笠間書院作品一覧

  • 日本語動詞述語の構造
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 標準語文法では説明しきれない諸方言をも含めた「新しい日本語文法」に向けたパラダイムを提示。
  • 詩の在りか 口語自由詩をめぐる問い
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高村光太郎、室生犀星、萩原朔太郎、三富朽葉の四人に焦点をあて、"詩"の在りかを求める詩人たちの多様にして個性的な試みを辿る。
  • 依頼談話の日韓対照研究 談話の構造・ストラテジーの観点から
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    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日韓両言語それぞれの依頼談話データを多く収集し、依頼者と被依頼者の両側を視点に入れた、従来にない新しい分析観点を設け、両言語の依頼談話の全体的構造と、ストラテジー(目的を達成するための手段)の用いられ方、及び言語・文化による特徴を明らかにする。
  • 能楽研究講義録 六十年の足跡を顧みつつ
    4.0
    1巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平成二十二年、「能楽史の研究」により恩賜賞・日本学士院賞を受賞した著者による、大阪大学大学院で行った集中講義の記録。何をどのように研究してきたのか、能楽研究の第一人者が、舞台裏を明らかにする。
  • 日本語活用体系の変遷 増訂版
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    1巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代から現代に至る日本語活用体系の歴史的変遷を考え抜いた本。人間はそれぞれの時代に応じた効率のよい言語運用を無意識のうちに求めるが、それらは無意味で偶発的な変化ではない。意味をもった因果関係の連鎖として捉えることが出来る。素朴な疑問を出発点とし、根源的なテーマを掘り下げる。新たに、13・14章、付章を収録。
  • 新 源氏物語は読めているのか 帚木三帖・六条院・玉鬘
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    1~3巻3,630~4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女人往生"女人成仏"こそ源氏物語のテーマである。先入観を極力排除し、あくまで本文を深く読み込むことによって、今までの源氏物語研究とは違う、「立太子問題の犠牲者の鎮魂」他、物語の実体に接近する新たな解釈を提示する野心作。
  • 文庫・新書で読む日本の書物 古代編
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    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文庫新書でこんなに日本古典が読める!画期的な古典入門。上代・中古編。
  • 讃岐典侍日記全注釈
    4.0
    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『更級日記』の40年後、『たまきはる』の100年前に成立。院政期最初期の宮廷を描いた、「天皇と相愛関係の典侍」という特殊な立場にあった女性の日記。従来の説と、かなりことなる見解を示した、渾身の全注釈。
  • 源氏物語女性論 交錯する女たちの生き方
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    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 源氏物語の主題のひとつ"女の生き方"は、登場人物たちそれぞれの生き方が絡み合ってかたちづくられていく。物語を俯瞰するのではなく、登場人物たちの気持ちに寄り添いその個性を内側から深く読み解くことによって、源氏物語の世界をより豊かに広げようとする試み。
  • 古今集の桜と紅葉
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    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の土壌に根付く花紅葉の文化は一体どこからくるのか。『古今集』に詠われた自然のうち、日本人が最も身近に感じる桜と紅葉を取り上げて一首ごとに本格的かつ丁寧に解説。より深くより身近に『古今集』が楽しめる1冊。
  • 「垣間見」る源氏物語 紫式部の手法を解析する
    3.0
    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「垣間見」は、男女の恋の展開だけに有効だったのか?幻想の垣間見論を突き崩す。
  • 中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露
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    1~14巻3,951~7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、妻の母や乳母の祈祷によって訪れが絶えてしまう。両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、密かに三位中将との間の姫君を出産。やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。三位中将は失意の中に病死する。男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、新出の孤本の初の注釈書。浅茅が露(あさぢがつゆ)鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。
