ある出版社の文芸誌の編集部に手書きの小説が郵送されてくる。
若手女性編集者の花井はその才能に驚く。
新人賞にノミネートさせて売り出したいと思う。
ところが連絡先が書いていない。
ところは変わってある高校の文芸部に響という女の子が入部する。
文芸部の部長は有名な純文学作家の一人娘のリカだった。
リカ自身も自ら小説を書く。
それなりに才能を認められて七光りも含めて
デビューも決定している。
そんなリカが響の書いた小説を読んでその才能に驚愕する。
で、リカをデビューさせようとしていたのは
前述した若手女性編集者の花井であり、
リカを通じて花井は響の小説を読む。
そして郵送されてきた連絡先不明の小説の書き手が
響であることが判明する。
響の作品は新人賞にノミネートされる。
そして芥川賞、直木賞に同時ノミネートされることに・・・。
ギリシャ神話の神様ってめちゃくちゃ理不尽で暴力的じゃないですか。
一体何が神様なんだ???って思うくらい(笑)
というか神様に人間の理を求めるってことが
初めから無意味ともいえますが。
普通の人間に計り知れない部分があるからこそ「神」なのか??
さて今、何かに秀でている天才に対して「神」と
表現することが多いですね。
今回紹介するこのマンガに出てくる女の子「響」も天才です。
何の天才なのかというと、小説を書くことについての天才。
で、天才つまり「神」なのでとっても暴力的(笑)
気に入らないことがあると実際に
相手を殴ったり蹴ったりする。
ついでに、あまりに才能がありすぎて、
周囲の人間たち、プロの小説家や
周りにいる小説家を夢見る人たちを
絶望的な気分にさせてしまうという
精神的な意味でも暴力的なんです。
で、このこのマンガはそんな天才の苦悩を描く!
ではなくて、そんな天才と遭遇してしまった
そこそこの才能しか持ち得ない人たちの想いを描いた作品ですね。
映画「アマデウス」の主人公がモーツアルトではなくて
サリエリだったというのと同じですね。
このマンガも主人公は一見天才少女響だけど
本当の主人公は周りの人たち、という事になるのかなと。
そうした人たちの苦悩みたいなものがうまく描かれています。
興味深いマンガです。
2017/08/01 07:38