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君の瞳は謎めいて
しなやかな長身の体に、彫りの深いハンサムな顔。偶然出会った警察官ジェイク・ウルフのことが、一日じゅうサラの頭から離れなかった。その夜、シャワーを浴びていたサラは、玄関のベルが鳴るのを聞く。「ジェイク・ウルフです。ドアを開けていただけますか?」サラは思わず、バスローブだけをはおって玄関に出た。 -
黒いトランク
千九百四十九年も押し詰った鬱陶しい日の午後、汐留駅前交番の電話のベルが鳴り、事件の幕が切って落とされた。トランクに詰められた男の腐乱死体。荷物の送り主は福岡県若松市近松千鶴夫とある。どうせ偽名だろう、という捜査陣の見込みに反し、送り主は実在した。その近松は溺死体となって発見され、事件は呆気なく解決したかに思われた。だが、かつて思いを寄せた人からの依頼で九州へ駆けつけた鬼貫の前に青ずくめの男が出没し、アリバイの鉄の壁が立ち塞がる……。巨星、鮎川哲也の事実上のデビュー作であり、戦後本格の出発点ともなった里程標的名作。綿密な校訂による決定版! -
恋人たちをせめないで
都会の喧騒と仕事の重責、それらの合間を縫うように人は恋をし、誰かを愛さずにはいられない。大人のロマンス連作集、いま開幕のベルが鳴る! スポーツプラザで汗を流し、美しさに磨きをかける女性たち。その中の一人、OLの貴恵はプラザの経営者の息子に見初められ、交際を続けていた。周囲からの羨望にみちた視線を意識する貴恵だったが、しだいに心は冷めてゆく。そんな折に出会った臨時インストラクターの田所は、とてもまぶしい存在に思えた……(「ゆれる24歳」)。田所の本業は、貿易会社のサラリーマン。同じ職場に勤める瑛子は、ひそかに田所を想っていた。ある日、貴恵についてよくない噂を耳にした瑛子は、思わず敵愾心を燃やすが……(「ハートのAが出てこない」)。絆をふかめた貴恵と田所。しかし運命の悪戯により、貴恵と田所の兄が出会ってしまった。ぶどう園を経営する心優しい兄は、ほろ苦いロマネ・コンティを傾ける……(「ワインレッドの赤」)。情感あふれる4作品+短編「星環」を収録しました! -
こちらニッポン
一昨晩おそく、泥酔して地下鉄の階段から転げ落ち、気を失ったようだ。やっと意識を取り戻すと、街が異様な様子に一変していた。市街のあちこちで、タクシーが電柱にぶつかってぐしゃぐしゃになり、無人となった住宅の密集地あたりでは、黒煙があがっている。大阪じゅうの人間が、僕ひとりを残して消えてしまったのだろうか? あらゆる都市の知人宅や会社に電話をかけまくったが、誰も出ない。緊張と興奮の連続でくたびれ果てていたとき、突然、電話のベルが鳴った――! 日本が空っぽになる異常事態。残されたわずかな人間たちは、極限状態をどう生き延びるのか? SF長編の金字塔! -
素直に愛して
午前二時半。ベッドの横でベルが鳴り続けている。真夜中の電話がいい知らせのはずがないわ。クリスティーナはそう思いながら、しぶしぶ受話器を取った。相手の声を耳にしたとたん、思わず緊張する。少女のころ熱烈な片思いを軽くあしらわれたとはいえ、二十三歳になった今はアダムを恐れる理由は何もないはずなのに。彼は親友フィオーナの兄―それだけの存在だわ。アダムは妹が恋人と家出したのを知って怒りを爆発させている。行き先を教えなければ非情な手段をとるという脅しに屈してスコットランドのコテージだと答えたが、一緒に行くよう命じられ、クリスティーナはあわてふためいた。二人だけで旅行なんて…。彼の前では十代の私に戻ってしまう。 -
東京は燃えたか ─ 東京オリンピックと黄金の1960年代
黄金の1960年代はいかに達成されたか── 東京オリンピック、新幹線に象徴される高度成長の驀進時代を活写! 2020年、2回目の夏季東京オリンピック開催に向けて、今その熱気を振り返る。 東京オリンピックの開幕を10日後に控えた昭和39年10月1日、 そのオリンピックと並んで「黄金の1960年代」を象徴するモニュメントとなった 東海道新幹線が、開業の朝を迎えた。 午前6時、発車のベルが鳴り終わると同時に、下り「ひかり1号」がゆっくり動き始めた。 「あの時代の熱気を生み出したものはいったい何だったのか、 日本人はどんなエネルギーをどのように結集して「黄金の1960年代」を生み出したのか。 何が日本と東京に『大変貌』をもたらしたのか。」 