園村昌弘のレビュー一覧
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素晴らしい展開
BLぽい展開から一転して、聖徳太子の謎にまで来たのに驚いています。藤原氏と長屋王の戦いもこの系譜に関連していることを知りました。大仏を建てた日本の当時の経済力にも感心しています。
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教科書にない!
この面白さ、時代の織り成す綾の不思議。最高の歴史文学のひとつだとおもいます。白村江の戦いや大宰府の設立、烽の連絡網など、二人に後の藤原氏のご先祖が絡んで、目が離せません。全巻一気買いしました。
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額田王
今までもっていた額田王のイメージとは違うものの、こういう解釈もあるかと気に入って読みました。2人の男性に惹かれて悩むのではなく堂々と2人の間にいる額田王の存在は魅力的です。
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歴史とは
中学生の娘の歴史の勉強で、この辺りをやっています。改めて一緒に学んでいるところです。が、私の知っていた歴史をひっくり返されたような気分です。勝者が歴史を造る。まさにそうだと考えさせられました。
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信憑性あり
白鳳、奈良時代の人達が生き生きと描かれて素晴らしい始まりとなっています。当時の日本が何故お金持ちだったのかも気になります。あんな大仏や古墳を作るのは内需だけでない産物があったのだと思います。金、銅、水銀、何でしょうね?続きが楽しみです。
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聖徳太子は蘇我入鹿か
聖徳太子は蘇我入鹿ですか。蘇我入鹿の怨霊の祟りを恐れて与えた諡号が聖徳太子か。山背大兄王の一族を皆殺しに下のも同姓同名の蘇我入鹿か。聖武天皇や光明皇后は何でもいいから入鹿の祟りを抑えたかったということですね。いいんじゃないですか?何せ7世紀の出来事ですからね。
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これいいなあ
遂に壬申の乱ですね。待ってました。ところで同じ人物が登場する「天上の虹」では鸕野讃良皇女が超美しい人物に描かれていたのだけれど草壁皇子のために大津皇子を謀殺したイメージとは程遠いと思っていましたがこのシリーズに描かれた鸕野讃良皇女の悪党面を見てこれだと感じました。
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こういう解釈もあるんだね
それにしても中大兄皇子が実にアブなそうなアンちゃんに描かれているのも大海人皇子が新羅に渡って倭国が百済復興のためのいくさに参戦するのを止めようと画策するとかぶっ飛んだ解釈ですが嫌いじゃないです。
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ついに完結
新しい解釈のもと、編纂された日本書紀の裏側に迫った本作がついに完結。
天智天皇、天武天皇の両主人公から時代が進み、藤原鎌足・不比等ら子孫の光明子と時の帝聖武天皇の世で、どのように蘇我入鹿を鎮めようとしたのかが描かれきっている。
聖徳太子とは一体誰なのかにはじまり、大仏建立に至った経緯、孝謙天皇が即位した成り行き、行信の失脚、そして藤原氏の今日までの隆盛と祟りの行方。
すべて触れ、描き、完結させたのは見事というほかない。
小さなコマに転生したと思しき人物が描かれていたところも、本当は互いをどう思っていたのかが持統天皇目線で語られているところも、読者の心に一抹の清涼を届けて