笠間書院作品一覧

  • 歴史物語の創造
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『栄花物語』『大鏡』を中心に据え、仮名文の歴史叙述が生み出された文学史的環境をあきらかにするとともに、そのシステム、スタイルがどのように編み出されたかを追究する。
  • 平家物語と法師たち
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「法師」をみていくと、その変わりように驚くばかりである。本書は変質していく「法師」を、説話集の流れと、勅撰和歌集の流れの二つから追究する。さまざまな『平家物語』諸本は何を語ろうとしていたのか。
  • 万葉宮廷歌人の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集歌人の主流を形成する、いわゆる宮廷歌人について、作風・背景などの考察を通して、その歌人的性格、系列的関連などを明らかにする。
  • 中世王朝物語 表現の探究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「中世王朝物語」はまだまだ読み解けないところだらけである。難解な本文にどう向き合い、いかに読み解くか。今後のゆくえを照らす書。全体を「主題・構想論」「典拠・先行物語受容考」「引歌表現考」「本文校訂考」の四つに分け、読解を試みる。精緻な読みから「中世王朝物語」の成立圏・作者圏までをも見通していく。
  • 藤原俊成 判詞と歌語の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 時代の流れを旧風から新風へと導き、後鳥羽院をはじめ誰からも尊崇された俊成という考え、あるいは、当代歌壇を御子左家対六条藤家だけで括る図式的見方を離れて、俊成の仕事の実態を明らかにする。
  • 中世勅撰和歌集史の構想
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鮮やかに浮かび上がる中世勅撰和歌集の歴史。新勅撰和歌集から新続古今和歌集に至る、勅撰集を形作る様々な要素を徹底的に比較分析。「十三代集」各集の特徴を把握し、その史的変遷の様相を跡づける。
  • 平安時代私家集の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私家集の基礎的研究に、古筆資料を本格的に持ち込んだ初の書。古筆切の持つ資料的価値が、私家集本文の抱える諸問題を新しい視点から解明していく。丹念な本文の読みが光る書。
  • 源氏物語 表現の理路
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現行の注釈書や従来の解釈に問題はないのかと問い直し、注釈作業を練磨する中から、本文に即したより正確な理解を獲得すること、そうした手続きを経てはじめて『源氏物語』の読み取りは真の意味で更新され、問題意識は再び他者と共有しうるものになるのではないか。源氏物語の自閉した「私の読み」を超えるために。
  • 上代日本の文学と時間
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 時間は、文芸の発想を分析する上で重要な鍵になる。同時に諸文化圏を横断して文学を論じ合うときに世界共通の術語として有効に機能する。記紀神話・万葉集の歌や歌人を対象に、新しい視点から日本古代文学発想の源に迫る。
  • 今川了俊の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世後期における文化の拡散がどういう人によってどのような形ですすめられたのかという実態は、啓蒙的指導者として位置づけられる今川了俊の他面にわたる業績も、そのテーマのなかで注目すべき意義を持つ。基礎的研究に加え、了俊歌論全体を考察する。
  • やまとことば表現論 源頼俊へ
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和語による言語表現史上、変革期ともいうべき院政期に、ひときわ異彩を放つ源俊頼の歌や叙述を読み解くことから、院政期の言語状況を明らかにする。和語によって文学が生み出され、享受されるとは、いかなることであったのか。我ハ歌ヨミニハアラズ。歌ツクリナリ。【源俊頼】
  • 『方丈記』と仏教思想
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『方丈記』は、日本文学史上まれに見る思想的作品である。仏教的視座をあわせ持つ野心的文学研究。
  • 藤原顕氏全歌注釈と研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 従二位顕氏集注釈および顕氏家集外歌集成と注釈を収録。また研究篇として、藤原顕氏の生涯と詠風に関する考察を加える。
  • 記紀万葉語の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古事記や日本書記、万葉集に現れる上代語・万葉語の語彙や表現を、解釈の指摘変遷を辿りながら実証主義に基づき検討する。宮島達夫(国立国語研究所名誉所員)、鈴木泰(専修大学教授・東京大学名誉教授)各氏推薦。
