柳本光晴のレビュー一覧
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文芸コンクール
文芸部で文学コンクールに応募し、響は最優秀賞を受賞する。その受賞式に文部科学大臣が来る。次巻は受賞式で波乱が起こりそう。
他の出来事として、山本春平が念願の芥川賞を受賞。文学コンクールで一年の子が入選。祖父江りかが新刊を出す。響の書いたラノベが発売。
感想として、大きな事件は起きなかったな。次巻に期待。でも面白かった。もう高校の2年の2月?になった。早いな。次の一年生はどんな子が来るのか -
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すごい…
毎回すごいけど、この巻は特に引き込まれた。特に終盤は怒濤の展開で、いや~凄かった。
響と敏腕プロデューサー津久井との対決は必見。 -
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退屈しないです
この中で吉野桔梗という恋愛小説を書いている売れっ子女流作家が出てくるんだけど実物を見て抱いていたイメージとのギャップに打ちのめされてもう読みたくないなあと感じたのは何度もあります。笑ってしまいました。
もう一丁、響は確固とした自分の世界を持ってるんだね。4巻での教師とのやり取りはよかった。ワシそっくり。 -
Posted by ブクログ
賛否両論分かれてる理由は理解できるが、元々自分でも文章を書き、子供の頃から本好きな自分は楽しく読めた。
主人公の響がエキセントリックで暴力的、コミュ障な側面のあるキャラクターなのは否定しない。入学初日の文芸部での一幕で引いたという意見もわかる。
だがそもそも響は、読者が共感できるキャラとして設定されてないのでは?
よくいえば異才、そのままをいえば変人。
響は小説を読むのも書くのも好きで、自分の感性や価値観に絶対的な・不動の自信を持った、一風変わった女子高生であり、彼女の言葉を借りれば「朝起きて学校行って夜寝る」普通のライフスタイルを貫くだけで周囲との摩擦や軋轢を引き起こす。
この漫画で語られているのは非情なまでの才能の多寡、天才と凡人の壁であって、響が自然体であればある程、彼女を天才として特別視する周囲との温度差がシュールなギャップを齎す。
彼女を嫌う読者の主張や彼女の言動が鼻に付くと厭う向きもわかるが、左右の本棚を巡るコミカルな攻防戦(元ネタの本は山田悠介)には吹きだしてしまった。響も無茶苦茶やってるように見えて、好きな作家に出会ったら率直に好意を表明し握手を求める年相応に可愛らしいところが沢山ある。
村上龍や村上春樹に綿矢りさ恩田陸、それにサラ・ウォーターズなど、作中のコマや扉絵に描かれた書籍が実在するのも元ネタがわかればとても楽しい(右の本棚に恩田陸の「麦の海に沈む果実」を入れるセンスには敬意を表したい)
響の小説が描写されないので天才性にリアリティがないというが、天才外科医の漫画だって、別に作者が外科医である必要はない。
なにせ「響」で描かれるのは小説の技巧ではなく小説家のありさまなのだ。
そして小説家のありさまには、小説を書くという行為に魅せられた(または憑かれた)人間たちのみっともなさや恥ずかしさ、ずぶとさやしたたかさや崇高さ、天才でないが故にあがき続ける人々の悲喜こもごものヒューマンドラマが含まれる。
いっそのこと響という起爆剤とうっかりすれ違ったばかりに人生をクラッシュさせられた、天才ならざる作家や読者の群像劇と見た方が面白い。
この漫画の場合響の文体は直接描写されず、周囲の称賛がクローズアップされる事で彼女を「特別」足らしめており、小説の技巧ではなく小説家の生き様を抽出する限りにおいて、その手法は効果的だと思った。
とにかく面白いので小説家をめざしてる人間はもちろん、趣味本業問わずクリエイティブな事に携わってる人間はぜひ読んでほしい。
ちなみに私が一番好きな台詞は「人が面白いと思った小説に作者の分際で何ケチつけてんのよ」。
創作のモチベーションを保ち続ける手がかりになりえる漫画だ。少々毒が強烈だが。