「『燃える』とは、東京がオリンピックで燃えていることを指すのだろうか。 新幹線の発着ということもあるだろう。 しかし、私は結局、燃えたのは池田勇人の所得倍増計画だったし、日本経済そのものだったと思う。<中略> この見地からいえば、東京オリンピックと交通体系は別のものではない。一つのものである。 そういう意味では、東京は今も燃えているといっていい。」 《電子書籍版あとがきより抜粋》 2020年、夏季東京オリンピック開催に向けて、日本は、東京はどこへ向かうのか。 【目次より抜粋】 ◆序章 黄金の‘60年代 「黄金時代」前夜/開幕/戦後史なかの東京オリンピック ◆第1章 東京への3000日 紀元2600年のオリンピック/ムッソリーニとヒトラー/「東京、遂に勝てり」/開催返上 ◆第2章 オリンピック、再び 国破れて夢あり/「いったいいくら金がかかるかね」/一万日の聖戦 ◆第3章 「所得倍増」の誕生 「黄金時代」がやってくる/死の淵から蘇った男/積極財政派への道/二人のブレーン ◆第4章 高度成長の演出者たち 戦後最大のコピー/二つの数字をめぐる攻防/投資が投資を呼ぶ/池田政治の光と影 ◆第5章 二人の都知事 「復興した東京をPRしたい」/保守都政の帽子/「オリンピック知事」の誕生 ◆第6章 東京大改造 東京を蘇生させたい/道と水/「陰の知事」の陰の任務 ◆第7章 1兆円オリンピック 「私生児」新幹線/開催準備/官製オリンピック ◆終章 「世紀の祭典」の遺産 さまざまな思惑/神の見えざる手/「高度成長」の夢の跡 -
ときめきパラダイス
きまじめかと思えば夢見る少女。彼女を恋する女性に変えるのは誰?■ルイーズがシャワーを浴び終えたちょうどそのとき、玄関のベルが鳴った。慌てて部屋着をまとい玄関へ走ると、長身の男性の青い瞳が愉快そうにきらめいている。「おや、きみは誰?」「わたしが誰か知らないで、よくベルが鳴らせるわね?」ルイーズは自分の格好を意識しながら、むきになった。彼は兄の友人のカメラマンで、リチャードだと名乗り、二週間ほど家に泊めてほしいと言う。ルイーズが一緒に暮らす兄のニールは、動物学者で、仲間を家に連れてきては泊めるのが好きだった。彼女は高校で歴史を教えながら、そんな兄の面倒を見る、今の生活に満足していた。だが、ニールはしばらく家を空けていて、いつ戻るかわからない。リチャードを泊めるなんて問題外だわ。彼女は目の前の、日に焼けたたくましい男性に視線を走らせた。それに、男は今のところ、わたしにいちばん必要ないものだもの! -
満たされぬ情熱
インテリア・デザイナーのケイトは、仕事先の大邸宅で、ある男性と出会った。シチリア島の名家の御曹司、ジョヴァンニ・カルヴェッリだ。傲慢で冷たい雰囲気を漂わせた彼に反感を覚えながらも、なぜかケイトは惹かれてしまう。狼狽し、逃げるように自宅に戻ったはいいが、それで終わりではなかった。数時間後、玄関のベルが鳴り、彼女がドアを開けると、そこには忘れ物を届けに来たジョヴァンニがいた!びっくりしながらも感謝の気持ちを示したケイトに、彼は耳を疑うようなことを言った。「きみをベッドに連れていきたい」■“ラテン系ヒーローとの恋物語”――情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。 -
ラブ・オブ・ザ・デッド―元彼は発情ゾンビ―
自らが経営するカフェのバックルームで叶多は、警察官で恋人の晴人と愛を育んでいた。「開店準備が終わってないのに…」。言葉では拒みながらも体は絶頂を迎えようとしていたまさにそのとき、来客を知らせるドアベルが鳴る。これからって時に… 愚痴をこぼす晴人を宥めてまだ準備中のフロアに顔を出すと、そこには別れたはずの元カレ、芽樹の姿が! しかもその様子は明らかにおかしく、淫らな言葉を吐きながら突然襲い掛かってきた!! 逃げ出した街中は、まるでゾンビ映画さながらの大惨事! でもこのゾンビ… なにかがおかしい…? エロとホラーが交錯する、究極の肉欲ラブ! -
異世界ほぐし処『悠々』~お店まるごと異世界トリップ!? 極上マッサージで癒やすはずがイケメン達に溺愛されてます~
WEBで大人気!“あなたの推しが見つかる”異世界トリップ・ラブ! 限定書き下ろしたっぷりで電子書籍化! 夢だったリラクゼーションサロンの開業準備をすすめる桃華。 ある夜、突然ドアベルが鳴って―― 「すまない。少しだけ匿ってくれないか?」 人好きする笑顔のワイルド系イケメン・ランドールがやって来て……桃華の日常に異世界が加わった!? 次々と来店する異世界のお客様は個性的な美男揃い。 ワイルドな冒険者、ドSな参謀、執着系獣人、ツンデレエルフ、ナルシスト神獣…… 熱烈なご指名と溺愛が止まらない!? ――異世界の裏路地にひっそり灯るサロン、ほぐし処「悠々」で身も心もとろける溺甘なひとときを……! -
