永野裕之のレビュー一覧
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ネタバレ・数学の勉強法(233)
(1)言葉の定義を完璧に頭に入れる
最初にやらなくてはいけないのは新しい概念の中で出会った言葉の定義を一言一句間違わずに頭に入れること。ここに曖昧さが残っているとこの先の勉強がすべて無駄になってしまう。
(2)定理や公式を自分の手で証明できるようにする
ただ丸暗記しているだけの公式や定理は実際にはどこて使っていいかわからず、ほとんど役に立たない。公式や定理を知らなくても(それらを証明することから始めて)解くことができるという境地になって初めて、公式や定理は正しい場面で正しく使えるようになる。
(3)基本問題を徹底的に演習する
基本的な問題(教科書レベルの問題)を -
Posted by ブクログ
読み終わったら捨てるつもりで読んでいた。前半は既にどこかで読んだことがある内容だったからだ。
しかし、後半は勉強になるところがあり、読後に捨てる予定が狂ってしまった。
章立ては、
⑴とてつもない数式
⑵とてつもない天才数学者たち
⑶とてつもない芸術性
⑷とてつもない便利さ
⑸とてつもない影響力
⑹とてつもない計算
の6つで、数学の魅力をなるべく噛み砕いて説明しようと試みている。
数学が嫌いな人や苦手な人が本書を読んで面白いと思うのかどうかは分からないが、私には面白かった。
一番面白かったのは「万能天秤」の件である。天秤に乗せる分銅を記数法の概念で考えれば良いとは知らなかった。 -
Posted by ブクログ
確かに数字はこれから特に必須スキルだろうと思う。
著者が言いたいことは痛いほど伝わってくる。
高等数学を勉強しろと言っているのではない。
「数に強くなれ」という。
本書では「鍛えられる」と記載されているが、果たして本当だろうか。
数字は実は感覚的な部分も多くて、持って生まれた素養もあるのではないかと思う。
この本を同じように読んでも、スッと入ってくる人と、全く受け付けない人といるような気がしてしょうがないのだ。
ちなみに私は前者だ。書いてあることは納得だし、自分でも一部意識して実践していることもある。
私自身は文系だし、高校時代に数学を諦めた方だ。
しかしながら根拠はないが、決して数には弱くな