矢沢聖子のレビュー一覧

  • スタイルズ荘の怪事件
    久しぶりの古典推理小説を読んだ。
    じつはクリスティは『そして誰もいなくなった』を中学生の時に読んで、ついていけなくなって以来、敬遠していた大家だ。近くのBOOKOFFでポアロシリーズの美本が何冊もあったのでまとめて買ったうちの1冊。
    近頃のミステリの風潮についていけなくなってきている中で、事件物にも...続きを読む
  • 終りなき夜に生れつく
    ポワロが出てくると思って読んでたら出なかった作品。バーナード嬢曰く。で紹介されてた本。

    テンポよく進むストーリーと会話。やっぱり死人が出た。犯人は予想出来たが、細かい部分の推理は無理。

    スイスイ読めて面白いのでオススメ。
  • 終りなき夜に生れつく
    さっすがクリスティ!
    読ませる!
    そして、突然ひっくり返る。
    ちょっぴりアクロイド的?とも思ったけど、人の愚かさとか内面とか表現力がすごい。
    エリーとの出会いから始まる、マイクの一人語りだけど、端々で見られた齟齬は全て伏線!
    25年ぶりくらいにクリスティ作品、再読してみようかな。
  • 終りなき夜に生れつく
    どういう展開になるのだろうと思いながら、この主人公ろくでもねえヒモだとはずっと感じてた。なに一つせずに偉そうなことばかりでイヤな感じだったが、そういうオチだったのか。読みこみが足りないのだろうが、ラストの急展開になぜなるのかがよくわからなかった。かといって、もう一度読みたくはない。不愉快だから。
  • 終りなき夜に生れつく
    伏線も良き。
    タイトルが表す、物語の行き着くところがなんとも好き。
    クリスティーの作品をもっと読んでから、帰ってきたい。
  • 終りなき夜に生れつく
    ポワロは「人間心理に興味がある」と繰り返し言っているけど、アガサクリスティの興味はまさに人間の心理である。視線から溢れる欲、目的のための淡々とした行動とうわべだけの感情、口にした言葉の真意は?本当の気持ちはどれだった?ポワロではなく読者を欺く意図の作品となると、トリックのキモは小物づかいではなく心理...続きを読む
  • 終りなき夜に生れつく
    3/4くらいになってようやく人死ぬ。
    Turns out Mike is such a psycho hehehe
  • 終りなき夜に生れつく
    「春にして君を離れ」に地味にやられたので(褒めてる)同じくタイトルに惹かれた「終わりなき夜に生まれつく」を読んだ。読み終わってすぐの感想は「なにこれコワイ
  • 人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日
    ウルグアイの海岸に見渡す限り重油まみれのペンギンの死骸…。そんな中、生きているペンギンを見つけたら私もやっぱり助けたいと思う。
    ただ著者の選択がすごいのは、仕事予定のアルゼンチンへペンギンも連れていったこと!

    新たな職場「寄宿学校」。人の良い舎監と校長、生徒に歓迎されたことで始まる生徒たちとペンギ...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件

    なるほど

    2020年の今読んでみても、色褪せていないですね。
    この本は、奇抜なトリックがなくても
    面白いミステリーが成立することを証明しています。
    それとも私が単純なのかな。
    ともかく楽しかったです。
  • 人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日
    若く冒険心に満ちたイギリス人が、アルゼンチンの教員として採用される。休暇中に訪れたウルグアイの海岸で、多数のペンギンが重油まみれで死んでいる光景を目撃するが、その中に1羽だけ生き残ったペンギンを見つけ救出する──。当時(70年代)の社会情勢、教員の仕事などを絡めながら、ペンギンとの共同生活をユーモア...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件

    初ポアロ

    ミステリーの女王"アガサ・クリスティーのデビュー作であり名探偵ポアロの初登場作でもある本作。僕にとっての初読クリスティーでもある。
    クリスティー作品を読むことにずっと憧れはあったのだが、何十年も前に海外作家の書いた小説を ―1920年代から1960年代にイギリス人作家の作品を― 僕が楽しく読める...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    数々の場面で使える質問が豊富に、筆者の経験したその場面とともに描かれている。

    自分にも思い当たる場面がいくつもあり、そういうことが質問できれば、もっとその人の深いところまで知ることができたのではないかと思うと、今後の姿勢を見直したいと感じた。

    また、この本を読むことは筆者から同様に自分への問いか...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    アメリカのコンサルタントが様々なシーンで効果的な質問の例を34挙げている。ストーリーとして面白く読めるが、日本語にして日本人相手に使うのはちょっと違うかな、というものもありますね。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    相手との関係を劇的に改善、飛躍させることになったパワークエッションを
    そのストリート共に紹介している。エピソードと一緒に語られるため、どういう場面で使えばいいか応用が利くため重宝する。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    訊くことは相手を引き出すこと。産婆術がそう。教師や上司、講師やコンサルタントから言われたことをそのままやるのは訓練。教育(education)は動詞educeが意味するように引き出すこと。相手のことを引き出すパワークエスチョンを使って、より良いコミュニケーションを。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    質問で会話を制するという感じでしょうか。質問を質問で返すのはどうかとも思いますが,本質的な質問で焦点を合わせるというのは有効な方法でしょう。「今日は特別の日」は実行しようと思いました。
  • スタイルズ荘の怪事件
    『カーテン』を読むにあたって
    はじまりの物語を再読しておくことに。

    そうそう…たまたまスタイルズ荘の女主人が
    ベルギーからの亡命者を保護していたため
    村にポアロさんが滞在していたのでしたね。
    その女主人が不審な死を遂げ
    ヘイスティングズが調査を
    ポアロさんに依頼したのがきっかけ。

    最初の長編から...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    ポアロシリーズを順番に読み返そうと思い立って最初の一冊目。最初に読んだのは中学生の時、10年くらい前だからトリックも犯人も全然覚えてなかった。自身の薬学の知識をトリックに活かしてて毎回複雑で面白いんだよな〜

    ミスハワードの怪しさはなんとなく感じてたけど、まさかの時差トリックだった。進んで裁判にかけ...続きを読む
  • スタイルズ荘の怪事件
    初めてのアガサクリスティ。初めは、日本語ではしないようなやりとりがあったりして慣れず読みにくいと感じたけれど、事件のからくりがわかってくると夢中になって読みました。テレビの影響からか、ポワロがどうしても野村萬斎さんに思えてしまう!笑