どんヤナギの回復速度
次の電車も待てるはずなのに、わたしはいつも走ってしまう。 それが都会で生きることだから。 \岸田奈美・短編小説シリーズ、電子版限定刊行!/ 【あらすじ】 都会で働く編集者の「わたし」は、本当はもう一本あとの列車に乗る予定だった。それでも、なぜか急いでしまう。誰にも急かされていないのに、いつも走ってしまうのだ。 取材で訪れた東北の小さな農村地。 一両だけのディーゼル列車に身を任せ、ふと運転席をのぞくと──懐かしい“どんヤナギ”の顔があった。 その日、列車の停車時間がやけに長い。発車ベルも鳴らない。 運転士が犯した“電車のタブー”とは──。 【読者の声】 「忙しい現代人にこそ読んでほしい!」 「登場人物を通じて、速力で走る日常から離れ、ゆっくりと時間を過ごすことの価値を再認識させてくれる。」 「遅さや不完全さを受け入れることで得られる温かさと再生の力を象徴している。」 「優しさや思いやりはすぐに返ってこなくても、遅れて届くもの。日常の忙しさの中で忘れがちな“待つこと”の美しさを描く。」 どんヤナギによる“少し長い停車”が、忙しい日々の時間をそっと変える。 止まらない日々の中で、「立ち止まる」ことの意味を静かに問いかける物語。 -
異世界ほぐし処『悠々』~お店まるごと異世界トリップ!? 極上マッサージで癒やすはずがイケメン達に溺愛されてます~【イラスト特典付き】
WEBで大人気!“あなたの推しが見つかる”異世界トリップ・ラブ! 限定書き下ろし×ドキドキシーンの挿絵たっぷりで電子書籍化! 夢だったリラクゼーションサロンの開業準備をすすめる桃華。 ある夜、突然ドアベルが鳴って―― 「すまない。少しだけ匿ってくれないか?」 人好きする笑顔のワイルド系イケメン・ランドールがやって来て……桃華の日常に異世界が加わった!? 次々と来店する異世界のお客様は個性的な美男揃い。 ワイルドな冒険者、ドSな参謀、執着系獣人、ツンデレエルフ、ナルシスト神獣…… 熱烈なご指名と溺愛が止まらない!? ――異世界の裏路地にひっそり灯るサロン、ほぐし処「悠々」で身も心もとろける溺甘なひとときを……! -
映画なしでは生きられない
この世の現実にくじけそうになっても、映画を観てなんとか死なないで生きてこられた 映画は、自分がいま死なない代わりに、スクリーンのなかで俳優が代替行為として死に向かう。誰にでも、心の闇は要素としてあるものなのだ。だから、映画はそんな追いつめられた人々をなぞる。そして弱い人間は、死に瀕する精神的な限界に立ち会うことで、生きていたくない気持ちを浄化し、とりあえず明日、もう一本映画を見ようと思う。(本文より) 電子版には9,000字の書き下ろし原稿「女性監督による、子供に複雑な感情を持つ女性の映画――わたしたちはみんな怪物」を追加収録。 *こんなおばあさんになりたい!/『マッドマックス怒りのデス・ロード』 *文化系女子はなぜサブカル有名人の彼女になりたがるのか/『全身小説家』『ストーリーテリング』『ラブレター』 *私たちの将来が明るいなんて、あの映画は嘘だった/『ロミーとミッシェルの場合』『スケルトン・ツインズ幸せな人生のはじめ方』 *王子様に救われたいし、救いたい!/『マッスルモンク』『名探偵ゴッド・アイ』 *女にもわかる武士道――市川雷蔵と女の親和性/三隅研次の“剣三部作” *失恋の泥沼で/『アデル、ブルーは熱い色』『傷ついた男』『ベルフラワー』 *憧れの女子寮生活(殺人鬼込み)/『暗闇にベルが鳴る』『象牙色のアイドル』『サスペリア』 *巨匠でいいのか!? ビリー・ワイルダーのいびつなセックス観/『アパートの鍵貸します』『昼下がりの情事』『お熱い夜をあなたに』『ねえ!キスしてよ』 〔ほか全24章〕 ●真魚八重子(まな・やえこ) 愛知県出身。映写技師を経て現在は映画評論家。朝日新聞、週刊文春CINEMA、夜リラタイム、ぴあ等を中心に執筆中。著書に『映画系女子がゆく』(青弓社)、『血とエロスはいとこ同士』(Pヴァイン)他。共著に『監督と俳優の美学(日本映画は生きている5)「監督としての勝新太郎論」』(岩波書店) 、『戦う女たち――日本映画の女性アクション』(作品社)他多数。 -
