ホカツと家族

アサダワタル

子どもが生まれて実感する「社会問題が自分ごとになる瞬間」。東京でのホカツ地獄の体験記や、多様な子育ての事例など、“親になること”の難しさと楽しさをリアルタイムで綴る。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 社会問題
• 出版社: 平凡社
• ページ数: 272ページ
• 電子版発売日: 2019年12月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[ブクログ · ★★★★☆]

タイトル的に、「ホカツ」戦争の過程が書かれているのかと思ったら違った。

ホカツについても書かれているが、それよりも家族自体の有り様(ライフスタイル、働き方、地域との関わり方)について考えていくエッセイ＆インタビュー集だった。

子育て家族がシェアハウスに住みシェア子育てをしていたり、二世帯住宅で脱・核家族を目指していたり、離島へ移住＆夫婦別居生活をしていたり...多種多様な家族生活を営む人たちへのインタビューもあり、面白かった！

「子どもができる前にこだわっている"幸せ"と、できた後に見えてくる"幸せ"は根本的に違う。いま基準の幸せのみに縛られないで。」




■メモ:
・保育園以外にも「他のあり方」、「別のやり方」を考える。

・子どもたちの根っこには、大人との安定した関係が土台にある。

・子供を変える前に、親自身が変わることを楽しむ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

20年前と変わったこともたくさんあるのだが、なんというか、基底流のようなものはあまり変わっていないような気もした。うっかりすると大変さ比べみたいになっちゃうところとか、メインストリームじゃないとうまく判定してもらえないところとか。いろいろな家族、なんだけれど。うまくこれが取り込めるといいのだが。