アサダワタルのレビュー一覧

  • ホカツと家族

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    アートとコミュニティや福祉を結びつけるようなユニークな活動をしているアサダワタルさん。以前、彼のお仕事のど真ん中っぽい本を読み始めて挫折したことがあったんだけど、今回は最初のほうはちょっと危うかった。軽い筆致とでもいうのかそれが何だかなじまないの。「オレ面白いこと書いてるぜぇ」みたいな感じがしてしまうというか。
    でもこの本はだんだん面白くなっていった。最初のほうは東京都小金井市での自身(というかわが子の……というか自分たちの家族)の保活のこと。後半ではシェアハウスで暮らす一家とか多世代で暮らす一家とか地方に移住した一家とかいろんな「家族のカタチ」を実践している人たちの声に触れられる。
     なのに

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    2025年07月06日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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    おもしろかった。
    今の組織がいやだとか、別のことをしたい、とか思っていたけど、特に銀行員の藤原明さんの事例を読んで目からウロコ。
    あわせて最近どこかで、公務員だというだけで、まずまちの人は話を聞いてくれる、というのを読んだのだ。
    この、せっかくの立ち位置を活かさない手はないんじゃないか?と思う。単純だけど。

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    2016年12月26日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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    コミュニティ難民、と名前をつけてくれたことは嬉しかった。

    でも筆者は、
    コミュニティ難民と言いながら、
    家庭を築けているではないかと思う。

    きちんと帰属意識をもって、
    支えてもらっているではないかと思う。

    女のコミュニティ難民は、
    コミュニティにも属せず、
    家庭も築けない。
    支えてくれる人もいない。

    もっと難民ですけど、と思う。

    あなたには帰る場所があるよ。
    奥さんと子どもがいるではないか、
    自分の命がつながっているではないか、
    何がどこが難民なのか?

    男性はいいですよね。
    自らお腹を痛めなくても、
    活動を止めなくても、
    誰かが命をつないでくれる。

    あなたは孤独になんかならないの

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    2016年10月29日
  • ホカツと家族

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    ネタバレ

    タイトル的に、「ホカツ」戦争の過程が書かれているのかと思ったら違った。

    ホカツについても書かれているが、それよりも家族自体の有り様(ライフスタイル、働き方、地域との関わり方)について考えていくエッセイ&インタビュー集だった。

    子育て家族がシェアハウスに住みシェア子育てをしていたり、二世帯住宅で脱・核家族を目指していたり、離島へ移住&夫婦別居生活をしていたり...多種多様な家族生活を営む人たちへのインタビューもあり、面白かった!

    「子どもができる前にこだわっている"幸せ"と、できた後に見えてくる"幸せ"は根本的に違う。いま基準の幸せのみに縛られないで

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    2021年03月05日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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    コミュニティ難民:自分の価値観に則った生き方をしている人。公私融合で働くことで、パラレルになりがちな仕事と私事の境界をなくすことができる。一方、専門性が広く公の肩書がない為所属コミュニティが曖昧という難民性を持つ。

    コミュニティ難民の方々の事例も面白く読めた。特に小倉ヒラクさんはすごいね。彼の考え方好き。

    幅広く活動されてる方は多いものの、皆さん軸とする専門性は高く、器用貧乏という感じではなかった。みんながこうなったら社会は崩壊すると思うけど(笑)、僕はこういう働き方好きだなーとおもいます。

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    2015年01月22日
  • 住み開き 増補版 ──もう一つのコミュニティづくり

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    知人が取り上げられているため、前々から読もう読もうと思いながらも手にとる機会がなかった本。
    なにも目新しいことが連なって書かれているわけではない。
    しかしこうしたことをやっている人のそれぞれのアイデアというのは非常に参考になった。

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    2022年11月12日
  • 住み開き 増補版 ──もう一つのコミュニティづくり

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    他者に、社会に向けて扉をひらくことで、「私」の中に「他者」が流れ込んでくる。そうして仕事、生活、娯楽、すべてが渾然一体となる。生きることと仕事や趣味、自分の持っているものを変に棲み分けずに、そのまま生かしながら歩みたいと思い始めている自分には、学ぶべきところが大きかった。
    本書に載っている方々の生き方はそれぞれに個性的だけれど、自分をストレートに活かしながら、ごく自然に生活して、その中に仕事や趣味が息づいており、それらに隔てはない。色んな在り方で自分を開いて、繋がって、それが人生を豊かにしてゆく生きた例を眺めることができた。
    個人的には、他者に閉じがちでありがなら、やはり誰かと豊かに繋がりたい

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    2021年08月24日
  • ホカツと家族

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    ネタバレ

    20年前と変わったこともたくさんあるのだが、なんというか、基底流のようなものはあまり変わっていないような気もした。うっかりすると大変さ比べみたいになっちゃうところとか、メインストリームじゃないとうまく判定してもらえないところとか。いろいろな家族、なんだけれど。うまくこれが取り込めるといいのだが。

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    2020年06月15日
  • 住み開き 増補版 ──もう一つのコミュニティづくり

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    <目次>
    増補偏
    東京編
    大阪編
    各地編

    <内容>
    核家族化が進む昨今、隣近所との会話もなくなり、引きこもりや孤独死など、コミュニティーの不在が叫ばれている。そこで地域の活性化も含めて、ボランティアなどによるコミュニティーづくりが多く実践化されている。しかし、この本の「住み開き」は、ゆる~く地域に自宅を開いて、シェアハウスだったり、民泊(ゲストハウス)だったり、飲み屋風になったり、ライブハウスだったり、美術館だったり、その人の個性に合わせた活動を紹介している本。「自宅」がミソで、そこに当人家族が住んでいる。生活がある中で、さまざまな活動をしていく。その活用法から生活費を稼ぐわけでもない(稼い

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    2020年03月31日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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    著者が自分生き方や考え方を、
    「新しい生き方」のモデルように示しているが、
    おそらくまだまだ少数派だし、著者の能力や気質あってのものが多いだろう。
    著者のようなスキルがない人にとって、
    どの部分を参考にすればよいのかがわかりづらい。
    所属せず、軸を定めずに生きるには、
    努力やセンス、行動力、コミュニケーション力など、
    それ以上の何かが求められるはずだが、
    その部分への踏み込みはもう少し欲しかったかな。
    ただ、本のデザインはユニークだし、
    横断的に生きるという発想自体も興味深いとは思う。

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    2015年11月03日
  • コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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    【帰属意識と自分の”居場所”】

    ”居場所”とは、どこにあるのか探すものではなく、「今自分が居る場所」こそが居場所なのだ。
    コミュニティの重要性はもちろんだが、このコミュニティに自らを縛り付け動けなくなるのは本末転倒。

    『コミュニティは、結合することが容易であったのと同じく、分解することも容易でなければならない』

    帰属意識の自由度と同時に、肩書き、年齢や学年(笑)、職業などタグを付けて歩かないと自分を説明出来ない社会でなく、属性で人を判断する・されることからも自由でいられると生きやすい。



    【”大目に見る”】

    かつての地縁や血縁で結ばれたムラ的なコミュニティから都市型コミュニティへと

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    2015年01月15日