映画になった恐怖の実話Ⅳ――全33タイトルの元ネタを完全解説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 劇中では描かれなかった事件・事故の詳細、史実と映画の相違点、 本当の動機、犯人の生い立ち、関係者の知られざるその後。 全33タイトルの元ネタを完全解説した「恐怖の実話」シリーズ第4弾! ■目次 ●巻頭グラビア ・「死霊館」シリーズ アメリカ人心霊研究家ウォーレン夫妻と、呪いの人形アナベルをめぐる本当と嘘 ・「そこにいた男」 新宿歌舞伎町ホスト殺人未遂事件 ・「対峙」 米フロリダ州パークランド、M・S・ダグラス高校銃乱射事件 ・「アイアンクロー」 呪われたプロレス一族、フォン・エリック家を襲った死の連鎖 ・「地面師たち」 積水ハウス地面師55億円詐欺事件 ●第1章 凶悪 ・「コンクリート」 女子高生監禁・拷問コンクリート詰め殺人事件、40日間の地獄絵図 ・「サマー・オブ・サム」 「サムの息子」を名乗ったシリアルキラー、D・バーコウィッツの狂気 ・「クローブヒッチ・キラー」 米カンザス州ウィチタ、BTK絞殺魔事件 ・「チェーン・オブ・ファイア」 ロスの火災調査官、ジョン・レナード・オー連続放火殺人事件 ・「パブリック・エネミーズ」 伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャー、その生と死 ・「ボストン・キラー 消えた絞殺魔」 『レコード・アメリカン』紙の女性記者2人が追った「ボストン絞殺魔」の正体 ・「月」 相模原障害者施設「津久井やまゆり園」大量殺傷事件 ●第2章 衝撃 ・「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 アメリカ先住民、オセージ族連続殺人事件 ・「クルージング」 ニューヨークのゲイ男性が立て続けに餌食になったバッグ殺人事件の真相 ・「ミスター・グッドバーを探して」 NY聾唖学校女性教師ロズアン・クイン殺人事件 ・「暗闇にベルが鳴る」 13歳のベビーシッター、ジャネット・クリストマン殺人事件 ・「完全犯罪クラブ」 頭脳明晰な美形カップル、レオポルドとローブ事件 ・「関心領域」 アウシュヴィッツ強制収容所の隣で暮らすルドルフ・ヘス所長一家の穏やかな日常 ・「虐待の証明」 韓国・平沢市7歳男児、シン・ウォンヨンくん虐待・死体遺棄事件 ・「理想郷」 スペイン・ペティン村オランダ人移住者男性殺人事件 ・「Winny」 ファイル共有ソフト「Winny」開発者不当逮捕事件 ●第3章 驚愕 ・「アウシュヴィッツの生還者」 ホロコーストを生き延びたユタヤ人ボクサー、ハリー・ハフトの生涯 ・「正体」 大阪・富田林警察署、被疑者48日間逃走事件 ・「THE WAVE」 ナチス・ドイツの全体主義を学ぶ実験授業、「サードウェイヴ」の恐怖 ・「コカイン・ベア」 米チャタフーチー国有林アメリカクロクマ薬物過剰摂取死亡事件 ・「ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男」 大富豪ハワード・ヒューズ自伝ねつ造事件 ・「ワース 命の値段」 アメリカ同時多発テロの補償金を分配した弁護士、ケネス・ファインバーグの苦悩と決断 ●第4章 悲劇 ・「サントメール ある被告」 フランス・サントメール、生後15ヶ月女児置き去り殺人事件 ・「シチリア・サマー」 伊シチリア島ジャッレ、ゲイカップル殺人事件 ・「タイタニック」 悲劇はなぜ起きた? 豪華客船「タイタニック」沈没事故 ・「ティル」 白人女性に口笛を吹いた14歳の黒人少年、エメット・ティル惨殺事件 ・「最愛の子」 中国・広東省深圳市4歳男児誘拐・発見事件 ・「母の聖戦」 メキシコ・サンフェルナンド、ロドリゲス母子誘拐・報復殺人事件 ■著者 鉄人ノンフィクション編集部 -
女の犯罪履歴書Vol.22~殺したい最低男~
「あんなに愛し合っていたはずなのに、あなたは私を裏切っていた。絶対に許さない!!」――男にだまされていたことを知ったとき、女は愛していた分だけ憎しみも深くなる。それがやがて殺意となり……。犯罪の裏にある人間ドラマや犯行動機を描く読み切り作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』第22弾。美人な隣人と女好き夫との関係を怪しく思う女が仕掛けた罠とは…!?(『あなたの罪』櫂広海)、結婚式当日、拉致された花嫁が知った極悪非道な婚約者の裏切り(『ウエディングベルは鳴らない』ありさか邦)など、最低な男と愛していたからこそ彼らを破滅へ導く女たちの愛憎劇を描いた5作品を収録。 -