  • 「私」という方法 フィクションとしての私小説
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    1巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「私小説」という概念の出現は、何を変えたのか。論者たちの小説解釈を方向付け、小説家たちの自己認識にも影響を与えた「私小説」という概念の出現。私小説概念とともにあった志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎、太宰治等の小説・論評を読み直す試み。
  • 吉田一穂 究極の詩の構図
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    1巻4,070円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北原白秋に激賞された『母』他、音数律を越えた音楽的構造を孕む一穂詩、究極の構図を解く。鮮烈な印象を刻み込む一穂固有のレトリックの作品構造を解析した渾身の労作。
  • 横光利一と敗戦後文学
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    1巻4,070円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日輪」「機械」「時間」…「夜の靴」。野間宏、三島由紀夫、原民喜、遠藤周作…。横光利一文学の読み直しと敗戦後文学のラジカルな捉え直し。"文学の神様"を殺した"敗戦後"を問い直す。
  • 喪章を着けた千円札の漱石 伝記と考証
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 半生をかけて探し挙げた豊富な資料をもとにした、新たな漱石伝記。熊本時代の漱石の空白部を満たす夏目漱石論のほか、芥川龍之介、谷崎潤一郎関係の論文も収録する。
  • 日本語と韓国語の慣用表現の差異 比較言語文化学の立場から
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 例えば、日本語では「生」の意味として「黒」、韓国語では「青」が用いられる。日本=「目の黒いうち」/韓国=「目が真っ青に生きている」…近くて遠い、日本と韓国。物事の捉え方、生活・文化の違いをことばから探ってみる。
  • 中原中也の時代
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ダダ詩・象徴詩・生活をキーワードに、詩や文章を検討、同時代の文脈を掘り起こし、中原中也の詩精神の拠を探る。詩人として出発した1924年から、第一詩集『山羊の歌』の編集を開始する1930年までを対象とし、その詩精神の展開を追う。
  • 萬葉集校注拾遺
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集の読み方に根源的な疑義を呈する問題の書。音韻・文法・語彙・文字その他、微細な事柄から巨大なモノを捕捉する醍醐味溢れる新研究。
  • 文献から読み解く日本語の歴史
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文献に徹底的に密着することで、日本語について何を明らかにすることができるのか。その方法と実践の書。『平家物語』、『横笛草子』、森鴎外『文づかひ』等を俎上に挙げ日本語の歴史を析出する、刺激的な一冊。
  • 人が走るとき 古典のなかの日本人と言葉
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 卓抜な推論と緻密な実証を絡め、古典文学に躍動する日本人の特性や、文学作品の言葉・表現の背後に潜在する心情などを鮮明にする、魅力溢れる書。稲田利徳の古典学の舞台裏を明かす贅沢な一冊。
  • 枕草子 逸脱のまなざし
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    1巻4,290円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 斬新な発想と方法によって枕草子に新たな光をあて、そのアナーキーな魅力を解き明かす。「逸脱」に執着する枕草子の過激な一面を鮮やかに浮かび上がらせ、枕草子研究のさらなる可能性を切り拓く刺激的な論文集。
  • 平安朝文学の色相 特に散文作品について
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    1巻4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代の代表ともいうべき散文作品、物語・日記・随筆等の20の作品における色彩を抽出し、その色相から諸作品の文芸性の一端にふれる。
  • 「小説家」登場 尾崎紅葉の明治二〇年代
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 紅葉作品は"近代小説か否か"という従来の視点から抜け出し、同時代に存在した数多の小説群の中で相対的に捉える試み。紅葉自身が意識していた、素材や場面を用いて小説"世界"を構築する"趣向"という創作の観点から解析することで、紅葉作品の意義を検証。同時に作品から見えてくる「小説家」尾崎紅葉の輪郭を描き出す。