  • 林葉和歌集 研究と校本
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代末期の歌僧俊恵の歌集として知られる『林葉和歌集』の、伝本・本文・成立について実証的に考察した研究編と、流布本・異本それぞれの校本編からなる研究書。
  • 藤原明衡と雲州往来
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 往来物史上、最古のものとして位置づけられる、『雲州往来』の、編者の生涯と、享受の諸相を探る。
  • 王朝文学論考
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前篇は『うつほ物語』の人物造型論で、物語の主題を「琴(きん)の族」の話柄と捉え、全体の構造を考察し源実忠にも論究する。後篇は、平安時代の和歌・物語・随筆・日記作品の論考。附篇は『源氏物語』研究の現在(講演録)を収載。
  • 内閣文庫蔵『沙石集』 翻刻と研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 底本には国立公文書館内閣文庫蔵本を使用した。内閣本が無住の『沙石集』改訂の様相を伝える情報を多く含む伝本であることを精密な研究により証明。内閣本の伝本の前後関係が大きく前進すると思われる。
  • 定家仮名遣の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仮名遣いの実際に当たって詳細に検証した、本質を突く労作。「下官集」「僻案」の諸本による再検討から始まり、「土左日記」や「明月記」等の定家の仮名遣いを実際に当たって詳細に検討し、「竹園抄」付載の「文字仕」の検討に及ぶ、定家仮名遣いの本質を突く労作。
  • 日中比較文学の基礎研究 翻訳説話とその典拠 補訂版
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代以降の文学を比較文学的に取り扱うのであれば、漢籍購読の実態と、翻訳説話の存在を抜きにして語れない。日本文学史のなかでも特殊な作品と言える、唐物語、蒙求和歌、百詠和歌の成立と伝流を追う。
  • 筑紫文学圏論 大伴旅人 筑紫文学圏
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    1巻12,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 筑紫の中でとりわけ太宰府は、万葉集など文学とどのような関わりを持っているか。大伴旅人の人生やその歌から筑紫とのつながりを探る。また、多くの人々の交流の場でもあった筑紫文学圏について考察
  • 日本語音韻史・アクセント史論
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    1巻12,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 移りゆく「ことば」をどう捉えればいいのか?西日本の音韻とアクセントを史的及び方言から考察する、全4章21編。
  • えんとその周辺 平安文学の美的語意の研究
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    1巻12,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安文学中、主要な美意識をあらわす「えん」を中心として、同時代の他の美的語意「なまめかし」「すごし」等との微妙な美意識の差に触れつつ、できる限り用例をあげて考察。
  • 「隆達節歌謡」の基礎的研究
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町小歌の終着点にあたる「隆達節歌謡」に注目し、隆達の伝記と説話や交遊圏、「隆達節歌謡」の伝本と新出歌、また周辺文芸や絵画との関連、享受史など、歌謡をめぐる様々な考察を行った論稿を集大成。
  • 源氏物語論考
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「源氏物語」を作中の時間の流れの分析にのみ立脚して分析する愚をつく第一章、宇治十帖の後半を中心に論考する第二章、また、「源氏物語」研究には欠かせない「蜻蛉の巻」の分析などを収めた第三章から成る論集。
  • 天草版平家物語の語彙と語法
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1594年に出版された平家物語の口語訳「天草版平家物語」は、当時キリシタン布教のため来日していた外国人宣教師のための日本語テキストであった。その語彙と語法の詳細な研究書。
  • 平安時代和文語の研究
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女流文学の言葉、接頭語・接尾語、物語用語の性格など、古文を真に理解するために大切な和文語の1つ1つの訳を考察。平安時代の物語を楽しんで読解するための一助の書。