彼と彼らの243分
まもなく14番乗り場のぞみ120号東京行きが発車します。 一度だけ後輩とキスをした。 まっすぐに見つめる瞳、ただの先輩後輩でいるには 意識しすぎて、気づいた時には手遅れだった。 このまま距離は遠くなるはずだった──のに、 発車ベルが鳴る中、見送りに来るはずのなかった後輩が現れて……!? 「上京」「旅行」「出張」同じ電車に乗り合わせた彼と彼ら、それぞれの物語! 【カバー下(2P)を巻末に収録配信!!】 -
官能文学電子選集 丸茂ジュン『痴女伝説』
北海道の繁華街・ススキノに次々と男たちを路地などに連れ込んで犯す痴女が現れた。その痴女の正体を追う新聞記者の運命は・・・・・・。 「ススキノに痴女現る」という新聞記事が街中に大反響を呼んだ。記事を書いた記者・北見の行きつけの小料理屋でもその話で持ちきりだった。痴女といっても、電車の中で男の下半身を触るなどという単純なものではない。酔っ払った男を深夜、路地などに連れ込んでホルマリンをかがせて犯すという強烈なものだ。おまけに犯された男は何も覚えていないのだが、目を覚ますと下半身に生えている恥毛が1本残らずそり落とされているのだ。男たちは熱狂した。「自分も犯されてみたい」と・・・・・・。記事が反響を呼んだために、北見は特集を組むことを命じられる。取材を進めてみると、痴女は色白の美人で、サングラスをしている。年齢は30歳前後で襲われる男は決まって10代後半の若い男だ。北見は知り合いである特殊浴場勤務の女の情報を元に取材を進める。そして、ついに警察が動き始める。第5の被害者が持っていた現金を痴女に奪われたというのだ。しかし、その被害者は32歳ということに加え、恥毛も剃られていない。これまでとは違うパターンだ。狂言だったのだ。振り出しに戻ったわけだが、ある夜、北見は背後から声をかけられた。ハスキーな声だった。出た!と思った時には、もう意識がなかった。北見が発見された時、まわりには深夜とは思えないほど人垣ができていて、無残に剃りとられた恥毛の上に口紅が1本と使用済みコンドームが落ちていた。シャツをめくるとお腹には「これから冬眠。春まで待って!」と口紅で書かれていた。痴女は一帯誰なのか!? 表題作「痴女伝説」に加え、「とまどい」「ウエディングベルが鳴る前に」「夜の指」など9作からなる短編集。美人官能作家として時代の寵児となった著者の会心作である。 -
暗闇のエンジェル【ハーレクインSP文庫版】
私が愛したのは…誰? ウエディング・ドレスの仮縫いの最中、ふいに玄関のベルが鳴る。脳腫瘍の手術を終え、結婚を間近に控えたヘレンが扉を開けると、そこには婚約者の兄、精悍な印象のアレグザンダーが佇んでいた。目が合って、視線が絡む。思わず吸い込まれそうな気がした。「ヘレン。ようやく見つけた、僕のエンジェル」なぜ懐かしそうに見つめるの? 会うのは今日が初めてなのに。からかわれているのだろうとヘレンは思っていたが、やがて、鋭い痛みが頭の芯を走り抜け、予期せぬ怯えが走った。手術で失ったのかもしれない、記憶の奥に潜む、愛の予感に――。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
暗闇のエンジェル
ウエディング・ドレスの仮縫いの最中、ふいに玄関のベルが鳴る。脳腫瘍の手術を終え、結婚を間近に控えたヘレンが扉を開けると、そこには婚約者の兄、精悍な印象のアレグザンダーが佇んでいた。目が合って、視線が絡む。思わず吸い込まれそうな気がした。「ヘレン。ようやく見つけた、僕のエンジェル」なぜ懐かしそうに見つめるの? 会うのは今日が初めてなのに。からかわれているのだろうとヘレンは思っていたが、やがて、鋭い痛みが頭の芯を走り抜け、予期せぬ怯えが走った。手術で失ったのかもしれない、記憶の奥に潜む、愛の予感に―― -
恋人はCEO
姉が恋人と旅行に出かけ、フラットでルーシーが留守番をしていると玄関のベルが鳴った。出ると身なりのいいハンサムな男性が立っている。ルーシーが見惚れていると彼は「弟がここにいるだろう」と部屋に押し入ってきた。彼…フィンは「君の恋人の兄だ」と告げ、ルーシーを弟を弄んだ女と決めつけてくる。ちょっと待って、私を姉と勘違いしているの!? しかもなんて失礼な人! 反発するルーシーだが彼の吸いまれそうに美しい青い瞳に見つめられるとなぜか胸が高鳴って…? -