  • 西鶴全句集 解釈と鑑賞
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西鶴研究の第一人者が、西鶴の俳諧的生涯に知られざるもう一人の西鶴を見出した、新しい全句集の誕生。
  • 色彩と文芸美 古典における
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 色彩が、美の意識・美の理念ともいうべき種々の美的情動と渾然となって、感覚性が情緒に至っている姿を求め、それが作品の造形にどのように寄与しているのか、文学的な想像力にいかに役立てられているのか、探る書。
  • 物語の〈皇女〉 もうひとつの王朝物語史
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 王権論や天皇制論の議論のなかで見過ごされてきた皇女・女院という女性たちに注目し、改めて物語研究の側から、「天皇家」の問題などを考えていく。平安から数百年続く物語の歴史を相手に、歴史とは違う物語独自の意識を探り、王朝物語生成の意味を考える書。
  • 比較語彙研究序説
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 語彙研究には意味比較の観点が欠けていた-"比較"は研究の方法そのものだ。他の語彙と意味を比較することによって、はっきりそれは促えられる。新しい概念によるこの研究方法は、最終的にはその言語を育んできた文化社会どうしの言語的比較・解明・理解を目指す。
  • 古事記注解〈2〉
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    1~2巻4,805~4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神野志・山口共同研究として続けてきた「『古事記』注解の試み」をまとめたものである。所謂、全釈的な注釈ではなく、各々が問題と考えるところを取り上げ、論議を重ね、新しい問題提起をめざすものである。
  • 文法的詩学
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    1巻4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「物語を読む、うたに心を託す」ために必要な言語理論を案出する書。「時枝、佐久間、三上、松下、三矢、そして折口、山田、大野、小松光三、あるいはチョムスキー......絢爛たる文法学説の近代に抗して、機能語群(助動辞、助辞)の連関構造を発見するまでの道程を、全22章(プラス終章、附一、附二)によって歩き通す」物語や詩歌を読むことと、言語学のさまざまな学説たちとのあいだで本書は生まれた。古典語界の言語を当時の現代語として探究する。
  • 二巻本 むぐら 秋香台文庫蔵
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    1巻4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 秋香台文庫蔵「二巻本 むぐら」の精密なアミ版による複製本。「むぐら」は桂宮本のみが孤本として紹介されてきたが、該本には、桂宮本にない内容があり、四十五丁分程桂宮本より多い内容が具っている。散供物語「むぐら」の全容に一番近い、最善本。付・解説。
  • 宣長と『三大考』
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    1巻4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西洋の自然科学的知識の流入により中世からの現実認識が変化する時、宣長は『古事記』からどのように現実世界を意味づける神話的世界像を描き出したか。服部中庸の『三大考』を『古事記伝』附巻とした宣長の真意とは-。
  • 太宰春臺の詩文論 徂徠学の継承と転回
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    1巻5,170円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 荻生徂徠に学び"古文辞学"の方法と思想を継承した太宰春臺。如何に読み、如何に書くことで、先王の道を理解し、表現するのか。江戸漢学において未分化であった文学と思想を切断することなく、その視座に立ち戻り、「春臺詩文論」の機能を論証する。
  • 和歌 典籍 俳句
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    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文学と、どう、付きあってきたか?和歌と歌人の歴史をどのように解明してきたのだろう。単行書に収録しきれなかった、著者の文学研究の軌跡をたどる書です。テーマとしていた、歌壇史・歌人伝に関するもののみならず、文庫探訪記やその失敗談、若き日の愛読書、自選句集等、著者の仕事の舞台裏がわかる文章を収録しました。文学と歌と向き合っていくためのエッセンスが満載です。井上宗雄の全仕事がわかる年次順目録付き。
  • 仏教界に辞書は在ったか
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    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 字書と宗教。宗教上の必要から誕生したはずの辞書は、「言語理解」のためだけに在ったのではない。
