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Posted by ブクログ 2022年02月11日
愛媛大学1期生の大先輩であり、のちに東大法医学の教授になられた著者の書籍であり興味深く読ませていただいた。科学者としての良心や誇りをもって働いてこられた著者の、一方では前近代的な我が国の刑事司法に対して、その科学的根拠を持った事実認定に対して自説に合わないと切り捨てる姿勢を一挙両断される。そのために...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月08日
医療事故裁判のリアル
気楽に読める一般向けの本で、アンダーライティングに役立つ最新知識をゲットしよう。そんなコンセプトのブックガイドです。第107回目のテーマはやや医師向けですが「医療過誤と刑事裁判」。
警察主導の死因究明で起こる犯罪の見逃しと冤罪ですが、われわれ医師にとって他人事でないのは医療関...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月14日
異常死の死因の解明に関して長年にわたり第一線で奮闘されてきた著者が、独白したセリフがp186にある.曰く、専門的知識の乏しい取調官が、専門家に意見を聴取する際、予断に基づいて専門家に呈示する資料や前提条件を絞り、自らの見立てに沿った問いを発し、聴取内容を作文することが常態化していると感じる.恐ろしい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月30日
冤罪の事件を取り上げ、法律家の法的判断至上主義と科学軽視を批判し、刑事司法システムの改善の必要性を唱える。そのために多数のケースを短く紹介されているのだが、医学知識の乏しい読み手にとっては若干辟易。著者の想定した読み手は医学生等なのかもしれない。事例検討会など地道な取り組みをされているが、刑事司法シ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月12日
数々の事件の死因究明を手掛けてきた法医学者が、「人の死を生かす」の副題で、ケース1からケース59までの実例で、法医学の役割を語る書。
突然死の様々な要因を述べ、犯罪死を見逃さないよう注意を促す。
一方で、冤罪事件のケースを列挙し、どうすれば冤罪被害をなくせるかと言及する。
専門的知識の乏しい検察官な...続きを読む
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