  • 藤平春男著作集 第二巻 新古今とその前後(改訂版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 氏は、知識どまりの知識の虚しさや、表現の誇張にきわめて鋭敏であり、感動不在の分析のための分析の不毛について深く嘆かれるお人であった。―竹西寛子氏。解説 松野陽一〈刊行だより〉上條彰次・國東文麿。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 仏と女の室町 物語草子論
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町期の文芸と宗教文化に息づく女性たち。お伽草子や絵巻、語り物といった室町期の物語文芸について、本文や図像の内容分析、成立の問題、書物としての形態や享受の様相などを巨視的に捉える。"女性"をキーワードとした「物語草子」総合研究。
  • 王朝の色と美
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『枕草子』、『源氏物語』をはじめ、平安の諸作品は、どのような時代情勢を基盤として生まれたのであろうか。つまり、王朝文学という大輪の花が開いたのは、作者というすぐれた種子が根をおろし、それをはぐくみ育てた社会という土壌があっての必然の結果と推察される。こうした意味から本書は、時代の情勢を出来る限り探り、その世相の上に諸作品を関連づけて考えてみた。
  • J・ロドリゲス 日本小文典
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロンドン大学オリエント・アフリカ研究所蔵の複製です。
  • 近松世話浄瑠璃の研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 成立論、上演形式、世界と方法、雑考・資料、の4部構成で近松の世話浄瑠璃を問う。
  • 上代漢詩文と中國文學
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『懐風藻』、『三教指歸』、勅撰三集に関する論考を収録。浅学の出典論を軸とする比較文学的考察に加え、修辞技巧、作品構造の分析を通して上代知識人の営為に迫る。
  • 文机談全注釈
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 録音技術もなかった当時、ぬきさしならぬ、一回の真剣勝負に生命を賭け、歴史の中に埋没していった、楽人の生きざまを、如実に写しとどめた、宮廷音楽史の魅力溢れる逸話の数々。中世楽家、琵琶「西流」師範家、藤原孝道・孝時にかかわる楽人列伝とエピソードを綴った物語。
  • 源氏物語の表現と史実
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 源氏物語の世界をよりよく理解するために。文学作品と古記録等の資料との往還を通し、源氏物語の本質を読み解いていく書。柔軟に資料を駆使しながら、史実を検討し、準拠の問題を検討しつつも、物語展開の本質を見据える方途を辿っていく。源氏物語の表現に見え隠れするものをどう理解していけばいいのか考える書。
  • 江戸歌舞伎作者の研究 金井三笑から鶴屋南北へ
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌舞伎の「黄金時代」を捉える。江戸歌舞伎が最も華やいだ18世紀後半の50年に活躍し、役者を上回る権威を誇ったとして作者の理想像とされた金井三笑の全貌を明らかにする。作劇法や作者観を分析し、弟子・四代目鶴屋南北へ受け継がれていく流れを新たに構築。三笑から南北を逆照射し、南北のあらたな姿を“発見”する。現存唯一の三笑作品『卯しく存曽我』(おんうれしくぞんじそが)を活字化するほか、南北の最初期作品『けいせい井堤〔ヤマブキ〕』(いでのやまぶき)など、新資料を多数紹介!初紹介の台帳、資料多数!役者の探墓に便利な、別冊「江戸・明治 歌舞伎役者墳墓一覧」付
  • 西鶴と仮名草子
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近世前期の仮名草子と、それを乗り越えて斬新で興趣深い小説を創始した、西鶴の浮世草子の特質を解明する。
  • 京極派歌人の研究 改訂新装版
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 追いつめられた断崖の突端に辛うじて爪先立っているような、崩壊寸前の公家社会に生を享け、それゆえにこそ貴族階級における最後の文芸創造者となりえた京極派歌人一人ひとりの生き方を、できる限り資料に即して追体験し、作品を理解しようと試みた、著者渾身のデビュー作。
  • 王朝和歌の想像力 古今集と源氏物語
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌や物語をつくりだす想像力という働きを追う書。本書は、和歌の表現の〈型〉を析出し、その形成過程を『万葉集』から『古今集』へ、さらに王朝和歌へとつづく和歌史の中で跡づける。その共通の〈型〉から個々の歌のかたちが出来上がっていく創造の仕組みはどのようなものであるか。また、特有の〈型〉をもつ言語である歌が、物語の中でどのように機能し何をもたらすのか、そして物語が歌に何を与えているのか考察する。
