北川悦吏子のレビュー一覧

  • 生きとし生けるもの

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    妻夫木聡さんと渡辺謙さんのドラマを観てよかったので読んでみた。
    表紙の絵やフォントの感じより遥かにとてもいい本だと思う。表紙で損している気がする。

    なんで痛み止めをがんがん使えないのか。
    がん末期ただ痛いだけで耐え続けることに何の意味があるのか。いろいろ直球。

    7年に渡る闘病生活に疲れ、「もう殺してくれ」という成瀬と、「いいですよ」というボーヤ先生。
    病院に退職届を出して、カリウムをこっそり持ち出して死ぬ選択肢もあるよとしてあげながら一緒に最後の時間を旅して回る。

    ボーヤ先生と成瀬が旅をしながら二人はどういう結末を迎えるのか………。



    「助けたいけど、助けられないから、人はただそばに

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    2024年07月09日
  • 生きとし生けるもの

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    「夢みたいだったな、こうしてみると空想すると思い出すというのは同じようなものなのかもな、今は現実にはそれはない。どっちにしても」この成瀬の言葉に、
    私自身が長年重ねてきた想いをもう一度理解した。さりとて「妄想」も(笑)
    終末期を迎える人と、心病める人(医師)、そして取り巻く人のそして風景の物語。
    桜、夕焼け、海、暖炉、満点の星、花火、学校の屋上。どれもこれも美しい描写。
    映像化に当たり文庫化されたものではあるが、職業柄気になって手に取り、本のカバーを取り去り読んだ。(これはかなり正解だった)
    また、人は1人ではないと想い知らされる本となった。
    西行の一句。この本読んで思い出したので忘れる前に書

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    2024年04月19日
  • 生きとし生けるもの

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    余命宣告を受けた作家と医師を通して生と死生きることの意味を問いかける作品です。人生の喜びや苦しみを正直に語り合い互いに支え合う姿が感動的でした。時間の有限感が日常生活の些細なことに感謝する気持ちを呼び起こす。ユーモアや愛妾を交えながら人の心を深く揺さぶる言葉はさすがです。

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    2024年03月23日
  • 夕暮れに、手をつなぐ

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    夏の花火は夏の終わりを告げる。線香花火は恋の重みで消え落ちる。
    恋は終わったの?恋が変わったの?
    若者の恋のレコードが今記録される。

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    2023年10月30日
  • 半分、青い。 下

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    ネタバレ

    永野芽郁ちゃんが好きになり、なんとなく読み始めましたが、上下巻あっという間に読み終わりました。
    センキチの戦争の話や、ひたすらに感じる母の愛が素晴らしかった。
    ただ、震災の話は必要だったかなと思う。
    2011年と出てきた時点でもしかしてと思ったがやはり。
    ドラマも見てみたい。

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    2023年10月14日
  • 運命に、似た恋

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    「恋愛の神様」と呼ばれる北川悦吏子さん!
    ドラマは見ていなかったのですが、映像がどんどん頭に浮かんできて続きが気になって一気読みでした!!
    ドラマのノベライズなので細かい心情描写とかは物足りない部分がありますが、設定、展開、結末でお腹いっぱいです!

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    2023年07月04日
  • ウチの娘は、彼氏が出来ない!!

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    ネタバレ


    かなり分厚かったので、読めるか不安になったが、1日もあれば余裕だった。大好きなドラマだったので読んでみたいと思い購入したが、ドラマのまんまで、さらにセリフに込められた思い?などを地の文から知ることができて良かった。

    ドラマのまんまだったので、改めて作家は凄いな、俳優・女優さんは凄いなと感じた。

    光がかっこよすぎて、目の前に現れて欲しいと思った。笑
    贅沢言うなら、光と空の横断歩道のところは全部ドラマでやってほしかったなぁぁあ。

    でも、母と子の深い愛情・絆に、ほっこりした気持ちになったし、きゅんきゅんもしたし、OK!

    もう3回は見たけど、またドラマを見ようと思う。

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    2023年06月27日
  • 新しい靴を買わなくちゃ

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    映画の原作、90年代のドラマの脚本といえば北川悦吏子さん。その世代にはドンピシャな物語で、パリに来た青年は泊まるホテルを探すために偶然知り合った年上の日本人女性に助けを求めて…なんて素敵設定。旅で素敵な出会いをしたくなる。

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    2022年08月10日
  • 半分、青い。 上

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    ネタバレ

    【※下巻と合わせて】

    恋と愛を行ったり来たりするような話で、テレビ小説に合わせてか少しイベントが盛りだくさんすぎる気も少しだけ。「人生そんなもんだ」って解釈もできますね。

    色んな人がいて、その多くが夢に破れてしまう。でも、だから不幸だと決まるわけではなく、むしろ沢山の大切な出会いに恵まれたりする。

    そんな素敵な人生を私も歩みたいなと思いました。

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    2022年07月27日
  • 新しい靴を買わなくちゃ

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    花の都パリ。それだけで舞台は素敵度が高まります!