  • 香道秘伝書集註の世界
    4.0
    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸時代、長らく香道書の規範とされた『香道秘伝書』。その総合的な注釈書として貴重な、孤本『香道秘伝書集註』を、はじめて紹介。
  • 近代日中語彙交流史 新漢語の生成と受容
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    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漢字による新語造出のメカニズムや、表意文字としての漢字語の異言語交流の流布・受容の過程を、言語接触という言語学的な観点から解明する。漢字文化圏の新しい漢字語には、アジアの近代の真実が潜んでいる。
  • 消された漱石 明治の日本語の探し方
    4.0
    1巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夏目漱石の原稿を素材とし、その観察、分析を通して明治期の日本語のあり方を窺うことを目的とする。
  • おもろさうしの言語
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    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 沖縄古語を大和古語と比較することで解明した画期的研究!沖縄の古代歌謡集『おもろさうし』に一石を投じる語学的研究、"語法・表記・語源"の面から難解なオモロ語に新たな視界をひらく。
  • 源氏物語を中心としたうつくし・おもしろし攷
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    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上代から中世までの50作品の「うつくし」と「おもしろし」の用例を残らず吟味する。こうした基本語彙の語意の再吟味こそ古典理解の第一歩だとする著者の考えの実践第一作。
  • 『日本書紀』受容史研究 国学における方法
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中華文明に対し、自国を意識したことによっておこった学問「国学」。本書はその国学が、上代文献、なかでも『日本書紀』を、どのように研究し何を明らかにしてきたかを論じる。大陸の学問は『日本書紀』研究にどのような影響をもたらしてきたのか。『日本書紀』研究史の再構築をめざし、文献のなかの古代がどう研究されてきたのかを探る。
  • 同訓異字使用史の研究 中古・中世を中心に
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幾多の異字があってもその時代に主用される漢字は限定され、その漢字を常用する集団の影響によっても違いがある。訓読において「漢籍」を読んだ儒家と、「仏典」を読んだ仏家という集団を対象に、往生伝・験記・説話集、および『平家物語』『太平記』数点を採りあげ、中古・中世での使用実態を探る。
  • 平安日記の表象
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 紫式部日記・更級日記・讃岐典侍日記等、個々の表象への関わりにより、独自の視座を手に入れ、各作品の表現の論理を精密に解析する。日記文学研究の新たな地平を切り拓く斬新な論考群。
  • 浮遊する小野小町 人はなぜモノガタリを生み出すのか
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 モノガタリ学のススメ!人はなぜモノガタリをあくことなく紡ぎだすのか?東北各地の小町伝承を調査・追求し、人間の根底に潜むモノガタリ生成の意欲の秘密を探る。
  • 五十音引僧綱補任 僧歴綜覧 推古卅二年-元暦二年[624年-1185年]増訂版
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国家語として、全国に普及したと私たちが認識している「日本語」の実体を明らかにし、新たな日本語観を提示する。『日本語とはどういうものなのか?』という大きな問いに誠実に向き合う書。
  • 上代文字言語の研究
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 八世紀以前、漢字は、未だに外国語の文字であった。日本語に用いられた漢字は、どのように「飼い慣らされ」、日本語のなかに浸透していったのか。漢字の仮借から脱却して、日本語の音節文字になりつつあった万葉仮名から、自国語の文字としての平仮名へ向かう過程を、追究した名著。
  • 源氏物語論
    5.0
    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明晰な論理と緻密な読解によって、源氏物語の研究に優れた光を放った「吉岡源氏」学第一冊。源氏物語の成立・構想論はいまも色あせない。
  • 王朝文学の光芒
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和歌、そして日記文学の表現は如何なる歴史や文化の光明を背負っているのか。和歌が詠ぜられる場の変遷、また日記文学に於ける身近な文物に纏わる表現はどのような時代の光彩を帯びるのか。言葉の裏に潜む文化や歴史を解析し、表現をくるむ光の煌めきを掬い出す。
  • 横光利一と小説の論理
