宇野重規の作品一覧
「宇野重規」の「保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで」「いつか選挙に行く君に知っておいてほしい事」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇野重規」の「保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで」「いつか選挙に行く君に知っておいてほしい事」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
2026年2月8日は衆議院議員選挙投票日。その前日にこのレビューを書いている。
この本は「選挙」とタイトルが付いてはいるが、政治だけに限定されない、いまの日本が抱える諸問題を広く網羅した、中学校社会や高校公民の良質な参考書ともなりうる。
私は16ページでもう引き込まれた。だって1ページ使って「投票したい候補者がいない場合はどうすればいいの?」について書かれている。「民主主義」や「政治参加」もいった教科書的なテーマも大事だが、おそらく多くの人の心に引っかかっている“現実”にスパンと冒頭から切り込んでいるのは、専門書ではないというのを逆に生かして本質を突くという点で見事だ。
ちなみに「~どうす
Posted by ブクログ
びっくりするぐらいいい本だった
「物分りの良すぎる」現代人に一石を投じるという意味でも、ルソーを今読む価値は充分あると知らしめる名著
「人は生れながら自由で、しかもいたるところで鎖に縛られている。」
一般意志に代表されるように、ルソーはしばしば理想主義者だと言われてきた(し、私もそう思ってた)が、その実彼は現実主義者でもあった、というように価値観を転倒させてくれる
理想論者では間違いなくあるものの、彼の唱えた理想は「お花畑的」理想ではなく「現実的」理想であり、これを目指して努力していって欲しいと目標を提示する意味で理想の社会を考案していた
それに、現実に打ちのめされないために自らの価値観を徹底
Posted by ブクログ
これまで「政治」と「企業=経済」はそれぞれ独自の原理で動いていると思っていましたが、ビジネスの現場で「民主主義的な思考と実践」が要請されていると感じるシーンが多くなり、そもそも「民主主義」とは何かを考えるために本書を手に取りました。
多くの企業が「社会的ミッション」と「労働者の自己実現」をどちらも達成するために、様々な改革を実施している中で、本書を読み終えた後、「社会的ミッション実現=民主主義的な目標」「労働者の自己実現=自由主義的な目標」と捉えることにしました。政治の世界だけではなく、経済の世界でも「人々が等しく自由でいられる民主的組織」を目指すためには、民主主義の歴史的遍歴を学ぶ意義を感じ
Posted by ブクログ
著者の著作は時々手を取っているが、その中でも現実に具体的に触れている程度が非常に高く感じた。
概念についての論考から始まり、その考え方の具体例をそれぞれの論客を取り上げて整理した上で、現代史から実世界を論じている。どちらの思想に対しても目配りが効いていると思う。そして、思想というものの重要性をとても認識させられる一冊である。政治世界だけでなく、現実世界をどう解釈するのか、という点において自分自身の考え方を相対的にできるように意識できるように、これまでの考え方の束としての思想に触れていきたい。
取り上げている論客への道標でもありつつ、確かな読み応えを味わえる読み物であるといえよう。
なお、丸
Posted by ブクログ
議会制、選挙、自由は、本質的に民主主義と結合した概念ではなくて、歴史の趨勢がそれらを結合させ民主主義を現在の姿に変えていった。本書は、民主主義を政治史の俎上で相対化し民主主義そのものの姿を明らかにする。
著者は民主主義をめぐる歴史において古代ギリシアを特別視していることを認めている。先史の原始的な人間集団のなかで民主主義的プロセスが自治的な合意形成に利用されたことはありえたとしながらも、古代ギリシアのポリスでは市民が民主主義的制度とその実践に自覚的に取り組み、徹底化していた点で一線を画すという。
民主主義がときに誤るとしても自己修正が可能であるというのは、プラトンの哲人政治が持続性を持たな