中村元のレビュー一覧

  • ブッダのことば スッタニパータ

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    仏教系の経典のなかでも理解しやすく親しみやすい書物。望ましい結論へ導くための知恵にあふれていて、昔そうかなと思えたことも人生後半をすぎたあたりからようやくその真価がにじみだす、なんてこともよくある。謙虚に付き合いつづけていきたい1冊。

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    2025年11月08日
  • ブッダの 真理のことば 感興のことば

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    言霊原理に照らし合わせて古き世から現代にさえ通用する箴言の数々。あなたを望ましい結論に導く知恵であふれている宝石箱と言えよう。これらの類は1回読んで簡単に身に付くものではなく、人生を通じて繰り返し味読しつづけるべき古典のひとつである。

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    2025年11月06日
  • ブッダの 真理のことば 感興のことば

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    仏教は男女の交わりを禁じてますがこの本でも仏陀は子孫を望むなと説いてる。理由は子供を持つことで執着に縛られるからだという。でもみんな出家して戒律を守ったら人類は滅亡してしまうなぁと思うのだがこの辺はいくら考えても回答が出ない。なぜ人としての生活を禁じるか。仏陀に聞いてみたい。

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    2025年06月30日
  • ブッダ物語

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    中村 元
    1912~1999。東京大学印度哲学梵文学科卒業。インド哲学者、仏教学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻はインド哲学・仏教学。勲一等瑞宝章、文化勲章、紫綬褒章受章

    「ブッダとは「真理を悟った人」「覚者」という意味で、真理を悟った人全部を指すので、仏教の開祖個人だけを示すことばではない。「仏陀」と書いたり「仏」と訳されることもある。  仏教の開祖個人を指す場合には、ゴータマ・ブッダとよばれることが多い。ゴータマとは、彼の家の名に相当する姓をいうのである。  日本ではブッダは、「お釈迦さま」あるいは「釈迦」とよばれているが、シャカあるいは釈迦とは、彼の出た種族の名である。だから

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    2025年06月10日
  • ブッダのことば スッタニパータ

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    仏教書の中でも最も古いもの。教義等は無く、どう生きるべきかが書かれてある。訳は読みやすいが若干知識は必要。個人的にとても良書。

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    2025年04月09日
  • ブッダ伝 生涯と思想

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    ブッダの生涯に沿った仏教思想の解説,『スッタニパータ』『ダンマパダ』などといった聖典を知るにも良い。

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    2024年09月23日
  • ブッダ伝 生涯と思想

    購入済み

    ブッダの生涯を記しながら、それだけでなくブッダの教えを主要仏典を紐解きながら紹介しています。どちらかと言うと仏典紹介とその内容解説がメインなので、ブッダの生涯よりもブッダの教え(「仏教の教え」というかは、それらが仏教として成立する以前のブッダの教えといった方がいいのかなと思いました)に主眼が置かれています。
    煩悩を無くし悟りを開くという静かな宗教というイメージがありましたが(仏教文化の色濃い日本で生まれ育ってこんな程度の認識しかなくて恥ずかしいですが)、むしろ涅槃に達し楽しく生きることを説いているという点が大切なんですね。
    面白く心に残る名著かと思います。

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    2024年08月17日
  • ブッダ最後の旅-大パリニッバーナ経

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    ブッダが「ただの人」であった事がよくわかる。食中毒になって苦しんだり、疲れたから横になりたいと言ったり、チュンダに気を使ったり、本当に「ただの人」。

    これは自分のような「ただの人」でもブッダのように悟りを開き、苦しみから解放されうるという希望でもある。

    臨終間近の講話中に「若き人アーナンダー」が「ご婦人にばかり気がむいてしまう事」を相談する所がとても人間らしくてリアル。今その事を相談するかね?とも思うし、そんなだから2000年経っても「若き人」って書かれるんだなとも思う。

    また、文章自体がめちゃくちゃ読みにくい。主語を変えて同じ言葉を繰り返したり、本当にただ繰り返したり。作文技術自体が未

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    2024年03月05日
  • ブッダの 真理のことば 感興のことば

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    内容わかりやすく、何度も手に取って読みたい本。悩み克服のバイブル。心にスッと入ってきて、身も心も引き締まります。仕事でやる気が出ない人、恋愛の執着に悩まされている人など、あらゆる悩みを抱えている人に勧めたい本。仏教の教えを学ぶことで悩みを克服しやすくなると思います。

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    2024年02月27日
  • ブッダの 真理のことば 感興のことば

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    ブッダの話した言葉の数々 仏教の本といえば、その教理を学ぶために体系的で複雑でわかりにくいものも多かったが、
    この本はブッダの言葉が羅列的に掲載されているので、非常にわかりやすかった。
    入門編として最適。

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    2025年12月03日
  • 般若心経・金剛般若経

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    2種のお経の本文と現代語訳が書いてあるだけなので、これだけで素人が正確に意味を理解するのは難しいのかもしれませんが、豊富な注釈があるので丹念に読めばそれなりに頭に入ってきます。
    般若心経の一部をつい忘れたときにすぐに参照するのにも便利です。

