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Posted by ブクログ 2011年09月08日
茶の湯を語るとき「藁家に名馬を繋ぐが如し」と言う言葉が珍重される。
野の茶人・丿貫(へちかん)を古田織部が尋ねるくだりに、その場面が描かれている。
といっても、文章も説明もなく、ただ絵だけの風景描写だ。
ちょっと自慢だけど、そんな細部に気付いた自分の数寄者ぶりが嬉しい。
この巻には、特筆すべき大...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「カモナ・マイ・聚楽」
聚楽第に天下一の屋敷を建てると決めた織部は、侘びを知るため利休の紹介でノ貫(へちかん)という男の屋敷を訪ねる。その質素ながらも趣を見せる姿に打たれた余り、織部の屋敷は恐ろしい有様となる。
その頃秀吉は、京で日本中の数寄者を集めた大茶会を開くおふれを出した。
BASARA...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月23日
数寄者として名をあげることに固執する古田織部。利休すら感心するという数寄者・ノ貫との出会いにより、朽ちた趣きに傾倒してゆくが、いささかやりすぎの様子。
軍人としては、足りぬ兵数を悪知恵にてごまかして出陣し、九州の秋月を降伏させる手柄を上げ順風満帆だったが、関白秀吉が催す大茶湯にて茶人としても名声を上...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
▼これもやっぱり面白かった! 古田の策士っぷりがおかしいのなんの。▼この人の描く登場人物の笑い顔が凄くいい。▼次巻あたり、正宗さんが出てきそうな空気。イケメンじゃないの。期待大。▼古田がひょうげている間に家康が暗躍してきました。古狸の印象が強い家康だけど、それは秀吉の下で育てられた一種の処世術で、元...続きを読む
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