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    1巻6,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 横光の敗戦体験の意味と文学的活動の帰着点を総括した野心作。大正末から戦後期という極めて困難な時代に営まれた横光の文学・文化全活動にわたる作品群・評論類をトータルで取り上げ、その優れた現代性を照射。特に隣接諸科学を含む理論的・実証的観点から検討することで、最終的にその文学活動が辿りついた倫理的な課題について究明した新研究。
  • 歌垣と東アジアの古代歌謡
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    1巻6,160円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌垣という、古代日本にも存在していた習俗が残る、中国の少数民族の歌世界を取り込みながら、さらに中国の『詩経』や六朝の詩歌なども視野に入れ、『万葉集』を中心に、東アジア古代歌謡の成立に関する諸問題を論じる。人類の歴史とともに存在した「歌謡」の姿を明らかにしようとする。
  • 万葉挽歌の成立
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第一章で挽歌の発生と成立、第二章でその表現を考察。挽歌の源流である天皇葬歌、日本書紀の孝徳・斉明紀に見える挽歌、万葉集中の挽歌について論じる。付篇として、斉明天皇・中皇命・十市皇女をとりあげた万葉前期歌人論を収録。
  • 和泉式部 和歌と生活
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 彼女は、どんな暮らしをしていたのだろう。作品の記述を丁寧に読み取り、従来の研究では見落とされてきた和泉式部の暮らしの種々相、生活者としての哀歓などについて考察。全編ほぼ書き下ろし。
  • 芭蕉追跡 探訪と資料
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 俳文学と「おくのほそ道」を愛する、すべての人へ-。芭蕉は、どうやって捜せばいいのか?芭蕉を追いかけつづけた、「奥の細道の番人」、最後の書。
  • 藤原定家 古典書写と本歌取
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 定家はなぜ『土左日記』においてだけ仮名遣いが極度に乱れたのであろうか。本書は定家の機能的な書写態度に原因を見る。他、『古今集』の掛詞や、本歌取の新しい読み等。新見に満ちた注目の書。
  • 芭蕉 曽良 等躬 資料と考察
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者が半世紀以上にわたって蒐集した貴重な資料を収録。芭蕉関係は、錦江著『芭蕉翁桃青傅』の影印
  • 国語史学基礎論 2006簡装版
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小松英雄の創造的方法の原点。『古事記』注記の本質解明を課題とした、学習院大学における講義の記録。問題の設定から帰結に到達するまでの試行錯誤の過程をそのままに記録し、文献学的アプローチによる日本語史研究の方法を実践的に提示する。名著の最新版。
  • 柿本人麻呂 ことばとこころの探求
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    1巻6,380円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天武・持統朝を中心に活躍した歌人、「歌聖」柿本人麻呂。本書はその人麻呂の相聞歌と挽歌の抒情、景と情との関連、そして、武田祐吉が描く人麻呂像の可能性を、人麻呂の作品における歌表現の検討から論じる。
  • 日本文学研究史論
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    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安文学のみならず、中世・近世から近代にいたる幅広い展望のもとに、国学以前、国学、そして国文学へと変貌する古典研究とその制度の思想史とでもいうべきところを思考し、描き出された研究史論である。
  • 涙から読み解く源氏物語
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    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』に散りばめられた涙表現をどう読み解いてゆくのか。本書は人間関係やまなざし、会話、身体、ふるまいと関連づけることで詳細に読み解いてゆく。登場人物の関係構造の中での涙の力学を考え抜く。
  • 文学言語の探究 記述行為論序説
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    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文学を言語において読み解くとはどういうことなのか。文学の言語行為について、「読むこと」「書くこと」といったことを言語認識論的な意味から考え直し、小林秀雄・川端康成を中心に、宮澤賢治・折口信夫・堀辰雄・夏目漱石の評論や小説を論じていく。作品に文学としての力を発動させているものは一体何か。文学の「言語活動」分析から、文学の可能性を改めて考える書。
  • おくのほそ道論考
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    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おくのほそ道の二部構成、謡曲的構成と名和歌集・松嶋眺望集等の典拠を実証。解釈の従来の誤解を正し、新見を提示し、語句の読みに根拠を与え、新しい読み方を提唱する。
