中村元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古典を読もうシリーズ3冊目。(アリストテレスの「政治学」は挫折。)
同じようなことが言い方を変えながら何度も出てくるので、難しいことが書いてあるわけでもないのに、読むのに2ヶ月以上かかった。
とにかく執着を捨てろ、とおっしゃいます。
でも、同じことを何度も言ってるからこそ、この“繰り返し”が効いていて、なんとなく気分がクサクサしている時にページを開くと、少し落ち着く。理屈というより、心を整えるためのテキストとして機能している感じがある。また、たまに読み返したい。
良かったところ、例えばつい悪口言っちゃうのよね、という時に「人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分の口を斬り割くのである。」
とかは、なかなか良い例えと思ったし、
世の中「平等」さえ相対化してて面白い。
「自分を他人と「等しい」と示すことなく、他人よりも「劣っている」とか、或いは「勝れている」とか考えてはならない。」
と「等しい」と思うことも否としている。
また、
「死ぬよりも前に、妄執を離れ、過去にこだわることなく、現在においてもくよくよと思いめぐらすことがないならば、かれは(未来に関しても)特に思い煩うことがない。」
と、安寧のために、今に集中することさえ否定してるのが徹底的でなるほどと思った。
でも、執着を捨てすぎると、やっぱり生き抜けないのか、
「誠実、真理、堅固、施与というこれらの四種の徳」
とか、
「粗暴・残酷であって、陰口を言い、友を裏切り、無慈悲で、極めて傲慢であり、ものおしみするで、なんぴとにも与えない人々、これがなまぐさである。肉食することが〈なまぐさい〉のではない。」
とか、
ちょいちょい「お布施」求めてくるところが、「おい、ブッダ!、働けよ!!」と思いました。
あと、「汝の第五の軍隊はものうさ、睡眠であり、第六の軍隊は恐怖といわれる。汝の第七の軍隊は疑惑であり、汝の第八の軍隊はみせかけと強情と、」
と、強情に並んで睡眠を否定してるのが謎だった。 -
Posted by ブクログ
正直なところ、自分には文章が難しかった。
全体の1/3も理解できただろうか、とも思うが(自分にとって)難解であるこの本を読み切ったという体験はとても掛け替えのないものになった。
とにかく読みづらかった。
この本を「わかりやすい内容」と紹介しているところもあるが、本当だろうか…わかりやすいと思って読んでる人は相当博識な人ではなかろうか…
ただ、全てがわからないということではなく、「おそらくこういう事を言っているんだろうな」というのを頭ではなく心で感じながら読んだという体験だった。
弟子たちからの質問にスイスイと答えを出す仏陀。
自分にもこんな存在が欲しいと素直にそう感じた。
なんとなくの雰囲気で全体像を感じ取ったので、岩波文庫版で挫折した人におすすめという下記の本へ避難することにする。
今枝由郎 訳
スッタニパータ ブッダの言葉
光文社古典新訳文庫
こちらも読み終えたらレビューを書き、再び岩波文庫版を読み返すなどしたい。 -
Posted by ブクログ
カピラ(Kapila)王国の王子。ゴータマ(姓)・シッダールタ(名)。
マーヤー夫人。摩耶。ブッダの母。母マーヤーは白い象になったブッダが天から降りてきて右脇から自分のお腹に入る夢を見る。直後、ブッダを懐妊。産後7日後、母マーヤーは息をひきとる。
※摩耶夫人像。東京国立博物館・法隆寺宝物館。
※ルンビニ。ブッダが生まれた地。ネパール南西部。
快楽。高名な仙人がこの子は「最高の悟りに達するだろう」と予言。父はブッダが出家して後継者がいなくなることをおそれ、ブッダに美しい宮殿以外の世界を見せず、あらゆる快楽を与えた。
四門出遊。東の門「老人とは何者か?」「もはや長く生きることはできない者です」▼南の門。「病人とは何者か?」「病から回復するか分からない者です」。▼西の門。「染められた布かごは何か?」「死人です」▼北の門。修行者がいて生老病死を超える救いを見出した。
妻子を捨て出家。ヤソーダラー耶輸陀羅(ブッダの妻)。ラーフラ羅睺羅(ブッダの子)。▼修行。煩悩を滅し、何ものにも捉われない境地。想うことも想わないこともない境地。断食などの苦行。▼スジャータ。苦行をしていたブッダに乳がゆをわたした村の娘。
