プロフィール

  • 作者名:夏目漱石(ナツメソウセキ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1867年2月9日
  • 出身地:日本 / 東京都
  • 職業:作家

帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒。代表作は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『倫敦塔』などがある。

作品一覧

ユーザーレビュー

  • こころ

    Posted by ブクログ

    何度読んでも名作。
    Kの「ただ苦しい」という心境も、先生の嫉妬や、進むべきか止まるべきか揺れ続ける姿も、若さゆえの「私」の未熟な考え方も、登場人物すべてに共感が持てる素晴らしい作品だと思う。
    繊細で、物事を深く考えすぎてしまう先生。
    初めて読んだ頃はあまり印象に残らなかったけれど、時代背景もあるし、先生自身の性質もあって、天皇の死に大きく影響を受けたのも本当に彼らしいと感じた。

    先生の遺書には胸を抉られるほどの共感があり、ストイックなKと揺れ動く先生との空気が、とても鮮明に立ち上がってくる。
    そして、Kの自殺の場面は何度読んでも圧巻。

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    2025年11月29日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    10/24の #ヨンデルホン
    #吾輩は猫である / #夏目漱石(#新潮文庫)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    夏目先生、読み終わりました。小説の概念が変わりましたよ。当時の読者は、どこをおもしろがっていたのでしょう。そして、文豪と呼ばれる理由も分かりました、先生は文がお上手ですね。さすがです。

    2025/05/28 22:50
    #ヨミハジメ
    夏目先生、「箆棒」と書くのですね、「べらぼう」。勉強になります。それと、字が多いです。頁が遅々と進みません。

    2025/05/29 21:14
    夏目先生、「坂本竜馬」に「天璋院」、幕末がお好きですか?
    それと、枚数が多いからでしょうか、1枚1枚が薄い気がし

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    2025年11月28日
  • 夢十夜 他二篇

    Posted by ブクログ

    本書には、「夢十夜」「文鳥」「永日小品」の3つの小品がおさめられています。

    「夢十夜」
    人間の深層心理をえぐっているような、とても怖くてゾクゾクするもの(第三夜)もあれば、漱石の芸術観が表れていて興味深いもの(第六夜:運慶の彫刻)もあります。何度も読み返したくなる文章です。さすが!と思いました。

    「文鳥」
    漱石が執筆するときの“さらさら”というペンの音。文鳥の“千代々々”の声。静かな場面を演出していました。文鳥の観察がとても細やかで、文鳥を“淡雪の精”と表現しているのが素敵でした。漱石のちょっと不器用な一面や、もの悲しさが感じとれました。

    「永日小品」
    漱石の人柄を垣間見ることのできる随

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    2025年11月26日
  • それから(漱石コレクション)

    Posted by ブクログ

    audible 。1909年朝日新聞で連載された「それから」について、「日糖事件」が出てくるなど当時の政治や国際情勢についても取り入れられているという新聞記事を見て俄然読む気になった。
    聴きながら「青空文庫」を読むという初挑戦でもあった。口語体の文学を完成させたという漱石の作品は、いま読んでも何の障りもない、さすがである。

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    2025年11月21日
  • こゝろ

    Posted by ブクログ

    こういう人は多いと思いますが、初めて読んだのは高校の国語の教科書ででした。先生とわたしの関係から始まり、謎めいた先生の行動、それを探ろうとするわたし、そしてそれだけで1つの話が完結するような先生の遺書。先生に隠された謎を追うところは、まるで推理小説の謎解きのように先へ先へと読み進めてしまいます。ミステリは殺人事件だけでなく、身近な人のこころの中にも潜んでいるのでしょう。これまで何度も読み返し、その度に新たな気付きがある、私のバイブルです。

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    2025年11月18日

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