  • 『沙石集』諸本の成立と展開
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉後期成立の仏教説話集『沙石集』は、一度完成した後も、無住自身による二度の大改訂と後人による改変によって、記述に差異のある伝本が多数存在している。本文の成り立ちや立ち位置もわからないまま、論拠として使用する研究状況に警鐘を鳴らし、現存の全十一写本について、前後関係を解明し系統化する。『ささめごと』や西鶴の諸作品、『醒睡笑』にも引用され、現在ではフランス語訳、英訳もなされるなど、後世多くの読者を獲得し、日本史・宗教史・思想史等の分野にも影響を与えてきた『沙石集』を扱う際の必読書。
  • 和泉式部日記全注釈
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在三伝本が発信しているそれぞれの映像を解読する。三条西家旧蔵本(現宮内庁書陵部蔵)を主底本として、応永本と寛元本を対比させた全注釈。現在主要伝本三本の全体像をはじめて捉えた労作。
  • 萬葉集防人歌の国語学的研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 防人歌の用字・用語・語法・古代東国方言・上代文字仮名遣の違例などについて国語学的研究は殆どなされていないのが現状である。本研究は国語史上重要のみでなく、防人歌の全き理解に不可欠の研究である。
  • 竹むきが記研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 政情の混乱から夫を眼前で殺され、それでも生きていく道を選んだ女性による日記「竹むきが記」。文学性が希薄とされてきた中世女流日記の、新たな再評価を目指す意欲的な一書。
  • 説話集の方法
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 研究者の方法論=読解視点にしばられ作品を殺してしまうような方法の害悪をふまえ、方法論は作品と読者の数だけあるとし、作品自体と対した研究書。霊異記、今昔、宇治拾遺、古今著聞、発心集など各説明集ごとにちがった方法論で考察する。
  • 古代和歌の基層 万葉集作者未詳歌論序説
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集作者未詳歌を古代和歌の基層をなすものとして位置づけようとする観点から編まれた論文集。
  • 万葉集の編纂と形成
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集成立までの数次の段階の形成過程を検討する本。「原万葉」の具体的な姿を指摘し、笠金村・赤人らが編纂・形成に大きく関与したことを明らかにした。最終編纂は家持であると主張。頭書「反歌」の問題にも言及する。
  • 万葉集の作品と歌風
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 斉明天皇、額田王、柿本人麻呂、山上憶良、大伴家持らの作品を、周辺の状況も合わせて解説を試みた作品篇と、万葉集とそれ以後の歌集の作風の変遷を論じた歌風篇、万葉集と時代背景との関連などを論じた雑考篇から成る。
  • 近代漢語辞書の成立と展開
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代漢語辞書はいかに成立したのか。様々な問題をその展開とともに追う。
  • 宮廷詩人 菅原道真
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 説話・民間伝承等で知られる虚像をはがして、『菅家文草』・『菅家後集』及び宇多・醐醍朝の宮廷行事の実態と、宴詩の意義の解析から道真という宮廷詩人の詩境詩観を究明。
  • 万葉集の様式と表現 伝達可能な造形としての〈心〉
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人が心にかたちを与えるときに重要な役割を果たす表現の型・様式。様式に支えられて様々に生み出される表現。歌を「書く」ことが人麻呂の周辺で本格的に始まってゆく中で、万葉歌のかたちが誕生し、歌世界は誰でも参入可能な世界となってゆく。-表出・伝達・享受という歌表現のシステムに迫る書。
  • 『源氏物語』時代の音楽研究 中世の楽書から
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当時の音楽理解のためには物語文脈を一旦離れ、音楽史の上に作品を置いてみることである。本書は、これまで斯界の陥っていた安易な推論を払拭しようと、物語成立前後から中世にかけての文献を用いて、より実証的な解釈に迫っていこうとするものである。
  • 『源氏物語』系譜と構造
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 脱構造主義の方法論を提起!構造と系譜、二つのkey‐wordから『源氏物語』を掴む。
  • 『宇治拾遺物語』表現の研究
