作品一覧

  • 人生もお洒落も自分の舵を手放さない。

    人生もお洒落も自分の舵を手放さない。

    ビジネス・実用

    -
    1巻385円 (税込)
    「年相応」という価値観に縛られて、自分が本当に好きな服、似合う服を見失っていませんか? ジタバタした40代を乗り越え、今の自分をいちばんキレイに見せる方法を獲得した野宮真貴さんと、今まさにお洒落の迷子だというジェーン・スーさんが率直に語りあう、自分をよりよく見せ、ずっと好きでいるためのヒント。 諦めておばさんになるのでも、無理に若く見せようとするのでもなく、成熟した女性としてお洒落と人生の楽しみ方を考えましょう! <目次> ・自分を見なくなることがおばさんへの道 ・表情は大袈裟なくらいでいい ・マッサージは自分へのねぎらい ・好きとは何か? ・自分が自分の一番の味方でいるために ※この作品は2017年5月27日にクロスホテル札幌にて開催された野宮真貴さんとジェーン・スーさんによるトークイベント【Life is Beautiful ~ビジンのススメ~】を再構成したものです。
  • 美人になることに照れてはいけない。 口紅美人と甲冑女が、「モテ」「加齢」「友情」を語る

    美人になることに照れてはいけない。 口紅美人と甲冑女が、「モテ」「加齢」「友情」を語る

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻385円 (税込)
    どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか? おしゃれをしたくとも恥ずかしかったり、他人の目が気になって好きな服も着れなかったり――。 『赤い口紅があればいい』で美人に見えるテクニックを明かしたシンガーの野宮真貴(口紅美人)と、『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』で素直に女を楽しめないことをぼやいたコラムニストのジェーン・スー(甲冑女)が、「女」と「女の人生」の歩き方をとことん語り合います。 <目次> 対談1 女性には「美人」と「美人予備軍」しかいない ■赤い口紅は似合わないと思い込む女性は多い ■美人になることに照れてはいけない ■若さを補いすぎると老けて見える ■授業参観はコスプレ気分で乗り切る ■モテファッションをすれば幸せになれるか ■最大公約数的なルックスが私の個性ではなかった 対談2 楽しそうにしてる人が、結局いちばんモテる ■東京オリンピックで世界に見せたい日本の成熟した女性 ■今は似合わないミニスカートも70歳になったら…… ■モテる服を着なくても楽しくしてれば自然とモテる ■男性は女性のわかりやすい記号に反応する ■コンプレックスを掘り下げて自分のキャラを活かす ■自分が測られるとキツイ物差しで他人を見ない 対談3 友達が少なくても、“女の人生”は楽しい! ■一人称が「僕」だった10代の野宮真貴 ■二人が恋愛に関して懺悔したいこと ■友達がたくさんいると一人に過剰な期待をしなくなる ■徹底的に正論で相手を詰めても何も残らない ■女友達とケンカできる人、できない人の違いとは? ■悪い男に引っかかると、女友達が必要になる ■友達関係に年齢差が関係なくなるおもしろさ 付録「女にもいろいろあるように赤にもいろいろあるのです」 ※本作品の対談1、対談2は「東洋経済オンライン」、対談3は「文春オンライン」に、それぞれ掲載されたものです。
  • 私がオバさんになったよ

    私がオバさんになったよ

    小説・文芸

    3.6
    1巻617円 (税込)
    「40代女の生き方のバリエーションが増えている」「女の敵は女じゃない」「人間は役に立つことのために生きているわけじゃない」……。もう一度会いたかった8人と語り合い見えてきた生きる姿勢は、考えることをやめない、変わることをおそれない、間違えたときにふてくされない。オバさんも悪くないね。このあとの人生が楽しみになる対談集。
  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

    生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.0
    1巻649円 (税込)
    母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そこで私は、父について書こうと決めた。母との馴れ初め、戦時中の体験、事業の成功と失敗。人たらしの父に振り回されつつ、見えてきた父という人、呼び起される記憶。そして私は目を背けてきた事実に向き合うーー。誰もが家族を思い浮かべずにはいられない、愛憎混じる、父と娘の本当の物語。(解説・中江有里)
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

    女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

    小説・文芸

    3.7
    1巻652円 (税込)
    「女でいる」ための鎧を着込んだすべての同志へ! 「都会で働く大人の女」でありたい! そのために、心と身体にゴテゴテと甲冑を身につける。たとえばヨガ、赤い口紅、オーガニック生活。手を出してみては、うっかりはまったり、しっくりこなかったり。ややこしき自意識と世間の目に翻弄されながら、日々を果敢かつ不毛に戦う、本音しかないエッセイ集。 解説・中野信子
  • 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

    私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

    小説・文芸

    3.6
    1巻660円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独身は麻薬(シングルイズドラッグ)!? 結婚したい女性が知らず知らずのうちにやってしまう「プロポーズされない理由」を、独身チキンレース爆走中の“未婚のプロ”ジェーン・スーが徹底解説。女性はもちろん、複雑な女心を知りたい男性も必読の人間洞察エンターテイメント。「負け犬の遠吠え」現象から10年。女性の人生に新たな選択肢を与えた“逆”結婚指南書!
  • 揉まれて、ゆるんで、癒されて 今夜もカネで解決だ