菩提樹。インド北東部ブッダガヤ。ブッダは木の根元に座って静かに瞑想。悪魔が化物や美女の姿で現れ、煩悩が悟りを妨げようとする。瞑想を初めて7日目、右手の人差し指で地面を触れた瞬間、悪魔は消え失せた。真理を悟り、生老病死の苦しみから解放され、心の安らぎを得た。
梵天勧請。ブッダは悟りの内容は欲望に支配された人々には理解できないと考え、最初、悟りの内容を明かすことはなかった。梵天(バラモン教の最高神)「どうか悟りの内容を広く説いてください」
五人の弟子。ヴァーラーナシー。ブッダが初めて説法をした場所。インド北東部。▼アッサジ。阿説示。ブッダの弟子。五比丘(ごびく 最初の五人の弟子)。
※憍陳如きょうちんにょ。カウンディンニャ。
※阿説示あせつじ。アッサジ
※摩訶摩男まかなまん。マハーナーマン
※婆提梨迦ばつだいりか。バッディヤ
※婆敷ばしふ。ヴァシュフ
サーリプッタ 。舎利弗しゃりほつ。十大弟子。▼モッガッラーナ。目連もくれん。十大弟子。業の深い母が地獄で苦しんでいたのでブッダに相談。ブッダ「7月15日に供養するように」。盂蘭盆会(旧暦7月15日に祖先の冥福を祈る仏事)の由来。
※クシナガラ。ブッダが亡くなった地。インド北東部。 -
Posted by ブクログ
ブッダが直接語ったとされる阿含経である「ダンマパダ(法句経)」と感興を覚えた時に口にしたという句「ウダーナヴァルガ」を収めている。
本書の半分くらいは注釈なので、案外ボリュームは少なく、読みやすい。
仏教の根本的な思想が、教典のような格式ばった感じでなくすぐ横にいる人がつぶやくように発せられているので、親しみやすいと感じた。
特に、生きる事に正面から向き合っているような本なので忙しくて自分を見失いそうなときにまた読み返したいと思う。
悪い事をするな。
自分を大事に生きよ。
良き友が得られなければ一人で往け。
怨みは怨みのないことにより止む
花を摘むことに夢中になっている人を死がさらう
謗りを忍ぶひとにこそ勝利がある
我がものはなし -
Posted by ブクログ
水族館プロデューサーの著者が厳選した水族館30館の魅力。
あなたを再生する「リボーンポイント」
本書掲載の水族館分布マップ
第1章 水塊の癒し 第2章 命と地球
第3章 日本人の世界観 第4章 逆境から進化
豊富なカラー写真、各水族館のDATA、コラム有り。
水族館へ行ってみよう!
生物を学ぶ場だけではない。それぞれの水族館の有り様と
「展示」に込められた何かに視点を変えると、
その水族館の魅力が明らかになってゆく。
「展示したい」想いと実行で成されるものは、
圧倒される水塊とその中で躍動する生物たち、有り。
プロジェクションマッピングの活用、有り。
生きものたちのパフォーマンス、有り。
うねる波や渓流、渦潮の再現、有り。
その生きものの生態や特性、その地域の特性、
日本人の世界観に食文化や風習、
更には地球や命を教えてくれる「展示」の妙。それらは、
心身を潤し、癒しを与えられ、好奇心をも満たしてくれる。
また、逆境や弱点を克服し、武器とする方法をも学べる。
文庫サイズの中の写真は小さいけれども、
水族館の魅力を伝えるのに、十分。
また、著者の個性的な考察、哲学も提示している。
“今”の水族館ってこんなに魅力に富んでいるのかを、
改めて認識しました。うん、足を運んで楽しみたくなる~。 -
Posted by ブクログ
私の好きな言葉です。
周囲に惑わされず、自分の心に従いなさい
心・体を健全に保ち
どんな時も友だちに誠実に
健康であるかどうかは、自分の「心」が決めている
過去に囚われてはいけない
未来を待つだけでもいけない
ただ、この瞬間に集中すること
自分を変えるのは自分だけ
どんなに大きな変化も
すべてあなたの一歩から
大空に東も西もないように
あなたの心も内側と外側で
境界を設けてはいけません
隠し続けることができない
3つのものが存在します
太陽、月、そして真実
他人の過ちを指摘する前に
自分の欠点に気づくことです
心を強く保つには、
体が元気でなければ
心で思うことは実現します
正しい心の持ち主には、
幸運がついてくるものです
他人にばかり頼らずに、
道は、自ら切り開いてこそ
感想
私は無宗教ですが、人間の生き方としては、共感できます。
1人でも多く共感できれば、争いが少ない世の中になるのだろうと思ってます。