久我有加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ芸人シリーズ落語家編。今回は大学の落研を舞台にした、イケメン先輩×新入生のお話でした。
芸人シリーズとはいえ、大学生活の中で芽生えた恋がメインになっているので、気構えなく物語の世界に入っていける雰囲気です。
雑誌ディアプラスに掲載されていた本編は卓人視点で、元宮との出会いから落研に入って落語に興味がわきハマってしまうまでの心境と、元宮への気持ちを自覚して慣れない恋に悩みはじめる初々しい姿が描かれています。とんでもない女に迷惑行為を受けるけど、それがきっかけで両想いになってからはほんとに糖分多めでキュンキュンさせられながら読みました。
…卓人はわからなかったみたいだけど、落研の仲間たちや読んで -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
見た目、家柄、才能、全てに恵まれた華道界の王子様。女子なら放っておかない優良物件なのに、幼なじみの雪輪は、なんで鉄道オタクの紬の趣味に、嫌な顔一つせず付き合ってくれるんだろう? 華道家として活躍する雪輪と地味な自分とに格差を感じ、紬は一時距離を置こうとしてしまう。しかし、自分の気持ちに気づかれて避けられたと思い込んだ雪輪が、勢い余って紬にキスしてきて!?
一途なキレイ系王子様×地味男前受の、初々しさに悶絶!?な、幼なじみ格差ラブ!
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久しぶりにルビー文庫の作品を読みましたが、さくっと読めて良いですね。
私は年上攻めが好きなので、CPにはそれほど萌えなかったのですが、受け -
Posted by ブクログ
大正浪漫の世界に浸ることができました。
華族の盛衰を描いた主従モノ。昼メロなテイストとのことですが、あんなにドロドロしていなくて、糖分が多めで、でも現実的な部分もしっかり描かれていて面白かったです。
跡継ぎがいない小一森子爵家が養子として迎えたのは、帝大生の実道という青年。そしてそのお世話をすることになったのは、両親を亡くして子爵に引き取られて以来、屋敷で一生懸命働いている使用人の透。透の関西弁が、とてもかわいかったです。周囲にも自分にも優しく接してくれる実道のことをどんどん好きになってしまう透の気持ちがひしひしと伝わってきて、胸がキュンキュンしました。
レトロな雰囲気と爵位をめぐっての策 -
Posted by ブクログ
「君が笑えば世界も笑う」の続編。
前作でめでたく、いつも一緒にいられてともに夢を追いかけることができる、恋人兼相方という関係になったオコとひーちゃん。これで安泰かと思いきや、一人前の芸人への道のりはやはり大変でした。
一難去ってまた一難(特にオコにとっては)で、ドキドキ心配の連続です。「持ってる」天然ひーちゃんと違って、オコは努力と頭脳の人ですからね~
起は自分のせいでオーディションに受からないのだと自嘲気味になるわ、寿志は捨てられたらどうしようと泣くわで二人の気持ちがギクシャクしてしまい、どうなることかと思いました。
…一瞬ですけどね。
二人はなんだかんだ言っても、ふかーい絆で結ばれたラブラ -
Posted by ブクログ
芸人シリーズ未読でしたが、雑誌で読んでとても面白くて、その続編もさらに面白かった覚えがあったので購入。
漫才コンビ「オレンジグミ」の結成までの道のりが高校生活を背景にして描かれています。なので、甘酸っぱい青春初恋ものとしてもすごく楽しめました。
子供の頃から漫才が大好きなお隣同士の幼馴染み、オコとひーちゃん。
文武両道で才色兼備なのに、いい大学へ行くことよりも、天然でかわいくて「持ってる」ひーちゃんとコンビを組んでプロの漫才師になりたいと切望しているオコ。
そんなオコのことをずっと好きなひーちゃんは、片想いのまま二人で漫才するのは辛いという理由でコンビを組むことを頑なに拒んでいるのです。