    揉まれて、ゆるんで、癒されて 今夜もカネで解決だ

    小説・文芸

    3.6
    1巻682円 (税込)
    「いざ行かん、地上の楽園へ!」。大ざっぱだけど超絶技巧のアジア系マッサージから謎のセレブ客御用達のヘッドスパまで。もまれながら考えた、女性が働くこと、癒やされること。疲れた体と凹んだ心をグイッともみほぐす、マッサージ放浪記! 文庫オリジナルルポ収録。
  • わたしの名店

    わたしの名店

    小説・文芸

    3.5
    1巻726円 (税込)
    三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
  • 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

    貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

    小説・文芸

    4.1
    1巻752円 (税込)
    「女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」……誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題……etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで――話題の著者が笑いと毒で切り込む。“未婚のプロ”の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。
  • おつかれ、今日の私。

    おつかれ、今日の私。

    小説・文芸

    3.8
    1巻770円 (税込)
    凹んだ夜にそっと寄り添う セルフケア・エッセイ つい頑張りすぎちゃう人、必携の書! 大きな失敗にくよくよする夜。 不本意な扱いに傷つく夜。 メイクを落とすのさえ面倒な夜。 幾つもの凹んだ夜にそっと寄り添う 48通りのセルフケア。 たとえば、美顔器。 たとえば、友人との鍋。 たとえば、いけてる自分のイメトレ。 たとえば、Apple Musicでハワイアンミュージックをかけて 自室にハワイを手繰り寄せる、など。 こり固まった頭と心を じんわりときほぐすセルフケア・エッセイ。 解説:伊藤亜和
  • ひとまず上出来

    ひとまず上出来

    小説・文芸

    4.2
    1巻770円 (税込)
    生きることって永遠の微調整! ベストじゃなくても、ひとまず上出来ならOK! 令和を生きるネオ中年の私たちにジャストサイズな、元気が湧き出るエッセイ集。文庫版ボーナストラックもあるよ! いいことも悪いことにも、私たちは慣れてしまうし、忘れてしまう。人間の順応性の高さに簡単します。だからこそ。ちょっとベターを目指したくはある。 ベストじゃなくても、ひとまず上出来。そうやってこれからも生きていきたいと思います。(文庫版あとがきより) 単行本 2021年12月 文藝春秋刊 文庫版 2025年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。

    映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。

    小説・文芸

    4.0
    1巻814円 (税込)
    「枠からはみだして、自分の人生を手に入れる」「自分のフィールドで自分の正義をまっとうする」「愛を知ることは、痛みを知ることでもある」――ラブコメ映画をこよなく愛するふたりが、おすすめの映画を語るなかで、人生で大切なものが見えてくる!「明日もがんばろう」と前向きな気持ちになる対談集。巻末にラブコメ映画カタログを掲載。
  • これでもいいのだ

    これでもいいのだ

    小説・文芸

    3.9
    1巻814円 (税込)
    ずっとこんな存在を待っていた。 私たちの進む獣道のちょっと先を行く、素敵な先輩を。 ――宇垣美里さん(解説より) 思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。 明日の私にパワーチャージするエッセイ66篇。 私の私による私のためのオバさん宣言/「ごめんなさい」とベビーカー/“現役”のアップデート/四十代にちょうどいいパンツ/「大丈夫だよ」と言ってほしかった ほか。 私たち、これでもいいのだ!
  • 未中年~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~

    未中年~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~

    少年・青年マンガ

    3.4
    1巻858円 (税込)
    片山亜弥40歳。編プロに勤める彼女は、結婚し家も仕事もあり、傍から見れば順調そうに見える生活だった。だが彼女が感じている焦燥感は――恋や結婚だけではなく、アラフォー女性たちが現実に抱えている悩みや心の叫びを、諦めきれない女子のカリスマジェーン・スーが描く意欲作!!
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

    介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

    小説・文芸

    4.2
    1巻990円 (税込)
    82歳の父が突然ひとり暮らしに。幸い健康だが、家事がほとんどできないため、その生活に黄信号が灯る。唯一の家族である娘は、毎食の手配から大掃除までをあえてビジネスライクにサポート。それでも日々体力と記憶力が衰える父に、「ペットボトルが開けられない」などの難題が次々とふりかかる。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか? その時期に必要な心構えは? 父のケアに奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間。
  • 女らしさは誰のため?(小学館新書)

    女らしさは誰のため?(小学館新書)

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,012円 (税込)
    正解を誰よりも早く選ぶ努力はやめませんか。 「女らしさ」は損か得か。「女らしさ」は誰のために存在するのか。そもそも「世間が考える女らしさ」とは何か──生き方が多様化し、男女ともに「正解」や「ゴール」がない今、私たちはどのような道を選択すれば、心地よく生きられるのか。 コラムニストのジェーン・スーと脳科学者の中野信子が、女性のみならず男性もが知らず知らずのうちに組み込まれている「残酷なシステム」を詳らかにする。 「自分の欲望をなめるな。普段はひた隠しにしても、その炎が消えることはありません。隠せば隠すほど胸の奥でくすぶり、自由闊達に生きる人を恨めしく思い続ける燃料になってしまう」(ジェーン・スー) 「私たちは、迷い、間違える。正しい答えを選べない。何が正しいのかすらわからない。私たちは不完全である。しかし、こうした私たちの不完全性が、何かの意味を持つのだとしたら、どうだろうか」(中野信子) コロナ禍で可視化された男女の不都合な真実、2023年のアカデミー賞でわかった「分母(選ぶ者)が変われば結果も変わる」という事実ほか。 ◎敵と味方とルールを再検証する ◎恋愛と結婚、私たちの場合  ◎なぜ女は自信を持ちづらいのか?◎いつか結婚も出産もレジャーになる ◎ジャストフィットな生き方は自分で決める *2019年刊行の『女に生まれてモヤってる!』に最新状況を を加筆、再編集して新書化したものです。 (底本 2023年6月発売作品)
  • 女に生まれてモヤってる!

