矢沢聖子のレビュー一覧

  • 終りなき夜に生れつく
    途中までは、ラブロマンスと遺産系を争う感じかと思いきや、
    途中からはゴリゴリのミステリーと人間の欲を描き切る描写。
    切り替えが唐突だったので、ん?となったが、後半からの展開は怒涛であっという間に読み切れました。
  • スタイルズ荘の怪事件
    エルキュール・ポワロシリーズの第1作にして、著者アガサ・クリスティーの記念すべきデビュー作。
    旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、屋敷の女主人が毒殺される事件に巻き込まれる。一癖も二癖もある屋敷の住民たちの中に殺人犯が…?この難事件の調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベ...続きを読む
  • 人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日
    アルゼンチンの学校へ赴任している英国人教師トムは、休暇中に出掛けた南米旅行で、ウルグアイのプンタ・デル・エステと云う海岸に立ち寄った。
    そこで彼を待ち受けていた光景は、重油まみれで息絶えた夥しい数のペンギンたちの屍だった。
    しかしそこに一羽だけ、瀕死の状態ではあるがなんとか息のあるペンギンを見つける...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    好きなアガサクリスティの一作目。
    初めて読んだのは中学生だがこの機会に読み直した。
    登場人物の把握がとても難しいが、犯人の予想が最後までつかないし、登場人物の心情まで描写してくれるからとても入り込みやすい。
    ぜひ、日本語訳してないものも読んでみたい。
  • 終りなき夜に生れつく
    マイクとエリー、突然出会ってトントン拍子に話はすすむ。お互い何が惹かれ合ったのかも読者にはわからないまま。でも、だんだんと、二人は周りがなんと言おうと幸せそうだ、というのが分かる。
    富豪であるエリーを取り囲む人は誰もが怪しく信用できないように感じるが、こんな結末とは。終わりなき夜、というタイトルにふ...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    母が好きで、勧められて小学生の頃に何冊か読んだシリーズ。
    時間経ちすぎて完全に新鮮な気持ちで読めた。
    ヘイスティングズってこんなポンコツだったっけ?笑
    ホームズでいうワトソンポジションだからもうちょい活躍してくれると思ってた。今後に期待。
  • スタイルズ荘の怪事件
    その昔、「ポアロシリーズを読破したい!」と思い立った時にまず一冊目ということで手に取った記憶があります。
    にも関わらず、展開や犯人がすっかり抜け落ちており……改めて、新鮮な気持ちで読み直してみました。

    本書は、ポアロの愛すべき相棒・ヘイスティングス大尉の視点で綴られています。
    ある程度ポアロシリー...続きを読む
  • 終りなき夜に生れつく
    ちょっとサスペンスドラマのような風味が。
    「春にして君を離れ」と同じように、作品の骨になる詩が良くて、暗唱したくなった。
  • スタイルズ荘の怪事件
    著者の第一作目にしてポワロ初登場作品

    初めにクリスティの孫からヒント貰ってたのに、。
    ってなった(笑)
    ポワロも至るところでヒントくれてたけど
    文に感じた違和感も翻訳やからかなあとか勝手に解釈して全然振り回された、おもしろかった
  • スタイルズ荘の怪事件
    著者のデビュー作であり名探偵ポワロシリーズ一作目。
    今読んでも全然古臭さは感じなかった(新訳だからかな?)
    ポワロシリーズは初読みだったのだけど思ったよりポワロのキャラのクセが強いw
    読みながらそれとなく犯人を推理していたのですが、思いっきりミスリードに引っかかりました。自分には灰色の脳細胞はなかっ...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    デビュー作。
    失礼ながら、ワトソン役を担っている語り手(ヘイスティングズ)の頭脳については、最初からあまり期待していなかった。
    彼の見当違いな推理をポアロに突っ込まれるたび、私は苦笑したものだ。

    しかし、私が途中まで考えていた「フーダニット」は、語り手が中盤で思い浮かべた犯人像と一致してしまった。...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    アガサクリスティのデビュー作ということで購入。昔の小説は少し歴史的背景があるので好きです。あとポアロ初登場!
  • 終りなき夜に生れつく
    主人公の男は何やら後悔することがあるらしく、やけに思わせぶりで要領を得ない口調で思い出を語り始める。
    アクロイド殺しをすでに読んでいるせいか、カラクリが分かったところでも特に驚きもなく。むしろあのもやもやとした文章をずっと読まされてきたことにイライラしてしまった。

    終盤、グレタのもとへ向かう主人公...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    単なる謎解きではなく、ポアロのキュートな人柄がファンを増やす一因なのかな。
    犯人候補が2転、3転してわくわく。最後のポアロの謎解きでスッキリ。
    犯人以外の登場人物にもそれぞれの思いがあって、それぞれが別の推測をして、それぞれの思惑が絡み合って、これはポアロ以外には解けない謎ですね、と思いました。
  • 探偵アローウッド 路地裏の依頼人
    イギリスの作家ミック・フィンレーの長篇ミステリ作品『探偵アローウッド 路地裏の依頼人(原題:Arrowood)』を読みました。
    イギリスの作家の作品が続いています。

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    「ホームズ1人が探偵じゃない」1895年ロンドン。
    脚光を浴びるシャーロック・ホーム...続きを読む
  • 終りなき夜に生れつく
    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『終りなき夜に生れつく(原題:Endless Night)』を読みました。
    終りなき夜に生れつく(原題:Endless Night)

    「アガサ・クリスティ」作品は昨年末に読んだ『死人の鏡』以来ですね。

    -----story-------------
    海をのぞ...続きを読む
  • 囚われのイヴ
    親を知らない子は、惨めでとても可哀想だ。全て親の都合で離婚なり、別居なりで子供には全く関係なくその悪質な環境を強いられてしまうからだ。多くの所謂不良少年少女の源は親のせいかも知れない。それほど親は子にとって重要な存在であり小さい頃からの環境と躾が善にも悪にも転がるのだ。
    『愛するとは、自分の幸せを相...続きを読む
  • 終りなき夜に生れつく
    人間の心理を書いたクリスティのノンシリーズ。
    人生の分岐点を間違えた人をサスペンスとして物語にしている。殺人は起きるが謎解きも探偵役もいない。それらを期待しているのなら肩透かしです
  • 探偵アローウッド 路地裏の依頼人
    舞台はシャーロック・ホームズが活躍する時代のロンドン。ホームズに対抗意識を持つ探偵がアローウッド。美女から、失踪した兄を探して欲しいという依頼を受け、捜査をするものの、依頼人には何か裏があることに気がつく。

    あの時代のロンドンの雰囲気が良く出ており、裏シャーロックのような感じで楽しめる。すっきりと...続きを読む
  • 凍てつくハート
    3.5
    メリッサとマック
    前作からの事件とメリッサへのストーカーの2件が同時進行。
    ストーカーについては意外な真実。