永野裕之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わったら捨てるつもりで読んでいた。前半は既にどこかで読んだことがある内容だったからだ。
しかし、後半は勉強になるところがあり、読後に捨てる予定が狂ってしまった。
章立ては、
⑴とてつもない数式
⑵とてつもない天才数学者たち
⑶とてつもない芸術性
⑷とてつもない便利さ
⑸とてつもない影響力
⑹とてつもない計算
の6つで、数学の魅力をなるべく噛み砕いて説明しようと試みている。
数学が嫌いな人や苦手な人が本書を読んで面白いと思うのかどうかは分からないが、私には面白かった。
一番面白かったのは「万能天秤」の件である。天秤に乗せる分銅を記数法の概念で考えれば良いとは知らなかった。 -
Posted by ブクログ
確かに数字はこれから特に必須スキルだろうと思う。
著者が言いたいことは痛いほど伝わってくる。
高等数学を勉強しろと言っているのではない。
「数に強くなれ」という。
本書では「鍛えられる」と記載されているが、果たして本当だろうか。
数字は実は感覚的な部分も多くて、持って生まれた素養もあるのではないかと思う。
この本を同じように読んでも、スッと入ってくる人と、全く受け付けない人といるような気がしてしょうがないのだ。
ちなみに私は前者だ。書いてあることは納得だし、自分でも一部意識して実践していることもある。
私自身は文系だし、高校時代に数学を諦めた方だ。
しかしながら根拠はないが、決して数には弱くないと思っている。
特に本書では「割り算」をどう捉えるかについて書かれているが、これも非常に納得。
「割り算」こそ、ビジネス上で非常に重要な計算だからだ。
要は「比較」なのだが、これが出来ない人が多くて、社内での説明に苦労した思い出がある。
計算結果を見せるとみんな納得してくれるのだが、それでは自分で割り算で計算してみるかというと、なぜか出来ない。
比較する発想がないのか、比較してどんな答えが出るのか想像できないのか。
数に強い人は、計算する際にはほとんど答えが見えていて計算している。
具体的な計算結果の数値ではなく、「こうなるだろうな」という感覚。
これが分かるから、計算してみるのだ。
結果に違和感があれば、何かが違うと元の数字や計算方法を見直したりする。
この感覚は本当に鍛えられるのだろうか。
持って生まれたモノ的な気がしてしょうがない。
それではなぜ文系の自分がこの感覚が備わっているのか。
やはりソロバンの影響は大きい。
小学生の頃に珠算を習っていたのだ。
だから高等数学は挫折してしまったが、算数自体は決して嫌いではない。
特に計算は昔から早かったし、正確だった。
今でも数字や計算に対してアレルギーはほとんどない。
むしろ今からでも高等数学を勉強したいとさえ思っている。
もう一つビジネスで数字が非常に重要な理由は、それが「論理」だからだ。
会社の会議でも感情で話をする人は案外と多い。
特に役職が上になるほど、感情的になる人が多いのはなぜだろうか。
数字は感情が入り込む余地が限りなく少ないはずだ。
もちろん単なる数字も、見方によっては解釈も変わる。
その際はまた新たな比較対象の数字を持ってくればいい。
見え方はドンドンと狭まっていき、より正しい答えへと近づいていく。
数というのは本当に神秘だ。そして深淵だ。
だからこそ、ビジネス上でも上手に使いこなしていきたいと思う。
(2020/12/30) -
Posted by ブクログ
人によって使わない知識も多く書かれているので、必要なところだけ読むのが良いのかなと思います。
【数に強いとは】
数に強いとは、数字を「比べ、作れ、意味を知っている」こと。言い換えれば、数字を言葉のように扱えることを言う。
【覚えておきたい数字】
・GDP:約500兆円
・輸出/輸入額:それぞれ約70兆円
・国家予算:約250兆円
・地球一周:約4万キロ
・地球誕生:約45億年前
・人類誕生:約20万年前
【これからしたいこと】
・定量化の練習のために、書籍レビューの点数チェックリストを作成
・暗算テクニックを暗算アプリで練習
・だいたいの数字を作る練習として、フェルミ推測の練習 -
Posted by ブクログ
よくある自己啓発本の類。
ただありきたりなのではなく、著者の経験を活かした様々な角度からの具体例が解説とともに述べられている感じ。
予備校でノートを取るなと言われた話はためになった。授業を聞いて理解する作業中、ノートを取るという作業は邪魔なんですね。それ自体は理解を生み出していない。ただ、家に帰ってから内容を思い出してノートに整理するのは復習のいみになるため理解を深めている。これは全ての教育現場に言えることですね。
ただ残念ながら空腹時の学習など、科学的根拠が示されていない部分が散見されまして、そこあたりの説明がしっかりなされていればもう少しためになったのに残念です。満腹後に睡魔が襲うのは糖質が関係しているからであり、そこをうまく制限することでも学習は捗ると思います。
科学的根拠、主張の根拠となる文献、学習塾にお勤めということで、実際現場で試した結果をもっと載せて欲しかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「なぜ?」を増やせば本質にたどりつく
疑問をもち、なぜ?と思いながら勉強する姿勢こそが、本質にたどり着く最短であると、熟考することの大切さ
「本質」「人と違う工夫」「独自の勉強法」「知識より知恵」「(表面的な結果より)プロセス」「覚える力」より「考える力」をつける・・・が本書のキーワード
本書にたくさん書いてある知恵(正確には著者の体験談)のうち、数学ができるようになる方法を集約すると、それは、
「教科書に載っている定理や公式を自らの手で証明すること」p42、
「『なぜ?』と思いながら勉強する」p57、
「ただ(問題集を)繰り返しているだけでは『なぜ自分はできなかったのか?』という視点が欠けている」p114。
「真似をする勉強法…は劣等感と焦燥感の中で苦しみながら勉強する方法」p36
「(父上がする、そして独自性こそが価値である)研究(活動)にも通じる…誰を真似るわけでもなく自分なりの工夫をしていく…楽しい勉強法」p36
「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクション」(アインシュタイン)p56
「教育とは、学校で習ったことをすべて忘れた後になお残るもの」(アインシュタイン)p39
「できない生徒ほど(質問は)「ありません」と答えます。…「何も考えてきませんでした」とほぼ同じ意味です。p50
「未来の自分が読みたいノート」(を取る)p134
「『明日から頑張ろう』なんていくら思っても、大抵は何も変わらないものだよ。それよりも家の人が明らかに『変わったな』と感じるように時間の使い方を考えてごらん」p138
「記憶の基本はやはり反復です」p211(なあんだ)
「【永野式反復法】1回目…10分後、2回目その日の終わり、3回目翌朝…p216(そっか、1日目にすでに反復するのか。そして翌日の朝か)
「脳はインプットよりもアウトプットの方をより重視する傾向にある」(から記憶したことを使ってみると記憶が定着しやすい)p218(これはいただき)
「英語ができるようになるためには英語漬けになって英語脳を手に入れること。これに尽きる」p243(同感)