    女に生まれてモヤってる!

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,287円 (税込)
    女の損は見えづらい。  生き方が多用化し、女性としてのライフスタイルに「正解」や「ゴール」がない今、私たちはどのような道を選択すれば、心地よく生きられるのか。コラムニストのジェーン・スー氏と脳科学者の中野信子氏が、これからの女性の生き方を対談形式で語り合います。 【一章】「女らしさ」は誰のため?  -「女らしさ」とは自己決定権を手放すこと  -メイクや服は女ウケを狙ったほうがコスパがいい 他 【二章】敵と味方とルールを再検証する  -「女同士はわかり合える」という一枚岩幻想  -新自由主義の流れでカオス社会が爆誕 他 【三章】恋愛と結婚、私たちの戦略  -自分よりも能力が高い人を好きになるという通過儀礼   -パートナーはまっとうに生きるための漬物石  【四章】なぜ女は自信を持ちづらいのか?  -男は女よりも自信を持ちやすい  -依存相手は都合のいいスクリーン 他 【五章】いつか結婚も出産もレジャーになる  -妊娠・出産をアウトソーシングする未来  -私たちが本当に後世に残したほうがいいもの 他 【六章】ジャストフィットな生き方は自分で決める  -男社会で設定されたゴールがすべてじゃない  -今の選択が正しかったと思えるように 他
  • きれいになりたい気がしてきた

    きれいになりたい気がしてきた

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    『美ST』連載が待望の書籍化! “効かせ甲斐のあるお年頃”を迎えて改めて考える、美の楽しみ方と向き合い方とは。「どうせ生きるなら、好きな自分で生きていきたい」「誰に遠慮する人生じゃなし、自分のための美ですもの」「四十代も終わりかけになって、ようやく女が楽しくなってきた」。これから40代を迎える方も、いままさに同年代という方も、お年頃セカンドシーズンが楽しくなるエッセイ44本!
  • 女のお悩み動物園

    女のお悩み動物園

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,485円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 真面目に働いてりゃ、悩んで当然 自分のこと、家族のこと、友人、恋愛、仕事、将来-- とはいえ、ひと言で「悩みごと」と言っても千差万別。 本著では悩みを抱えている人の特徴と傾向を16種類の動物になぞらえて、相談事を分類し、悩みごとへの向き合い方や解決方法をご紹介します。 だれかのお悩みが、あなたの悩みを解決するヒントになりますように。 『女のお悩み動物園』で暮らす動物たちは、以下の16種類。 ●王子様の登場を待ちわびるラクダさん ●ガーガー騒いで醜くなった残念なアヒルさん ●人を信用しすぎてしまう不用心なヒツジさん ●冷静に状況を見極めるフクロウさん ●親離れできない世間知らずのカンガルーさん ●立派な爪をずっと隠したままのタカさん ●忠犬ハチ公のようにご主人を待つイヌさん ●環境の変化にスルリと慣れるヒョウさん ●理解を超えた人を叩きのめすヤマアラシさん ●意思表示が怖くて声を上げないウサギさん ●自立心旺盛で人たらしなネコさん ●みんなの陽だまり、穏やかなカピパラさん ●期待に応えたくて弱音を吐けないトラさん ●野心とポテンシャルを秘めたユニコーンさん ●立場の違いでぶつかるトリさん ●美しくしなやかに群れるイルカさん
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

    闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,599円 (税込)
    叩かれてもうまくいかなくても、しなやかに強く輝き続ける方法 私はずっと、私のためだけに存在する 私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家) めげず腐らず、花を咲かせた 13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。 ――――――――――――― よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。 つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。 *毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯 *「自分なんて」とつい諦めてしまう *人生が上手くいく人は自分とは違う人 *自分を信じることができない人… そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。 ■お話を聞かせていただいた13人 齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり 「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ!
  • 過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

    過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    過去を大事に抱えていない? 未来に背を向けていない? 人生のシナリオは あとから自分で書き換えられる TBSラジオ人気Podcast番組「となりの雑談」の エッセンスをギュッと凝縮、 二人の掛け合いパートに、 それぞれが書き下ろしを加えた 読み応えのある一冊となりました。 見えている世界が違うスーさんとサクちゃん、 二人が時間をかけて じっくり丁寧に言葉を交わして見えてきた 「生きるヒント」は、 人生がうまくいってる人いってない人、 双方の琴線に触れること間違いなし
  • 新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない