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドや中国から伝播されたものと、日本において生成されたものがある説話。前者は類似説話等、アジアの中でその特質を検証、後者は「宇治拾遺物語」が音声言語ではなく、文字言語によって統一性を得たものであることを立証。
  • 中世日本語論攷
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 史料的価値の見直しを経た既存の文献資料を用い、古代語から近代語への過渡期の変化に富む中世語を、音韻・語彙・語法や、文字の使用法などから抜本的に検討・考察してゆく。
  • 現代語助詞「は」の構文論的研究
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 助詞の研究総体から導き出された格助詞、わけても「は」助詞の問題に鋭い新たな光を当てた注目作。
  • 西行の研究 伝本・作品・享受
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    1巻14,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 没後八百年を過ぎ、再評価されはじめた西行。今、西行が取沙汰される魅力は何か。「山家集」をはじめとする諸伝本、作品論、そして後代の日本文化への影響を論じた初めての総合的研究。
  • 曽禰好忠集の研究
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 諸本研究、表現研究、享受史研究の3部構成。影印資料も具わる(『標注曽丹集』『曽丹集摘草』)。曽禰好忠集研究の基礎資料。
  • 藤平春男著作集〈第5巻〉和歌史論集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自己の内なる文学を理論化し、普遍化した思想が必要だ」と言い続け、思想の深化を常に自己に問うた著者の幻の名著、名論文、未発表稿ほか、中古・中世・近世和歌研究の全業績を網羅した決定版。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 古事談抄全釈
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『古事談抄』とは、『古事談』巻第二、臣節(しんせつ)からの抜き書き的性格を持つ説話集。『古事談』を用いて新たな作品を作りだしている点で、一つの独立した説話集ということができる書である。底本は穂久邇文庫蔵本。構成は、釈文(読み下し文)、本文、校異、口語訳、語釈、余説、同話・類話、参考文献より成る。完全収録穂久邇文庫蔵『古事談抄』影印。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 日記文学論叢
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『和泉式部日記』を中心に、古代から中世にわたり、日記文学研究に優れた業績を残した著者の論文集。『蜻蛉日記』『更級日記』『讃岐典侍日記』『和泉式部日記』などについての単行本未収録の論文を集成した。
  • 赤染衛門とその周辺
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代の代表的女流歌人・赤染衛門の私家集「赤染衛門集」にさまざまな角度から光を当て、和歌表現の形態や赤染衛門の実像などを考察する。また、「後拾遺集」の和歌と歌人に関する論考も収録。
  • 物語文学組成論1 源氏物語
    -
    1~2巻14,300~15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自分は何処にいるのか。どんな仕組みが私たちを生かしているのか。それは実社会を計るより、"物語"の世界にスライドして考えた方が分かりやすい。本書はテキストの"読み"から、生きることの様々な仕組みを見据えその様相を遠望する。
  • 徒然草文化圏の生成と展開
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 徒然草の影響力=徒然草文化圏をめぐる刺激的な試み。享受史の領域を越えて真の徒然草の影響力を具体的に指し示し、徒然草をより深く広く理解するための方法論を提示する。幅広い知識と、「文学」への深い理解と愛情に裏打ちされた新しい徒然草文学論。
  • 曲亭馬琴の世界 戯作とその周縁
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在残されている板本や稿本から創作過程を細かく辿り、そこから馬琴作品に多く見られる手法を探ったり、潜在意識にある発想の型を見出す。そこから馬琴の目指した「娯楽としての読書」がどのように存在しえたかを考え、読書史の中で馬琴が果たした役割を考察する。
  • 古今和歌集以後
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「片桐古今」極まれり。これだけ独創的でこれだけ実証的な研究はない!細部を照らしながら全貌を浮き上がらせる、もっともオーソドックスで、もっとも斬新な古典研究の方法を開示。三代集・私家集・歌枕歌ことばなどの諸問題を網羅-今後のいかなる和歌研究もこの書を出発点にせざるをえない。
