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Posted by ブクログ
「数学Ⅰ・A」に関する本ということで、「所詮、数学Ⅰ・A」と、ちょっとなめていましたが、とてもいい本でした。
数学については、「公式を覚えて使う」という人が多く、とても残念だと思っているのですが、この本の著者は、「公式の導出」や「定理の証明」などが大切だと考えており、それらについて、紙面が許す範囲で説明してくれています。
「公式の導出」や「定理の証明」について、自分としては、ある程度、取り組んできたつもりだったのですが、この本を読んで、抜け漏れがあったことが判明。
そのあたりが、自分の数学の成績が伸び悩んだ理由ではないかと、今さらながら感じた一冊でした。
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新書であるので致し方ないが、問題の数が少ないのが残念。本書を読んだ後に適当は問題集を解くとよいかな。図表の表記の仕方が独特で、どこまでが図表かがわかりにくいものがある。Ⅱ・B、Ⅲさらに昨年度から新課程で復活したCの続巻を望む。
Posted by ブクログ
高校生の時、まともに数Ⅰを学んでおらず、たまたま書店で見つけて、購入しました。一番興味深かったのは、三角比でした。まず、三角比の考えが、古代ギリシアに端を発すること、古代の人々の興味の対象が、星を研究するうちに、円の中心角と弦の長さの関係に移っていったこと、古代ローマのプトレマイオスが、色々な中心角に対する弦の長さを細かく調べあげたことなどに、驚きました。そして、中学校では、三角形の面積は、高さが分からなければ、補助線を引き、三平方の定理を何度か使って連立方程式を立て、それを解かないと求められなかったが、余弦定理を使えば、三辺の長さが分かれば、高さが分からなくても、求められることに、私も、筆者同様、少なからず感動しました。高校生の時は、数学が非常に苦手で、いつも後回しになっていました。今改めて学んでいくと、美しさの意味が少し分かった気がします。数学が苦手な社会人や高校生におすすめです。
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話題となっていたので入手
指導要領も長期的には変化しており、各科目がカバーする内容も増減している。受験参考書等を見れば全体像はわかるが、一般書で数学の分野をつまみ食い的ではなく、全て扱っているものは珍しいのだろう。
濃淡なく満遍なく現在の全体像をしっかりと理解することができた。
Posted by ブクログ
なんとなく手にとって一読するにはそこまで詰まる部分もなく咀嚼しやすい。
「こういうの学校で学んだな」という感覚から、高等教育以降の数学(やメディアに取り上げられる数学的興趣に富む深遠な話題)につながる道筋が整理され
昨今の情報化社会で求められる素養が、かつての暗中からの自然探究の地続きであるのだと実感させられる。
Posted by ブクログ
必要条件・十分条件の説明の章の後に
因果関係を発見する〜二次関数
というのは相当もやる
回帰の説明をしているのだが
「ここで関数を1つの因果関係と考え」
との説明のみで相関と因果の違いの説明はない
読者対象を考えるとかなり危険な記載ではないか