    新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    恋愛・結婚、キャリア、年齢……「正解のない人生」を女たちは突き進む!「可能性は無限大! 夢を叶えるガールズパワー」「人の数だけ愛のかたちは存在するのよ」「私が〝ワタシ〟を見つけたら、人生ガラッと変わるはず」などテーマごとにラブコメ映画34本を語りつくす対談+エッセイ集。ラブコメ映画カタログも収録。「自分の人生」を歩む女性たちに励まされ、「私もがんばろう」と思える1冊です。
  • ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど

    ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    心の中や世の中に対するもやもやを言語化し絶大な支持を持つ著者が、「自分らしく生きること、自分を愛して生きること」の一環として美容やライフスタイルを語るエッセイ集。誰にでも起こる心身の不具合やエイジズムを乗りこなすために、自分の手で自分が気に入る生き方をどう求める? 視界がパッと晴れてくる爽快感と、一歩踏み出す勇気が得られます。
  • へこたれてなんかいられない

    へこたれてなんかいられない

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    きのうまでの「普通」を急にアップデートするのは難しいし、 ポンコツなわれわれはどうしたって失敗もする。 変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる 夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。 明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。 〈目次〉 第1章 今日もなんとか生きていく 第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと 第3章 大人の醍醐味・中年の特権 第4章 それでも生活は続くのだから
  • もしも、東京
    完結

    もしも、東京

    少年・青年マンガ

    3.9
    全1巻3,960円 (税込)
    20人の漫画家、20の「東京」。 【収録作品】(著者あいうえお順) 浅野いにお [TP] 安倍夜郎 [我が心の新宿花園ゴールデン街] 石黒正数 [密林食堂][もしも東京] 石塚真一 [Tokyo Sound] 市川春子 [TOKYO20202 GOURMET/SPOT/HOTEL] 岩本ナオ [海が見える大井町] 太田垣康男 [the next day] 大童澄瞳 [East East] 奥 浩哉 [東京フィレンツェ化計画] 小畑友紀 [願い] 黒田硫黄 [天狗跳梁聖橋下(てんぐのあそぶはひじりばしのした)] 咲坂伊緒 [星の王子さま] 出水ぽすか [ここにいる街] 萩尾望都 [江戸~東京 300年マーチ] 昌原光一 [江戸×東京 ジオラマ合戦] 松井優征 [東京の脅威とギンギンの未来] 松本大洋 [東京の青猫] 望月ミネタロウ [丹下健三の東京計画1960] 山下和美 [世界は変わっても生活は変わらない、という夢] 吉田戦車 [好きな東京] 特別寄稿 角田光代 [私だけの東京] ジェーン・スー [これも東京2021] 鈴木敏夫 [東京物語] 松尾スズキ [出会いたい人に、すべて出会って] 向井 慧(パンサー) [東京] 山崎洋一郎 [新・東京物語] 写真 佐藤健寿

ユーザーレビュー

  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    この作者の本はやはり好きと感じた。
    「墓場に墓石のような男がいると思ったら、それは父だった。」
    私の父は、ダサくて人とうまく付き合えない、理想的とは言えない父だが、そんな父もありだよなと思わせてくれる本だった。

    0
    2026年09月23日
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    弱ってきた高齢の母がいる身として、大変リアルに興味深く読んだ。

    「問題解決マニア」のスーさん、本の前半では馬車馬のごとく課題とその対応策を洗い出して実行に移していく。
    大物アーティストとイベンター、ドライバーとピットクルー……父と自分の関係をユニークに例えて、どうにか自分の気持ちを鼓舞してサポートに当たるスーさんの頭の回転には舌を巻くばかり。

    けれど相手は人間、それも血縁者の父親。
    異性である故の理解できなさや、血縁者だからこそ「期待してしまうけど望む反応が得られない」ことのガックリ感や失敗もたくさん。
    こんなに理論的に細部を詰めても、だめなときはだめ!と受け止めるスーさんの気持ちがとてもリアルだと思った。

    中でも、

    『心は常に「もっと正面から積極的に取り組んだほうがいいのでは?」と「いや、これで十分なはずだ」のあいだを行ったり来たりしている』

    という一文が特に印象に残った。
    誰かを支えているすべての人が、首がもげるほど頷いてしまう言葉だと思う。

    支える相手にも感情があり、個人の考えがあり、全てが正解な訳ではない。
    これだけ「優秀な娘」のスーさんでもエラーがある。
    それでも試行錯誤しながら相手のそばに立つことをやめない(でも疲れちゃうからときどき離れる)、ということが大事だと改めて認識させてもらった。

    しかし、スーさんの資金力で殴りつけるような解決方法もままあり、やっぱりさ〜お金かかりますよねえ!!という気持ちは拭えなかった。
    お金、大事だな〜!!!