  • 今昔物語集の世界構想
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今昔物語集の「世界」はいかなる論理に基づいて構想され、テクスト内に具現化されたか、或は、されなかったのか。可能態のまま封殺された「今昔」の達成と破綻を考察。今昔物語集に蠢く人類の性としての欲望を追う。
  • 『宇治拾遺物語』「世俗説話」の研究
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前著『「宇治拾遺物語」表現の研究』で展開した説話分析の理論に基づき、本作個別の説話が外来の伝承を受容する時、信仰や宗教的宇宙像を稀薄化させる代わりに、可視的な世俗の物語に変容し、倫理規範と核とする物語を創出していることを解明。
  • 紫式部日記 紫式部集論考
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当時の女流作家が手を染めた代表的ジャンルである、和歌と物語と日記に、一つずつ作品を残した、紫式部。彼女にとっての、「家集」とは、「日記」とは、何であったのか。紫式部の日記と家集。この二作品を、源氏作者の心理性向や伝記の資料として見るのではなく、それぞれに独立した作品として評価する。
  • 後撰和歌集研究
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 後撰和歌集の研究と展望から、諸本の研究、諸本系統、撰集の方法、排列、成立時期等、後撰和歌集に関する問題点をくまなく精査し一書としたもの。
  • 源氏物語の文献学的研究序説
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 序章に「文献学的研究法入門」を備える。タイトル通り源氏を文献学的にどのように扱い、研究していくのか問うた書。「本文研究はもう一度、振り出しに戻り、進展を計る時であろう」。時々の研究水準に応じて、なお果てしないが如くに続けていく、源氏文献学研究書にして、入門の書。
  • 平安時代物語論考 増補版
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「伊勢物語の虚構について」「宇津保物語小見」「源氏物語雑考」「浜松中納言物語について」「中古の物語批評」「平安時代散佚物語の研究序説」などより成る。付録として「平安時代仮名文学作品の語意ところどころ」。
  • 源氏物語の研究 成立と伝流 補訂版
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書第四章「源氏物語成立の資料と仮説」に収められた諸論が稲賀学のスタートであった。物語の成立過程に対する強い関心が、成立と享受とが不可分なものとしてないまざっている古典文学の世界の独自な読み解き方を提示する名著。
  • 新古今和歌集の研究 続篇
    -
    1巻14,417円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年刊の「新古今和歌集の研究」以後の研究成果をふまえ、歌合・歌会に参集する歌人の動向を集団の中で捉え、時間を機軸としてその変遷と展開を論じる。新古今和歌集の成立と和歌史のなかでの位置づけを考察する。
  • 国語史叢考
    -
    1巻14,417円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知っているようで案外知らない日本語。その出自を追い求めてきた著者の主要論文集。日本語の表記・音韻を膨大な文献的知識により解明。日本語の多面性を改めて問うた労作。
  • 万葉歌の形成と形象
    -
    1巻14,417円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代の和歌が形成される過程を、古謡歌や挽歌、叙景歌、伝説歌などの万葉歌のそれぞれの表現に即して文学史の視点から明らかにする。また、言語表現として表れた作品の詩的形象を長歌、短歌に分けて探る。26編の論文を収録。
  • 天草版平家物語叢録
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ファビアン口語訳天草版『平家物語』について、よく研究されてはいるが、わからない点も多い。たとえば当時の「天草学林」のことなど殆どわかっていない。特に、ファビアンの伝記についての従来の研究は全く不十分であった。編者の経歴を明らかにすることによりその作品にも迫ることができるのであり、これにより「平家」のことばを巨細にえがくことに成功したものである。なお、これにはシュッテ神父の労作によるところが大きい。
  • 台湾における道教儀礼の研究
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 道教とは何か。現代の儀礼をとおして探究する。仏教・儒教および民間信仰が並立するなか、民衆の宗教的欲求に柔軟に対応してきた道教。道教を道教たらしめている特質、核心的要素とは何なのか。現地調査で得た道教儀礼の実例を、豊富な写真とともに検証する。