    訪れたことがある人なら、ストーリーと共に観光もしている気分に浸れますし、グルメ好きな方にも向いていると思います。

    普通に見えても、人の内側には光と影がありますよね。

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    2021年09月18日
  • 秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

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    今まで、NHK朝の連ドラを余りみたことがなかった。
    そう言えば「ちゅらさん」をよく見てたときがあったかな。
    岐阜県が舞台となるドラマ。岐阜県人はみるしかないでしょう。
    しかもドラマをみると、主人公の鈴愛は私と同じ1971年生まれ。律は大学受験に失敗して都の西北大学へ。ウチの長男も、この年に都の西北大学に進んだ。『半分、青い。』には共感することがたくさんありました。
    そんな物語で強烈な個性を発して登場した秋風先生。
    印象的な言葉をたくさん残してくれました。
    この本を読んで、それを思い返させてくれますね。
    わたしは、この言葉が好きでした。
    人生は希望と絶望の繰り返しです。
    人には想像力があります。

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    2021年05月28日
  • ウチの娘は、彼氏が出来ない!!

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    タイトルが気になって普段あまり読まない恋愛小説を読んでみた。

    ただ、恋愛小説にしては重厚な666ページ!
    初めの数十ページで登場してきたのが

    ・実はかなり美人なオタクの娘
    ・モデルみたいなイケメンだが実はオタクな青年
    ・奔放だけど芯は強い美人な母親、小説家
    ・儚げな雰囲気のイケメン整体師
    ・イケメンの編集者
    ・誰からも愛される兄貴分の母親の幼馴染

    と、すでにご都合主義か!と突っ込みたくほど
    非現実的にモテ強者が集まっている設定で
    (まあ、少女漫画とかこんなもんだろうが)
    この長ページ読み切れるかな?胸焼けしないかと
    心配になったけど。。

    そんな心配、どこ吹く風。
    読むほどにのめりこんで

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    2021年05月02日
  • 半分、青い。 下

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    ちょっと読むのに時間が掛かってしまった。
    随分前に本は買ってたけど、朝ドラを観て、かなり時間が経ったけど、素敵なお話だな。
    読んでいると、佐藤健や、永野芽郁、菜緒、豊悦の姿が目に浮かぶ。
    自分と同い年のリツとスズメにパワーを貰った。

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    2020年09月22日
  • 半分、青い。 下

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    上下巻を読み終えて。
    朝ドラはちらっと見ていた程度。ちゃんと見れば良かったなあと後悔。

    小説を読むときは、文章の美しさや描写の細かさに惹かれることが多いけれど、どんどん話が展開していき、ストーリーそのものを楽しめるこういう本も好き。
    真っ直ぐなセリフやメッセージに勇気づけられた。何があっても挫けず、周りの人を支え、支えられながら頑張っていこうという、当たり前のことを大切だと思わせてくれる。

    そして、リツとスズメの関係性がとても良い。つかず離れずもどかしい距離感だけど、ずっとずっと大切な関係。
    ちょっとしたすれ違いで、何年も離れてしまったりしたけれど、それもまた運命なのかなと。
    大切すぎるか

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    2019年12月22日
  • 半分、青い。 上

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    読み進めていくほどページをめくる手が止まらなくなる。すっかり感情移入してしまい、19歳の七夕のエピソードは涙なしでは読めなかった。下巻が楽しみ。

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    2019年09月29日
  • 半分、青い。 下

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    2019年16冊目。
    ようやく下巻読破。ボリューミーだけど苦痛感はない。むしろクルクル表情を変えるキャラクターたちを早く追いかけたくて、ページをめくる速度は速くなっていった。後半、大きな試練に立ち向かう時、人はどうあるべきか考えさせられる。支えてくれる家族、友達、恋人、それすらも超越するパートナーとの絆に思わず目頭が熱くなった。上下巻で濃密な人生を追体験できます。

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    2019年06月10日
  • 秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

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    変人だからこそ、心に響く言葉が生まれる?(^^;)そんな秋風先生が大好き♪ドラマ中はくらもちふさこさんの作品を読みたくなったけれど、ドラマが終わった今はただ五平餅が食べたい( ̄¬ ̄)

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    2019年06月04日
  • 半分、青い。 上

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    2019年6冊目。
    朝ドラはリアルタイムでは断片的にしか観てないです。それでも話題になったキスシーンは印象深かったし、総集編もぼけーっと観てました。今回は長編の上巻ということで、幼少から思春期の2人のやりとりが中心で、思わずほっこりしたりドギマギしたり、付かず離れずの距離感がとてもかわいい。自分には幼馴染はいませんが、感情移入していっしょに泣きそうになったり笑ったり、子の想いに浸り親の目線で考えたり、くるくると表情を変えるこの文章が好きだなぁと思いました。下巻も早く読みたいです。

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    2019年02月19日
  • 秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

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    朝ドラ 「半分、青い」のなかでひときわ魅力的だったのが、主人公の師匠である漫画家・秋風羽織。豊川悦司さんが実にイキイキと、それはそれは楽しそうに演じていらっしゃいました。この役、豊川さんでなければこんなにオモシロクならなかったと思う。佐藤健さんも「カッコよくて面白い。最高です」と言っていたほど。

    秋風羽織の名セリフと写真を一冊にまとめた本です。
    「地を這う蟻になるな!天をかける龍になれ!」
    「勝ちを急ぎましたね」
    「作品は、生き物だ。いかようにでも育つ。」などなど。

    秋風が、激しく温かく、ユーモアたっぷりに弟子たちを励まし指導する場面は、ずうっといつまでも彼らを見ていたくなるくらい、楽しか

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    2018年12月20日
  • 半分、青い。 上

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    ドラマを見てしまっているので、ドラマのシーンがないところは物足りなかったり、ドラマにない心情描写はへぇ〜と思ったり。よいと思う。なんだかんだで一気読み。

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    2018年11月19日