編めば編むほどわたしはわたしになっていった

編めば編むほどわたしはわたしになっていった

1,650円 (税込)

8pt

「書く」ことは「編む」ことと似ている――。学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。傷つきながらも一歩ずつ進み、ニットデザイナーとなった著者。その半生を追ううちに、読者それぞれの「あの頃」が蘇る極上のエッセイ集。

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編めば編むほどわたしはわたしになっていった のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月25日

    読みたいと思っていた本です。
    想像以上に文章も内容も良く、心にスッと入ってきたエッセイでした。
    子供の頃、大人になってから…その時の思いと家族達との思い出が綴られています。
    特にひろしおじ・早退癖・23歳が好きです。共感もしたし、そういう道もアリなんだなぁとか。
    ままごとも味わい深くとてもよかったで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    文章がすごく好き!自分のちからで生きてきた真っ当な大人が書いたのだなという安心感のある、魅力的なエッセイ。地に足がついていて、実感がこもっていて、魅力的でおもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    ラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていた本。文章がうまい。経歴を見てもずっと編み物作家として活動してきたらしいのに、すごく読みやすい。余韻の残る文章。
    「へびこさん」と名付けられた腕時計、「うさぎん」と名付けられた指輪のお話と写真を見て、私もアンティークの素敵なものを手に入れたくなりました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月12日

    ずっと息苦しさを感じていた少女が、大人になり、ニットの世界に居場所を見つけるまで。迷い悩み傷つきながらウロウロと、それでも一歩ずつ進んできてようやく今の三國さんがある。だからこの説得力。だからこのありそうでなさそう感。独特のおもしろさ。また読みたいと思わせる文章だった。うん、おもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    タイトルほど編み物中心なわけではなかったですが、少し硬質でエッジの立った文章で、豊かな感性を感じるエッセイでした。一番気に入ったのは腕時計を買った話かな。バナナが夜中にひっそり死んだ話はなぜか異様に琴線にふれて泣きました。どうして。

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    Posted by ブクログ 2023年05月12日

    とてもぜいたくな読書体験だった。言葉の選び方が、ちゃんと自分で経験して腑に落ちたから使っている、という感じで信頼できる。今後も本業だけでなく、文筆業もつづけてほしい。

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    Posted by ブクログ 2023年03月02日

    ばななさんも帯で仰っておられたが文章がおそろしく上手い。同年代ということもあり、学生の頃の話や子育ての頃の話などを読みながら自分のその頃の空気が匂い立つ感覚をおぼえた。不思議だった。特に「佐藤くん」「23歳」「ナメクジ」「苺」が好きだ。時系列でないから余計に、あらゆる出来事が混ざり合って「わたしはわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    静かな人なのだろうな、でも心の中にはとても熱くて強いものを持っているのだろうなと思った。私も自分の気持ちに正直生きていきたいと思った。
    「小さいセーターを編む話」は編み物が本当に好きなんだなぁと感じられた。

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    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    読み終わってすぐは何の感想もないかも…と思っていたけど、後から何回も思い出すので、自分にとってとても良い本だったんだと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    すごく面白いエッセイ集。
    子供の頃の話から20代、今とどれも楽しかった。
    読み返して前向きな気持ちになれるような言葉がたくさんあった。手元に置いておきたい一冊。

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