あらすじ
『法句経』の名で知られる「真理のことば」(ダンマパダ)も、併収の「感興のことば」(ウダーナヴァルガ)も、ブッダの教えを集めたもので、人間そのものへの深い反省や生活の指針が、風格ある簡潔な句に表わされている。「ウダーナヴァルガ」とは、ブッダが感興をおぼえた時、ふと口にした言葉集の意味で、初めての完訳。
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言霊原理に照らし合わせて古き世から現代にさえ通用する箴言の数々。あなたを望ましい結論に導く知恵であふれている宝石箱と言えよう。これらの類は1回読んで簡単に身に付くものではなく、人生を通じて繰り返し味読しつづけるべき古典のひとつである。
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仏教は男女の交わりを禁じてますがこの本でも仏陀は子孫を望むなと説いてる。理由は子供を持つことで執着に縛られるからだという。でもみんな出家して戒律を守ったら人類は滅亡してしまうなぁと思うのだがこの辺はいくら考えても回答が出ない。なぜ人としての生活を禁じるか。仏陀に聞いてみたい。
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内容わかりやすく、何度も手に取って読みたい本。悩み克服のバイブル。心にスッと入ってきて、身も心も引き締まります。仕事でやる気が出ない人、恋愛の執着に悩まされている人など、あらゆる悩みを抱えている人に勧めたい本。仏教の教えを学ぶことで悩みを克服しやすくなると思います。
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ブッダの話した言葉の数々 仏教の本といえば、その教理を学ぶために体系的で複雑でわかりにくいものも多かったが、
この本はブッダの言葉が羅列的に掲載されているので、非常にわかりやすかった。
入門編として最適。
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「100分de名著 ブッダ真理のことば」佐々木閑さんの放送を見て購入。
古典の教科書のようで、読みにくいので、理解には程遠い状態だが、仏教界の「聖書」的な存在なので、一度購入したら、捨てられない本。
最初の
「ものごとは心にもともとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。車をひく(牛)の足跡に車輪がついて行くように」
を 時々読むたびに
「そうだよなー」と深くうなずいてしまう。
一家に一冊の本では?
ブッダの権化のような「中村元」さんの翻訳というところも「聖書」的。
「ブッダのことば: スッタニパータ 」も読みましたが、佐々木閑さんは、初めての人には、「真理のことば」のほうがオススメということでした。
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原始仏教の教えがまとまっている詩集。
本書はパーリ語とサンスクリット語の同じ経典を
セットにした内容らしいので、内容は被っているが、
後の時代に書かれたからか、感興のことばの方が
分かりやすくまとまっているように思う。
この世界は基本的に、
諸行無常で一切皆苦で諸法非我であり、
苦しみから逃れるには執着や欲望を
捨てて善を為す事を繰り返し説いている。
何でもかんでも救ってくださる
優しい仏様だと思って近づくと、
私のような欲望にまみれた凡夫にとっては、
ブッダの説くところはなかなか厳しい。
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私は嫌なことがあって、友達に愚痴ってもなお、気が晴れないときに、ぐっとこらえてこの本を読みます。やり場のない怒りも、お釈迦様にかかればポジティブに受け取れる。
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どう生きるべきかは『ブッダのことば(スッタニパータ)』と似ているが、より教義味を帯びてはいる様に感じる。後半の『感興のことば』の方が馴染みやすい。
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ブッダが直接語ったとされる阿含経である「ダンマパダ(法句経)」と感興を覚えた時に口にしたという句「ウダーナヴァルガ」を収めている。
本書の半分くらいは注釈なので、案外ボリュームは少なく、読みやすい。
仏教の根本的な思想が、教典のような格式ばった感じでなくすぐ横にいる人がつぶやくように発せられているので、親しみやすいと感じた。
特に、生きる事に正面から向き合っているような本なので忙しくて自分を見失いそうなときにまた読み返したいと思う。
悪い事をするな。
自分を大事に生きよ。
良き友が得られなければ一人で往け。
怨みは怨みのないことにより止む
花を摘むことに夢中になっている人を死がさらう
謗りを忍ぶひとにこそ勝利がある
我がものはなし
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「ダンマパダ」「ウダーナヴァルガ」を邦訳したもの。1987年に初版が出ているが、現代的に見ても非常に読みやすい。詳細な註解がついており、筆者が広く文献を渉猟したことがわかる
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◯他のお経と比べると、文章の一つ一つが単独で成り立っているため、文章の意味がこぼれ落ちてしまう。やはりストーリーや、ある種の流れ、論理性によって説得的になるのも、こういった経典においても同様なのだと実感した。(単純に自分の集中力の不足もあると思うが…)
◯感興のことば後段に出てくる、対比と類似の文章の流れは、是非原文の音読によって音として体感することも必要だと感じた。ただ、文字だけでは伝わらない部分があるとしても、文字の並びは壮観であった。
◯この辺は般若心経でも重要視されている音自体に意味があることにつながってくるのかと思うと、また面白い。
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ブッダの仏教にの考えがわかりやすかったです。ブッダの考えが感情的ではなく、非常に論理的な部分に感銘を受けました。「真理のことば」は何回か読み返していきたいと思います。
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その「道の人」を対象とした教えのようなので、
一般社会、現代社会にそのまま適用することはできないが、とても身になる教えである。
ただ、社会のためよりは、己のため、悟りのためといった利己的なイメージを受ける。
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構成が変わっているのとページが多いのとで読むにはかなりの時間と体力が必要になります。余裕のあるときのみ読むのをおすすめします。
内容ですが、今に通ずるものもあればこれは今の価値観からすれば少しおかしいのではといったものもあります。ただ、全体的に内容はよく、ギクッとさせられるものが多かったです。