    0
    2026年09月20日
  • ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラジオ聴いてる感覚、おばさんの独り言聴いてる感覚、友達と駄弁ってる感覚…
    そんな感じでゆるゆると流れてクスッと笑えるエッセイって、読んでて楽しい。
    なんでもない日常を鮮やかに表現できる筆力、私にも欲しい。

    0
    2026年09月15日
  • おつかれ、今日の私。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ◾️record memo

    最近、なんにも報われない。自分をすり減らして頑張っても、どこからも「ありがとう」の言葉ひとつ返ってこない。必要な人だと思われたくて、東奔西走していたら、いつの間にかそれが当たり前になっちゃった。

    残酷なことに、仕事ってこういうことの繰り返しだったりする。頑張りを誰にも理解してもらえず、涙がにじんでくるようなことの。自分が、どこにも配られない役立たずのチラシみたいな気分になってくる。私にも何度も経験がある。

    こういうときは、自分のことをいつも以上に大切にしたほうがいい。感情が求めるものを、注意深く観察しよう。カラオケや、友達との弾丸トークで発散したいのか、それとも、傷ついた心にそっと毛布を掛けるように、癒されたいのか。

    フルコースだっていい。たとえば金曜の夜は女友達と焼肉で発散し、土曜日にスーパー銭湯やスパで癒されて、日曜日は家で元気になる映画を観る。『ローラーガールズ•ダイアリー』なんかがオススメです。

    本当は、元気になるまで誰かに丸ごとなぐさめてもらいたいところだけれど、話を聞いてもらったとしても、私の気持ちを完璧に理解してくれる人はいない。分散しようがなにしようが、どうしたって、受け止めてほしい気持ちは相手のキャパシティからあふれてしまうもの。

    だから、自分で自分をなぐさめる方法をいくつか持っていよう。どうやったら自分が癒やされるのか、いろいろ実験してみよう。ベストなやり方が編み出せたら、次はもっとうまく凌げるはずだから。
    今日もおつかれさまでした。

    「人って、思いもよらない方向に変わるよね」
    彼女が笑った。その通りだ。私たちだって、取捨選択を繰り返し、かなり変わったもの。

    「変わってからのほうが、楽しいよね」
    彼女が続ける。私は深く頷いた。
    この二十数年で学んだことは、一歩踏み出せば結果的になんとかなる、ということ。
    彼女も私も、踏み出したからこそ「これから先も、なんとかなる」と自分を信じられるようになった。

    彼女も彼も、顔の見えない世間が作った規範にがんじがらめになってる。男はこうあるべき、女はこうあるべきってやつだ。だって、そのほうが婚活には有利な気がするもの。好き同士が結ばれることをヨシとしながら、社会的承認を伴わないとバツを付けられる、世間のストライクゾーンに収まろうとする彼女と彼を誰が責められよう。

    「今日は、お高めのバスソルトを買いなさいよ」
    そう彼女に伝えると、不思議な顔をされた。入浴が問題を洗い流すわけではないことは、私もよくわかっている。でも、「ああ、いい香り」とか「あたたかくて気持ちいい」とか、明るい気持ちになる瞬間を作ることは、暴飲暴食よりずっと自分にやさしいよ。

    こうやって自分の浅はかさに幻滅したことは、一度や二度ではない。
    ちゃんと正しく、ユーモアを持って寛大に生きたい。不用意に他者を傷つけることのない、思慮深い人になりたい。周りを見渡すと、私以外の大人はみなそれができているように思える。先の先を考え、相手を慮って行動しているように。どうして私はそれができないのだろう。どんどん気分が暗くなる。

    周囲が私を好ましく思うかどうかなんて、自分にはまったくコントロールできないってことは、のちに手痛い失敗を繰り返してわかった。だから、私を低く見積もる人たちに囲まれたら、さっさと退散することにした。私のことを「いいね」と言ってくれる人たちのところへ移動するために。

    いつからか、「なんのために生きるか?」という壮大な問いへの私の答えは「自分のことを好きでいるため」になった。好きになるために長生きするのではなくて、どうせ明日も明後日も生きちゃうんだから、自分を好きでいるほうが心地よい。

    なんでこうなるのか、私はうすうす気づいている。視覚的な変化よりも、行動の変化によって「なりたい自分」を叶えることに価値をおいているからです。自分を好きになる方法なら、私はいくらでも知っている。できなかったことができるようになったり、得意なことで人から褒められたりすればいいだけだから。やみくもに頑張れば、できるようになるんじゃあないのよ。できそうなことを、褒められそうな場所でやる。都合のいいところに自分を移動させるのがコツよ。こうやって、少しの努力と工夫でありのままの自分を適度に受け入れられるようになると、心はたいてい平和でいられる。理想と現実の乖離に傷つくこともなくなる。

    「なりたい自分」ってこれだっけ?私らしさの欠片もないこの女が、理想の私とは、どうしても思えなかった。つまり、余分と不足が私らしさってことだ。

    矮小化。最近よく耳にする言葉だ。本質とは異なる部分をクローズアップして、取るに足らない些細な問題にすり変えてしまうこと。人の気持ちに対してやると、致命傷になる行為。

    たとえば苦しみや悲しみや傷ついた気持ちを打ちあけたとき、「たいしたことじゃない、そんなに心配しなくてもいいよ」と言われたほうが、気が楽になることもある。だけど、その前に一度、こちらの不安を額面通りに受け取ってほしいときだってあるのだ。かかわってくる気があるなら、そんな簡単な言葉で、私の気持ちをなかったことにしないでほしい。

    人の動きは、意外と簡単に止まる。心に不調をきたし、仕事を長く休んだことがある友達が、私には何人かいる。そういうときは、再び会える気力体力が相手に戻ってくるのを、待つともなく待つ。三か月だったり半年だったり一年以上だったり、人によってまちまちだ。