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    2023年02月21日
  • ブッダのことば スッタニパータ

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    ・「犀の角のようにただ独り歩め」異国情緒と含蓄に溢れるとても良い言葉だ。
    ・今の日本の仏教のように「仏に縋り、仏に祈る」というのは随分と原型から離れたもののように感じた。
    ただ、インドにおける仏教の発生がインドの風土と風俗に沿ったものであるなら、日本の仏教の発展もまた日本の風土と風俗に沿ったものであるのか。

    ・「二度とこの世に生まれることがない」のが最良だど幾度と唱えているが、これは反出生主義とどう違うのか誰か教えて欲しい。

    ・「自分で自分のことを言いふらすのであるから、かれは「下劣な人」である」は、各種SNSヘビーユーザーに刺さる言葉だな。
    ・執着するから、愛着するから苦しみが生まれるの

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    2022年04月11日
  • ブッダ最後の旅-大パリニッバーナ経

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    ネタバレ

    お釈迦様は、なくなる前に何を思われたのか。後悔されたりはしなかったのか。そんなことが知りたくて、この本を読みました。お釈迦様もお弟子さんも、「良く気をつけて、念じていて」来るべき時を慫慂と受けとめておられるようでした。すごいなぁ。

    …師を喪う…お釈迦様は、ご自身がなくなった後は、年長の修行者を師として仰ぐように言い残されました。私もある芸事で最近師を喪いました。が、根先輩が自ら「師」として立ちました…。人間の集団はお釈迦様の時代も現代も、同じような形で引き継がれていくのだ、と感慨を覚えました。

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    2022年01月15日
  • ブッダのことば スッタニパータ

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    とても良かったです。確かに初期の頃は教えが煩雑でなく、今の五戒や十二支縁起説のもとになっただろう言説が簡潔に書いてあります。でも、簡潔な分サラっと説明してすぐ次の話題に行くので追いつくのが大変でした。常に頭の中で整理しながら読むと読みやすいと思います。

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    2021年12月01日
  • ブッダの 真理のことば 感興のことば

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    「100分de名著 ブッダ真理のことば」佐々木閑さんの放送を見て購入。
    古典の教科書のようで、読みにくいので、理解には程遠い状態だが、仏教界の「聖書」的な存在なので、一度購入したら、捨てられない本。
    最初の
    「ものごとは心にもともとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。車をひく(牛)の足跡に車輪がついて行くように」
    を 時々読むたびに
    「そうだよなー」と深くうなずいてしまう。
    一家に一冊の本では?
    ブッダの権化のような「中村元」さんの翻訳というところも「聖書」的。

    「ブッダのことば: スッタニパータ 」も読みました

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    2023年11月19日
  • ブッダのことば スッタニパータ

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    今の日本の葬式仏教とは何なのだろう。
    ゴータマ・シッダールタの言葉とはかけ離れた姿。
    哲学なきところにあるのは、金と欲のみ。

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    2021年04月25日
  • 水族館哲学 人生が変わる30館

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    中村元さんの全国水族館マップと
    昭文社の全国の水族館の本もめちゃ楽しかったけど
    その中でも30の水族館にピックアップして
    4つの観点
    ・水塊の癒し
    ・命と地球
    ・日本人の世界観
    ・逆境からの進化
    から水族館を見ていく本✨

    リニューアルあるする際の苦労だったり
    地域の特性や歴史を活かしたそらぞれの展示だったり圧巻!!
    全国の水族館周り切るにはあと100くらい行かなきゃだけど(笑)
    本当自分の目で見て感じたい

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    2021年03月14日
  • 原始仏典

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    中村元氏といえば、仏教学の大家。これだけのことを、平易にわかりやすく書き残していることについて、頭が下がる思い。入門書としても、概論としても最適。

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    2021年02月23日
  • ブッダ伝 生涯と思想

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    たぶんもう3回以上読んでいる。人間、ブッダについて知りたい方にはお勧めする。宗教としてではなく、生きる哲学としてブッダが確立していった思想体系と、彼の生涯の両方を追うことができる。中村元は初期仏教についての第一人者だろう。仏教としてではなく、自分が生きていく上での指針を与えてくれる書。

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    2020年06月20日
  • ブッダ最後の旅-大パリニッバーナ経

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    ネタバレ

    「悟った人」に対する超能力者とか完璧な人というイメージが打ち壊されます。

    まず、ブッダが非常に「気配りの人」だった事が分かります。
    食あたりを起こした食べ物を提供したチュンダが死後周りから責められないようにしたり、号泣するアーナンダに言葉をかけたりと、やさしい気遣いを見せています。

    次は、組織を運営する長としてのブッダです。
    教団の問題児チャンナには清浄な罰を加えなさい、と指示したり、自分の死後の色々と細かい事を指示したりしています。

    そして、感情も残っています。死んだ人の名前を次々と挙げ、死後どうなったのかといちいち聞いてくるアーナンダーに対して、いかにもウザイなあ、みたいな反応をして

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    2020年03月10日