  • 中世歌壇と歌人伝の研究
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉期歌壇の中堅歌人群、および室町期における二条・冷泉・飛鳥井・三条西など諸歌道家の動向、中世歌集類の形態的特色や、中世和歌の顕著な特徴など、和歌の文芸的・実用的性格の考察を行い、まとめとして歌壇史的研究という方法についての省察を試みる。中世歌壇の基盤を実証的に明らかにする書。
  • 源氏物語の影響史
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「源氏物語」が日本文学史に及ぼした影響の意義を論ずる。「源氏物語」を光源として中世と近世の文学の一面を新たに照らし出し、逆に光源としての「源氏物語」の意味をも深めようとする試み。
  • 寺院文化圏と古往来の研究
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 往来物が十分に活用されてこなかった状況を改め、往来物が正当に活用されることを目指すとともに「成立文化圏」の特色を明らかにし、作品が成立する必然性をも追求する。
  • 新古今集古注集成 近世旧注編〈4〉
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新古今和歌集の注釈書を集め、翻刻するシリーズ。近世旧注編の4巻では、「新古今七十二首秘歌口訣」「新古今注釈」「新古今口授」「和歌二十一首秘注」などを収録し、解題を付す。
  • 平安宮廷文学と歌謡
    -
    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安の宮廷人に広く愛好され、 受容された歌謡 『催馬楽』は、どのような性質をもつ歌謡で、往時の宮廷人にいかに受容されていったのか。「宮廷の論理」 とでも呼ぶべき共通認識の存在を想定し、歌謡が受容・共感される道筋を 論証する。
  • 中世和歌テキスト論 定家へのまなざし
    -
    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世和歌の世界-その広がりと深度をどのように測り、どのように把握することができるのか。芸術行為の本質解明を目指した、稀代の文学研究者が残した膨大な論考群、全一冊。
  • 白鳳天平時代の研究
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 七世紀中葉の大化改新は、古代史にとって大きな変革のきっかけとなった。だがいったいそれは何をどのように変えたものなのか。いまはじめてその全貌が明らかになる。
  • 新古今時代の表現方法
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 三十一字とは思えない深く広く遥かな時空を表現した新古今時代(1190‐1242)の歌のあり方とは。新古今時代の本歌取と題詠、またそこから派生し周縁に広がる問題を、この時代の歌と、歌に関わる表現方法から解き明かす。
  • 源三位頼政集全釈
    -
    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 埋れ木の花さく事もなかりしに身のなる果ぞ悲しかりける武将として歌人として、ひとりの人間として誠実に生きたが、その果てに平家打倒のために旗揚げ宇治に敗死した、平安末期の武家歌人源頼政(一一〇四~一一八〇)の家集、本邦初の全注釈。「本文」「題意」「歌意」「語意」「補意」「校異」で構成され、巻末に「解題」と頼政の伝記と歌の「考察」を掲載、その他「年表」「源三位頼政関連系譜」「研究書・主要参考文献」に加え、人名・地名・初句索引を付した書。
  • 京極派和歌の研究 改訂増補新装版
    -
    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前著『京極派歌人の研究』を受け著された書。為兼を中心に京極派和歌の生成発展の様相をみつめる。為兼の新風創造の根本精神に思想的裏付けを行い、為兼全歌歴の詳細な検証を行い、完成期の歌風を論じる。第三編はそのまま、京極派和歌史である。附編として京極為兼全歌集を収める、渾身の一冊。
  • 『源氏物語』の源泉と継承
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』の源泉として、実在人物や当時の気象、内裏建築、梅花や琴(きん)という斬新な切り口で挑み、深く新しい読みを提唱。論を成すために徹底的に追求する姿勢が『承安五節絵』研究に、琴(きん)の実体験に基づいた音楽論に結実した。『源氏物語』を女性の生き方を探究した書と位置づけ、鎌倉時代初めの『無名草子』がいかにそれを継承したかを併せて論じ、『源氏物語』の成立以前、当時、以後と、長いスパンで、物語の本質と方法を明らかにしていく。
  • 風雅和歌集全注釈 上巻
