久我有加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
芸人シリーズ。
初めての講談師。
パワハラでメンタルがぼろぼろだった受けが、誘われるままに入っ楽しみ講釈場で聞いた講談に号泣する。
その後、その時に読んでいた講談師の追っかけを経て自分も講談師になるべく入門する。
会社員時代に痩せ細った身体も少しずつ回復してきて最初に習う軍団も覚えている途中である。
久我先生の作品は漫才や落語、そして今回は講談と、他の先生の作品には無い世界が描かれていて、私は元々詳しくないけれどその世界の事が分かりやすく描かれていて良かったです。
でもどうしても恋愛部分が後から付いてくる感じで、今作はそれが顕著でした。受けが自分の気持ち(恋愛)に気づくまでも時間が掛かった -
Posted by ブクログ
ネタバレ中堅のお笑いコンビのお話。
相方を好きすぎてどうにかなりそうな(おそらく)受けの話。
デビュー直後からその実力で関西ではそこそこ売れているけれどイマイチブレイクせず、漫才の全国コンテストで昨年は決勝で敗れた。でもそれは自分の恋心が原因では?と悩む。そして今年、5次まであるコンテスト、その3次の時に攻めの元、結婚相手の連れ子から告白され、自分が相方に片思いしているのを知ってると知る。
少し前からマネージャーの見習いで付いている女性が攻めと仲良さそうにしてるのも気になっててグチャグチャである。
攻めは元々飄々としてて何を考えているのか分からず、だけど、受けが悩んでいるのを見て、恋人になる?と提案 -
ネタバレ 購入済み
年上(黒谷)×年下(律)、そして両方童貞!
前半受け視点、後半攻め視点。
攻めの性格が新鮮だった。お堅くて真面目な喋り方と性格の攻めキャラが多いなか、黒谷は何もかもが明るい。もっとこんな攻めが増えて欲しい。
律のウブで乙女思考なところがものすごく可愛い。癒される。でも精神年齢がちょっと幼すぎる。
登場人物は、攻めの黒谷、受けの律、律の幼馴染(女)、黒谷と律のバイト先の夫婦、そこにくるお客くらい。
黒谷の大学の頃の同期(女)の登場で、律がモヤモヤするシーンがある。
メッセのやり取りが『』で囲われてなくて、地の文で表現されてたからそこだけ少し読みにくかった。
エロ度は下の中 -
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購入済み
良い場面とつまらない場面の差
初めて守博が弥助と関係を持った場面が、筆おろしをしてあげるお姉さん♂感があって素晴らしい。
弥助の外見は平凡な見た目であまり唆らないが、言動や仕草に加え京都弁なところで存分に色気を放っている。
落語シーンというか、専門的な場面が多くてちょいちょいすっ飛ばしてた。
守博に片思いされてた時は、冷たくしたり弥助からする以外は連絡するなと言っていたのに、いざ付き合って守博が人気になり会える日が減ると「ヒロ君のくせにムカつく」と言ったり、ファンの女に嫉妬したりとめちゃくちゃ可愛いです。
キャラ設定にはゲイってありますが、男だけではなくて女とも遊んでいて、ゲイ寄りのバイなのでゲイ受けではない -
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購入済み
神様と人と
素直で家事能力が抜群な大学生・穂高。亡くなった祖父母の家を片付ける穂高の前に現れた怪しげな男。おむすび大好きなその男は山神様で……。
うっかり耳を握ったら婚姻成立!あららー。力を失いそうな状況でも山神様は穂高の意思を尊重。そして穂高も、自分の道をしっかり歩く姿が好印象でした。
山神様の眷属である雀・クリとマメがかわいい。ポケットからひょっこり顔を出したり、おもちにはしゃいでいたり、かわいい。それから、山神様が力を得るために……と言う定番のアレもあります。
留吉の件はありますが、全体的にはほのぼの。ただ結婚しても神様と人のままなので、この先寿命とかどうなるのかな?とちょっと気になりました。