群雄割拠、下克上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天下布武を目指す信長による日本統一は目前! しかし、息子・信忠(のぶただ)に日本を任せ、さらに大陸へと侵攻を謀る、そんな外様の家臣を冷遇するかのような信長に、秀吉(ひでよし)や光秀(みつひで)は行く末を憂い不満を募らせていく……。そうして、ついにその時はやって来た!!
2巻でいきなり本能寺の変だが........そんなばかな!?という強烈な展開だ。史実の捻じ曲げもここまでいけばアートなんじゃないでしょうか?絵も山田芳裕ここにあり!といった構図のオンパレード。この巻は本作序盤の最大のヤマ場といえるでしょう。
Posted by ブクログ 2011年09月03日
近頃の歴史ものでは織田信長の天下布武の思想が戦国の世に終止符を打つための必須のプロパガンダででもあったかのようである。
それではお前はどう考えるのか、と問われると、答えを出しかねるが、比叡山を焼き討ちした信長を思うと素直に天下布武に頷けるものではない。
僕は比叡山をこよなく愛しているからね。
それで...続きを読む
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