琥珀の精 ハーレクイン・ロマンス・タイムマシン
愛憎相半ばする義兄との再会。叶わぬ恋に、夜明けは訪れるのか―― ロンドンで暮らすリサのもとに、義妹から手紙が届いた。来月結婚するので、実家に帰ってきて手伝ってほしいという。18歳のとき、二度と戻らないと決めたあの豪奢な屋敷に?リサの脳裏を、冷たい目をした義兄デーンの顔がよぎる。2年前の夏の夜、不品行な義妹をかばったリサは、デーンに誤解されて蔑まれ、力ずくで組み伏せられて、そのまま……。密かに義兄を慕っていたリサはデーンとの親密な時を夢見てはいたが、まるで戒めのようだったのがショックで、家を飛び出したのだった。義妹の頼みを断る理由を考えていたとき、ドアベルが鳴った。扉を開けるとそこには、グレーの瞳に蔑みの色を浮かべたデーンがいた! ■英国を代表するロマンス小説家の一人、サラ・クレイヴンの名作をお届けします。日本でも累計売上部数6万部を突破し、大ヒットを記録した本作は、両親の再婚によって義理の兄妹となった主人公たちの再会物語。ドラマ性に富んだストーリー展開はさすがです。 -
大富豪と秘密のエンジェル
大富豪の彼が愛するのは自分の会社だけ。娘とわたしは利用するための存在なんだわ! 自宅の玄関ベルが鳴ってドアを開けたとき、イザベルの心臓は止まった。ウェス――二度と会うはずのない人!5年前、彼の経営する会社に入ったイザベルは一緒に働くうち、想いを抑えきれなくなり、誘われるままベッドをともにした。だが甘美なときは終わりを告げ、彼にそっけなく言われてしまう。“ぼくたちの関係は一時的なもので、先はない”深く傷ついたイザベルは会社をやめて故郷に戻ると、ウェスとの間に授かった子を密かに産み、ひとりで育ててきたのだった。そんな彼女に対し、やっと真実を突きとめた彼は烈火のごとく怒り、尊大に宣言する。「ぼくは自分の要求を通すまでここを動かない」■M・チャイルドはUSAトゥデイのベストセラー作家! 彼女が描く大富豪ヒーローはとびきり魅力的かつ傲慢で、その虜になったヒロインの心を揺さぶります。さて、5年ぶりの再会のゆくえは? -
不器用なシンデレラ
男性不信の地味な彼女が、大富豪の婚約者に仕立てられ……。 コッツウォルズのコテージで一人静かに暮らすレベッカ。大学時代の片思いの相手を美人の妹に奪われてから、傷心を癒やすように引きこもり、恋愛も結婚も遠ざけていた。ある日玄関のベルが鳴り、見知らぬハンサムな男性が訪ねてきた。田舎にそぐわない派手な高級車と、ひと目で上質とわかる服。危険な雰囲気を漂わせる大富豪、テオに警戒心を抱きつつも、レベッカはなぜか激しく惹かれて一夜をともにしてしまう。二度と会わないと誓って別れた後、思いがけない電話がかかった。テオの母のため、彼と熱烈な恋人同士を演じてほしいというのだ。■思わず応援したくなる、愛らしいヒロインを描くことに定評のあるC・ウィリアムズ。今作も期待を裏切りません! 彼に惹かれる気持ちを必死で抑え、演技に徹するレベッカに心を揺さぶられます。 -
ベネチアの宮殿に囚われて
ロンドンで小さな内装店を営むジェスは、無断欠勤中の従業員アンジェロの心配をしていた。その時、玄関のベルが鳴り、彼かと思いドアを開けたが、やって来たのは、ゴージャスだが見ず知らずの男性だった。彼の名はドラゴ。イタリアの大富豪で、いとこのアンジェロが事故で昏睡状態にあると告げに来たのだ。ドラゴに頼まれてジェスは病院のあるベネチアへ赴くが、しかしベネチアに着くと、ドラゴは態度を豹変させた! 彼女を詐欺師と罵り、自分の宮殿に幽閉したのだ…。 -
ベネチアの宮殿に囚われて【分冊】
ロンドンで小さな内装店を営むジェスは、無断欠勤中の従業員アンジェロの心配をしていた。その時、玄関のベルが鳴り、彼かと思いドアを開けたが、やって来たのは、ゴージャスだが見ず知らずの男性だった。彼の名はドラゴ。イタリアの大富豪で、いとこのアンジェロが事故で昏睡状態にあると告げに来たのだ。ドラゴに頼まれてジェスは病院のあるベネチアへ赴くが、しかしベネチアに着くと、ドラゴは態度を豹変させた! 彼女を詐欺師と罵り、自分の宮殿に幽閉したのだ…。 -
ホラー映画の科学
