編めば編むほどわたしはわたしになっていった

編めば編むほどわたしはわたしになっていった

作者名 :
1,650円 (税込)

8pt

作品内容

「書く」ことは「編む」ことと似ている――。学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。傷つきながらも一歩ずつ進み、ニットデザイナーとなった著者。その半生を追ううちに、読者それぞれの「あの頃」が蘇る極上のエッセイ集。

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編めば編むほどわたしはわたしになっていった のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    文章がすごく好き!自分のちからで生きてきた真っ当な大人が書いたのだなという安心感のある、魅力的なエッセイ。地に足がついていて、実感がこもっていて、魅力的でおもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    ラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていた本。文章がうまい。経歴を見てもずっと編み物作家として活動してきたらしいのに、すごく読みやすい。余韻の残る文章。
    「へびこさん」と名付けられた腕時計、「うさぎん」と名付けられた指輪のお話と写真を見て、私もアンティークの素敵なものを手に入れたくなりました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    タイトルほど編み物中心なわけではなかったですが、少し硬質でエッジの立った文章で、豊かな感性を感じるエッセイでした。一番気に入ったのは腕時計を買った話かな。バナナが夜中にひっそり死んだ話はなぜか異様に琴線にふれて泣きました。どうして。

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    Posted by ブクログ 2023年05月12日

    とてもぜいたくな読書体験だった。言葉の選び方が、ちゃんと自分で経験して腑に落ちたから使っている、という感じで信頼できる。今後も本業だけでなく、文筆業もつづけてほしい。

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    Posted by ブクログ 2023年03月02日

    ばななさんも帯で仰っておられたが文章がおそろしく上手い。同年代ということもあり、学生の頃の話や子育ての頃の話などを読みながら自分のその頃の空気が匂い立つ感覚をおぼえた。不思議だった。特に「佐藤くん」「23歳」「ナメクジ」「苺」が好きだ。時系列でないから余計に、あらゆる出来事が混ざり合って「わたしはわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    静かな人なのだろうな、でも心の中にはとても熱くて強いものを持っているのだろうなと思った。私も自分の気持ちに正直生きていきたいと思った。
    「小さいセーターを編む話」は編み物が本当に好きなんだなぁと感じられた。

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    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    読み終わってすぐは何の感想もないかも…と思っていたけど、後から何回も思い出すので、自分にとってとても良い本だったんだと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    すごく面白いエッセイ集。
    子供の頃の話から20代、今とどれも楽しかった。
    読み返して前向きな気持ちになれるような言葉がたくさんあった。手元に置いておきたい一冊。

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    Posted by ブクログ 2022年12月06日

    この人ととても話してみたい、そう思った一冊だった。筆者の内面(とそこから見える外の世界)を丁寧に綴った本だ。
    ここのところ私は自分の問題で精一杯で、外の世界に興味を持てず本も読めなかった。編み物界で有名な筆者が出したとのことで、目に入ったこの本。外の世界を飛び越えて、心と心で触れ合うような言葉たち。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月29日

    編み物はしないが
    著者の書く文章に出会う機会が多く、
    読むのを楽しみにしていた一冊。

    引っ込み思案で
    周りの人とじょうずに関係を築けないマリちゃんが、
    大人になるにつれて見つけられた
    美味しい空気を吸える自分の世界。

    ありきたりな日常もこの方の目線で見ると
    全く違った世界になる。

    気持ちが正直...続きを読む

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