとも幸せなことだと思う。
とてもいい本だった。暫く余韻に浸る感じ。
最後の井上さんがまた、よかった。 -
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「夢みたいだったな、こうしてみると空想すると思い出すというのは同じようなものなのかもな、今は現実にはそれはない。どっちにしても」この成瀬の言葉に、
私自身が長年重ねてきた想いをもう一度理解した。さりとて「妄想」も(笑)
終末期を迎える人と、心病める人(医師)、そして取り巻く人のそして風景の物語。
桜、夕焼け、海、暖炉、満点の星、花火、学校の屋上。どれもこれも美しい描写。
映像化に当たり文庫化されたものではあるが、職業柄気になって手に取り、本のカバーを取り去り読んだ。(これはかなり正解だった)
また、人は1人ではないと想い知らされる本となった。
西行の一句。この本読んで思い出したので忘れる前に書いておこう「願わくば花の下で春死なむ。その如月の望月のころ 」さ、朝がきた
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ネタバレ
かなり分厚かったので、読めるか不安になったが、1日もあれば余裕だった。大好きなドラマだったので読んでみたいと思い購入したが、ドラマのまんまで、さらにセリフに込められた思い?などを地の文から知ることができて良かった。
ドラマのまんまだったので、改めて作家は凄いな、俳優・女優さんは凄いなと感じた。
光がかっこよすぎて、目の前に現れて欲しいと思った。笑
贅沢言うなら、光と空の横断歩道のところは全部ドラマでやってほしかったなぁぁあ。
でも、母と子の深い愛情・絆に、ほっこりした気持ちになったし、きゅんきゅんもしたし、OK!
もう3回は見たけど、またドラマを見ようと思う。 -
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今まで、NHK朝の連ドラを余りみたことがなかった。
そう言えば「ちゅらさん」をよく見てたときがあったかな。
岐阜県が舞台となるドラマ。岐阜県人はみるしかないでしょう。
しかもドラマをみると、主人公の鈴愛は私と同じ1971年生まれ。律は大学受験に失敗して都の西北大学へ。ウチの長男も、この年に都の西北大学に進んだ。『半分、青い。』には共感することがたくさんありました。
そんな物語で強烈な個性を発して登場した秋風先生。
印象的な言葉をたくさん残してくれました。
この本を読んで、それを思い返させてくれますね。
わたしは、この言葉が好きでした。
人生は希望と絶望の繰り返しです。
人には想像力があります。
夢見る力があります。
明日を、これからを、
どんなにひどい今日からだって、
夢見ることはできます。
希望を持つのは、
その人の自由です。
もう、ダメだと思うか、いや、行ける、
先は、きっと明るい、と、思うかは、
その人次第です。
さあ、夢をみよう!
まだまだ、俺は行ける! -
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タイトルが気になって普段あまり読まない恋愛小説を読んでみた。
ただ、恋愛小説にしては重厚な666ページ!
初めの数十ページで登場してきたのが
・実はかなり美人なオタクの娘
・モデルみたいなイケメンだが実はオタクな青年
・奔放だけど芯は強い美人な母親、小説家
・儚げな雰囲気のイケメン整体師
・イケメンの編集者
・誰からも愛される兄貴分の母親の幼馴染
と、すでにご都合主義か!と突っ込みたくほど
非現実的にモテ強者が集まっている設定で
(まあ、少女漫画とかこんなもんだろうが)
この長ページ読み切れるかな?胸焼けしないかと
心配になったけど。。
そんな心配、どこ吹く風。
読むほどにのめりこんで寝食忘れるほどに惹きつけられた。
まあ、登場人物同士がややこしい恋愛模様を繰り広げるが、そこには憎しみは無くて、ただ自分と他者に対して誠実であろうとすることが描かれていて、嫌みはなかった。
(30代の私にはこういうこともあるよね。と納得できる)
ただ、恋愛を追うのではなく、もっと高尚な愛や友情や優しさとはといったことをテーマに挙げている本だなあと思った。
主人公の母娘が愛おしくなるラスト。
いいなと思った一言
「明るく晴れたハワイで誰と海に入りたいか?を恋と思うかもしれないが、足場の悪い暗闇で、誰の手をつかみたくなるか?誰に縋りつきたくなるか?それが恋」
「まだ気づかない恋の初めと永遠の愛は、似ている」 -
Posted by ブクログ
上下巻を読み終えて。
朝ドラはちらっと見ていた程度。ちゃんと見れば良かったなあと後悔。
小説を読むときは、文章の美しさや描写の細かさに惹かれることが多いけれど、どんどん話が展開していき、ストーリーそのものを楽しめるこういう本も好き。
真っ直ぐなセリフやメッセージに勇気づけられた。何があっても挫けず、周りの人を支え、支えられながら頑張っていこうという、当たり前のことを大切だと思わせてくれる。
そして、リツとスズメの関係性がとても良い。つかず離れずもどかしい距離感だけど、ずっとずっと大切な関係。
ちょっとしたすれ違いで、何年も離れてしまったりしたけれど、それもまた運命なのかなと。
大切すぎるから、何かが壊れるのがいやで、想いを伝えるのが怖い。そういうことあるなぁ、と思った。
元気をもらいたい時におすすめ。