作品一覧

  • 当事場をつくる
    -
    1巻2,200円 (税込)
    支援する/される関係を越えるため「当事者」から「当事場」へ。 当事者性をめぐる困難は「場」で分かち合う。 自分が変わってしまうかもしれなというゾクゾク感 足を出すからそこに足場があらわれる 「倫理」と「楽しさ」が出会う場へ ──伊藤亜紗(美学者) 暴力を目撃しそこに居合わせることの当事者性を誠実に考え抜いた一冊 ──信田さよ子(公認心理師・臨床心理士) 支援される側と支援する側の垣根を飛び越えるべく、 音楽表現を軸にした多彩な活動を繰り広げてきたアーティスト。 しかし、勤務先の障害福祉施設で重大なハラスメント事件が発覚。 「豊かな日常」を支えるはずの福祉現場にはびこる権力・暴力に直面したとき、何ができるのか? 葛藤し続けた先に著者が見出したのは、〈場〉づくりの重要性だった。 社会の「当たり前」をゆさぶってきた著者が、自身もゆさぶられつつ綴った、福祉・アートについての体験エッセイ。 “私たちはその「当事者になり得なさ」を深く受け止めた先に、もっとふさわしいやり方で「当事者性」を感受し、熟考し、他者と対話をするための〈場〉を創る行動へと移すべきなのではないか。僕はその〈場〉を、「当事場」と名づける。”(本文より)
  • 住み開き 増補版 ──もう一つのコミュニティづくり
    3.0
    1巻825円 (税込)
    部屋を開いて人と繋がる場所にする「住み開き」は、コミュニティづくりのヒント満載。自宅の一部を博物館や図書館にしたり(「少女まんが館」「さわ洞窟ハウス」)、古民家や元店舗を改装してシェア生活したり(「ギルドハウス十日町」「たむろ荘」)、共同育児やシニア世代の交流の場としても。東京・大阪ほか約30軒に新たな7軒を増補。対談:三浦展、松本哉、山下陽光、田中恒子。
  • ホカツと家族
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    子どもが生まれて実感する「社会問題が自分ごとになる瞬間」。東京でのホカツ地獄の体験記や、多様な子育ての事例など、“親になること”の難しさと楽しさをリアルタイムで綴る。
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    彷徨って生きる、これからの人生の歩き方! 「住み開き」から、「コミュニティ難民」へ。 プライベートな空間である家に、パブリックな機能を持たせる住まい方(自分の蔵書と書斎を、週末だけ図書館として地域の人に解放したり)を「住み開き」という言葉で切り取った、アサダワタル氏が、今回は「表現(≒プライベート)」と「仕事(≒パブリック)」の間を彷徨って生きる、6人の人生の歩き方をコンパイル。 自問自答しながらも、枠組みを飛び越え、楽しく暮らす彼ら(と自分自身)の生き方を、アサダ氏は「コミュニティ難民」と名付け、現代の新たな道標として描き出した意欲作です。 内田樹氏や梅原猛氏らとの共著でも知られる、宗教学者・僧侶の釈徹宗氏との対談も収録! こみゅにてぃ- なんみん【コミュニティ難民】 名 個人の生産活動において、特定の分野のコミュニティに重点的に属さず、同時に表現手段も拡散させることで、新たな社会との実践的な関わりを生み出す人々。 たとえば、こんなコミュニティ難民……。 例1 銀行員であり、地域ファシリテーターであり、クリエイターが集まる大学の客員教授であり……。 例2 一級建築士であり、ラジオ番組の企画・制作者であり、雑誌編集委員であり……。 例3 DJであり、イベントプロデューサーであり、旅館当主であり……。 例4 職業訓練センターの職員であり、アートイベントの主催者であり、コミュニティサロン主宰であり……。 例5 ミュージシャンであり、NPO法人理事であり、ホームヘルパー2級であり……、現役大学院生であり……。

ユーザーレビュー

  • ホカツと家族

    Posted by ブクログ

    アートとコミュニティや福祉を結びつけるようなユニークな活動をしているアサダワタルさん。以前、彼のお仕事のど真ん中っぽい本を読み始めて挫折したことがあったんだけど、今回は最初のほうはちょっと危うかった。軽い筆致とでもいうのかそれが何だかなじまないの。「オレ面白いこと書いてるぜぇ」みたいな感じがしてしまうというか。
    でもこの本はだんだん面白くなっていった。最初のほうは東京都小金井市での自身(というかわが子の……というか自分たちの家族)の保活のこと。後半ではシェアハウスで暮らす一家とか多世代で暮らす一家とか地方に移住した一家とかいろんな「家族のカタチ」を実践している人たちの声に触れられる。
     なのに

    0
    2025年07月06日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。
    今の組織がいやだとか、別のことをしたい、とか思っていたけど、特に銀行員の藤原明さんの事例を読んで目からウロコ。
    あわせて最近どこかで、公務員だというだけで、まずまちの人は話を聞いてくれる、というのを読んだのだ。
    この、せっかくの立ち位置を活かさない手はないんじゃないか?と思う。単純だけど。

    0
    2016年12月26日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

    Posted by ブクログ

    コミュニティ難民、と名前をつけてくれたことは嬉しかった。

    でも筆者は、
    コミュニティ難民と言いながら、
    家庭を築けているではないかと思う。

    きちんと帰属意識をもって、
    支えてもらっているではないかと思う。

    女のコミュニティ難民は、
    コミュニティにも属せず、
    家庭も築けない。
    支えてくれる人もいない。

    もっと難民ですけど、と思う。

    あなたには帰る場所があるよ。
    奥さんと子どもがいるではないか、
    自分の命がつながっているではないか、
    何がどこが難民なのか?

    男性はいいですよね。
    自らお腹を痛めなくても、
    活動を止めなくても、
    誰かが命をつないでくれる。

    あなたは孤独になんかならないの

    0
    2016年10月29日
  • ホカツと家族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトル的に、「ホカツ」戦争の過程が書かれているのかと思ったら違った。

    ホカツについても書かれているが、それよりも家族自体の有り様(ライフスタイル、働き方、地域との関わり方)について考えていくエッセイ&インタビュー集だった。

    子育て家族がシェアハウスに住みシェア子育てをしていたり、二世帯住宅で脱・核家族を目指していたり、離島へ移住&夫婦別居生活をしていたり...多種多様な家族生活を営む人たちへのインタビューもあり、面白かった!

    「子どもができる前にこだわっている"幸せ"と、できた後に見えてくる"幸せ"は根本的に違う。いま基準の幸せのみに縛られないで

    0
    2021年03月05日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

    Posted by ブクログ

    コミュニティ難民:自分の価値観に則った生き方をしている人。公私融合で働くことで、パラレルになりがちな仕事と私事の境界をなくすことができる。一方、専門性が広く公の肩書がない為所属コミュニティが曖昧という難民性を持つ。

    コミュニティ難民の方々の事例も面白く読めた。特に小倉ヒラクさんはすごいね。彼の考え方好き。

    幅広く活動されてる方は多いものの、皆さん軸とする専門性は高く、器用貧乏という感じではなかった。みんながこうなったら社会は崩壊すると思うけど(笑)、僕はこういう働き方好きだなーとおもいます。

    0
    2015年01月22日

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