園村昌弘のレビュー一覧

  • 天智と天武-新説・日本書紀- 6

    ネタバレ 購入済み

    白村江開戦から大敗まで

    白村江開戦から大敗までが描かれてます。
    開戦に対して無策で海戦をつっつこむ中大兄皇子と戦略を練るべしとする大海人皇子、中大兄皇子が徹頭徹尾、サイコパスどころか、無能に描かれています。中大兄皇子が唐を滅ぼし王としてと信長、秀吉の土地狂った戦略がここで適用されています。外洋に戦力を持たない倭は当たり前に負け、中大兄皇子、大海人皇子はそのままとらえられ捕虜へ。その過程でゆがんだ中大兄皇子と大海人皇子の愛憎が描かれています。
    倭国は紀にもあるよう唐を相当意識していますが、唐は倭をほとんど意識せず、その後捕虜も幽閉されもせず、返還の儀式もあったので、唐が倭を敵国として戦ったわけでもないからこのシーン

    #カッコいい #タメになる #感動する

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    2022年06月22日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 5

    購入済み

    新説

    蘇我入鹿の息子を大海人皇子としたり、中臣鎌足を豊璋としたりが通説とは異なりますが、鎌足、豊璋説は以前から言われており、また大化の改新と呼んでいた蘇我入鹿虐殺も、乙巳の変と呼ぶのが現在(抑々、日本書紀には雄略天皇等や物部氏、葛氏含め悪いことも沢山書かれており、曽我氏の専横を描いた書とした明治時代の読み取りが間違いで)なので、意外と沿っているかと思います。
    中大兄皇子が敵役でサイコパスに描かれていますが、元々、奥さんの親を殺して、生首を塩漬けにして、奥さんに送るという逸話が描かれており、抑々、サイコパスだったと思われます。
    唐新羅連合から百済が滅ぼされ、百済に帰った豊璋(中臣鎌足)は腐った百済

    #タメになる #ドロドロ #怖い

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    2022年06月21日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 4

    ネタバレ 購入済み

    新説

    蘇我入鹿の息子を大海人皇子としたり、中臣鎌足を豊璋としたりが通説とは異なりますが、鎌足、豊璋説は以前から言われており、また大化の改新と呼んでいた蘇我入鹿虐殺も、乙巳の変と呼ぶのが現在(抑々、日本書紀には雄略天皇等や物部氏、葛氏含め悪いことも沢山書かれており、曽我氏の専横を描いた書とした明治時代の読み取りが間違いで)なので、意外と沿っているかと思います。
    中大兄皇子が敵役でサイコパスに描かれていますが、元々、奥さんの親を殺して、生首を塩漬けにして、奥さんに送るという逸話が描かれており、抑々、サイコパスだったと思われます。
    本巻は、白村江にたどるまでの緊張から、直前まで。斉明天皇の死には、愛さ

    #タメになる #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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    2022年06月18日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 3

    無料版購入済み

    中大兄と大海人、そして額田。
    三人の関係についてこれまで持っていたイメージとは
    違った解釈で興味深かった。

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    2020年12月23日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 2

    無料版購入済み

    中大兄も大泡人。見た目の印象は全く違うが、どちらも策略家だ。
    不安定な政情の中、抜きんでた存在になるためには必要な資質の一つか。

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    2020年12月23日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 1

    無料版購入済み

    古代の有名な兄弟。中大兄と大海人。
    二人を描いた漫画をこれまで2作読んだけど
    それらとは全く違った切り口でどうなっていくのか興味津々。

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    2020年12月20日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 7

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    豊王が中臣鎌足になり、息子の定恵暗殺される7巻。

    中大兄・鎌足・大海人。三者三様の思惑が絡み合っての定恵暗殺に至ります。
    定恵に対する思いやりの心情がありつつも、それを利用する大海人が一番怖い。純粋なほどに、親子の絆・情を信じて逝った定恵が余計に冷たさを際立たせます。

    定恵殺害の報告に居合わせた3人。あの雰囲気は尋常な神経では耐えられない。鵲が逃げだすのも納得。

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    2018年09月27日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 6

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    大敗の白村江で語り合った中大兄と大海人の兄弟。
    劣等、喪失、憧憬、孤独。互いに憎み合いながらも求めあう、歪んだ二人の兄弟の熱情は、恋情へとたかまり発露し、結末へたどり着けないことを自覚して、封じ込まれます。熾火のように残った二人の想いが、再び発現するときが来るんでしょうか。

    その前に、敗戦の将として捕虜になった状態から抜け出さないといけません。

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    2018年09月27日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 1

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    こういう設定で中大兄皇子と大海人皇子を描くとは、
    びっくり。そして百済の王子が・・・!
    常に笑顔の大海人皇子、怖いです。
    死してなお壬申の乱以降まで続く、
    壮大なる兄弟喧嘩、今後の展開に期待・・・かな?