ホラー映画を見るとき、私たちの脳・心・身体で何が起こっているのか? モンスター、暴力、トラウマ、音……さまざまな切り口から、脳科学や心理学で〈恐怖〉のしくみを解き明かす もっと眠れなくなること必至の、ホラー映画×科学の世界! 私たちはなぜ、ホラー映画という〝悪夢の燃料〟を求めるのか? 私たちの脳や身体はホラー映画の何に恐怖を感じ、どのように反応するのか? 本書では、科学コミュニケーターとして活動する著者が多彩なホラー映画を例に、人が恐怖を感じ、脅威に対処するメカニズムを紹介。脳科学・心理学・神経科学・生物学の知見から、〈恐怖〉のさまざまな側面を明らかにする。 登場する映画は、『サイコ』『エクソシスト』など古典的名作から、『ヘレディタリー/継承』『アス』『クワイエット・プレイス』など現代のヒット作まで約300本。サイコ、SF、スラッシャー、スプラッター、クリーチャー、オカルトなどのサブジャンルを縦横無尽に扱いながら、ホラー映画の歴史もおさらい。いかに多くの映画における〈恐怖〉が作り出されてきたのか、そして私たち観客はどのようにそれを受け取るのかに迫る。 各章には、ひとつの作品を掘り下げるコラムと、映画の製作者や研究者へのインタビューも収録。尽きることのないホラーの魅力を存分に楽しめること間違いなし! [本書に登場する映画] 『スクリーム』『サイコ』『ハロウィン』『エルム街の悪夢』『ジョーズ』『エクソシスト』『サスペリア』『暗闇にベルが鳴る』『羊たちの沈黙』『悪魔のいけにえ』『エイリアン』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『ヘレディタリー/継承』『シャイニング』『アス』『ソウ』『リング』『仄暗い水の底から』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『チャイルド・プレイ』『ムカデ人間』……など300作品以上! [本書に登場する用語やトピック] 脅威/闘争・逃走反応/PTSD/ジャンプスケア/嫌悪感/ミラーニューロン/捕食・被食関係/不気味の谷/仮面/クモ恐怖/不協和音/周波数/恐怖記憶/認知発達理論/侵入思考/スポイラー/脱感作/馴化/レーティング/妊娠ホラー/拷問/マンデラ効果/血や眼球にまつわる恐怖/ホラー好きは遺伝するか/刺激追求度/カタルシス説……ほか -
まほろ公園で、ふりむけば
町にねむる思い出と子どもたちがであったとき、 ごくふつうの公園ではじまる 5つのふしぎな物語。 キミコに植えこみの奥から声をかけてきたのは、草を編んだお面をつけた人。ふしぎなことをたのまれます。「草のお面」 マユがおじいちゃんと歩いていたら、グラウンドの真ん中に古い電話ボックスがありました。電話のベルが鳴りはじめます。「もしもし、もしもし」 ピアノのレッスンに気乗りしないナオキは、誰もいない公園でふしぎな女の子と出会います。「雪空ピアノ」 公園に集まった、たくさんの人。結婚式、それともなにかの撮影でしょうか。近づくと、おじいさんに声をかけられます。「アルバム図書館」 小さな翼をもつペガサスのメメに乗って、ショウタはどこかなつかしい場所へやってきます。「メメ」 :::::::::::::::::::::::::::::::: 今では、「まほろ公園」という名前は知っていても、その意味がわかる人は、あまりいないかもしれません。 だいたい、まほろ公園で遊んでいる子のほとんどは、〝まほろ〟の意味を〝まぼろし〟のことだとかんちがいしているようです。 なかには「まぼろし公園」とよぶ子もいます。 文字が、にているからでしょうか。 それとも、ほんとうに〝まぼろし〟を見た人がいるからなのでしょうか……(本文より) :::::::::::::::::::::::::::::::: -
ようかいでんしゃ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 きょうは、ぼくのはじめてのひとりたび。発車のベルが鳴り、ぼくは電車にかけこみますが、そこで見たのは! お客さんはみんなようかい! ようかいだらけ! そんなぼくの耳に届いたのは「お客さんのなかに、人間がひとり入りこんでいるようです。これから、みなさまのにおいをひとりひとり確認します」という車内アナウンス。ようかいたちにかこまれて、ぼくはこわくてガクガク、ブルブル……! -
横書き川柳
