羽根由のレビュー一覧

  • 熊と踊れ 上

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    <上下二巻、併せての評です>

    過去と現在の出来事が、交互に語られる。親子の物語であり、家族の物語であり、類い稀な犯罪小説でもある。人はなぜ理に合わない犯罪に走るのか。やむにやまれぬ強迫観念に突き動かされた行為の裏に隠された過去が、記憶の鍵をこじ開け、じわりじわりと顔をのぞかせる。子ども時代からこだわり続ける抜け落ちた記憶。本当は誰がしたのか。物語が進むにつれ、次第に明らかになる真実。

    冒頭、四年ぶりに家族のもとに父が帰ってくる。ドアが開くなり、父は母親の顔を殴り、腹を蹴り、髪をつかんで引きずり倒し、なおも蹴り続ける。二人の間に体を入れ、止めようとする長男。その長男に「あとは頼んだぞ、レオナ

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    2021年09月12日
  • 熊と踊れ 下

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    面白かった。

    最後は、あんなもんだよね。小さい綻びから、大きな破綻につながる。意外にあっけないですね。

    小説なので、もちろん脚色されていると思うんだけど、この話が事実を下にして描かれたという事が驚きですね。下となった事件当時は、まだ冷戦のころだし、スウェーデンでは徴兵制が敷かれていたので、国中に武器が備蓄されていたという背景があるんですね。だから、こんなことが起きる。

    でも、こんな大それた事ができるのであれば、まじめにほかの事に取り組めば上手くできたのではないかと思うんだけど、武装強盗に走ってしまったのは、若さの故なのかな。

    もう一つの驚きが、共著者のステファン・トゥンベリが、この作品

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    2021年04月07日
  • 熊と踊れ 上

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    実在の事件を下にしたという作品。

    スウェーデンでは2010年まで徴兵制が実施されていたので、一定年齢以上の男性は、基礎的軍事訓練は受けているという事になりますね。この作品は、そのことを知っていると、中身の理解が進みます。

    とはいっても、基礎訓練だけで、ここまでのことできるんですかね?あとは、才能と努力なのかな。

    上巻の最後で、いよいよ物語が動き始めます。下巻で、どういうように三人兄弟が追い詰められていくのか?期待です。

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    2021年04月05日
  • 熊と踊れ 上

    nao

    購入済み

    レオの脳内イメージはヨエル・キナマンです
    でも私は完全にヨン派(脳内イメージ無し)なので、形勢が逆転する所では、思わずガッツポーズをしてしまいました
    ヨン派ならきっとあそこですると思います

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    2020年09月11日
  • 熊と踊れ 下

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    兄弟が銀行強盗を次々に成功させると同時に、少しずつ明らかになってゆく、その目的。
    レオは自身の中に存在する、いくらお金を奪っても決して癒されない深い孤独と、父親への想いに気づき始める。
    他の誰よりも父親に認めてもらいたかったのだというレオの心の叫びが、過剰な暴力となって形を変えてゆく様が、何とも悲しい。

    この作品では、親子、夫婦、兄弟、親友、恋人など、さまざまな関係性に基づく愛情と暴力の形が描かれている。
    言葉では伝えられない感情が暴力となり、その想いが強ければ強いほど、彼らは本当に破壊しているものが何なのか、その実態が分からなくなっているようだ。
    一番冷静だと思われたレオが少しずつ感情に飲

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    2020年01月13日
  • 熊と踊れ 下

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    事実に基づいてるって知らなかった。
    北欧小説だから期待してたところもあったけど、ある意味逆に裏切られた。
    もしかしたら翻訳が良かったのかもしれないけど、題名からの想像と違って、当事者の繊細な感じが想定内だったから良かった。
    でも、最後はね。

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    2019年12月23日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    5年ぶり?に続きを読む。

    オリジナルの作者が亡くなったので、別作者が続きを書いたらしいが、あまり違和感がなくてすごい。
    訳者の実力もあるのだと思う。
    キャラが変わっていなくて、話もわりと面白い。
    前巻までの謎をいくつかちゃんと明かしてくれて、ホッとした。
    モニカはどこに行ったんだ?とは思ったけど。
    いくつかの女性有能キャラがほぼ同一人物に見えて困った。

    いまの自分に近いジャンルの話なので興味深く読んだが、ハンナに近い育児をやっている自分にとっては、そんな綺麗事じゃないぞ、と思えなくもなかった。
    まあいいんだけどね。フィクションだから。

    今回もリスベット△で良かった。

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    2019年11月26日
  • 熊と踊れ 下

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    過去と現在を行き来しながら、兄弟が犯罪に手を染める模様を描いていく。
    実話に基づいた題材という驚きもあり、暴力、犯罪心理、被害者の心にも迫っていく。

