【感想・ネタバレ】生きとし生けるもののレビュー

あらすじ

テレビ東京で2024年5月6日ドラマ放送!
主演:妻夫木聡 渡辺謙

独り身の作家・成瀬翔は転移性肝臓がんによる余命宣告を受ける。
オペに抗がん剤、つらいだけの治療……。
一方、ある事情で外科から内科に移り、妻子とも別れた主治医の佐倉陸は、成瀬の苦しみを丸ごと受けとめる。
人は生きて死んで最後に何が残るのか。二人の人生をかけた最後の旅が始まる。
誰しもの胸を熱くする感動傑作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これほどまでに「死」に向き合った小説に出会ったのは初めてでした。そして、「死」だけでなく「生」に向き合った作品でもあると思います。
読み終わった後も言葉にできない感情が溢れてきます。すごく考えさせられる作品です。読んでいる時の自分の状況によって感じ方が変わってきそう。今の私からすると沢山の素敵な言葉と生きる勇気をくれる作品です。
ドラマも見たいと思います。5月6日覚えておかなくちゃ!

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

余命宣告を受けた作家と主治医が人生最後の旅をする話

200頁弱の本で読みやすく、読後感も清々しい
ドラマ化しているようでそちらは観ず、といっても主演が妻夫木聡と渡辺謙ということは知っていたので、二人に当てはめながら読んだ

けっこう良かった

先が読める展開ではありつつも、胸アツになったとこもあっ
読んでると、一緒に生きている、という感覚になった

「この世は美しいな」
向き合ったときにそう感じる
死に向かってたのに、
生きること、再生に向かってく



「幸せになれないかもしれないけど、幸せな瞬間はあるんじゃないですか?」

「誰かの冗談に、笑うことないですか?今日は気持ちいい天気だなって心が晴れることないですか?淹れたてのほうじ茶、うまいなって思うことないですか?」

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

肝臓癌で余命わずかな作家、成瀬翔と主治医、佐倉陸の最期の日々の物語。ドラマもよかった。生きる意味を考え直させられる。「でも、生きませんか?死ぬ前に生きませんか?」いい人生だったと言える瞬間があれば、それで十分。
これからも小さな幸せを感じながら生きていきたい

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

妻夫木聡さんと渡辺謙さんのドラマを観てよかったので読んでみた。
表紙の絵やフォントの感じより遥かにとてもいい本だと思う。表紙で損している気がする。

なんで痛み止めをがんがん使えないのか。
がん末期ただ痛いだけで耐え続けることに何の意味があるのか。いろいろ直球。

7年に渡る闘病生活に疲れ、「もう殺してくれ」という成瀬と、「いいですよ」というボーヤ先生。
病院に退職届を出して、カリウムをこっそり持ち出して死ぬ選択肢もあるよとしてあげながら一緒に最後の時間を旅して回る。

ボーヤ先生と成瀬が旅をしながら二人はどういう結末を迎えるのか………。



「助けたいけど、助けられないから、人はただそばにいて、おしゃべりする」

これは小説だしこんなことはなかなか現実にはないと思うけれど、医者側の葛藤をも読むことで、頑張るしかないんだなと今は思えた。

おしゃべりする相手がいるのはなんとも幸せなことだと思う。
とてもいい本だった。暫く余韻に浸る感じ。

最後の井上さんがまた、よかった。

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2024年07月09日

Posted by ブクログ

「夢みたいだったな、こうしてみると空想すると思い出すというのは同じようなものなのかもな、今は現実にはそれはない。どっちにしても」この成瀬の言葉に、
私自身が長年重ねてきた想いをもう一度理解した。さりとて「妄想」も(笑)
終末期を迎える人と、心病める人(医師)、そして取り巻く人のそして風景の物語。
、夕焼け、海、暖炉、満点の星、花火、学校の屋上。どれもこれも美しい描写。
映像化に当たり文庫化されたものではあるが、職業柄気になって手に取り、本のカバーを取り去り読んだ。(これはかなり正解だった)
また、人は1人ではないと想い知らされる本となった。
西行の一句。この本読んで思い出したので忘れる前に書いておこう「願わくば花の下で春死なむ。その如月の望月のころ 」さ、朝がきた

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

余命宣告を受けた作家と医師を通して生と死生きることの意味を問いかける作品です。人生の喜びや苦しみを正直に語り合い互いに支え合う姿が感動的でした。時間の有限感が日常生活の些細なことに感謝する気持ちを呼び起こす。ユーモアや愛妾を交えながら人の心を深く揺さぶる言葉はさすがです。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

原作ではなく、テレビドラマ版を視聴。
一人の患者にあれほど感情移入する医者という設定がイマイチピンとこない。この辺の背景説明があればもっと楽しめたはず。
終末医療は誰のためにあるのか?という根本的な問いが重い。

『生きとし生けるもの』は、テレビ東京系列で2024年5月6日に放送されたテレビドラマ。主演は妻夫木聡と渡辺謙。妻夫木はテレビ東京初出演で初主演。
北川悦吏子のオリジナル作品であり、テレビ東京開局60周年特別企画。
人生に悩む医者と余命宣告された患者の2人が各地を巡るヒューマンドラマ。

あらすじ:
内科医の佐倉陸。彼は人生に悩みを抱いていた。そして、余命宣告を受けた患者の成瀬翔。2人は「人が生きる理由」「何を残すのか」という永遠の問いの答えを求め、各地を巡る。(ウィキペディア)

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2024年08月17日

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