    会うと決まったはいいが、いつまで経っても相手が待ち合わせ場所に現れず、すっぽかされたこともある。最初は驚いたけれど、いまでは慣れっこだ。腹も立たない。最初にすっぽかしてくれた友達には、感謝している。それくらい疲れることが人にはあるんだって、私に教えてくれたから。会いたいという気持ちに嘘がないのは、相手の人となりからわかっている。ただ、いまは調子が悪いだけ。

    私の友達は、みな運がいいのだろう。十分に休んだあと、ほとんどが元の暮らしに戻っていった。まったく同じ場所ではないけれど、働きながら生活をするのに、なんら問題がない場所を見つけ、平和に暮らしている。だから、私はそんなに心配していないのだ、あなたのことを。気掛かりではあるけれど、闇雲に不安になるほどではないの。

    愛情を持って「あいつダメだなぁ」と言う人がいる。私は「ダメなところもあるなぁ」と言い直す。それなら誰もがそうだから。あいつの場合、陰で徳を積む生真面目さが、今回は裏目に出ただけだ。

    暗いトンネルの真っ只中にいる人に、掛けられる言葉は限られている。そう教えてくれたのも、最初に待ち合わせをすっぽかしてくれた友達だ。いまは元気に暮らしているが、当時、私は励ますつもりで、追い詰めるような言葉を投げかけていたに違いない。本当に申し訳なかった。

    いまの私にできることは、トンネルの出口で待つ時間をたまに作ること。ずーっと待っているとうっとうしいから。時折、「お〜い、生きてるか?」なんて声を掛ける。トンネルの出口に誰かがいると、うっすら伝われば私はそれでいい。

    ちょっとやりすぎなくらいが、ちょうどいいと思う。頑張り屋さんのスイッチは非常に固いから、思い切って力ずくでオフにするしかない。後ろめたくなる必要もない。非難されても耳を貸さないで。だって、あなたはいま休むことを頑張っているのだから。

    自分を責めたくなるときは、休みが必要なとき。十分にチャージしたら、またランニングシューズを履いてトラックに戻ればいい。そのときは、休む前よりずっと楽しく頑張れるはずだから。
    本当に、本当に、毎日おつかれさま。

    さて、今年の私はいままでとちょっと違う。「完全にやめなければ、それは継続と見做す」と、都合よく考えられるようになったから。つまり、現状はあくまで「小休止」なのです。

    残りの人生は、右から黒が、左から白が突進してきたとしても、衝突したあとのグレーやモザイクを楽しめるように努めたい。頑張ることがあるとすれば、それくらい。「残りの人生」は、さすがに大きく出すぎたかな。ひとまず、今年は。来年の目標は曖昧を愛すること。

    余計なものが絡みついてはいるけれど、まあそれはそれ。じゅうたんは買い替えられるが、人生はそうはいかないもの。だから私はこれからも付き合っていくのだ、このうっとうしい毛足の長さと。

    口に放り込んだそばからとろけていくリンドールの甘いチョコレート、ビヨンセのライブ映像、夜眠れなくなることなんかお構いなしの昼寝。転んでは立ち上がりを繰り返すなかで、不足エネルギーをチャージする処方箋をいくつか手に入れることができた。けれど、しんどさど真ん中での急速エネチャージは、私をもっとしんどくさせることも知った。充電のまえには、ワンクッションが必要なのだ。言うなれば、しんどさの放電。それを省くと、心がパンクしてしまう。

    さまざまな感情を呼び起こす多層的なエンターテイメントは、心が健やかなとき、もしくは立ち直る準備ができたときにしか効かない。だから、そういうものに心が動かされないときはかえって注意が必要なのだ。自分でも気づかないうちに、心が疲れているかもしれないのだから。

    最後に注意。「なんのために生きているか?」を「誰かから必要とされたい」に翻訳するのは、ちょっと危険だとも思う。誰かから必要とされながら苦しみに耐えることなんて、ザラにあるでしょう。そういうのからは、できるだけ早く逃げ出したほうがいい。生きる使命は誰かのためではなく自分のためにあったほうが、徹頭徹尾健やかでいられることも、私は過去の経験から知っている。

    それにしても、さすが私の女友達だ。ねちねちやられた挙げ句に大きな声を出されても冷静だったなんて、惚れ惚れする。五年前なら相手が恥を掻く嫌味を言っただろうし、十年前なら怒鳴り返したに違いない。二十年前なら、慌てふためき泣いてしまったろう。どれも、相手の思うつぼ。こういうときは、絶対に同じ土俵に上がってはいけない。

    失敗を繰り返しながら歳を重ね、私たちは嫌と言うほど組織という歪な生き物のことを学んだ。会社なんて、みんなとお互いを理解し合うための場所ではないのだよね。

    記憶を記号化していくためのコツ、あるにはある。嫌な出来事があったら、物理的にそこからできるだけ遠くに離れるのだ。悪感情を更新し続けないのがポイント。嫌な人って、必ず二度三度と嫌なことをしてくるものだから。ダメージを受けているときに、それを克服しようなんて考えなくていい。まず、逃げる。

    そりゃあ、すぐには逃げられないこともたくさんある。忘れたいのに忘れられないと悩む夜だってある。けれど、「いつかはここから逃げよう」と決めておく。それだけで、心は少し軽くなる。