  • 源氏物語私論 夕顔の巻を中心として
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    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夕顔の巻はどこまで読めるか。その可能性を極限まで追求した書。〈ものがたり〉のもつ歓びはどのように共有されてきたか、探る。
  • 古事記の生成
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    1巻6,728円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「古事記」の読みに作家論の視点、即ち一人の個人の強力な個的意識の産物であるという視点を導入した論考集。書き手を総体としての一人の人間としてある程度把握した上で、その作品生成の現場に潜りこむ方法論が新しい。
  • 稲賀敬二コレクション〈1〉物語流通機構論の構想
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    1~6巻7,150~12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国文学者、稲賀敬二(1928-2001)の仕事の全貌。斬新な『源氏物語』成立論をなし、『堤中納言』『落窪物語』『住吉物語』などの魅力的な注釈者でもあった氏の、単行本未所収の論文を集め、ジャンル別に全6巻に収めたシリーズ。豊饒にして刺激に満ちた稲賀ワールドを堪能できます。各巻には、第一線で活躍中の研究者による解説をつけました。
  • 増補版 万葉の色 その背景をさぐる
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    1巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人に把握された豊饒な色の原点はどこにあるのか。万葉集・懐風藻・古事記・日本書紀・続日本紀・風土記はもとより、正倉院文書をはじめ、金石文・木簡等の記録的資料を取りあげることで、わが国の色彩の源流を辿る。上代日本社会の色彩のあり方を探る書。
  • 廣津和郎論考
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    1巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 廣津和郎論の文壇的出立から松川裁判批判に至る作家としての道程に一貫した文学精神を見、従来の研究を踏まえ、新しい分析を行う。廣津文学の再検討を行う書。
  • 詩霊論 人はなぜ詩に感動するのか
    -
    1巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人は神の言葉を離れどのように人間の詩を成立させたのか?世界文学の普遍性から日本文学が固有性を獲得する道筋をたどる。
  • 宮廷女流文学読解考 総論・中古編
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    1~2巻7,150~12,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本文制定とその読解に重点を置き、また著者自身も幼い頃より体験している「お宮仕え」の実感・常識を織り込んで、日記や散文など宮廷女流文学作品を研究した成果をまとめる。
  • 万葉東歌 古代東方の歌謡
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    1巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命的な躍動感にあふれた歌々で圧倒する「東歌」。その「東歌」とは何か。都に上った東人集団の生気をもってうたわれた東国郷土の歌が「東歌」の根幹にあり、基軸となっている事を考察する。
  • 女流日記への視界
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女流日記のうち、特に「更級日記」と「讃岐典侍日記」を中心にとりあげ、日記に書かれた元々の体験的事実が、日記作者の回想行為を通じて一つの画像へと定立して行く過程、またその対応を解析、検証する。
  • 風土記の文字世界
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    1巻7,260円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現存する「風土記」それぞれの書記世界や、中国文学を志向した『常陸国風土記』の表現基盤などを解明し、文字表現という観点を軸に「風土記」の文学性を究明。日本や韓国から出土した木簡や金石文などにより明るみにされ、風土記に影響を与えたであろう最新の「文字世界」研究成果を踏まえる。
  • 岩野泡鳴の研究
    -
    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「泡鳴三部作」最後の畢生の大作、決定版。『岩野泡鳴』『岩野泡鳴の時代』につくせなかった一層、精緻な伝記研究を軸として、等身大の泡鳴を究明。
  • 万葉歌人 田辺福麻呂論
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    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 田辺福麻呂の表現、長歌の構造、用字法などの詳細な検討により、新たなる田辺福麻呂論の構築をめざす。
