矢沢聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アガサ・クリスティのノンシリーズ。
呪われていると噂が絶えない「ジプシーが丘」と呼ばれる土地に魅了された青年の物語。
本編の3分の2ぐらいは、絵に描いたような信じられない逆玉婚の描写が続く。そんなに上手いこといく??って思っていると、終盤で事件が起きて、そこから驚愕の展開に移り変わる。
クリスティが晩年に描かれた作品だけに、狂気に満ちた欲深い人間の描写には恐ろしいものを感じた。
そして、真相を知った上で読み返してみると、初読とは違った解釈ができる表現や構成が随所にあって、上手いなぁと感嘆させられる。
甘やかな喜びに生まれつく人と、終わりなき夜に生まれつく人。この対比のメッセージ性が印象深く、後悔とやるせなさを感じさせる読後感だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中まで事件が起こらず長く感じてしまったが、最後に怒涛の展開でひっくり返された。真実がわかってから考えると、それまでのエピソードが違った意味をもって見えてきて、読み返すのがおもしろかった。
「終りなき夜」と「甘やかな喜び」が対比的であり象徴的。「甘やかな喜び」である、やさしく美しいエリーの喪失がより一層「終りなき夜」を深めていく。
主人公の周りには母やサントニックスなど警句を発し引き止めようとする人たちがいた。
母が主人公に、安定した仕事と生活をするよう、あんなにうるさく言っていた理由がわかった。母が言っていたのはこのことだったのだ。
すべてを得た後は、皆が去った。
読後はやるせなさと哀しみがじんわり残った。 -
購入済み
なるほど
2020年の今読んでみても、色褪せていないですね。
この本は、奇抜なトリックがなくても
面白いミステリーが成立することを証明しています。
それとも私が単純なのかな。
ともかく楽しかったです。 -
購入済み
初ポアロ
ミステリーの女王"アガサ・クリスティーのデビュー作であり名探偵ポアロの初登場作でもある本作。僕にとっての初読クリスティーでもある。
クリスティー作品を読むことにずっと憧れはあったのだが、何十年も前に海外作家の書いた小説を ―1920年代から1960年代にイギリス人作家の作品を― 僕が楽しく読めるのだろうかとずっと躊躇していたのだが、思いきって読んでみたらそれは全くの杞憂だった。とても楽しい読書だった。
作品の書かれた時代も作中の時代背景も2018年現在から見れば遠い過去、つまり昔なのだが作品そのものは決して古臭くはなく、古き良き時代のイギリスを舞台にした面白い小説として読める。もちろんそれはクリスティーの書いたオリジナルのクオリティの高さだけではなく ―それが最重要なのは言うまでもないが― 訳者の現代的感性に基づいた素晴らしい翻訳のおかげであろう。
さて、次に読むクリスティーはどれにしようか? ポアロばかりを読み進めるのもなんだかつまらないしな。ミス・マープルを読んでみようかな。先ずは 『火曜クラブ』か?
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。解説にもあったが、「1番怪しくない人よりも、1番怪しい人が、怪しい」というのは新鮮だった。確かにそのような小説もあって良いと想像していたが、もうミステリーの女王が最初でやっていた。読者にも犯人を一切悟られないように、するのがすごい。確かにハワードとミスターイングルソープの繋がりは分からなかった。なので、ヘイスティングズと同じように驚ける。一作目ということもあって自分は油断してしまった。
ポワロが序盤からヘイスティングズにも舐められているのは面白かった。初回ならではの人物関係だった。他の作品でもそうだが、ポワロの秘密主義的で、理路整然としていて、それでいて人間の心理への鋭い洞察力が見もの。解説にもあったが、軽快さと上品さによって、(当時斬新だったらしいが)現代の感覚からしても親しみやすい内容になっている。とにかくアガサクリスティーは、人間が感じるあらゆる側面の捉え方のバランス感覚が、絶品だと思った。斬新で濃密で軽快。また、20世紀一の創作力をもった人というのも頷ける。本当の巨人なのだと。 -
Posted by ブクログ
ちょ、ごめ
「あの」とか「さっきの」とか
あれとかこれとかそれとか...どれ!!!
ごめ、ぁちょ、もっかい説明して...ぁ...
「さっきのアレはそういう事か!」
あーやめてそっちの世界の人だけで頷かないでー私も連れてってぇ
ミスミセスミスタームッシュレディ ぬぉー
アンジェリーナ・ジョリー あだ名はアンジー
山田花子 あだ名は 山花!みたいなやつぐへぇー
ってなる初期の翻訳ミステリ(とはいえ新訳版)が好きです
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第一次世界大戦中、田園地帯に佇む「スタイルズ荘」そこの裕福で傲慢な女主人 【エミリー・イングルソープ】が毒殺される
旧友でありエミリーを義母に持つ【ジョン・カヴェンディッシュ】にスタイルズ荘に招かれていた【ヘイスティングス】の記として
一連の【スタイルズ荘の怪事件】が語られる
もれなくみーんな怪しいゾ*
エミリーの再婚相手の若き夫モジャモジャしてそうな【アルフレッド・イングルソープ】
ジョンの妻 謎多き美女 ヘイスティングスもメロメロの【メアリ・カヴェンディッシュ】
兄と違い 闇なのか湿度なのかを内に秘めたジョンの弟【ローレンス・カヴェンディッシュ】
アルフレッドを目の敵とし親友エミリーを守ろうとした【イブリン・ハワード】
薬品はお手の物 エミリーの亡き友人の娘 スタイルズ荘で暮らす【シンシア・マードック】
毒のスペシャリスト メアリとムフフ ヘイスティングスの恋敵【バウアシュタイン博士】
...........その他諸々 (疲れた訳じゃ..な...い)
もう、裏と裏と裏のかきあい
URA URA URA
1920年の犯人探し
脳みそちゅるん隊はムチ打ち必須
犯人わかった!あ、やっぱ嘘!あ、わかったやっぱあの人!あ、ちょっと待って!あっ
と、我ながら波に随い波を追いまくりだった 笑
こういうシンプルな直球ミステリも
たまには良いですね
胸糞もグロも無く、シンプルに犯人を推理して打ちひしがれる悦 ...滅?
この手法、今では色々進化してエキセントリックなイメージだけど、
このスタイリッシュさは眉間撃ち抜かれた事に気づかず瞬きパチパチしてしまう
:( ;´ཫ`;):ナンジャコリャア!!!
やっぱ面白探偵とそれに転がされる可哀想な助手(と読者)がいてこそだろう
小柄な飄々ダンディ 【エルキュール・ポワロ】にぶんぶん振り回されてもうバターになっちゃいそう 悦
次を読むのが楽しみ! -
Posted by ブクログ
『感情と理性を混同してはなりません』ーーエルキュール・ポアロ
アガサ・クリスティ…名探偵コナンが好きなので、それ繋がりで知ってたけどちゃんと読むのは初めてでした。
読みながら読者も推理できるタイプの高濃度ミステリー。さすがとしか言いようがない完成度…
当然ではあるのですが登場人物はカタカナまみれなので覚えるのに結構時間かかりました笑
ストーリー中盤くらいでやっと覚えられた…
途中で屋敷の見取り図(部屋割り?)とか手紙とかが図でしっかり出されてたので、メモしながら読むと一緒に推理できて絶対楽しいだろうな…!私はメモ取らずに突き進んだせいで楽しさを半減させてしまいました
読みながら推理して楽しめるように、自分ももっと頑張らないと…と感じた1冊でした