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    2019年04月12日
  • 熊と踊れ 上

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    まずは上巻へのコメント
    ミレニアムしかり、やはり北欧ミステリーはおもしろい。
    徐々に引き込まれて、中盤から一気読み。過去のトラウマから抜け出せない登場人物の心理描写が下巻でどう影響するか。。。

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    2019年04月04日
  • 熊と踊れ 下

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    実話に基づくという制約がある中で、キャラクターの造形は良くて、作品に入り込めた。けど、その分ラストの部分でのあっさり感が残るかな。

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    2019年02月11日
  • 熊と踊れ 下

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    どうしてそこまで、銀行強盗に執着し続けたのか。兄弟の結束をそんな形でしか表現できなかった。悲しい家族。捕まっても、なお揺るぎない結束精神。

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    2019年01月28日
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

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    ーーーーーーーーーー
    「BOOK」データベースより
    やがて一連の事件の背後に、リスベットの知られざる過去が大きく関わっていることが明らかになる。そして、リスベットに犯罪組織の暗殺者たちが、さらにはNSAの追っ手が迫る!
    ーーーーーーーーーー

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    2018年12月02日
  • 熊と踊れ 下

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    最後まで父親に引っ掻き回されることになるとは。そもそも強盗中毒症状に陥っているレオは捕まるまでその計画的行動を止めることは出来なかったと思う。弟達が仲間から外れることで、まさかあそこまで忌み嫌った父親を犯行に引き入れ、こんなにも早く失敗するとは皮肉なものだ。

    警察を欺くような緻密な計画を立てられるようなら他の分野でその才能を活かして欲しいが、家庭環境から作られる血や心の繋がりによってがんじがらめになった自分の存在価値と過去からの脱却がこういった所業を起こさせ、最後は父親の呪縛から逃れられなかったのかもしれない。

    ある意味暴力という連鎖をどう断ち切るのか、といった大きな問題を投げかけているよ

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    2018年09月23日
  • 熊と踊れ 上

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    お父さんの説得力、ある意味すごい。守るためには必要なことかもしれません。それを刻み込んだレオがリーダーになり、圧倒的な結束を築いていくのには深く頷けました。

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    2018年07月02日
  • 熊と踊れ 上

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    実際にあった銀行強盗の話をモデルにした小説。心凍る冷めた現実と生活。淡々と紡がれていくストーリー。今回、熊と踊れのタイトルはどういうことなのか、この話のキーワードの意味が下巻で更に明らかになっていくと思う。これぞ北欧サスペンス!読み応えのある長編作品。

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    2018年06月30日
  • 熊と踊れ 上

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    長い。
    読み終わるまでにかなり時間がかかりましたが、スリリングで面白いです。
    終始、ギリギリの精神状態な男たち。
    少しずつ明らかになる登場人物の背景。
    海外テレビドラマが好きな人はわかってくれると思います。

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    2018年04月21日
  • 熊と踊れ 下

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    ネタバレ

    イヴァン最悪。最低。冒頭から人間のクズだが、最後の最後で最低な本性を現す。これほど愚劣なキャラクターに会ったことがない。ゲスの極み。物語は全編にわたりスピード感とスリルがあって引き込まれた。

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    2018年11月28日
  • 熊と踊れ 上

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    凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセント三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった―。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが…。はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。

    というわけで、ようやく一昨年の話題作に到達。警察側はおなじみの方々ではないが、似たようなメニューを食べていたり、同じようなソファーに座っていたりするので、登場人物名を確認してしまった。

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    2018年02月06日
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女

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    ミカエルの登場に嬉しく思い、リスベットの登場で興奮!(*゚∀゚)=3
    4巻が出ている事は知っていたけれど、著者が代わっているし、読むの迷っていた(^^;)しかし5巻が出る事を知って「早く読まなきゃ!(゜゜;)」という気持ちに…(^^)そして話にハマっている自分に気づく(゜▽゜*)♪気になる事はたくさんあるけれど、一番はバルデル教授の息子アウグスト!下巻が楽しみ♪o(^o^)o

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    2018年01月09日
  • 熊と踊れ 上

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     スウェーデンで実際に起きた事件をモデルとした、連続銀行強盗事件。
     主軸は強盗側の兄弟と、それを追う側の刑事。

     実際に起きたと言うことから予測されるように、非常に危ういところを兄弟たちは駆け抜けていく。いつ足を踏み外して転げ落ちてもおかしくない。ロードムービーのような。

     最初はなかなか読み進めることが出来なかったが、中盤からぐっと読みやすくなる。そして下巻どうなるのかはらはらしつつ、2017年最後に読んだ本になるのだろう。

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    2017年12月31日