    雑然とした子ども部屋に置かれていた鼻がもげたクマのぬいぐるみ、実はまだ持っている。近いうちに、専門の修理屋さんに出すつもりだ。たぶん、ぬいぐるみ本体よりずっと値が張るだろう。それでいいと思う。たくさんのモノと記憶を捨てて、私はモノの価値を自分で決められるようになったのだから。

    これからも私は他人の言葉を鵜呑みにし、外されたはしごの前で呆然とするだろう。過去の私と未来の私に「おつかれさん」と言ってあげたい、まぁ、仕方ないよ。そういう性分なんだから。

    自分の人生を他者に明け渡さず生きていくなら、意見を持つのは大切なこと。と同時に、他者と意見が異なることそれ自体は悪ではない。これは大•大•大前提の話。ただ、そこに暑さや感情やアレコレが重なると、私はどっと疲れてしまう。赤の他人同士の意見が異なっているのを見るだけで、うまく距離が保てず気持ちがもたれてしまうのだ。フラフラと諍いに吸い寄せられることもある。同じように声を上げないのは大罪なのでは?と不安になることすらある。健やかな自信を保って暮らしていたはずだったのに、自分が正しいのかどうかわからなくなってくる。気づけば、私のなかに「私」がいなくなっている。

    弱っているときは、世の中のいろんなことと自分の境界線がにじんでしまう。どこまでが私で、どこからが他者か、曖昧になるのだ。だから、無関係な出来事にグラグラ揺らされる。

    気持ちを持ち直すことさえできれば、なにをしても許される人なんて、独裁者でもない限りそうそういないことが自然にわかる。単に、「なにをしても許される」ように私からは見えたというだけの話。なぜそう見えたかと言えば、わがままや失敗は、やってはいけないことだと私が私に固く禁じているからだ。

    わがままや失敗は自分の価値を下げると信じ込み、それをやっている(ように見える)人たちをうらやみ、もし自分がああだったら大変なことになると、再び自分にそれを禁じる。なんて忙しないの。ひとり相撲にもほどがある。ホントにホントに、おつかれさんです。

    愛される価値があるかどうかなんて相対的な話でしかないのだけれど、生きていると忘れてしまう瞬間が結構頻繁にやってくる。私がうらやむ人たちは、骨の髄までわかっているだけなのかもしれない。失敗してもわがままを言っても、それを拒絶されたとしても、自分の価値は揺らがないということを。

    大人になってからわかったことはたくさんあるが、「なにを考えているかわからない相手はたいていなにも考えていない」もそのうちのひとつ。当時の男も、特別な考えがあって言ったわけではなかったのだろう。メランコリックな状況と酒に飲まれ、思わず口をついて出ただけ。それがわからなかった私は、ずいぶん長いあいだこのセリフを引きずってしまった。どうしてあんなことを言ったの?と。当時の私の肩を抱きかかえて言ってあげたい。「なにも考えていないからよ」。

    ひとりで頑張れる自分を褒めてあげたい気持ちはあるが、ゆっくり少しずつやることも、自分の力ではどうにもならないこともあると知るのも大切だとたしなめたくもなる。硬いおでこ以上に、人間関係はそうだ。

    大人になったいまでも、私はなにを考えているかわからない人に振り回されがちだ。一刻も早く答えを知りたくなってしまう。そういう人を無闇に触ったり強く押したりしても、望むアンサーは出てこない。いらぬ傷を負って、疲れてしまうことのほうが多い。

    自分の比較対象になるすべてを遮断することもポイントだ。内側も外側も自分ひとりになって、SNS画面のスクロールや友達とのLINEもしばし休止する。

    他人はアテにならないから、自分を慈しむことでボトムアップを測るしかない。言うは易く、行うは難しの典型だよね。でも、究極的にはそれしか手がないのよ。

    友人は他者の期待を察知するのがとても上手な人だ。自分がどう振る舞えば仕事がうまく回るか、周りのことが恐ろしいほどよく見えている。特筆すべき能力ながら、会社というのは恐ろしいところで、自分を引っ込めてでも他人の期待に応えようとする人の元へ無理難題が集まってくるようにできている。まるで中州に落ち葉が溜まるかの如く。だから彼女は疲れてしまったのだ。

    「彼女は善人すぎる」と人は言う。確かに、性善説が服を着て歩いているようなところがある。自分が頑張ればなんとかなるときは、必ず頑張ってしまう癖もある。そこは多少、矯正したほうが働きやすいだろうな。でも、他人の期待に応えたいという気持ちや、人一倍頑張れる性質って、本来ならありがたがられて然るべきものだ。処世のために失くしてしまうのは、あまりにも惜しい。

    恋愛でも、「好意は示すが好かれようとはしない」スタンスって、天賦の才能に近い。そういうことができる人は、たいてい周囲から無条件に好かれるのだから、平身低頭の不器用組にとってはたまったもんじゃない。仕事でも恋愛でも、自分が相手の眼鏡に適うことを証明し続けなければ存在価値なんかないと、無意識に思ってしまう不器用組のみなさん、お元気ですか。

