田辺和子の作品一覧

「田辺和子」の「ブッダ物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ブッダ物語
    4.0
    ブッダは「お釈迦さま」の名で知られる仏教の開祖です.シャカ族の王子に生まれ,生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったその生涯をたどり,仏教の教義をわかりやすく説明します.四苦八苦,因縁,縁起,業などよく使われる言葉の本来の意味を解説し,悟りとは何かを明らかにするやさしい仏教入門.

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ユーザーレビュー

  • ブッダ物語

    Posted by ブクログ

    中村 元
    1912~1999。東京大学印度哲学梵文学科卒業。インド哲学者、仏教学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻はインド哲学・仏教学。勲一等瑞宝章、文化勲章、紫綬褒章受章

    「ブッダとは「真理を悟った人」「覚者」という意味で、真理を悟った人全部を指すので、仏教の開祖個人だけを示すことばではない。「仏陀」と書いたり「仏」と訳されることもある。  仏教の開祖個人を指す場合には、ゴータマ・ブッダとよばれることが多い。ゴータマとは、彼の家の名に相当する姓をいうのである。  日本ではブッダは、「お釈迦さま」あるいは「釈迦」とよばれているが、シャカあるいは釈迦とは、彼の出た種族の名である。だから

    0
    2025年06月10日
  • ブッダ物語

    Posted by ブクログ

    お釈迦様の一代記である。
    前半はブッダの生誕から壮年期くらいまでを多くのエピソードを交えながらわかりやすく展開し、後半は中村元氏の執筆のようだが(後半は秀逸である)、ややエッセイ風にお釈迦様の晩年を静かな筆致で書き進めており、全体として誰にでも読みやすい記述ながら極めて深い感動を呼ぶ作品となっている。

    このように平易な書き方をしてはいるが、例えば家庭内暴力少年アジャータサットゥ(阿闍世)王子とビンビサーラ王、韋提希夫人の物語は『観無量寿経』に出てくるし、ブッダの最後の旅から入滅にいたる物語は『大パリニッバーナ経』にその記述を見ることができるなど、詳細に経典に則って描かれている。

    さて、私は

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    2019年05月05日
  • ブッダ物語

    Posted by ブクログ

    ブッダの教えと、現代に通ずる仏教の心を繰り返し描写してくれている一冊。
    私のような学びたての者にも優しい読みやすさ。

    またブッダは、神のように厳粛で人智を超越した何かを扱うのではなく、人や出来事に等身大で向き合っていた人なのだなと感じた。

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    2024年01月31日
  • ブッダ物語

    Posted by ブクログ

    カピラ(Kapila)王国の王子。ゴータマ(姓)・シッダールタ(名)。

    マーヤー夫人。摩耶。ブッダの母。母マーヤーは白い象になったブッダが天から降りてきて右脇から自分のお腹に入る夢を見る。直後、ブッダを懐妊。産後7日後、母マーヤーは息をひきとる。
    ※摩耶夫人像。東京国立博物館・法隆寺宝物館。
    ※ルンビニ。ブッダが生まれた地。ネパール南西部。

    快楽。高名な仙人がこの子は「最高の悟りに達するだろう」と予言。父はブッダが出家して後継者がいなくなることをおそれ、ブッダに美しい宮殿以外の世界を見せず、あらゆる快楽を与えた。

    四門出遊。東の門「老人とは何者か?」「もはや長く生きることはできない者です

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    2024年05月04日
  • ブッダ物語

    Posted by ブクログ

    仏陀(ガウタマ・シッダールタ)の生涯を、タイトル通り物語風に著した一冊。入門書としては分かりやすい本だと思う。

    ただ☆を一つ減らしたのは、本の焦点が少しぼやけているような気がするから。
    仏陀の生涯を紹介するなら、いっそ自伝風にした方が読ませるものになっただろうけれど、中途半端に解説めいているのでかえって読みづらいように思う。新書(しかもジュニア新書)ということでこういう形になったのだろうけれど、これなら手塚治虫の『ブッダ』の方が、仏陀という人物に興味を持たせるという意味では成功するだろう(もちろん手塚治虫と比較されたらどんな本もなかなか敵わないだろうけれど)。

    手塚氏の『ブッダ』が氏の創作

    0
    2019年08月20日

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