作品一覧

  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)
    4.1
    1巻781円 (税込)
    祖母が畑で作っていた苺のやわらかさ、何に触れても心がヒリヒリとした中学生のころ、アルバイト先で出会った夫との恋、インフルエンザで入院した8歳の息子の体温。息苦しさを抱えていた少女は大人になり、毛糸と編み針を手に最初はおそるおそる、そして次第に胸を張って、人生を編みだしてゆく。誰のなかにもきっといる「あのころの少女」が顔を出す、珠玉のようにきらめくエッセイ集。(解説・津村記久子)
  • 三國寮の人形たち
    完結
    5.0
    全1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 三國さんにとって、はるか昔に作られたアンティーク人形を海外からお迎えし、休みの日やちょっとした合間に、人形たちのために洋服を編んだり縫ったりする時間はかけがえのないものとなっています。本書では、三國さんの手による人形たちの洋服や、その洋服を身に着けたアンティーク人形を撮りおろし、物語を添えて収録します。人形にまつわるエッセイも4本収録。

ユーザーレビュー

  • 三國寮の人形たち

    Posted by ブクログ

    編めば編むほど私は私になっていったでファンになり、ちょっとお高めだったけど、買って良かったです。文章も面白いし、お人形に編んだセーターがどれも素敵でした。

    0
    2025年09月14日
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    編み物作家さんのエッセイ集です。

    自分も一時期裁縫や編み物にハマって一日中編んでいたことがありましたが、ハマりすぎて怖くなってあえてやめたことがあったので書店でタイトル買いしました。

    まず最初のエッセイを読んですぐ「この人の文章好きだわ〜」と思いました。一つ一つは確かにエッセイですが、小説っぽく仕上げているというか…思い出がキラキラしてる。本当に初めて書いた本?と驚きました。

    学校生活での居心地の悪さはまるで自分のことのようでした。

    息子さんの会話とか大事にしている腕時計の話とか人形の洋服とか写真とかがとにかく全部かわいらしい。また再読したいリスト入りです。

    0
    2025年09月05日
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    行く先々に三國さんの本が目に入り、早く読みたいなぁと思っているうちに文庫が出ました。単行本と文庫版と、どちらもお洋服がかわいいので2冊欲しくなります。白いストール、とても似合っているね

    読みながら、「この温かいおもちのような気持ちを、なんと表現すれば良いんだろう」と考えるのだけども、津村さんの解説がすべて代弁してくれていて大感謝祭。

    0
    2025年08月28日
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    優しい気持になるエッセイだった。
    特に夫との関わり方が
    タバコの件など
    途轍もない事して
    あんな反応をしていた彼が
    こんな展開になるんだなぁーと思ったら、
    すごいな
    としか言いようがなかった。

    0
    2025年08月18日
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    旅先の広島駅の隣にある蔦屋家電という素敵な本屋さんで出会った本。編み物の本を出している三國万里子さんのエッセイ。

    少女から大人になり恋をして結婚し母となり、、、
    その中でたくさんの人と出会う。出てくる人やエピソードが魅力的すぎて大切に読んだ。

    夫の三國さんのこと、優しい息子くんのこと、大学の友達佐藤くんのこと、
    そして私が一番心に残るのは、母の弟のひろしおじのこと。
    エッセイの中の23歳には、東京から秋田のK温泉へ住み込みで働きにでることがかかれている。ひろしおじが秋田の日本一の温泉宿だと紹介してくれた温泉宿だ。

    本の真ん中にへびこさんや、若い父とわたし、うさぎんの写真が、入っているのも

    0
    2025年06月24日

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