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    2017年10月20日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 11

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    ネタバレ

    兄弟もツボなんですが…なんていうか…姉妹もかわいい。旦那一緒ってのもいいしそれで互いに嫉妬してるんじゃなくて一緒に寝てるんだぜこの姉妹ちょうかわ…。

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    2017年06月24日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 9

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    そこはかとなくわかってはいたけども、
    直接的にそんな関係になるとは・・。

    まぁ、両想いで良かった良かった。
    愛は怖いっすね。

    天智そっくりの讃良様と大友くんとどういう流れになるのか楽しみ。
    そしてがんばれ草壁。

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    2016年06月07日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 9

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    ネタバレ

    天智と天武の関係性にクローズアップされているからなんだけど、展開はやっ!
    もうちょっとじっくり見たかった気もする。
    日本書紀のそっちの記事から取りましたか。やっぱり。
    大友や讃良との関係にも注目。どう幕を下ろすのか、次巻が楽しみ。

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    2016年02月07日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 9

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    BLっぽさが難だったけど(苦笑)
    歴史上のなぞ、知ってる範囲内ではなかなか筋の通った解釈なさって…
    壬辰の乱!ん~ちょっと違うなぁ~~
    まぁ歴史ミステリーどれもこれもどれが本当っては解らないけど。

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    2016年01月31日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 4

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    中大兄がただの冷酷なだけじゃなくて寂しすぎる人に見えてくる・・。いや、最低だと思うんだけどさ・・・。

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    2015年01月02日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 6

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    ネタバレ

    白村江の戦いで、
    兄弟はついに、己の思いをぶちまける。

    大海人が屈折しすぎてて衝撃。
    それでもそれより上をいく独占欲の中大兄。
    いいよいいよ、おもしろい!!!

    そして表紙どうしたんだwww

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    2014年12月09日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 5

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    大友くん登場!
    やはり中大兄と同じ顔なんだねw
    そして讃良様もそっちの顔で怖いわw

    これからの展開も期待。
    大友くんはまっすぐ育てばイイ子だろうになあ。。

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    2014年11月16日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 5

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    日本の、というより韓国ドラマっぽい、愛憎と陰謀が入り組んだストーリー。
    天智と天武が出てくる漫画や小説は多いけど、朝鮮情勢とここまでからめているのは独自色が出ていておもしろい。
    中大兄の壊れっぷりもいい。

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    2014年10月04日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 4

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    ネタバレ

    大海人のまさかの渡朝にびっくり……!史実的に見たら荒唐無稽なのかもしれないが、こういう隙間の埋め方ができるのが漫画のいいところだし、本当に面白く読んだ。それにしても天智の妖艶さ……!こういうのはやはり「づるてん」が切り開いてくれた道なのかもしれないと思った。

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    2014年08月23日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 1

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    たまたま書店で見つけて手に取ったのだが、帯にいきなり田原総一朗ががががが。

    それはともかく、個人的に関心の深い時代のお話である。主役は大海人で中大兄がヒール。そして関裕二氏などが唱えるように、鎌足の正体は…(ネタバレにつき自粛)というのが鍵か。
    大海人は母の出自が謎、というのが公式の記録だが、この作品では(これもネタバレにつき以下同文)。この説も誰かがどこかで書いてた気がする。

    「新説」と銘打ってはあるが、定説へのカウンターとして唱えられたさまざまな説から新たな物語を組み立てたストーリーという感じ。しかし決して継ぎ接ぎな印象はなく、描き方が巧みで興味深い。
    大海人は青年になるまで、とある隠

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    2014年04月20日
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 3

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    有馬皇子の失脚、額田王との再会、百済と新羅の対立、
    歴史とともに、大海人の歴史も動いている。

    やっぱり素敵だな、額田。
    美貌と教養、すべてを備えて、大海人にも中大兄も愛してしまう。
    それを堂々と本人たちに告げてしまう強さもある。
    捻じ曲がった中大兄の心の底も垣間見えて、とてもよかった。

    早く続き読みたい。

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    2013年12月16日