    ちゃんとした場に化粧を施して行くと少し不安が紛れるならば、メイクは心の鎧ということ。よって、きちんと化粧をしている日ほど、落とすのが苦役に感じられる。メイク落としが面倒でソファに二時間も横になったままのあなた、今日も本当におつかれさま。最後の力を振り絞って、鎧を脱いでから寝ましょう。私もそうするわ。

    私たちといると、数時間でパッと明るい顔になる。けれど、家に帰った途端、なんとも言えない表情が貼り付いたままになってしまうあの子のことが心配だ。心配したところで、私があの子の人生を変えることはできないのだけれど。

    「必要とされていることを実感したい」と、あの子は言っていた。たいていの人にとって、異論はないだろう。人の役に立つのは楽しい。しかし、これには「本当に必要とされているのならば」という前提条件が付帯する。あの子は自信がないことに加えて人が良すぎるところがあって、「必要とされている」と「利用されている」の区別がつかないんじゃないかと思うときがある。そのふたつは完全に別物だ。

    いろいろな理由があって、「自分の人生の主人公は自分だ」と気づくまでに時間がかかる人がいる。あの子もそのタイプだった。右に行くのも左に行くのも、前に進むのも立ち止まるのも、自分の自由にできるとは知らなかった。無意識に、誰かをいちばん怒らせないのはどんな行動か探っていた。常に、揉めないで済むやり方を模索していた。本来はそんな必要はないし、誰かが怒っても、不当な罪悪感を押し付けてきても、知らんぷりでいいんだよと言ったらびっくりしていた。「知らんぷり」を知らない子。無知の知ならぬ、無知の無知だ。

    究極的には、実体験で学ぶしかないのかもしれない。偉そうに説いた私だって、背中から切りつけられるような痛みを人間関係で何度も味わった末に、暫定的な答えとしてここにたどり着いたんだもの。

    それでも唯一確信して言えることは、一緒にいても自分が増えていかない相手といても、良いことなんて起こらないってことだ。それだけは、たぶん間違いがない。

    神崎さんにも私にも、顔を覆いたくなるような数々の大失敗が自分を作ってきたという自負がある。そのせいで、いまでも癒えぬ傷もある。なんの因果か、同じ失敗を何度も繰り返したりもしている。それでも、やっぱり自分を作ってきたのは成功ではなくて失敗なのだと強く思う。

    失敗は私にたくさんの果実を授けてくれたけど、それらが実るまで、どれほどしんどいかもよくわかっている。禍々しい大きな渦のなかにもう一度自分を放り込むわけにはいかない。一からやり直したところで、次は手痛い失敗を回避できるとも思えない。だって、私は私だもの。ぜったいに、同じことをやるに違いない。

    次はうまくやれるという自信よりも、次も同じ失敗をする自信の方が100倍ある。私はそんな自分が大好きだ。

    怒濤の三十代を経たあと、歩いてきた道を振り返って私が思うのは「私なんかが」と思って良い結果につながったことなど一度もなかったってことだ。人生にほとんど悔いはないものの、もう少し早く自分を信じてあげればよかったなとは、ちょっとだけ思う。

    「私なんかが」のマジックワードは、処世術としては有効かもしれない。けれど、鏡を見ながら言うのはオススメしない。「私なんかが」はまるで呪文のように、自分からやる気も可能性も奪っていくから。己の傲慢さを制御したいのなら、シンプルに「おごるなかれ」のひとことでいい。鏡の中の自分を指さして言ってやれ。

    誰もが常に正しく生きられるわけではないし、心の欠損を埋めるようなかたちの、「癖」に近い欲望が存在することは、ある程度仕方のないことだ。でも、嗜癖の道を極めたとしても、欠損は永遠に埋まらないことは覚えておかなきゃ。

    あなたにいつも不満げだったり、条件をクリアしないと愛情を与えてくれなかったり、あなたにだけつらく当たってきたりしたのは、彼ら彼女らがあなたのしあわせを真剣に願ってくれなかったからだ。「おまえのせいで不幸になった」なんてとんでもない。あなたのせいでもなんでもない。向こうの問題だ。

    ホッとするのと同時に、お互いのしあわせをまっすぐ願える、愛する相手を見つけるなんて桁外れの奇跡じゃないかと絶望的な気持ちにもなった。
    ネオ真理への道は険しい。それでもやっていくしかない。

    私には似合わないと決めつけていたものをひとつずつ試し、気分が良ければとり入れ、やはりダメだと感じたら手放した。そうやって、自分で自分に余計な負荷を掛けることを少しずつ止めていった。すると、これでもいいのだ、ひとまず上出来だと、自分を受容することができた。

    社会にも、自分のなかにも、モヤモヤを解き放つ窓が足りない。

    すぐのぼせるクセに銭湯で長風呂してみたり、いまだに美味しいのかどうかよくわかっていないビールを「やっぱ唐揚げにはこれっしょ!」とかいってグビグビ飲んで、それで酔っ払って、ひっくり返って、寝る。そうして薄れゆく意識の中で私はいつも思うのだ。「ほんとに、これで合ってる?」って。私のご褒美って、ほんとうにここにあるのだろうか。

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    2026年09月06日
  • ひとまず上出来

    Posted by ブクログ

    ジェーン・スーさんの紡ぐ言葉にはいつもハッとさせられます。明日を生きるための力、わかる!って感じでした。

    0
    2026年08月29日

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