矢沢聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアガサ・クリスティ10冊目。
ここまでひとまず有名どころを読んできて、
デビュー作を古本で見つけ手に取る。
いやぁ、よくまとまってるし、
細かい物証がたくさんでてくるし、
全ての登場人物に嫌疑がかかって面白かった!
みんながそれぞれの人間関係があって、
それを誤魔化したり、意地を張ったりした結果、
複雑になっていって。
アルフレッドとエブリンの営業仲違い犯人コンビ、
ローレンスとシンシアの両片思い、
メアリーとジョン夫妻のすれちがい、
バウアスタインのスパイ容疑…
犯人たちの計画した工作とは別に
みんなが自分の都合で何かを隠したり
勘違いで誰かを庇ったりしてどんどんややこしくなる。
これを -
Posted by ブクログ
ミステリの女王のポアロ作品、1作目。
今のミステリの書き方の基本となるような内容の展開。何十年も経っているのに新鮮に読める文章。
ポアロの愉快な人柄と怖さを持つ一面を読み取れる文章力。
校閲が無い時代だと思うので
登場人物の呼び方がコロコロ代わり
誰が何を言っているか注意深く読まないといけなかったり。
行間が無いので、展開が変わった部分を読みとくのが、現代小説に慣れてしまっている私には少し難しく…
何度も読み戻ってしまったけど、とても面白く、ミステリの女王と言われる意味がわかった。
内容や書き方に慣れてきた、残り1/3は、夢中で読んだ。
残りのポアロ作品も読んでいき、アガサ・クリスティーを -
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Posted by ブクログ
もの言えぬ証人の中で今さらっとデビュー作の犯人ネタばらししたな?となって読み返し。人によってはあんなところで『アクロイド殺し』の犯人をネタバレされるの非道である。ポアロ1作目なので読み返す回数も多く、結構しっかり話の筋は覚えている。牧師館の殺人や書斎の死体同様、単独では不可能な殺人がカップルの共犯によって可能になるパターン。ポアロは1作目からわりとおじいちゃん扱いなんだなあ。シリーズの最後の方の作品全部は読んでいないので、ここからどう年を重ねさせるのかちょっと楽しみだったりする。『鏡は横にひび割れて』のミス・マープルも、ちょっと寂しいけれどよかったので。
ワトソンに比べるとたまにちょっと鬱陶し -
Posted by ブクログ
ネタバレ【再読】
旧友に招かれスタイルズ荘に滞在することになったヘイスティングズ。だがそこの女主人エミリー・イングルソープが何者かに毒殺される。彼女は近頃新たな夫を迎えており、義理の息子のジョンをはじめとする家族たちは、その新たな夫をどうせ財産目当てで近付いたのだろうとよく思っていなかった。そんな折での事件だったため、当然疑惑は夫であるアルフレッドに向くことに。
ヘイスティングズは、たまたま再会した元ベルギー警察のエルキュール・ポアロに応援を要請する。ポアロは遺言の存在やどのようにして犯人が毒を手に入れたかなどという点から推理を進めていくものの、一番怪しいと思っていたアルフレッドにはアリバイがあること -
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Posted by ブクログ
アガサ・クリスティが初めて書いたミステリー。ポアロが登場する作品はいくつか読んでいるが、初登場のポアロはなんだか愛嬌がある感じがする。
今回起こる事件は密室状態の中で、即効性がある毒で死亡する事件。亡くなる前に誰かと揉めていたことや、遺言書を書き換えていたこと、飲み物をほかの人が部屋に運んでいたこと、などいろいろな事情から殺人事件とみて捜査されていく。
証拠になりそうなものも出てくるが、誰かが罪をなすりつけるために用意したものにも見えて、決定打とはいかない。
ヘイスティングスはポアロの言う事の真意をはかることができず、違う方向に推理してしまうのに、時々ポアロにひらめきを与えるヒントになるこ -
Posted by ブクログ
アガサクリスティーの作品は昔からちょこちょこ読んでいたが、ポアロをシリーズ物として1から読んだことがないと思い、ポアロ初登場である今作を読んだ。
ポアロが少様子のおかしい一線を退いたおじいさんのように描かれていて、私が覚えているポアロ像と少し異なっていた(偏屈で頑固なところは変わらないが)。
内容はミステリーとしてしっかり読み応えがあり、犯人を推理しながら面白く読むことができた。
アガサ作品を読むたびに思うが、時代や国が違うので設定に戸惑うことが多く、また翻訳なので理解に時間がかかってしまう。
ポアロ作品を読み終えたときに、少しは理解度が上がっていたら嬉しい。 -
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Posted by ブクログ
アガサ・クリスティーが最初に書いた作品。アガサ・クリスティーの作品は、色々と読んだことがありますが、この作品はまだ読んでいませんでした。
同じイギリスの推理小説作家と言えばコナン・ドイルがいますが、彼は19世紀から20世紀にかけた人物で、その作品も、19世紀色が反映されており、ガス燈や辻馬車を巡る描写が数多出てきますが、こちらのアガサ・クリスティーは20世紀の人物で、亡くなったのは1970年代になるので、出てくる描写はより現代的になり、“自動車”に纏わる描写も多数出てきます。21世紀の今からみて見ると、どちらも“古風”という言葉でまとめられてしまいそうですが。
さて、この作品の話。アガサ・ -
Posted by ブクログ
ネタバレページのほとんどは所々不穏な雰囲気が漂う身分違いのラブストーリーで、終盤でミステリーに変わり、真相が明かされると「うわーそういうことかーよく出来たミステリーだなあ」となるんだけど、さらに結末まで読むと、これはラブストーリーとかミステリーとかのジャンルに収まる作品じゃなく人間誰しも少なからず持つであろうひとつの感情を深いところまで突き詰めた作品なのだと感じた。
事件の起こらない前半部分は、展開自体がモテない男の都合良すぎる妄想を覗き込んでいるようなこっ恥ずかしさがあり、正直「なんでこれ読んでるんだっけ?」と我に帰る瞬間もあったが、語り口の上手さで退屈はせずスラスラ読めた。
事件が起きてからは文 -