  • 異国征伐戦記の世界 韓半島・琉球列島・蝦夷地
    -
    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「前近代の日本」は異国に対する武力行使をどのように正当化してきたか。異国侵略が「征伐」という概念のもとに、正当化されていく論理を追うべく、壬辰戦争(一五九二~八)を扱った文献群、朝鮮軍記物を中心に、三韓軍記物、琉球軍記物、蝦夷軍記物の歴史と展開をつぶさに検証する。近世文学に潜む様々な課題を炙り出す、衝撃の一冊。
  • 和歌史のなかの万葉集
    -
    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の歌が万葉集からのち失ったもののなかに万葉の万葉たる所以を見出す。歌についての明確な意識の確立は、必ずしも歌の創造性や豊富化をもたらしはしない。万葉集から古今集へ、定型化と洗練に向かう過程で、多くのものが失われた。万葉を万葉たらしめている要の石-初期万葉、人麻呂、憶良などの作品を中心に論じる。
  • 枕草子の言説研究
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    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 テクストをどう読むか、読むとはどういうことか。テクストが同時代の社会的、歴史的諸言説とどのようにかかわりを持ち、既存のテクスト言説が反復する言説として、『枕草子』上に如何に構築されたか、そのメカニズムに迫る。
  • 虚構としての『日本永代蔵』
    -
    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西鶴の傑作『日本永代蔵』は周到に計算しつくされたフィクションである。現実にモデルを求め、致富道の金儲け小説として評価されてきた研究史、成立論に軌道修正を迫る画期的研究。
  • 蜻蛉日記の表現と和歌
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    1巻7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 蜻蛉日記の特質において、中巻までを「蜻蛉日記らしさ」という枠組みの中で捉え、下巻は「私歌集的」といった格付けがなされてきた。表現の奥に潜む悲哀、言わざる思いを隠す方向性などを獲得した下巻の表現位相に注目する。
  • 日本神話論考 出雲神話篇
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者の日本神話に関する論文のうち、出雲神話をテーマとしたものを収載。「記紀の出雲神話の特質―出雲と死者の世界」「スサノオの神話―負の要組」「大国主神の機能」など出雲神話の成立・受容の様態を究明する。
  • 『夜の寝覚』の構造と方法 平安後期から中世への展開
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女主人公の心理のありように注目が集まるあまり手薄になってしまった、作品の主題をどう捉えるか、物語史上にどう位置づけるかといった本質的問題を解明。末尾欠巻部分の資料を丹念に検討し、『夜の寝覚』の全体像を正確に捉える。加えて、散佚物語をも含めた中古・中世の王朝物語群から『狭衣物語』『小夜衣』『かばね尋ぬる宮』『松陰中納言語物』を取り上げる。
  • 源氏物語考論
    -
    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 予言を詳密に掘り下げ考論することを基軸に、光源氏の内面的主題の領有を目ざす書。一語一句の表現の解釈を作品論的視点においてなされる、魅力溢れる源氏論。
  • 源氏物語の思念
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 紫式部が女性であったことの意味、さらにその背後にひろがる平安女流文学の地平の基本的性格とは一体何なのか。珠玉の論文集。
  • 中國古代文學發想論
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今まであまり論じられなかった注目すべき発想論。中国古代学研究者必携の書。
  • 日本感靈録の研究
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    1巻7,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『日本感靈録』の綿密な本文考定をはじめ、語意の吟味に力を注ぎ、それらの資料に基づき説話学的考察に及ぶ。『日本感靈録』成立の原点を探る。
  • 能と古注釈書
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    1巻7,920円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町時代、世阿弥によって大成された「能」という演劇の基盤は何であったのか。能作品を生み出した重要な文学的基盤のひとつである、伊勢物語古注釈書を探ることから、その秘密に迫る。また能の芸能的基盤として重要な、鎌倉中期の歌謡、宴曲(早歌)からも考えていく。近世文化全体を見通したうえで、能を書誌学的調査から新たに捉え直す書。「伝二条為兼筆冷泉家流伊勢物語抄」「謡抄」など初公開資料多数。
  • 折の文学 平安和歌文学論
