あらすじ
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気でお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが……。
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Posted by ブクログ
漫才師シリーズの番外編
栄光の影に存在する夢をあきらめなければ
ならなかった人間が丁寧に描かれていて
その挫折や苦悩が味わえます。
本来ならばこういう裾野の人間の方が
圧倒的に数が多いはず。
それでもちゃんと自分でケリをつけて
自分の道を歩めるところが素晴らしい。
単なるサクセスストーリーを読み飽きた方に
是非お勧め。
Posted by ブクログ
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。
大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。
ある日、公彰は竜一が本気がお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。
芽が出ないまま、もうすぐ十年。
ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが…。
書き下ろし。
Posted by ブクログ
まあ、それなりに面白かったです。久我さんのお笑いへの思い入れがよく表れた作品だと思います。スポットライトから外れた所にも愛しい視線を送るファンならではの温かく、厳しい思いを感じたような気がします。