5・7・5の17音形式で一行詩に含まれる川柳は縦書きで表示されることが多いが、この世界最短といわれる文芸に魅せられた著者があえて「横書き」にこだわり、タイトルもズバり「横書き川柳」とした注目の句集。約10年の川柳活動で発表した500句余から、社会事象に対する時々の想いを中心に76句まで厳選。 1頁1句に自句解説を載せるという大胆な組み方に、句に光を当てる色彩豊かで味わい深いイラスト(著書夫人・刀祢館庸子氏が担当)が加わることで、時事をテーマに扱った硬派な作品ながら、全体が明るくポップで親しみやすく、ビジュアルでも楽しめる仕上がりになっている。 新成人お祝いします木樹の寿 掘り出せば宝の山の公文書 尖閣の梯子を外すNYT 応援は妻はイシグロ僕春樹 砂採りが儀式となった甲子園 台風が北は嫌だとへそ曲げる 活きていると自己主張する桜島 今回で終わりにするという賀状 教育が産業化され子等を呑む 平成の最終列車のベルが鳴る -
夜の都
異国から来た少女は、眠りの世界で魔女修行をする。「夜の都」を望む異界を訪れて。 魔女の「クダン」から教わるのは、妖精の鱗粉を触媒とした、月の姫から授かりし魔術。 亡者どもを追い払う任務を、世界を守る役目を、図らずも背負わされた少女の運命は。 圧倒的な想像力が世界を創造する、あまりにも美しく苛烈な、ヒストリカル・ネオファンタジー×魔法少女物語。 === 1920年代前半(大正時代)、父と義母とともに、『ガリヴァー旅行記』に登場する東洋の島国を訪れた14歳の少女・ライラ。 7日間を保養地のホテルで過ごすことになったライラだが、古い祠として祀られていた岩井戸で、底から湧き出た星のような小さな光の粉が眼に入ってしまう。 部屋に帰り猛烈な睡魔に襲われた彼女がベッドに倒れ込むと、なぜかそのまま真っ暗闇の空間を落下し、気が付くと見知らぬ場所にいた。 月のように巨大なシャンデリア、大理石の環状列柱が支える絢爛の大広間。 夢だと思ったライラが不思議な空間をさまようと、何処かで電話機のベルが鳴っている。 応答したライラに語り掛けてきた相手は、「月の姫より直々に眠りの魔術を授かりし禍の魔女」で「クダン」と自らを呼ぶようにと言った。 クダンはここが「星の界の異界」であり、空の彼方に屹立する摩天楼群を「夜の都」だと語るのだが……。 日本ホラー小説大賞出身作家、待望の第2作。 === 装画=朱華 「眠る島」 2021 -
ラブ・オブ・ザ・デッド―元彼は発情ゾンビ―(合本版)
自らが経営するカフェのバックルームで叶多は、警察官で恋人の晴人と愛を育んでいた。「開店準備が終わってないのに…」。言葉では拒みながらも体は絶頂を迎えようとしていたまさにそのとき、来客を知らせるドアベルが鳴る。これからって時に… 愚痴をこぼす晴人を宥めてまだ準備中のフロアに顔を出すと、そこには別れたはずの元カレ、芽樹の姿が! しかもその様子は明らかにおかしく、淫らな言葉を吐きながら突然襲い掛かってきた!! 逃げ出した街中は、まるでゾンビ映画さながらの大惨事! でもこのゾンビ… なにかがおかしい…? エロとホラーが交錯する、究極の肉欲ラブ! -
リッツで夕食
クインシーは獣医の父と家族とともに、イギリスの田舎町で平穏な生活を送っていた。ある日、玄関のベルが鳴りドアを開けたクインシーを襲ったのは、記者たちのフラッシュの嵐。そして目の前には、アメリカで人気のポップシンガー、ジョー・アルドネスが立っていた。“いったい何が起こったというの!?” -
忘れられた秘書の涙の秘密
再会した国王はまったくの別人だった!無情にも赤ん坊を要求され、彼女は……。 「こちらへ」砂漠の国の王イサームのアシスタントであるアヴリルは、スーツ姿の男性に案内されてホテルのスイートルームに入った。ところが1年ぶりに再会したイサームは、彼女を見て喜ぶどころか、まるで初対面のような顔だった。まさにこの部屋で1年前、私が純潔を捧げたのを彼は忘れてしまった?だからそれ以降、何度連絡しても返事がなかったのだろうか?その夜アヴリルが自宅で悲しみに沈んでいると、ドアベルが鳴った。訪ねてきたイサームは警護も連れず、一人きりだった。彼女は一番見せたくて見せたくなかったものを目撃されてしまう。腕に抱いた小さな娘を――独りぼっちのまま妊娠し出産した彼の子を。 ■ヒーローに愛されていると信じて身を捧げたヒロイン。しかし彼は事故に遭い、ヒロインと過ごした記憶を失っていました。王家の血を引く娘のために結婚を承諾したものの、二人の関係はゼロ以下になっていて……。ヒロインの愛が届く日はくるのでしょうか?
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