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    1~3巻15,400~20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最善本である京都女子大学図書館所蔵、谷山文庫「風雅和歌集」を底本として、通釈・語釈・参考・校異・出典・補説・作者で編成。著者の60年にわたる京極派研究が結実する。上巻は真名序・仮名序から冬歌までを収録。
  • 二条良基研究
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二条良基の生涯は、後醍醐天皇と足利義満の間にあって、武家の権力と王朝の文化が一体となった政権の確立に捧げられた。王朝の精神を継承しつつ、あらゆる学藝の指導者として、活気ある新時代を創り出していった執政の、初めての総合的な研究。
  • 「醜の御楯」考
    -
    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 契沖の首唱した「醜の御盾」の解釈をめぐって、諸説を詳細に検証し、防人歌全歌を対象に考察した上で、仙覚の説いた「頻の見立て」が正しいと結論づけた労作。著者が半世紀以上をかけて解明した執念の書。
  • 西行説話文学論
    -
    1巻15,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏教信仰の思想や行為としての"結縁"をキーワードに作品論・表現論を展開する。
  • 日本館訳語攷
    -
    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本館訳語をよく知るためには、明代において中国と交渉のあった近接諸国の言語を収録した「華夷訳語」全体の研究状況をとらえる必要がある。
  • 蜻蛉日記の美意識
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    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 源氏物語、枕草子を生み出した平安女流作品の源ともいえる蜻蛉日記とはどんな作品なのか。自らの愛を一途に訴えかけ、苦悩の中で女性として精一杯純粋に生き尽くしたあかしである日記作品の特質を明らかにしていく。
  • 狭衣物語諸本集成〈第1巻〉 伝為明筆本
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    1~6巻16,019~18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏』と並び評価、流布した『狭衣』の初の諸本集成。重要伝本の翻刻に詳細な解説を付す。(一)伝為明筆本 (二)伝為家筆本 (三)伝慈鎮筆本 (四)伝清範筆本・保坂家旧蔵本 (五)紅梅文庫旧蔵本 (六)飛鳥井雅章筆本
  • 中世歌謡の文学的研究
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    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世の宮中の五節の歌謡の中に生き続けた「今様」。今まであいまいにされてきた歌謡史における中世に視点を置き、中世歌謡史の冒頭に今様雑芸歌謡群を位置付けようと試みる。
  • 源氏物語と老い
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    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安期の物語文学全体がもつ老いの語りという虚構の要素に注目した視点で捉えた「源氏物語と老い」の試み。第一部では老いから物語へ、第二部では登場人物から物語へなど、それぞれ老いをテーマに考察。
  • 新古今集古注集成 近世新注編〈1〉
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 [翻刻]新古今集契沖書入本(三手文庫本)美濃の家づと(板本)美濃の家づと疑問(本居宣長記念館本)美濃の家づと疑問評(本居宣長記念館本)芝原春房が疑問評(静嘉堂文庫本)鈴平問答(阪本竜門文庫本)ささぐり(天理図書館本)みのの家づとの難(大阪府立中之島図書館本)
  • 八丈方言動詞の基礎研究
    -
    1巻16,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代語でさえ喪いかけていた文法現象が八丈方言に残っていた。八丈方言に万葉東歌にみられる東国方言が残ることは指摘されてきたが、細部は依然として謎だった。先行の研究をふまえながら長い時間をかけた現地でのフィールドワークによって、消滅の危機に瀕した方言の文法体系がはじめて検証される。
  • 日本朗詠史 年表篇
    -
    1巻16,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 研究篇に続く「日本朗詠史研究」の基礎資料として、平安期~鎌倉・南北朝期における、漢詩文および和歌の口頭での誦詠記録を年代順に整理したもの。

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