虚構の世界の検索結果
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ムーの少年
虚構の世界の妄想に精神を病んだ彼女を救えるのは、オカルト雑誌『ムー』を愛読し、日々オカルトを実践している僕しかいない! 妄想系美少女と自意識過剰少年の恋と“魔法”の青春ファンタジー。 -
ヴェネツィアの情事
ヘレナはモデルとして名をはせたが、虚構の世界に嫌気がさし、引退して親友だった初老のイタリア人アントニオと結婚した。結婚生活は穏やかだったが、ある日夫が突然の発作で亡くなる――ヴェネツィアにある有名なガラス工房を遺して。工房は経営状態もよくないようだが、亡き夫の唯一の遺産を守るため、ヘレナは単身ヴェネツィアに向かった。サルヴァトーレは亡き父の従弟アントニオが亡くなり、遺された工房の経営を元モデルの妻が引き継ぐと知って愕然とした。歴史ある工房は、ずっと喉から手が出るほど欲しかったものだ。美しいだけが取り柄の欲得ずくの女に渡しはしない。彼は心に誓った。 -
残像に口紅を【分冊版】
世界から一つずつ文字が消えていく。文字が消えれば、言葉が消える。 言葉で表現できないものは、この世から消える。 ――いったいどれだけのものを消滅から守れるだろう。 ある日突然、物語の主人公として虚構の世界を生きることになった小説家・佐治勝夫。 現実と虚構が徐々に溶け合っていく中で、佐治はなにを思うのか? \原作約50万部/ \TikTokをはじめ、数々のSNSで話題/ 1995年の刊行以来、たびたび話題となる筒井康隆の実験的名著が、まさかのコミカライズ! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。 -
お気に召すまま
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『お気に召すまま』(1599)は、喜劇時代の系譜の中では後期に属すものである。シェイクスピアはこの作品を作るにあたり、田園礼賛のロマン溢れる牧歌劇をベースにしているが、森や田園の肯定的な面を踏襲しつつも、それまでには描かれなかった否定的な面をも新たなキャラクターを登場させて語らせている。現実世界では起こり得ないと思われる(変装によって)親子や恋人同士が認識できないことなど、おとぎの国の世界でしかあり得ないことが舞台上で繰り広げられるが、舞台そのものが虚構の世界なので、架空の世界が現れても納得できる。この喜劇は観客や読者がどの視点に立っても堪能できるように工夫されている。森はあたかも神様のように人の運命を左右する。「森の精」がフレデリックの汚れた心を清め、武器を捨て、世俗の地位を去る決意をさせるのである。さらに、婚姻の神が現れて、4組のカップルが誕生し、ハッピーエンドでこの劇は終わる。 -
神の亡霊
責任ある主体として語りふるまう我々の近代は、なぜ殺したはずの神の輪郭をいつまでも経巡るか。臓器の所有、性のタブー、死まで縦横に論じ反響を呼んだ小会PR誌『UP』連載に、著者の思考の軌跡をふんだんに注として加筆した渾身の論考。すべてが混沌とする現代の問題に、自分で思考することを試みる。 【本書「はじめに」より】 神は死んだ。世界は人間自身が作っていると私たちは知り、世界は無根拠だと気づいてしまった。もはや、どこまで掘り下げても制度や秩序の正当化はできない。底なし沼だ。幾何学を考えるとよい。出発点をなす公理の正しさは証明できない。公理は信じられる他ない。どこかで思考を停止させ、有無を言わせぬ絶対零度の地平を近代以前には神が保証していた。だが、神はもういない。 進歩したとか新しいという意味で近代という表現は理解されやすい。だが、近代は古代や中世より進んだ時代でなく、ある特殊な思考枠である。科学という言葉も同様だ。科学的に証明されたと述べる時、迷信ではなく、真理だと了解する。しかし科学とは、ある特殊な知識体系であり、宗教や迷信あるいはイデオロギーと同じように社会的に生み出され、固有の機能を持つ認識枠である。科学的真理とは、科学のアプローチにとっての真理を意味するにすぎない。 人間はブラック・ボックスを次々とこじ開け、中に入る。だが、マトリョーシカ人形のように内部には他のブラック・ボックスがまた潜んでいる。「分割できないもの」を意味するギリシア語アトモスに由来する原子も今や最小の粒子でなくなった。より小さな単位に分解され、新しい素粒子が発見され続ける。いつか究極の単位に行き着くかどうかさえ不明だ。 内部探索を続けても最終原因には行き着けない。そこで人間が考え出したのは、最後の扉を開けた時、内部ではなく、外部につながっているという逆転の位相幾何学だった。この代表が神である。手を延ばしても届かない究極の原因と根拠がそこにある。正しさを証明する必要もなければ、疑うことさえ許されない外部が世界の把握を保証するというレトリックである。そして、神の死によって成立した近代でも、社会秩序を根拠づける外部は生み出され続ける。 このテーゼが本書の通奏低音をなす。虚構なき世界に人間は生きられない。自由・平等・人権・正義・普遍・合理性・真理……、近代を象徴するキーワードの背後に神の亡霊が漂う。表玄関に陣取る近代が経糸を紡ぐ。その間を神の亡霊が行きつ戻りつ、緯糸のモチーフを描く。 【主要目次】 はじめに 序 近代という社会装置 第1回 死の現象学 第2回 臓器移植と社会契約論 第3回 パンドラの箱を開けた近代 第4回 普遍的価値と相対主義 第5回 「べき論」の正体 第6回 近代の原罪 第7回 悟りの位相幾何学 第8回 開かれた社会の条件 第9回 堕胎に反対する本当の理由 第10回 自由・平等・友愛 第11回 主体と内部神話 最終回 真理という虚構 あとがき -
箱庭旅団
短篇の名手、朱川湊人の新境地アンソロジー! 雨が降ると訪ねてくるあの子の足音、夕凪の浜辺で聞こえるあの人の声……。思わず涙がこぼれる、出会いと別れの物語。現在、過去、未来、そして虚構の世界――それぞれを「箱庭」に見立てて紡がれた、涙あり、笑いあり、恐怖ありの珠玉の物語が一冊に。“出る”と噂の部屋に住んだホラー小説家、夜中に母を待つ男の子のもとを訪ねてきたカラスのような男、一冊しか本のない図書館に導かれた姉と弟、雨が降ると現れる亡くなった孫を待つ祖母など、16の物語世界を、少年は白馬とともに旅をする。切なくもどこか懐かしい連作短編集。