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    1巻7,920円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日常の歌、会話的な性格をもった歌を読み解くためには、季節・天候・人間関係・心理状態などまで含めた「折(=シチュエーション)」の理解が必要不可欠である。表現面だけではわかりにくい歌も、「折」を鍵として解き明かすことができる。平安和歌の真の理解に迫り、本質を捉えた画期的方法論。
  • キリシタン資料と国語研究
    -
    1~3巻8,010~8,800円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国語においてキリシタン資料はどのようなものをさし、どのようなメリットがあるのか。できるだけ広い範囲にわたってキリシタン資料について論じた書。ロドリゲス日本小文典についてくわしく考察される。
  • 折口信夫 東アジア文化と日本学の成立
    -
    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は「折口学と万葉集研究」を主要研究テーマとしながら、折口学を東アジア文化論のなかから検証し、折口による日本学の形成へと至る道筋をたどることを目的とするものである。
  • 万葉集の歴史 日本人が歌によって築いた原初のヒストリー
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集は東アジアの豊穣な海を揺籃として成長した。万葉集を東アジアの文学史として構築することによる、新たな日本学の出発。
  • 藤原俊成の研究
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全集作成を目的として、俊成の全作品の資料的価値についての諸問題を、総合的に検討する書。著作研究編と伝記資料研究編の二部構成。略年譜、索引付き。
  • 上田秋成の思想と文学
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間秋成をどう捉えるか。国学思想にとどまらず、俳諧、和歌、和文などさまざまな新たな視点と時代把握から秋成の創作方法や思想を捉え直し、いまだ知られざる作品世界を提示。
  • 水鏡 影印・翻刻・研究
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旧岸上慎二蔵、架蔵本『水鏡』の翻刻。
  • 古今和歌集論 万葉集から平安文学へ
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一首の成り立ちから部立まで、構造を万葉集と比較・分析することにより、通説へ抜本的変更を迫った画期的研究。読人しらず歌の時代区分・部立の対応・句切れの問題・類歌の概念などの考察を通し、和歌文学の基盤をはじめて捉えた野心作。万葉集作者未詳歌群の類歌を分類・整理した一覧付。
  • 源氏物語のエクリチュール
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』の新しい読解-王権論にも心理主義にも還元されない言葉の動きを読む。作品は作者の意図した単一の主題から成り立っているのではない。むしろ、作者自身さえ統御できないような無数の主題群から成り立っている。
  • 源氏物語の構想と人物造型
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自らの実体験とそれにまつわる感懐、また叶わぬ願望を『源氏物語』に反映させた紫式部。その過程を『紫式部集』『紫式部日記』に照らし合わせ、丁寧に源氏の虚・実を解き明かす。
  • 国語複合動詞の研究
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 複合動詞を研究することは、複合語全般にわたる問題にふれ、ひいては日本語造語法の核心を衝くことにもなる。複合動詞をいかに研究していくのか。
  • 源氏物語古系図の研究
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 源氏物語古系図は鎌倉初期に溯りうる伝本もあり、源氏物語の新資料として果たす役割は甚大である。未紹介の数種を含めた古系図主要伝本を考究し、原稿の源氏物語から伺い得ない古い姿の源氏物語をさぐり今後の基礎資料を目ざす。
  • 王朝文学の生成 『源氏物語』の発想・「日記文学」の形態
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』の中で文脈の表層に表される出来事と深層にもつ別の意味とが絡み合う様相を明らかにし、『蜻蛉日記』では「私」を語ることがどのように「公」の世界へつながっているのかに着目。一人の女性がいかに新しい散文を作り上げていったのか、平安時代に女性が「書く」ことがもっていた意味を問い直す。
  • 宇津保物語の語彙・語法など
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『宇津保物語』の語彙・語法から本文の性格を探る論考を中心に、『八代集』『三宝絵詞』の語彙・語法や、現行の古語辞典の問題点などを考える。
  • 源氏物語を中心とした語意の紛れ易い中古語攷 続編
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 源氏物語を中心とする文学作品の用語のなかでとかく語意の紛れやすく誤解されやすいものを中心に論じたもの。雑誌「国語展望」に連載したものをまとめた。

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